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fruitful Report #5 マダガスカルとアマゾンの森のなかで共生する農業

  • #開催終了

今回のfruitful Reportの舞台はインド洋に浮かぶ島マダガスカルのバニラとブラジルに広がるアマゾンのカカオ。本イベントではアグロフォレストリーをテーマに活動されている2人のゲストをお呼びし、豊かな森のなかで生まれる美味しさの秘密を探ります。

2019.6.8 (土)  UTC+09:00

12:00 – 14:30

2019.6.8 (土)  UTC+09:00

15:00 – 17:00

loftwork COOOP (FabCafe Tokyo 10F) | Google mapで開く

ワークショップ:3500円 / ワークショップ+トーク:4500円,1500円

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開催終了

本イベントは2部構成となっております。
お得な通しチケットもございますので、是非ご利用ください!

12:00 – 14:30
第1部:スペシャルワークショップ
「こだわりのバニラで本格的カスタードクリームをマスターしよう!」

15:00 – 17:00
第2部:トークイベント
「マダガスカルとアマゾンの森のなかで共生する農業」

「マダガスカルとアマゾンの豊かな森」

今回のfruitful Reportの舞台はインド洋に浮かぶ島マダガスカルのバニラとブラジルに広がるアマゾンのカカオ。
それぞれ豊かな自然が広がる一方で地球規模で抱えている環境破壊、気候変動、人口増加などの課題を抱えています。本イベントではアグロフォレストリーをテーマに活動されている2人のゲストをお呼びし、豊かな森のなかで生まれる美味しさの秘密を探ります。

「マダガスカルとアマゾンの森のなかで共生する農業」

環境破壊や気候変動が農作物に与える影響が懸念されているなかで、耳にすることが多くなったアグロフォレストリー。

アグロフォレストリーとは、Agriculture(農業)とForestry(林業)を組み合わせた言葉で、森をつくりながら農作する方法です。収穫期が異なる作物を混植することで、農業と森林の保護・再生の両方を可能になり、森林保全や住民の生計向上に大きく貢献することを期待されています。近年、世界規模でそんなアグロフォレストリーが注目を浴び、世界各地で様々なプロジェクトや研究が行われています。

本イベントでは、アフリカ大陸のマダガスカルのバニラとブラジルのアマゾンのカカオの2つの産地と作物を舞台とし、マダガスカルでバニラ生産者と日本のパティシエとをつなげる挑戦を行なっているCo・En Corporationの武末克久さん、アマゾンを拠点にアグロフォレストリーの経済影響に関する研究やプロジェクトに携わるAmamosAmazonの武田真由子さん、特別ゲストとして食の問題や未来改革に特化した「食の社会彫刻家」として活動しているスフィード合同会社の松山 喬洋さんをお迎えし、マダガスカルやアマゾンで実際に行なっている活動を交えながら、アグロフォレストリーが持つ可能性を国境をこえて、皆さんと考えます。


テーマ / 舞台

生産者の顔がみえる持続可能な農業と消費
舞台:マダガスカル
登壇者:武末克久

バニラアイスクリームでお馴染みの「バニラ」。
世界の市場に出回るバニラの大部分がインド洋に浮かぶ島マダガスカルで生産され、アイスクリームやアロマテラピー、香水、そして様々な料理にも使用されています。しかし、その生産現場では、仲介業者によるバニラの買い叩き、バニラ価格の高騰による盗難の横行、その被害から守るための早摘み(熟していない状態で収穫を行うこと)、それに伴うバニラの品質の低下のなどの問題が鬱積しています。また、マダガスカルはそこに生息するキツネザルやカメレオンをはじめとする珍しい動植物で有名ですが、森林破壊も深刻なのだそうです。そんな中で、アグロフォレストリーを活用しながらバニラを生産する協同組合からバニラを購入し、マダガスカルの産地や生産者の情景が浮かぶバニラを日本に届けるために活動している武末さんから、現地の実情や今後の可能性についてお話しいただきます。



何もないようで全てがある「アマゾン」

舞台:アマゾン
登壇者:武田真由子

かつてメソアメリカではカカオは嗜好品や薬用品とともに貨幣として流通するほど珍重されていました。数百年後、アマゾンの奥地でひっそりと自然に溶け込むように自生していた野生種のカカオがBean to Barの人気の高まりの中で、少しずつその秘められた可能性を開花させつつあります。今回のイベントの舞台の1つである南米ブラジルの熱帯雨林の約半数そ有するアマゾネス州。ブラジルで最も原生林が残り、最も自然豊富な州である一方、最もアクセスが悪く、最も貧しい州の1つです。多くのブラジル人が「何もないよ」言う一方で、現地に暮らす人々は「ここには全てがある」と言う土地。
今回はカカオを通して未知で溢れたアマゾンに広がる多様性や可能性について武田さんにお話ししていただきます。


スペシャルワークショップ:

こだわりのバニラで本格的カスタードクリームをマスターしよう!
講師:松山喬洋

武末さんの活動を通して輸入されたバニラを使用して、カスタードクリームをつくるワークショップを開催! つくったカスタードクリームはシュークリームにして楽しみます。
カスタードクリームは、バニラビーンズを使うと断然美味しさが増します。でも、バニラビーンズの使い方をご存知の方は意外と少ないようです。バニラビーンズの中にある小さな粒(バニラの種です)を使えばいいと思っている方も多いのではないでしょうか? でも違うんです。バニラの香りは種ではなく鞘の部分から出てるんです。このワークショップでは、バニラの香りが引き立つ本格的なカスタードを手軽に作る方法をプロのシェフに教わりながら身につけていただきます。さらには、バニラビーンズをとことん使い切る方法も伝授します。バニラビーンズは一度使ったらもうお終い。それではもったいない! ぜひこの技も習得していただきたいと思います。

講師:
ピエール・エルメ・パリ、イタリア本土星付きレストラン、等を経て都内店舗で料理長を務めた、松山喬洋さんを講師にお呼びします。

バニラ:
カメレオンものんびり歩く自然豊かな農園で育てられたバニラを使用する予定です。
カメレオンバニラ:http://coencorporation.com/mg/vanilla/chameleon

※アグロフォレストリーのバニラとは異なります。
※お土産に、バニラビーンズを一本プレゼントします!
※最小執行人数4名とさせて頂きます。

是非この機会にバニラの魅力やアグロフォレストリー、そして最高のカスタードクリームの作り方を学んで頂ければと思います。


Guest / ゲスト

武末克久

Co・En Corporation

農学部の修士課程を修了後、製薬会社の開発部門に就職。911のテロから世の中の理不尽さを感じるようになり、妻のイギリス転勤をきっかけに退職。国際政治経済学を学ぶ。社会の歪みを小さくするのには企業が鍵だとの思いから、帰国後は環境経営コンサルタントとして、企業活動に「環境」を組み込む仕事に専念。2017年に退職後、観光で訪れたマダガスカルのバニラ農園に一目惚れしてしまい、今に至る。現在は、自然の力を最大限に活かしてつくられたバニラを日本に紹介することに情熱を燃やす。

現在、クラウドファウンディング を行なっています!
「マダガスカルの豊かな自然と生産者のこだわりに育てられたバニラを、日本に届けたい!」
詳細:https://short1.link/u4Ugxb

Co・En Corporation
http://coencorporation.com/mg/


武田真由子

AMAMOS AMAZON株式会社 / 代表取締役
NPOクルミン·ジャポン / プロジェクト·マネジャー
東京大学大学院 / 新領域創成科学研究科

大学卒業後民間企業で働いたのち、主にアジア·アフリカ地域における開発プロジェクトに従事。2011年にたまたま訪れたブラジルに惚れ込み、アマゾンにおけるアグロフォレストリープロジェクトに参画し始める。2017年からの2年間はブラジルに暮らし、年の1/3近くをアマゾンで過ごす。東京大学大学院においてアグロフォレストリーの実証経済研究も行っており、”NGOー企業活動ーアカデミア”とそれぞれ異なる強みを持った三役をこなしながら、日本とアマゾンをつなぐサステイナブル·ビジネスの構築を目指している。

AMAMOS AMAZON株式会社
https://ama-ama.shop/


松山 喬洋

スフィード 合同会社 / 代表取締役
サステナブルフードディレクター

食の分野でのサステナビリティ・CSRのプロデュース、コンサ ルティング事業を展開。 企業・自治体等に向けた、サステナビリティ・CSRの事業統 合や商品、店舗プロデュース、イベントの企画まで幅広く行っ ている。
ピエール・エルメ・パリで修行を始め、本場イタリアで星付レ ストランで修行した経験を持つ。 23歳にして某TV番組にて巨匠として紹介され、羽田新国際タ ーミナルや博多新駅ビルくうてん中目黒高架下PJなどの店舗 開発にも携わる。

英国CMI認定国際CSRプラクティショナー資格
一般社団法人 日本サステイナブル・レストラン(SRA)メンバー
内閣府認定全日本司厨士協会会員 東京都チームもったいないメンバー 環境省プラスチックスマートメンバー 地方創生SDGs官民連携プラットフォーム会員

品川区環境カンファレンスチームEcoRoアドバイザー

スフィード 合同会社
https://www.sffid.com/




Detail / 詳細

– Title : Pfruitful Report #5 マダガスカルとアマゾンの森のなかで共生する農業
– Date : 2019/6/8 (土)
– Time : 12:00 – 14:30スペシャルワークショップ / 15:00 – 17:00 トークイベント
– Charge :
_ 第1部:スペシャルワークショップ  / 3500円
※最小執行人数4名
_ 第2部:トークイベント / 1500円
_ 通しチケット / 4500円

– Place : FabCafe Tokyo 10F
※コンビニ/AMT払いのお客様は別途キャンセルに500円かかります。


fruitfulについて

複眼的な視点から豊かな食や農業を構想

気候変動による不作、環境問題による食料汚染、人口増加による食料危機など近年の「食」に関するニュースは多種多様で、その他にも様々な要因が複雑に絡み合っています。fruitfulでは「農業の活性化」をテーマに分野の垣根を越えた企画/プロジェクト/プロダクト開発を行い、マイクロコミュニティを形成。ここで得た知識やコミュニティをベースに実際の国内外の農業に実施的にアプローチし、持続可能な農業の在り方を提案します。

http://mi-cuit.com/project-fruitful/

過去のイベント:

fruitful Report #1
百年先も続く豊かな森と、コーヒー栽培

http://mi-cuit.com/event-fruitful_report_001/

fruitful Report #2
コーヒーとカカオの共通因数

http://mi-cuit.com/event-fruitful_report_002/

fruitful Report #3
小さな精製所が生まれるコーヒー 

http://mi-cuit.com/event-fruitful_report_003/

fruitful Report #4
Connectable Coffee (接続可能なコーヒー)

http://mi-cuit.com/event-fruitfulreport-004/

fruitful Report
#2.2 コーヒーとカカオの共通因数

http://mi-cuit.com/event-fruitfulreport-004/

Information

日時

2019.6.8 (土) 12:00 – 14:30 UTC+09:00
2019.6.8 (土) 15:00 – 17:00 UTC+09:00

会場

loftwork COOOP (FabCafe Tokyo 10F)
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア 10F
※ FabCafe Tokyo入り口左手のドアから入り、エレベーターで10Fまでお越しください。

▼交通アクセス
京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分
JR 渋谷駅 徒歩10分
Google mapで開く

参加費

ワークショップ:3500円 / ワークショップ+トーク:4500円,1500円

開催終了

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