ちょっとギークな大人たちが土曜の夜のFabCafeに集まり、ああだこうだと酒を飲み交わしながら意見も交わす。そして自分でつくりたいものを、一人では思いつかなかったレベルでつくってしまおう、というイベント。それが「FabCafe Material Hackathon」
初回のマテリアル(素材)は「紙」、お題は「合紙をつくろう」です!
「かさねて生まれる紙のあたらしい面!」
▲合紙でつくられたリーフレットたちを集めてみました。
合紙(ごうし)という加工をご存知でしょうか?
合紙とは、ミルフィーユのように紙と紙を貼り合わせて積層させる加工です。厚くして強くすることもできるし、異なる紙を貼って「層」を見せるような演出もできる、あたらしい一面をつくりだす加工なのです。
業務用には機械でやるものですが、FabCafeではこれを手作業でやってみます。
「貼るだけ、だけど、貼るだけじゃない!?」
▲紙に種類があるように接着剤にも種類があります。適した組み合わせを見つけよう。
ただ貼り合わせるだけとあなどることなかれ。紙は身近で手に入れやすく加工もしやすいですが、実はなかなか気難しい素材。
「接着剤はなにを使う?」「反らないように貼るには?」「うすい紙をきれいに貼りたい!」
紙の性質を考えながら、材料とテクニックをいろいろ試してみましょう。
できあがった合紙はオリジナルなあたらしい素材。さて何に使いましょうか。
「つくった紙をどう使う?」
▲レーザーカッターを使えばオリジナル合紙からオリジナルプロダクトになるかも!?
素材ができたら、合紙した紙の使い道を考えてみましょう。カードやノートの表紙など製本素材にするもよし、ロー引きなどもうひと手間を加えるもよし、FabCafeのFABマシンを使って加工するもよし!
紙を使ったアイデアもアドバイスします。一枚のときとは違う紙の魅力が見えてくるはず。
▲重ねた紙って美しいですよね…合紙ならそんな断面を自分でつくれます!
そして…
BEER!!
▲ビールとものづくりを同時に楽しめるなんて…大人でよかった!
いかがでしょうか?
一つでも興味のあるトピックがある方は一緒に合紙ナイトしましょう!
ゴーゴー!! 合紙ナイト!
*「Hackathon(ハッカソン)」とは、「Hack(ハック)」と「Marathon(マラソン)」を合わせた造語で、とある開発テーマの技術に興味のあるプログラマーたちが、会議室やソファーがある場所などにノートPC持参で集まり、みんなで一緒にソフトウェアをハックしまくって楽しみ、最後に開発したアプリケーションやサービスを参加者全員の前でプレゼンするという、いわばギークのためのお祭りイベントです。
*引用・参照元 ハッカソンとは(HACKATHONとは)とは / IT+

講師:野口尚子
武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。出版デザイン・DTPを扱う制作会社を経て独立。「印刷の余白Lab.」名義で印刷のディレクション、編集執筆を行う一方、「紙ラボ!」としてセミナーなどを開催。現在は会社員ディレクターをしつつ個人でもイベントや媒体の企画制作、執筆を行っている。「PRINTGEEK」名義で同人活動も。著書に『Play Printing—しくみを知って使いこなす、オフセット印刷、紙、インキ』ほか
http://yohaku.biz/
開催日時: |
2月23日(土)19:00 – 22:00 |
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参加費: |
2500円(ワンドリンク+おつまみ+材料費込み) |
定員: |
25名 *申込多数の場合先着順となります |
講師: |
野口 尚子/紙ラボ! |
服装: |
汚れてもOKな服装(接着剤が付くかもしれませんので) |
持ち物: |
・貼り合わせたい紙(薄い木のシートなど他の素材も実験OK)*ハガキ大の大きさにカットして使用します |
申込方法: |
*残席数2名です* |
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日時
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2013.2.23 (土) UTC+09:00
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会場
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FabCafe Tokyo
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F
京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分
JR 渋谷駅 徒歩10分
03-6416-9190
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