Exhibition

【ライブ】廻転 -DIY Instrumental Performance

  • #開催終了
  • #誰でもウェルカム

ループする音楽、ループする動作。
ガムランの拡張を追求する森田了が生み出した回転しながら演奏するガムラン、Sar/on railsがFabCafe Nagoyaに上陸!当日はミュージシャンの木村佳と共演してパフォーマンスを行います。
他にも個性的なゲストを迎え、廻転 -DIY Instrumental Performanceを開催します!
Banner photo by Masayuki Akamatsu

2022.3.26 (土)  UTC+09:00

17:00 – 19:00

FabCafe Nagoya | Google mapで開く

30人

2000円 1ドリンク付き

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2022.4.13 演奏はいかに楽器を拡張するか -廻転 -DIY Instrumental Performance開催レポート

このイベントは終了しました。当日の様子はこちらからご覧ください。

廻転する音楽

ループする音楽、ループする動作。
ガムランの拡張を追求する森田了が生み出した回転しながら演奏するガムラン、Sar/on railsがFabCafe Nagoyaに上陸!当日はミュージシャンの木村佳と共演してパフォーマンスを行います。
他にも個性的なゲストを迎え、廻転 -DIY Instrumental Performanceを開催します!

DIY Instrumental Performance

私たちは今までに色々な分野において道具を発明することで自身の能力=できることを拡張してきました。そうして生み出された道具たちは使い手ひとり一人の使いやすいように加工され、付け足され、それぞれにパーソナライズされてきました。
こうした行為は楽器においても同様に生まれており、デジタルファブリケーションやIoTが誰の手にも届きやすくなってきている現代こそ、盛んに行われてきています。

こうして加工され、付け足され、それぞれにパーソナライズ=DIYされた楽器によるライブパフォーマンスを取り上げるライブイベントを”DIY Instrumental Performance“と名付け、新しい表現を探る個性豊かなプレイヤーたちの楽器と演奏法を拡張していくアプローチの面白さと奥深さを体感いただきます。

世界にはまだまだ私達の知らない楽器、演奏表現を考えているプレイヤーがたくさんいます。ぜひ足を運んでいただき、DIYから生まれる新たな音楽に触れてください!

Sar/on rails

インドネシアの民族音楽「ガムラン」を東京音楽大学にて学ぶ中で、ガムラン音楽の指標となる概念『ラサ』と出逢いました。『ラサ』は、直訳すれば「味わい」「感じ」「思い」「情緒」などの意味になりますが、日本語における「粋」や「雅」のように言葉だけでは説明できない非言語的概念です。主に演奏や口伝によって伝承されていますが、『ラサ』という言葉が使われる対象は演奏⽅法や間の取り⽅・⾳響バランス・テンポなど幅が広く、その全てを捉えることは容易ではありません。

しかし、ガムランの基本となる演奏法=「音板を叩くと同時に一つ前に叩いた音を止める」動作 を繰り返すことから生まれる独特の没入感(フロー体験)は、『ラサ』を構成する一要素として捉えることができるのではないか、との考えから生まれたのが『Sar/on rails』です。

特徴的な円形の楽器構造は、「叩いて止める」基本動作をミニマルな音楽の構成要素で行い、それを横に移動しながら演奏することで無限に繰り返すために生まれました。

作曲者自らがデジタル・ファブリケーション(木工CNCルーター・レーザーカッター)の力を借りて楽器から制作したことも特徴の一つです。

  • Benda putar

    『Sar/on rails』
    インドネシアの民族音楽ガムランの演奏法から着想を得た音楽作品。動作の反復から生まれる独特の没入感を、ガムランの持つ精神「ラサ(情緒)」の一種であると捉え、ミニマルな音楽要素から得る。今回はドラマーの吉島智仁、木琴奏者の小山理恵、作曲者の森田了の3名で演奏する。またサクソフォン(木村佳)、ベース(大和比呂志)を加えた形での新作も初演する。

    photo by Masayuki Akamatsu

    『Sar/on rails』
    インドネシアの民族音楽ガムランの演奏法から着想を得た音楽作品。動作の反復から生まれる独特の没入感を、ガムランの持つ精神「ラサ(情緒)」の一種であると捉え、ミニマルな音楽要素から得る。今回はドラマーの吉島智仁、木琴奏者の小山理恵、作曲者の森田了の3名で演奏する。またサクソフォン(木村佳)、ベース(大和比呂志)を加えた形での新作も初演する。

    photo by Masayuki Akamatsu

  • 森田了

    作曲家

    東京音楽大学 作曲指揮専攻(芸術音楽コース)卒業。情報科学芸術大学院大学修了。
    東京音楽大学にて作曲を専攻する傍ら、インドネシアの民族音楽「ガムラン」の演奏法・理論を学修。
    現在はシグナル・コンポーズ株式会社に所属。
    2022年2月に愛知県芸術劇場小ホールにて開催された、サウンド・パフォーマンス・プラットフォームに公募アーティストとして参加。

    東京音楽大学 作曲指揮専攻(芸術音楽コース)卒業。情報科学芸術大学院大学修了。
    東京音楽大学にて作曲を専攻する傍ら、インドネシアの民族音楽「ガムラン」の演奏法・理論を学修。
    現在はシグナル・コンポーズ株式会社に所属。
    2022年2月に愛知県芸術劇場小ホールにて開催された、サウンド・パフォーマンス・プラットフォームに公募アーティストとして参加。

  • 吉島智仁

    早稲田大学在学時からドラムを始め、池長一美氏に師事。
    卒業後、洗足学園音楽大学jazz科に入学、在学時よりプロ活動を開始。 ジャズ、プログレッシブロック、フリーインプロヴィゼイション、アイドル、劇伴奏と、ジャンルを問わず様々な音楽をボーダレスに渡り歩く。
    共演者も多数。 作曲やエンジニアもこなし、多くの作品をリリースしている。
    ピアノトリオ”SKY TRIO”、ラグタイムカルテット”Thompson the Fox(きつねのトンプソン)”は国内外問わず高い評価を得ている。
    微音、弱音を得意とし、振り幅の大きいダイナミクスを駆使して独特なうねりを生み出す音の旅人。

    早稲田大学在学時からドラムを始め、池長一美氏に師事。
    卒業後、洗足学園音楽大学jazz科に入学、在学時よりプロ活動を開始。 ジャズ、プログレッシブロック、フリーインプロヴィゼイション、アイドル、劇伴奏と、ジャンルを問わず様々な音楽をボーダレスに渡り歩く。
    共演者も多数。 作曲やエンジニアもこなし、多くの作品をリリースしている。
    ピアノトリオ”SKY TRIO”、ラグタイムカルテット”Thompson the Fox(きつねのトンプソン)”は国内外問わず高い評価を得ている。
    微音、弱音を得意とし、振り幅の大きいダイナミクスを駆使して独特なうねりを生み出す音の旅人。

  • 小山理恵

    岡山県生まれ。
    クラシックから現代音楽の奏法をマリンバで学び、2012年より卓上木琴を始める。以後、おそらく日本で唯一の卓上木琴奏者として日々研究、研鑽を積む。 主な活動中のバンドは、オドラータ、きつねのトンプソン。
    2017年にはtuba奏者関島岳郎の「関島岳郎オーケストラ」に参加。 卓上木琴のための楽曲制作も積極的に取り組み、2020年卓上木琴によるアルバム「かしこい虫」を発表。
    マリンバ及び木琴を水野与旨久氏に師事。

    現在、使用楽器は福井県こおろぎ社のMX32R、アメリカDEAGAN社のdrummer’s special 844。

    岡山県生まれ。
    クラシックから現代音楽の奏法をマリンバで学び、2012年より卓上木琴を始める。以後、おそらく日本で唯一の卓上木琴奏者として日々研究、研鑽を積む。 主な活動中のバンドは、オドラータ、きつねのトンプソン。
    2017年にはtuba奏者関島岳郎の「関島岳郎オーケストラ」に参加。 卓上木琴のための楽曲制作も積極的に取り組み、2020年卓上木琴によるアルバム「かしこい虫」を発表。
    マリンバ及び木琴を水野与旨久氏に師事。

    現在、使用楽器は福井県こおろぎ社のMX32R、アメリカDEAGAN社のdrummer’s special 844。

  • 木村佳

    昭和音楽大学音楽学部器楽学科演奏家コース卒業、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)にて修士号を取得(メディア表現)。2016年、横浜新人演奏会にて横浜音楽協会賞受賞、第3回さかい九頭竜コンクール金賞及び審査員賞を受賞。近年は他ジャンルのアーティストとのコラボレーションを精力的に行い、アジアデジタルアートアワードなど数々の賞を受賞。2022年、「NEXTアーティスト!〜ウィズコロナ 若手応援プロジェクト〜」企画に選出。

    昭和音楽大学音楽学部器楽学科演奏家コース卒業、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)にて修士号を取得(メディア表現)。2016年、横浜新人演奏会にて横浜音楽協会賞受賞、第3回さかい九頭竜コンクール金賞及び審査員賞を受賞。近年は他ジャンルのアーティストとのコラボレーションを精力的に行い、アジアデジタルアートアワードなど数々の賞を受賞。2022年、「NEXTアーティスト!〜ウィズコロナ 若手応援プロジェクト〜」企画に選出。

    木村佳さんは周囲の方に発熱があり大事を取って出演見送りとなりました。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

  • 大和比呂志

    エンジニアで音楽家(ギタリスト、テナーサックス、ビートメーカー)。
    ギターを小川銀次、市野元彦に、音楽理論、テナーサックスを菊地成孔に師事。IAMASにて三輪眞弘に師事しリズムに関する研究で修士号を取得。株式会社シグナル・コンポーズ代表。慶応義塾大学SFC後期博士課程所属。

    ALMF主幹の一人(今回はイベントのブッキング、進行、PA、Benda putarにSit inと大忙しなので、誰かPA手伝ってください涙)

    エンジニアで音楽家(ギタリスト、テナーサックス、ビートメーカー)。
    ギターを小川銀次、市野元彦に、音楽理論、テナーサックスを菊地成孔に師事。IAMASにて三輪眞弘に師事しリズムに関する研究で修士号を取得。株式会社シグナル・コンポーズ代表。慶応義塾大学SFC後期博士課程所属。

    ALMF主幹の一人(今回はイベントのブッキング、進行、PA、Benda putarにSit inと大忙しなので、誰かPA手伝ってください涙)

  • おおしまたくろう

    「PLAY A DAY」をテーマに、日常の道具を改変した楽器の制作と、それらを組み合わせた少し不思議なパフォーマンスを行う。音楽や楽器の名を借りた遊びやユーモアによって社会の不寛容へのマッサージを試みる。
    http://oshimatakuro.tumblr.com/

    「PLAY A DAY」をテーマに、日常の道具を改変した楽器の制作と、それらを組み合わせた少し不思議なパフォーマンスを行う。音楽や楽器の名を借りた遊びやユーモアによって社会の不寛容へのマッサージを試みる。
    http://oshimatakuro.tumblr.com/

  • ユタニツグマサ

    Maker/Hardware Engineer

    滋賀県在住。楽器の制作改造演奏を通し新しい音、音楽を探求中

    エレクトロニコス・ファンタスティコス!の協業チーム、京都 Orchest-Labでも活動中
    古電話機を改造してたリズムマシンとモジュラーシンセを用いたアンビエント、ノイズパフォーマンスを実施

    滋賀県在住。楽器の制作改造演奏を通し新しい音、音楽を探求中

    エレクトロニコス・ファンタスティコス!の協業チーム、京都 Orchest-Labでも活動中
    古電話機を改造してたリズムマシンとモジュラーシンセを用いたアンビエント、ノイズパフォーマンスを実施

  • HIEI

    SOUND & MEDIA ARTIST

    テクノロジーとサウンドの関係性をテーマにさまざまなアプローチで作品を制作。
    1990年代から音楽制作を開始し2007年King Street Soundsから”wave”をリリース、2009年にはmacrophage lab.名義で、Lisa Shaw(Naked Music)、金原千恵子、TeN(A Hundred Birds)をフューチャーしたアルバム “Agaruta”をGrand Galleryからリリース、収録曲“Syn-fonia”はEric KupperによるREMIXもリリースされる。Ableton Liveを用いたLIVEではFrançois K DEEP SPACE in Nagoyaのオープニングアクトを長年務める。
    また、楽器メーカーにて電子楽器の研究開発などに携わる他、サウンド・メディアアート作品では、水晶を使って音楽を生成する作品“ひかりレコード”、ろうそくの炎のゆらぎで音楽を生成する「In the frame」などを制作、ドイツZKM、マイアミSCOPE Art Show、北京Star Galleryなどで作品を発表。

    テクノロジーとサウンドの関係性をテーマにさまざまなアプローチで作品を制作。
    1990年代から音楽制作を開始し2007年King Street Soundsから”wave”をリリース、2009年にはmacrophage lab.名義で、Lisa Shaw(Naked Music)、金原千恵子、TeN(A Hundred Birds)をフューチャーしたアルバム “Agaruta”をGrand Galleryからリリース、収録曲“Syn-fonia”はEric KupperによるREMIXもリリースされる。Ableton Liveを用いたLIVEではFrançois K DEEP SPACE in Nagoyaのオープニングアクトを長年務める。
    また、楽器メーカーにて電子楽器の研究開発などに携わる他、サウンド・メディアアート作品では、水晶を使って音楽を生成する作品“ひかりレコード”、ろうそくの炎のゆらぎで音楽を生成する「In the frame」などを制作、ドイツZKM、マイアミSCOPE Art Show、北京Star Galleryなどで作品を発表。

共催:ALMF

ALMFはSignalComposeとFabCafeが共同で運営する団体であり、「これからの音楽/アートの作り方」を、音楽・エンジニアリング・学術的なテーマを統合した視点から「クリエーター」と共に学び、議論し、実践するオープンラボです。音楽やエンジニアリングのノウハウの提供としてSignal compose、場所の提供や場のオーガナイズとしてFabCafe、二つのチームが一緒になり、新しい音楽の作り方を学び、共に探究し合う場を作っています。

新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、ご参加に際しては下記をお願いしております。

ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

  • ご来館時、館内洗面所での手洗いをお願いいたします。
  • お住まいの地域の自治体から、外出や移動に関する自粛の呼びかけが出ている場合は参加をご遠慮ください。
  • 体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。(キャンセル料は発生いたしません)
  • 政府および愛知県・名古屋市から、店舗営業や講習会開催について中止の要請を受けた場合、開催を中止する場合が生じます。

Organizers

Information

日時

2022.3.26 (土) 17:00 – 19:00 UTC+09:00

会場

FabCafe Nagoya
愛知県名古屋市中区丸の内3-6-18

※ 久屋大通公園内/名古屋市営地下鉄 久屋大通駅から徒歩で3分
Google mapで開く

参加費

2000円 1ドリンク付き

定員

30人

オーガナイザー

主催: FabCafe Nagoya
共催: ALMF

2022.4.13 演奏はいかに楽器を拡張するか -廻転 -DIY Instrumental Performance開催レポート

このイベントは終了しました。当日の様子はこちらからご覧ください。

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