2017年4月、身体性、身体と環境の相互作用、ウェルビーイング(こころと身体の健康)に関する学際的研究を目的に、哲学、心理学、宗教学、教育学、認知科学、メディア論の研究者らによって発足した関西大学の研究チーム。これまでに建築、コンテンポラリーダンス、脳神経科学、里山活動、現代アートなど多様な領域の実践者、研究者とコラボレーションしながら研究活動を展開している。
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名称
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2017年4月、身体性、身体と環境の相互作用、ウェルビーイング(こころと身体の健康)に関する学際的研究を目的に、哲学、心理学、宗教学、教育学、認知科学、メディア論の研究者らによって発足した関西大学の研究チーム。これまでに建築、コンテンポラリーダンス、脳神経科学、里山活動、現代アートなど多様な領域の実践者、研究者とコラボレーションしながら研究活動を展開している。
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概要
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関西大学「身体性とウェルビーイング」研究チーム KEWRT
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主な拠点
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関西大学
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石津 智大
関西大学 文学部 心理学専修 教授
「神経美学」が専門。実験心理学・脳機能測定法と美学芸術学的理論を組み合わせ、芸術と感性について認知の仕組みと脳のはたらきを研究している。現在は、崇高畏怖や悲哀美が現代社会を生き抜く力や幸福感に寄与することを実験で調べている。基礎研究とともに、感性科学の研究成果を社会的課題の解決へつなげる活動にも取り組んでいる。例えば、老人ホームを崇高化するプロジェクトなどを進めている。クライミングが好き(ボルダリングもロープクライミングも)。左肩を脱臼したときに片腕で登っていたら、右肩も脱臼したことがある。
・ラボHP: https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/pan-lab/
・リサーチマップ: https://researchmap.jp/tishizu「神経美学」が専門。実験心理学・脳機能測定法と美学芸術学的理論を組み合わせ、芸術と感性について認知の仕組みと脳のはたらきを研究している。現在は、崇高畏怖や悲哀美が現代社会を生き抜く力や幸福感に寄与することを実験で調べている。基礎研究とともに、感性科学の研究成果を社会的課題の解決へつなげる活動にも取り組んでいる。例えば、老人ホームを崇高化するプロジェクトなどを進めている。クライミングが好き(ボルダリングもロープクライミングも)。左肩を脱臼したときに片腕で登っていたら、右肩も脱臼したことがある。
・ラボHP: https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/pan-lab/
・リサーチマップ: https://researchmap.jp/tishizu -
門林 岳史
関西大学 文学部 総合人文学科 映像文化専修 教授
メディアの哲学と映像理論が専門。もともとカナダのメディア論者マーシャル・マクルーハンの研究をしていたが、現在は「ポストメディア」をキーワードにして現代のメディア状況についての理論的研究を進めている。 また、東日本大震災後、せんだいメディアテークや山形国際ドキュメンタリー映画祭などを主なフィールドとして震災後の映像メディアの実践についての調査にも取り組んでいる。学生の関心に対応するため、最近TikTokでなにが流行っているかそれなりに詳しくなった。
メディアの哲学と映像理論が専門。もともとカナダのメディア論者マーシャル・マクルーハンの研究をしていたが、現在は「ポストメディア」をキーワードにして現代のメディア状況についての理論的研究を進めている。 また、東日本大震災後、せんだいメディアテークや山形国際ドキュメンタリー映画祭などを主なフィールドとして震災後の映像メディアの実践についての調査にも取り組んでいる。学生の関心に対応するため、最近TikTokでなにが流行っているかそれなりに詳しくなった。
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小室 弘毅
関西大学 人間健康学部 人間健康学科 准教授
教育学、身体論が専門。近代日本における人格形成としての「教養」概念の研究から、近代教育における身体性の問題に関心を持ち、「腑に落ちる」学び、人格形成としての学びについて研究している。具体的には、瞑想、ヨーガをはじめ、さまざまな東西の身体技法を自ら体験し、それらを教育学的に展開し、新たな教育方法に結び付ける努力を続けている。近年は人文学的見地からマインドフルネスの研究と実践を行い、その教育への応用可能性を探っている。2023年3月31日にNHK総合で放送された「あいつ、マインドフルネスはじめるってよ」の製作に協力し出演もしている。また現代芸術家荒川修作の研究プロジェクトにも参加し、身体と建築・アート・ファッションといったテーマでも研究を行っている。山岡信貴監督作品の映画「アートなんかいらない!」にも出演。インストラクター資格を持つヨーガと素潜りが趣味で、毎年夏には野生のイルカと泳いでいる。
教育学、身体論が専門。近代日本における人格形成としての「教養」概念の研究から、近代教育における身体性の問題に関心を持ち、「腑に落ちる」学び、人格形成としての学びについて研究している。具体的には、瞑想、ヨーガをはじめ、さまざまな東西の身体技法を自ら体験し、それらを教育学的に展開し、新たな教育方法に結び付ける努力を続けている。近年は人文学的見地からマインドフルネスの研究と実践を行い、その教育への応用可能性を探っている。2023年3月31日にNHK総合で放送された「あいつ、マインドフルネスはじめるってよ」の製作に協力し出演もしている。また現代芸術家荒川修作の研究プロジェクトにも参加し、身体と建築・アート・ファッションといったテーマでも研究を行っている。山岡信貴監督作品の映画「アートなんかいらない!」にも出演。インストラクター資格を持つヨーガと素潜りが趣味で、毎年夏には野生のイルカと泳いでいる。
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菅村 玄二
関西大学 文学部総合人文学科心理学専修 教授
早稲田大学,University of North Texasなどを経て,2008年着任。身体の動作や感覚の心理学が専門。たとえば、「うつむいた姿勢」をとると、実際にうつ気分が増し,背筋を伸ばすと態度もポジティブになる。そこからイスやクッションの開発を行う。ほかに、柔らかい素材に触れることで考え方が「柔軟」になったり,重い荷物を背負うことで物事に対する責任を重く感じたりといったことを実験している。身体を重視しながら身心の調和を図る東洋の叡智,また自然に畏敬の念をもつ日本の文化的背景に関心をもち,それを体現する生き方を目指す。
早稲田大学,University of North Texasなどを経て,2008年着任。身体の動作や感覚の心理学が専門。たとえば、「うつむいた姿勢」をとると、実際にうつ気分が増し,背筋を伸ばすと態度もポジティブになる。そこからイスやクッションの開発を行う。ほかに、柔らかい素材に触れることで考え方が「柔軟」になったり,重い荷物を背負うことで物事に対する責任を重く感じたりといったことを実験している。身体を重視しながら身心の調和を図る東洋の叡智,また自然に畏敬の念をもつ日本の文化的背景に関心をもち,それを体現する生き方を目指す。
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三村 尚彦
関西大学 文学部 総合人文学科 哲学倫理学専修 教授
専門は現代哲学、現象学。最近の研究テーマは、言葉にうまくできないけれど身体で漠然と感じている感覚がもつ創造性および現代美術家荒川修作+マドリン・ギンズの「建築する身体」という概念。雑談好きで、大学の講義では果てしなく話が拡散していく。
専門は現代哲学、現象学。最近の研究テーマは、言葉にうまくできないけれど身体で漠然と感じている感覚がもつ創造性および現代美術家荒川修作+マドリン・ギンズの「建築する身体」という概念。雑談好きで、大学の講義では果てしなく話が拡散していく。
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村上 祐介
関西大学 文学部 総合人文学科 心理学専修 准教授
専門は教育・学校心理学,宗教/スピリチュアリティ心理学。特に,青少年の姿勢とエンゲージメント,教師のコーリング(天職),宗教的信念とメンタルヘルスや環境配慮行動,人生の意味や価値をはじめとした「大きな問い」Big life questions)を扱う教育に関する研究に従事している。社会貢献活動として,NPO法人「寺子屋ひゅっげ」の理事を務め,市井の人々の心理的・社会的ウェルビーイングの向上を企図したワークショップや講演を行なっている。主な著作は『生きる意味って何だ?:人生のビッグ・クエスチョンズに向き合う』(創元社),『スピリチュアリティ教育への科学的アプローチ』(ratik)等。趣味はスパイスカレー作りと日本酒。東洋美人が好き(日本酒の話)。
専門は教育・学校心理学,宗教/スピリチュアリティ心理学。特に,青少年の姿勢とエンゲージメント,教師のコーリング(天職),宗教的信念とメンタルヘルスや環境配慮行動,人生の意味や価値をはじめとした「大きな問い」Big life questions)を扱う教育に関する研究に従事している。社会貢献活動として,NPO法人「寺子屋ひゅっげ」の理事を務め,市井の人々の心理的・社会的ウェルビーイングの向上を企図したワークショップや講演を行なっている。主な著作は『生きる意味って何だ?:人生のビッグ・クエスチョンズに向き合う』(創元社),『スピリチュアリティ教育への科学的アプローチ』(ratik)等。趣味はスパイスカレー作りと日本酒。東洋美人が好き(日本酒の話)。
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村川 治彦
関西大学 人間健康学部 人間健康学科 教授
学部では宗教学を専攻。卒業後渡米しカリフォルニア統合学研究所(California
Institute of Integral Studies)でEast-West Psychology 修士課程、Integral Studies (統合学)博士課程修了。「一人称のからだ」をテーマに東西の身体技法を新たな“知”の在り方に結び付ける研究に従事。近年は、仏教と医療の橋渡しや“ケアする人のためのセルフケア”にも深くかかわる。身体の拡張という観点からコミュニティ再生、食と農に関心をもち、大学キャンパスで学生や地域住民、障がい者と一緒に協生農法に取り組んでいる。日本トランスパーソナル心理学/精神医学会前会長。
https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/kusdgs/
https://jatp20th.info/
https://bwdj.org/学部では宗教学を専攻。卒業後渡米しカリフォルニア統合学研究所(California
Institute of Integral Studies)でEast-West Psychology 修士課程、Integral Studies (統合学)博士課程修了。「一人称のからだ」をテーマに東西の身体技法を新たな“知”の在り方に結び付ける研究に従事。近年は、仏教と医療の橋渡しや“ケアする人のためのセルフケア”にも深くかかわる。身体の拡張という観点からコミュニティ再生、食と農に関心をもち、大学キャンパスで学生や地域住民、障がい者と一緒に協生農法に取り組んでいる。日本トランスパーソナル心理学/精神医学会前会長。
https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/kusdgs/
https://jatp20th.info/
https://bwdj.org/