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2018.3.25

FabCafe Hida 春のスイーツを紹介します!

FabCafe Hida 編集部

Hida

日本のあちらこちらで桜が咲き始めた今日この頃、飛騨の産直市ではやっと、ふきのとうが並び、カフェに来られるお客様もアイスコーヒーを頼まれる方が多くなりました。桜は、飛騨古川を代表とする大行事 “飛騨古川祭り” の行われる4月中旬頃でしょうか。これから楽しみです。

さて、今回は春の新メニューを二つご紹介します!

まずは、ガトーショコラから。

ガトーショコラを作るにあたっては、古川の街の方々のこんな声が元にありました。
『ケーキが食べたい 』
『ケーキを食べながらゆっくりお茶できるといい』
そんな声をお客様(地元の方)から、直接言っていただけるのはとてもありがたく、飛騨の人が何を求めているのか、そこにどうやってお答えしていくかが私たちカフェスタッフのやりがいや、コミュニケーションに繋がります。

​今まで、スコーンやビスコッティなど、ご近所のお年を召した方々には馴染みがなかったり、説明しないとわからないような焼き菓子がカウンターに並んでいて、それはそれでご好評いただいてるのですが、このように “ ケーキ ” というのは、わかりやすくおいしいもの。ということで、わかりやすく美味しいということが、とても大事なことだと また地域の方から教わりました。

ホイップクリームを添えて。
¥500

 

ふたつめは、山型の可愛いカヌレです。カヌレとは、フランスのボルドー地方の伝統的な焼き菓子で、カヌレの発祥は、ボルドー地方のワイン造りがきっかけだったのだとか。
ボルドーといえばワインで有名な地域。長期熟成のためとワインの品質を上げるためにワインの澱(おり)を取り除く作業をしています。そこに使用したのは卵白。その為大量の卵黄が余り、その利用方法として考え出されたものが「カヌレ」です。

FabCafeHida のカヌレの特徴は “ 牧成舎 ” さんの濃厚なミルクをたっぷりとお砂糖はカラダにも優しいきび砂糖。バニラビーンズもオーガニックのものを使っていることで優しさが倍増 。そして一つでも満足していただける大きめの型を使用しています。珈琲との相性もとってもいいです。

カヌレの材料や作る工程は、至ってシンプル。
たっぷりのミルクにバターと香り高いバニラビーンズを溶かし、卵や砂糖ラム酒を混ぜ合わして、生地を一日寝かします。あとは高温でじっくりと焼くだけ。

焼いている最中からcafe中にいい香りが立ち込めます。

難しいポイントは、焼き加減でした。カヌレの特徴として、外は、カリッと中はもっちり独特の食感。これがいくつでも食べてしまいたくなるあと引く美味しさなのですが、味は美味しいのに、焼きすぎて焦げてしまったり、中身がもちもちが理想なのにとろっとしすぎてしまったり、、、その気分屋さんをコントロールして自分たちのものにしていくのは、まさにお菓子作りの醍醐味のようでカヌレ作りは実はとても楽しい作業の一つになり、美味しさとともに幸せを運んでくれました。

いつも道の真ん中で井戸端会議をしたり、よくしてくださるお向かいさんにも試食していただきました。

最初カヌレを売りたい!という提案をした時に
“ 飛騨にカヌレは売ってないんじゃないか? ”
“ 食べことないひとも多いのではないか?”
と、思っていた通り、すきだけどカヌレを買える店が今までなかった。初めてたべます。など、想像通りの反響を得て、一日10個限定、金額も¥280と、お手頃なことからということからも、毎日売り切れるようになりました。

食通な友人も『実は、カヌレ食べたことないんだよー』と。
生まれて初めてたべたカヌレはFabCafeだよ!なんて嬉しい!!

そんな声が沢山あがりました。益々美味しいカヌレを作っていきたいと思えますね。

FabCafe自体もそうですが、伝統や文化が色濃く残る街に新しいものが、加わるのは最初はわからないからこそ 近寄りがたかったり、馴染めなかったり。それでも、お互いに求めていることをよく考えて耳を傾け “ たのしさ ” や “ 美味しさ ” を伝えていく。受け身ではなく “一緒” に “体験する” “ 共感する” を 繰り返していくことで、新しい文化や伝統として更新されていけばいいなと思います。それが、Fab Cafe を創った意味にも繋がっていくことを願います。

 

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