Talk Event
- #開催終了
コーヒー とカカオは似ている?コーヒーやカカオの産地で活躍されているゲストをお呼びし、「コーヒーとカカオの共通因数」をテーマにトークイベントを開催!
2019.3.3 (日) UTC+09:00
19:00 – 21:30
Theme / テーマ
「コーヒーとカカオの共通因数」
近年のコーヒーやチョコレートが持つ、ただ「苦い」や「甘い」を超えたテロワールごとの千差万別なフレーバーにはいつも常識が覆されます。原料となる「果物」としてのコーヒーやカカオも赤道直下で収穫され、それぞれ焙煎され、カップやバー(チョコレート)として皆さんに提供されています。コーヒーではFrom Seed to Cup、チョコレートではBean to Barを合言葉に、それぞれ産地と消費者を結び、これまで接点を見出しにくかった産地の魅力を消費者に届けられるようになりました。高品質で均一がとれた生産体系という量から質への経済の変化は収穫、精製、流通、そして提供に至る過程をまでのプロセスを徹底的に管理しています。そして品質の管理をすればするほど、コーヒーやチョコレート(カカオ)には生産、精製、製造まで多くの共通する期待や課題がみえてきます。
本イベントではアジアを拠点にコーヒーの産地で活動をしている安田 大志さんと川野優馬さん、同様にカカオの分野で活動されている福村 瑛さんをお呼びし、活動の近況報告に加えて、「コーヒーとカカオの共通因数」をテーマにディスカッションを行います。また特別ゲストとして、イエメンを中心としてコーヒー産業の復興を通じて、社会問題の解決を目指している(株)Mocha Origins代表取締役のアルモガヘッドタレックさんをお呼びします。
企画について:
コーヒーとカカオは似ている。
コーヒーやチョコレートの関係者の方々と話しているといつも錯覚に似た感覚を覚えます。 それは彼らが話している産地における対策方法や課題、流通における歯がゆさ、そして素材の加工や製造方法などが多くの類似点があり、一体どちらの分野の話をしているを忘れてしまいそうになってしまいます。 そんな経験から、ちょうど1年前に「fruitful Report #2」で同テーマでイベントを開催しました。今回は去年の続きという意味で#2.2です。
その時は前回も登壇して頂いた福村さんの活動もちょうど本格的に稼働するタイミングだったので、1年を通して実際に現地で活動していくなかでどのような課題や可能性をその身で感じたのかをお伺いしたいと思っていました。同様に実際のコーヒーの産地で活動している安田さんや川野さんもお呼びして、リアルな産地の情報を元に共通因数をくくることにより、それぞれの分野で化学反応が起きることを楽しみにしています。
Discussion / ディスカッション
「美味しい」から 「素晴らしい体験」 に。
産地の風景を1粒の豆に込め、その風景をボカさないように消費者に伝える。その背景には分野の垣根を超えた生産者、バイヤー、エンジニア、製造者が大きな1つのチームとなり、それぞれのレイヤーにおいて各々の得意分野を駆使して素材のピントを合わせながらに伝えていく、まるでジェスチャーゲームのようです。これらの一連のジェスチャーゲームから生まれた1杯、1枚のコーヒーやチョコレートは、その個性豊かな美味しさと、それぞれの素材の風景から1杯/1枚になるまでの工程を「素晴らしい体験」として感じることができます。
本イベントの後半では「体験」をテーマに、今後のFrom Seed to Cup / Bean to Barの在り方、そしてコーヒーとカカオの関わり方をディスカッションを通して皆さんと考えます。
GUEST / ゲスト
福村 瑛
フーズカカオ株式会社 農園開発担当&代表取締役
1991年石川県金沢市生まれ。明治大学経営学部卒業後、翻訳Conyacを運営するエニドアに入社し事業開発に従事。上場会社によるM&A後に退職しチョコレートの事業をはじめるためにインドネシアに訪問。帰国後ダンデライオンチョコレートジャパンにてチョコレート製造を経験。2017年にインドネシアやタイなど東南アジアのカカオ農園開発およびお菓子開発を手がけるフーズカカオを設立。
フーズカカオ株式会社
https://www.whosecacao.com/
フーズカカオ(Whosecacao)は、”カカオ豆” を取り巻く世界にテクノロジーを導入し、農園やプロダクトの “DEVELOP”(開発)、生産・製造者と消費者の “CONNECT”(繋合)をすることで、業界や国境を越えた新たなカルチャーを創造します。
CROKKA project : https://camp-fire.jp/projects/view/107123
安田大志
株式会社坂ノ途中 / 海ノ向こう事業代表
学生時代はインドのスラムでダンスの先生をしていた。
2016年4月 坂ノ途中新卒入社。入社後ウガンダでの研修を経て、2016年9月ラオスでコーヒーのプロジェクトを立ち上げ。2017年Global Shapersに選出。2018年 海ノ向こうコーヒー事業 立ち上げ。
株式会社坂ノ途中 / 海ノ向こうコーヒー
https://on-the-slope.com/umi/
「百年先も続く、農業を。」をコンセプトに新規就農者のつくるお野菜を販売している京都の会社、坂ノ途中。
海ノ向こうコーヒーはそんな私たちの新しい挑戦。
ラオスの深い森の中おいしいコーヒーをつくることを通して、失われつつある豊かな森を未来につなぐプロジェクトからはじまりました。現在はアジアのコーヒーの産地に入り、知見の共有 / 販路の多様化 / 新しい挑戦への投資などを通じて、生産者をサポート。日本では直接輸入した豆を販売。「おいしさ」だけでなく、環境やコミュニティまでを含めた価値を提案し、みなさんにお届けします。
川野優馬
LIGHT UP COFFEE / オーナー
コーヒーは農作物です。焙煎による焦げの苦味ではなく、素材としての風味や果実味を楽しむ文化を日本に広めるべく、現在は吉祥寺の店舗を中心に様々なイベントを企画中。日本のコーヒー文化を変えて、「量」ではなく「質」という 軸で、世界の農園の生産や流通を支えたいと活動しています。
LIGHT UP COFFEE
http://lightupcoffee.com/
LIGHT UP COFFEEは「コーヒーで人々の生活を明るく照らす」ことをコンセプトに、スペシャルティコーヒーの魅力を発信するコーヒーショップ。農作物としてコーヒーを扱い、産地や作り手ごとの個性の違いや、素材本来の風味を楽しむ新しいコーヒー文化を広めている。また「アジアの農園で最高に美味しいコーヒーをつくりたい!」をコンセプトにコーヒー精製の設備の導入に行うクラウドファウンディングを立ち上げ、見事目標金額を達成。https://www.makuake.com/project/lightupcoffee/
Special Guest / 特別ゲスト
アルモガヘッド タレック
株式会社 Mocha Origins / 代表取締役
高校時代はサッカー選抜チームの一員として活躍。高校卒業後、兄弟とサッカー場のレンタル業を運営。しかし国内の紛争により、失敗に終わる。
2014年に大分の大学に入り、在学中にイエメンと日本をつなぐビジネスを着想。イエメンの特産品であるコーヒーと、コーヒー農家を保有する家族を持つという強みを活かして株式会社 Mocha Originsを設立。
株式会社 Mocha Origins
www.mochaorigins.com
モカオリジンズは、2人のイエメン人と1人の日本人が創設。
イエメンの「高品質」で「生産情報を辿れる」スペシャルティコーヒーを日本へ輸入する会社である。イエメン在住のタレクの兄弟の助けもと、コーヒー輸出を容易にしている。主な目標は、イエメンのコーヒー産業を復興、またイエメンの社会問題であるカートや政治紛争による経済悪化を解決に導くことである。我々のミッションは、イエメンの農家によって管理を徹底された最高品質のコーヒー豆を届けることにある。そして取り扱う全ての豆は、農家の情報を記載することで完全なトレーサビリティを有している。将来的には、イエメンの農家と日本のロースターをインターネット電話によって直接繋げるシステムを構築する。そうすることで農家は豆の買い手を知り、ロースターはイエメンに直接行かずに農家と良い関係を築ける。
Facilitator / ファシリテーター
大西 陽
フリーター
トロント出身。高校卒業後、ファッションを学ぶために渡欧。欧州を中心にアート・ファションに関わるプロジェクトを企画・運営。帰国後、デザイン、テクノロジー、食、農業など幅広い分野に対してデザインリサーチを通して領域横断的な企画、設計、ディレクションを行う。食べることや実験的なことが大好き。mi-cuitに所属。
※コンビニ/AMT払いのお客様は別途キャンセルに500円かかります。
– Timetable
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日時
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2019.3.3 (日) 19:00 – 21:30 UTC+09:00
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会場
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loftwork COOOP (FabCafe Tokyo 10F)
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア 10F
※ FabCafe Tokyo入り口左手のドアから入り、エレベーターで10Fまでお越しください。
▼交通アクセス
京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分
JR 渋谷駅 徒歩10分
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参加費
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1500yen
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定員
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40名