ついに結果発表! 売れそう、話題になりそう、クオリティが高い、そしてパーフェクトな既製品Hackって!?【Ready Make-a-thon レポート後編】

国内外23名のクリエイターが参加した、“既製品の形状をHack“するメイカソン「TOPPAN × loftwork Ready Make-a-thon」のレポート後編をお届けします。(>>前編はこちら

 

メイカソンのキックオフから3週間が経ち、再び集まったのは、4月25日(土)。参加クリエイターはそれぞれ、アイデアをプレゼンするためのポスターと3Dプリントされたプロトタイプを持って集合しました。

 

笑いと驚きに満ちたプレゼンが繰り広げられ、最後は参加者+関係者全員で投票。モノ・メディアに欠かせない、3つの視点で真剣に審査しましたよ!

 

*投票基準

・売れそう!(マーケティング視点)

・話題になりそう!(メディア視点)

・質が高い!(クリエイティブ視点)

DSC04606▲今回のメイカソン用に特別に用意されたトロフィーもFabCafeのマシンでつくられたんですよ。美しい!

それでは、栄えある受賞作品をご紹介します!

 

最優秀賞:ドクロで撮影!? カッコよすぎるカメラ「CYCLOPS」(Sun Junjieさん)

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全てのカテゴリで高得点を獲得し、みごと最優秀賞を受賞したのは、ファッションクリエイターとして活躍するSun Junjieさんのカメラアタッチメント。

 

ドクロの眼の部分にオープンプラットフォームカメラ「OLUMPUS AIR A01」を装着し、首から下げられるアクセサリーの提案です。シンプルなアイデアながら、カメラをファッションの主役にしてしまう大胆な発想、"ぎりぎり気持ち悪くない”テクスチャやサイズ感にこだわった造形美、会場から「欲しい!」「つけてみたい!」という声が続出したプロダクトです。

 

売れそうカテゴリ特別賞:マスクが快適にかけられるメガネ用アタッチメント「graf」(武井俊三さん)

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メガネの蔓部分に3Dプリントしたアタッチメントを装着し、メガネにマスクを掛ける仕組みをデザインしたのは、プロダクトデザインを学ぶ学生・武井俊三さん。

 

耳に直接マスク紐を掛けずにすむので、紐にかぶれてしまう皮膚の弱い人にも優しく、メガネを常用していたり、さらにイヤホンも使う人にとっては煩わしさから開放してくれるアイテムです。「小さなパーツで日常が快適になるアイデアには商品として需要があるはず」「メガネは体の一部なので、簡単な仕組みでパーツを取り付けられるのもいい」と好評でした。

 

 


話題になりそうカテゴリ特別賞:ゴジラの視点で世界が見える「KAIJUVIEW」(竹之内博史さん)

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オープンプラットフォームカメラ「OLUMPUS AIR A01」を2台使い、驚きのアイデアに挑戦したのはプロダクトデザイナーの竹ノ内博史さん。

 

動物は、二つの目の間の距離による見え方の違いを統合する「両眼視差」によって、立体的な像を得ています。両目の距離が違えば視界も変わるという、この見え方の仕組みを活かし、両目距離3Mの「怪獣の視界」をつくりあげました。長い棒の両端にとりつけたカメラを固定する台座と、中央の持ち手部分を3Dプリントしています。ゴーグル状になっている箱の中に、二台のiPhoneがそれぞれカメラの映像を映し出しているというシンプルかつ大胆な仕掛け。「屋上にカメラをそなえつけて下から自分を怪獣の視点でみたい!」など話題になること間違い無しのコメントが寄せられました。

 

質が高いカテゴリ特別賞:新しいコミュニケーションを生み出す壁掛けカメラ「Wall Hanging Camera」山本惣一さん

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「OLUMPUS AIR A01」と撮影用のiPhoneを壁に掛け、大きなシャッターボタンで撮影ができるアタッチメントを制作したのは、山本惣一さん。

 

「ただいま」「おかえり」など毎日の様子を玄関で気軽に撮影したり、カメラをショルダーバックのようにかけて遠隔でシャッターを押したりなど、新しい撮影体験を提案しました。大きなボタンの内部には、iPhoneの画面が反応するように静電気が起こる仕掛けが組み込まれ、シャッターボタンを押す瞬間もカチッと気持ちのよい音と感触が。デザインはもちろん、プロダクトとしての完成度の高さに注目を集めました。「スマホをつかうのにカメラの一番大事な機能をデフォルメ強調しているのがおもしろい」と、アイデアの品質にも賞賛の声があがりました。

 

このレポートでは、受賞作品4点をご紹介しましたが、他のクリエイター作品もアイデアに溢れ、デザイン性の高い提案がたくさん。詳しくはイベント写真をご覧ください。たった数日の制作期間でこれだけのアイデアが生まれ、形になるとは、モノ・メディアの可能性を体感できる素晴らしい機会でした。

 

「失敗してOKというポジティブな空気は、ひとりのものづくりとは全然ちがう世界」プロだって楽しい、メイカソン。

20150425_TOPPAN_make-a-thon(DAY02)

それぞれ、本業がある中、「つくってみたい!」という気持ちで積極的にメイカソンに参加されたクリエイターの皆さん。楽しかったですね! 終了後にはこんなコメントをいただきました。

 

  • 社会人になってからはディスカッションしたり講評をうけたりという機会がない。すごくいい刺激になった

  • 外で良いフィードバックを貰えて自信が生まれた

  • メイカソンには失敗してOKという良い空気があって、ひとりのものづくりとは全然違う世界。すべてが為になる素晴らしい時間。また参加したい

  • メーカーがオープンデザインに積極的で、それが今の時代らしくて素晴らしい

 

また、協力メーカーの方々も、普段のものづくりでは生まれないアイデアの数々を前にコラボレーションやオープンデザインの可能性を感じられた様子。メーカー、クリエイター、そして利用者にとって新しい世界が開けそうですね。

以上、駆け足でしたが、「TOPPAN × loftwork Ready Make-a-thon」レポートでした。もしかしたら開催されるかもしれない、次回をお楽しみに♪

“TOPPAN × loftwork Ready Make-a-thon”開催概要

・開催スケジュール:

 2015年4月4日(土):DAY01 テーマ発表・アイディエーション・プロトタイピング

 2015年4月5日(日)〜4月24日(金):各自制作・プレゼン準備

 2015年4月25日(土):DAY02 プレゼンテーション・投票・結果発表

・会場:ロフトワーク 10F loftwork Lab(東京・渋谷)

・主催:凸版印刷株式会社

・協力: OPC Hack & Make ProjectKDDI株式会社株式会社東芝

・講師 / 制作サポート:t-o-f-u Creative Design Unit

・企画・運営:FabCafe Tokyo株式会社ロフトワーク

 

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