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CONNECTING (AND FABRICATING) ARTIFACTS

CONNECTING ARTIFACTS つながるかたち展01 オープニングトーク

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つながるかたち展01 CONNECTING ARTIFACTSオープニングトーク & 『コンピュテーショナル・ファブリケーション』刊行記念特別イベント開催!

2021.10.9 (土)  UTC+09:00

15:00 – 17:15 オンライン開催

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開催終了

単純なかたちが一定のルールでつながり、全体を構成するしくみは、人工物、自然現象を問わず現れる普遍的な原理です。美術家の野老朝雄はこの原理を「個と群」と呼び、多様につながる作品群を生み出しています。「個と群」の背後には高次元の幾何学や非線形の数理や対称性などが存在し、美術や音楽などの芸術、建築や宇宙構造物、アルゴリズムやデータ構造、結晶や準結晶の原子配列、タンパク質の折りや自己集合、群れのふるまいなど、さまざまな領域の学問や創造へとつながっています。

野老朝雄と舘知宏により東京大学教養学部で開講された授業『個と群』(文理融合ゼミナール)を起点として、さまざまな分野の創造(アーティファクツ)を、「かたち」というテーマでつなげ、伝えることを目的にスタートしたつながるかたち展01 CONNECTING ARTIFACTS。

このイベントでは、オープニングトークとして、展示を主宰する野老朝雄と舘知宏がその企画に込めた想いとともに、さまざまなかたちやしくみを学術的研究領域とともにディスカッションします。

また、イベント後半では、書籍『コンピュテーショナル・ファブリケーション』(田中浩也+舘知宏 著、彰国社)の共著者であり、 慶應義塾大学SFC 環境情報学部 教授 田中浩也さんをお招きし、「折る」と「詰む」のデザインとサイエンスをキーワードに、つながるかたちを考察します。

駒場博物館にて開催中。会期: 2021年11月28日まで

事前予約制:
http://museum.c.u-tokyo.ac.jp/2021.html#CONNECTING%20ARTIFACTS2021

コンピュテーショナル・ファブリケーション

「折る」「詰む」のデザインとサイエンス

田中 浩也・舘 知宏 著
彰国社

3Dプリンターなどのデジタル工作機械の広がりとともに、「デジタル・ファブリケーション」が注目を浴び、その影響はあらゆる領域におよんでいる。本書では、こうしたものづくりの変容のなかで求められるコンピュテーショナル・デザインの基礎を学ぶ。デザインとサイエンスをつなぐ豊かさや楽しさを味わうことができる入門書である。

[主な目次]

前編 折る
1 折り紙の幾何学 2 可展面と曲率 3 折紙テセレーションのデザイン 4 オリガミ・ファブリケーション 5 平坦折りの理論 6 折りの対称性 7 オリガマイザ 8 剛体折紙 9 厚みのある折紙 10 折板構造 11 折紙のフイゴ 12 折紙メタマテリアル 総合課題

後編 積む
1 空間充填 2 空間分割 3 立体トラス 4 オープンセル構造 5 非周期空間充填 6 高次元の多胞体 7 モジュールとジョイント 8 3Dプリンティング 9 3Dアセンブリ 総合課題

COLUMN
自己折り(セルフフォールディング)
「編む」の可能性
コンピュテーショナル・ファブリケーションをさらに学ぶために

https://www.shokokusha.co.jp/?p=11144

  • 舘知宏 Tomohiro Tachi

    東京大学 大学院総合文化研究科 教授

    2005年東京大学工学部建築学科卒業。2010年同大学院工学系研究科博士課程修了(博士(工学))。東京大学大学院総合文化研究科助教を経て、2018年より同准教授。2022年より同教授。2002年より計算を用いた折紙設計を継続し、Origamizer、Freeform Origamiなどのソフトウェアを開発している。専門は、計算折紙、構造形態学、コンピュテーショナル・ファブリケーション。

    2005年東京大学工学部建築学科卒業。2010年同大学院工学系研究科博士課程修了(博士(工学))。東京大学大学院総合文化研究科助教を経て、2018年より同准教授。2022年より同教授。2002年より計算を用いた折紙設計を継続し、Origamizer、Freeform Origamiなどのソフトウェアを開発している。専門は、計算折紙、構造形態学、コンピュテーショナル・ファブリケーション。

  • 野老朝雄 Asao Tokolo

    美術家

    1969年、東京生まれ。幼少時より建築を学び、江頭慎に師事。2001年9月11日より「つなげること」をテーマに紋様の制作を始め、美術・建築・デザインなど、分野の境界を跨ぐ活動を続ける。単純な幾何学原理に基づいた定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作や、同様の原理を応用した立体物の設計、制作も行なっている。
    [主な作品] 東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレム、大名古屋ビルヂング下層部ガラスパターン、TOKOLO PATTERN MAGNETなど。
    1969年、東京生まれ。幼少時より建築を学び、江頭慎に師事。2001年9月11日より「つなげること」をテーマに紋様の制作を始め、美術・建築・デザインなど、分野の境界を跨ぐ活動を続ける。単純な幾何学原理に基づいた定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作や、同様の原理を応用した立体物の設計、制作も行なっている。
    [主な作品] 東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレム、大名古屋ビルヂング下層部ガラスパターン、TOKOLO PATTERN MAGNETなど。
  • 田中浩也 Hiroya Tanaka

    1975年生まれ。京都大学総合人間学部卒業、東京大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。博士(工学)。2005年慶應義塾大学環境情報学部専任講師、2008年同准教授。2010年マサチューセッツ工科大学建築学科客員研究員。2011年アジア初となるファブラボを鎌倉に開設。2016年より慶應義塾大学環境情報学部教授、2020年より慶應大学KGRI環デザイン&デジタルマニュファクチャリングセンター長、4Dプリンティングと環境メタマテリアルの研究に従事。

    1975年生まれ。京都大学総合人間学部卒業、東京大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。博士(工学)。2005年慶應義塾大学環境情報学部専任講師、2008年同准教授。2010年マサチューセッツ工科大学建築学科客員研究員。2011年アジア初となるファブラボを鎌倉に開設。2016年より慶應義塾大学環境情報学部教授、2020年より慶應大学KGRI環デザイン&デジタルマニュファクチャリングセンター長、4Dプリンティングと環境メタマテリアルの研究に従事。

・幾何学やかたちの成り立ちに興味がある
・デジタルファブリケーションやコンピューテーショナル・ファブリケーションに興味がある
・計算折り紙や、構造の研究の最先端の話を聞きたい

第一部 「つながるかたち」展 オープニングトーク

野老朝雄 X 舘知宏  

15:00~15:05 イントロ
15:05~15:25 舘知宏プレゼンテーション 「個と群」について
15:25~15:50 野老朝雄 X 舘知宏 クロストーク

 

第二部 「コンピューテーショナル・ファブリケーション」スペシャルトーク

野老朝雄 X 舘知宏 X 田中浩也

15:50~16:05 田中浩也プレゼンテーション「コンピューテーショナル・ファブリケーション」
16:05~16:55 野老朝雄 X 舘知宏 X 田中浩也クロストーク
16:55~17:10 Q&A
17:10~17:15 クロージング

  • プログラムは、予告なく変更される場合があります。
  • イベントはZoomを使用して配信する予定です。
  • 当日のZoomのURLは10月9日(土)の昼頃に、ご登録いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。
  • お申し込み締切は10月8日(金)23:59までとなっております。
  • 参加者の方からオンラインイベントの進行を妨げるような行為があった場合は、イベントから退出いただく可能性があります。予めご了承ください。

参加時にご記入いただいた個人情報(お名前やご連絡先)は、運営元の株式会社ロフトワーク・有限責任事業組合FabCafeとイベント登壇者及び主催団体のみで保管し、結果の分析および、ご案内以外では利用いたしません。また情報の開示および、第三者への提供は行いません。

主催:「つながるかたち」展実行委員会、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館

共催: 彰国社

イベント協力: FabCafe Tokyo

  • 「つながるかたち」展実行委員会

  • 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館

  • 共催

  • イベント協力

Information

日時

2021.10.9 (土) 15:00 – 17:15 オンライン開催 UTC+09:00

会場

Online

参加費

無料

開催終了

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