FabCafe誕生ストーリー

FabCafeの源流はFabLab(ファブラボ)にさかのぼります。

2002年にスタートしたFabLabは、MIT(マサチューセッツ工科大学)のニール・ガーシェンフェルド教授がその著書『FAB: The Coming Revolution on Your Desktop–from Personal Computers to Personal Fabrication(日本語訳版:ものづくり革命 パーソナル・ファブリケーションの夜明け)* 1』でファブラボを紹介して以来、その考え方が急速に世界に広まりました。

日本では、2010年春にFABの考え方に共感する人たちが集い、FabLab Japanを設立。日本にもファブラボを設立し* 2、「つくる文化」や「つくる技術」を広めていくことを目標に活動を始めました。この年の秋にFabLab JapanはTokyo Designers Week 2010のコンテナ展に、つくるための部屋(ファブリケーション・コンテナ)と使い方を試すための部屋(アセンブリ・コンテナ)を併設した仮設FabLabを出展。会期中にカフェを生み出す試みを行ない、この実践が今のFabCafeの原型となりました。

その後、2011年夏にFabLab Japanとロフトワークが各分野のクリエイターを招いたFabLab合宿を共同で開催し、1泊2日のエキサイティングでクリエイティブな時間と空間に皆熱中しました。合宿後にもこの熱気を継続すべく、FabLab Japan発足時からのメンバーである岩岡孝太郎が、クリエイターコミュニティを運営するロフトワークにFabCafeプランを提案しジョイン。「クリエイターが毎日訪れ」「誰でもカジュアルに参加できる」FABへのエントランス的役割を持ったFabCafeがスタートすることになったのです。

 

* 1   この書籍の他、FabLabについては『FabLife ―デジタルファブリケーションから生まれる「つくりかたの未来」』(田中浩也氏著/オライリージャパン出版)に詳しい

* 2   2012年11月現在、 FabLab Kamakura, FabLab Tsukuba, FabLab Shibuya が開設されている。
(注意:各施設は特色ある独自の運営を行なっています。FabCafeとは利用方法が異なりますので、各施設のWebページをご覧になり、事前連絡のうえ訪問されるようお願い致します。)

 

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