Column

2016.5.8

Fabって何ぞや?Fabの世界をのぞいてみよう! 第1弾 レーザーカッター編

FabCafe Hida 編集部

こんにちは!FacCafe Hidaの藤田です。2016年4月16日にグランドオープンしたFabCafe Hida。現在FabCafeは世界に6店舗ありますが、飛騨は渋谷のFabCafe Tokyoに続く、国内2店舗目です。CafeはCafeでも、頭についている“Fab”っていったい何だろう?そう気になっていた方も多いはず。今回はオープン以降FabCafeで生まれた作品とともに、Fabの魅力をご紹介します!

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そもそもFabとは?

「Fab」という言葉には、大量生産やマーケットの論理に制約されない
「FABrication(ものづくり)」と「FABulous(愉快な、素晴らしい)」の2つの意味が込められています。

FabCafe Hidaでは現在レーザーカッターと3Dプリンター、3D スキャナーといったものづくりマシンを設置しています。
もともとは研究機関や製造工場といった閉ざされたところにしか置かれていなかったこれらのものづくりマシン。
これらを使って、もっと多くの人が自由に楽しく、そして淹れたての美味しいコーヒーやデザートを楽しみながらものづくりができる場を!といってできたのがFabCafeです。

では早速FabCafeのものづくりマシンを見ていきましょう!

第1弾の今回はレーザーカッター特集!

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高出力のレーザー光によって木やアクリル、紙、革、など幅広い素材を加工することができる優れもの。

素材のカットのみならず、好きな模様を彫刻することも可能です。


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上のようにレーザー光で素材を焼き付けることによって、カットや彫刻が行われます。
今このレーザーカッターを使ったスタンプ作りが大人気!
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こちらはとってもポップでキュートな絵を描かれる飛騨古川のイラストレータ-・OK PEPARSさんが描かれたお子さんの絵をスタンプにしたもの。

\OK PEPARSさん

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ママに抱かれながらレーザーカッターを観察中。じわじわと自分の顔が現れてとっても不思議そう。

このスタンプですが、

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紙に絵を描いて

スキャニングしたデータをスタッフがパソコンでちょこっと処理をして

レーザーカッターで10分程度加工したら
出来上がり!

私絵心なくて・・・といった方でも大丈夫。
スマホの写真やパソコン上で入力した文字をスタンプにすることもできます。

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こちらはあるご家族がペットの写真をもとに作ったスタンプ。
こんな可愛いスタンプ、いろんなところに押したくなっちゃいますね。

スタンプと同じような手順で、誕生日のサプライズに喜ばれるバースデーキットやおでかけに便利なハンドミラーなども作っていただけます。

\

バースデーキット(左)とハンドミラー(右)

これらの材料はお店に置いてあるので、手ぶらでご来店ください!

キットの詳細はこちら

 


 

自分で持ち込んだ素材をレーザーカッターで加工したい!という方も大歓迎。

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こちらはFabCafeのメニューボード。

シナ合板にレーザーカッターで彫刻してあります。

木とレーザーカッターの相性は抜群!

彫刻した部分はきれいに木目が浮かび上がります。

 

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ラワン合板にレーザーカッターで彫刻したもの。

 

こちらは飛騨古川のお土産にはかかすことのできない、さっくさくの美味しい味噌煎餅を作る「井之廣製菓舗」さんからのオーダーで作った味噌煎餅の原材料表示ボードです。

味噌煎餅をスキャンして、写真右上の味噌煎餅の形通りにレーザーカッターでカットしました。
Fabの技術でこんなこともできちゃうんです!

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文字の周りの焦げも、いい感じにお煎餅感を演出していますね!
こんな風にレーザーの焦げがいい味にもなります。

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お店にはこんな感じで置いてもらってあります。

ちなみに井之廣さん、FabCafeで作ったスタンプも愛用してくださっています。

 

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飛騨の木工職人さんも認めるレーザーカッターの精密度。

 

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飛騨古川で木工工房「飛騨職人生活」をやられている堅田さんも、レーザーカッターの愛用者です。

 

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こちらはラワン合板をレーザーカッターでカットしたもの。

このままでもオブジェにできそうですが、これはなんと提灯の骨となる針金を巻きつける型になるそう!

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風合いのあるこちらの提灯。
骨となる針金をらせん状に巻きつけるため、型もらせん状になってなければいけません。
しかしこの精密さを手で出すのは難しく、レーザーカッターでしか加工できない、と堅田さん。

thumb_P2400800_1024.jpg先ほどの円形のものを並べたもの。

確かに溝部分がらせん状に加工されています。

 イラストレーターで自分でデータを作れるようになると、こんな高度なものづくりも可能になります!

ご紹介したシナ合板やラワン合板のほかにも、アクリル板や革の加工もおすすめです。
こんな素材を加工できるかなといったご相談もお待ちしています!
店頭やお電話でスタッフに聞いてみてくださいね。


FabCafe Hidaがオープンして間もなく一か月。

ご家族やお友達とわいわいものづくりをされているお客様の楽しそうな表情を見れたり、
井之廣製菓舗さんのような商店、堅田さんのような木工職人など、
飛騨古川の町の人のお役に立てていることがうれしくてたまらない毎日です。

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What do you fab?

さあ、あなたは何をFabしますか?

何と言ってもFabの魅力は、自分だけのオリジナルの作品が作れること。
自分がデザインしたものが出来上がった時の喜びは格別です。

自分にはアイディアもセンスもない・・・と思っている方も大丈夫!
皆さんにとびっきりのFab体験をしてもらえるよう、スタッフがサポートします。

皆さんのアイディアを一緒にカタチにしましょう!

FabCafeでどんなことができるのか、まずは一度お店に足を運んでみてくださいね。
スタッフ一同心からお待ちしています!

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そして「Fabの世界をのぞいてみよう!」第2弾は3Dプリンター特集。
次回をお楽しみに!

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