Event report

2016.10.16

【Fusion360学生アンバサダー企画】『切削で指輪をつくろうワークショップ』レポート

FabCafe編集部

こんにちは
Fusion360アンバサダーの岡本です!
今回は、9/21に行われた『切削で指輪をつくろうワークショップwith Fusion360』の様子を紹介させていただきます!

※Autodesk Fusion360の学生アンバサダーについてはこちらをどうぞ!
http://www.myautodesk.jp/JEFF/ambassador.html

 

当日は、小学生から大学生、社会人まで様々な層方々に来ていただき、にぎやかなスタートとなりました!ありがとうございます!

今回のワークショップの内容は、切削機を利用し木から指輪をつくるという滅多にできない体験をみなさんとさせていただきました。
Fusion360は3Dモデリングだけではなく、切削機を動かす上で必要なシュミレーションを行えるCAM機能も入っているので、当日は基本的なモデリングのレクチャーはもちろん、切削機の動かし方のレクチャーも行いました。

さらに、今回の裏テーマとして『木の仕上げを体感する』ことをみなさんに体験いただけるようにイベントを企画しました。ヤスリがけは地味で大変な作業ですが、自分でしっかりと仕上げ作業を行い、自分の指にぴったりとハマる指輪をつくる過程で、作品にもどんどん愛着が湧いていくと感じています。

今回の講師は、先月の学生アンバサダー企画『削ろうワークショップ』にて寄席のような喋りを披露した大谷くんです。
とてもしゃべりの得意な大谷くんですが、始まる前はなんだか緊張した面持ちでした。

写真は切削機の準備をする大谷くん。

今回は時間の関係で、全員分の指輪の材料をその場で削り出さず、事前に必要な材料の準備をしていました。しかし、私たちも切削機の動いているところを実際に見てもらいたい!という気持ちから、ワークショップと同時進行で切削機を動かすことに挑戦しました。

 

さて、いよいよワークショップ開始です!


Fusion360を触ったことのない参加者の方もいらっしゃったので、今回はみなさん同じ指輪のモデリングをしながら操作方法を覚えていきます。

参加者も少なめに設定したので、みなさん質問しやすい和やかな雰囲気ができていて、とっても良い環境でした。

モデリングがひと通り終わると、次にFusion360のCAM機能のレクチャーに入ります。


CAM機能の一番の魅力は、何と言っても”シミュレーションができることです。
切削というのは、塊の素材を削り出す作業なので、失敗したらその素材がほとんど無駄になってしまいます。時にはとても貴重なものや高価な素材を削り出す場合もあるので、切削のシミュレーションを行うことはものすごく重要です。
切削を成功させる秘訣は正確なシミュレーションにかかっていると言っても過言ではありません。
Fusion360では、ミル(削り出すためのドリル)を何百種類の中から指定することもでき、削る素材に合わせた設定が簡単に行えるので、とてもオススメです。

さて、とうとう今回のイベントの裏テーマである「仕上げ」作業に入って参ります。

みなさんもこの作業を一番楽しんでくれていました。
しかしながら、ここが最も難易度の高い作業でした…。

なぜかと言うと、こちらの写真をよく見ていただくとわかるのですが、指輪のてっぺんに色のついたアクリル板が挟みこまれています。このアクリル板を挟むために、2枚の削り出した指輪を重ねて接着します。さらに、2枚重ねるとできるくぼみに細いアクリル板を接着します。

この”接着”がかなり難しいんですね。
なぜなら、接着剤を付けすぎると、固まったときに指輪のフチが白くなってしまって、とっても見栄えが悪くなってしまうんです…。

そこで私たちが利用したのは,”一滴の力 極める”です。この接着剤はとてもオススメですので、みなさんも繊細な接着作業に是非お使いください。
この接着の作業を参加者のみなさん全員で爪楊枝を駆使して、必死で細かい作業を行いました。

そーっと、自分と爪楊枝を信じて塗っていきます。

薄く細いアクリル板を接着するのも一苦労でした。なにせ一発勝負…緊張が走ります。


うまく乗せられるととこのようになります。
今回は、緑色と黄色のアクリル板を2枚乗せました。

この後は、ひたすら自分の指のサイズに合わせてヤスリがけを行います。
このときにはもう全員の緊張もほぐれ、自然と笑みのこぼれるワークショップになっていました。
主催側も一緒になって楽しむことができました。

最後は切削機を囲んでパシャリ。
みなさんのおかげでとても楽しいワークショップになりました!
ご参加いただき、ありがとうございました!!

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