Talk Event
- #開催終了
- #入場無料
海洋プラスチックを再資源化するプラント開発で2023年にグッドデザイン賞を受賞した株式会社REMARE。同社は複合廃棄プラスチックを新たな価値を創出する「素材」と捉え、回収・再資源化・再商品化を行う事業を通して、循環型経済社会の実現に企業として取り組んでいます。
本イベントでは、REMAREの取組みを具体的に紹介。産業廃棄物やカーボンオフセットに対して企業への取り組み方のヒントを参加者の皆さんとともに見出していきます。
2024.3.13 (水) UTC+09:00
15:30 – 18:30 / 15:00 受付開始
「参加する」ボタンをクリックすると、外部予約サイト(Peatix)へ移動します。
循環型経済の実現に向けて、動き出せていますか?
サーキュラー・エコノミー(循環型経済)の実現という世界的な主題に対して、動き出せている企業は東海エリアにどれほどあるでしょうか?
たとえば、プラスチック。
国内生産プラスチックのうち、「使い捨て」利用を想定されたものは6割越えます。これは世界で生産される「使い捨てが想定されるプラスチック」の割合の2倍弱だそうです。(REMAREのWebサイトより)
リサイクルの要請が強いプラスチックですが、複数のプラスチック樹脂の混合物である「混合プラスチック」は選別や物流のコスト観点から再資源化が難しく、実に70%以上の廃棄プラスチックがサーマルリサイクルや単純焼却により処理されています。しかし、2050年の脱炭素目標に向けてサーマルリサイクルの比率も減らしていく必要があります。
「マテリアルリサイクル」を推進するREMAREに学ぶ
株式会社REMAREはプラスチックリサイクルのなかでも、「マテリアルリサイクル」に取り組んでいます。マテリアルリサイクルとは、廃プラスチックを洗浄、粉砕し、粒状化したものを溶融して再製品化すること。REMAREは廃プラスチックの回収・洗浄・粉砕・成形・加工までを自社内で一貫して行うことのできる独自のプラントを開発・運用し、さらに企業から排出または自社回収したプラスチックを使った企画からプロダクト開発までを支援しています。
REMAREが加工し生み出すマテリアルは、その時々で集まった素材の色合いによる、ランダムなマーブル模様。その素材を活かした新たなプロダクトは、プラスチックの再資源化に寄与するだけでなく、新たなビジネスを生み出すことも可能にします。本イベントでは、REMAREによる廃プラスチックを企業にとって価値ある「素材」に変える取組みを紹介します。
また、カ-ボンクレジットの創出支援や脱炭素・生物多様性領域の研究に取組む一般社団法人Co 代表理事 片岡さんに、カーボンオフセット*の今後についてレクチャーいただきます。
トークセッションでは東海サーキュラー・ラボの発起人でもあるFabCafe Nagoyaの矢橋がファシリテーターとなり、循環型社会の実現を目指すためのさまざまな立場の企業・団体のコラボレーションやシステムのあり方を議論します。
当日は、具体的な加工方法やプロダクト開発に関する疑問・質問にもお答えする予定です。
*カーボンオフセット:日常生活や経済活動において避けることができないCO2などの温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方。(環境省より)
こんな方におすすめ
- カーボンクレジットに関する情報収集をしている方
- 複合プラスチックはじめ、廃棄物の廃棄方法・低減方法に悩まれている方
- プラスチック関連製品を使った新商品開発を検討している方
- 持続可能性・サステナブリティ推進の取り組みを担当している方
- 持続可能性・サステナブリティ推進の取り組みに関する情報発信を担当している方
3/8 (金) 〜13 (水) 、REMAREの素材から生まれた新たなプロダクトの展示を行います。
あらゆる産業から日々生成される廃棄物。用語の定義はあれど、使用後に廃棄されるものと、ある製品の制作過程で副次的に生まれてくるものは、「誰にとっての何か」によって認識や言葉が変わります。
物事を生成しなければ生まれるはずが無かったという偶然性で捉えると、共に副産物といえます。
今回の展示物は、これまでREMAREが出会ってきた人・会社との間で生まれた新しいマテリアルから、誰かにとっての道具に変換させたプロダクトたちです。
廃棄物という名の新たなマテリアルを用いた美しいプロダクトの展示をFabCafe Nagoya入口付近にて行います。
期間:2024年3月8日(金)〜13日(水)
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田中翔貴(Shoki Tanaka)
株式会社REMARE CPO
1994年神戸生まれ多拠点育ち。大阪工業大学を卒業後、商空間制作会社勤務の建築設計業務を経て、VUILD株式会社に参画し、アーキテクト/プロジェクトデザイナーとして、デジタルファブリケーションツールを全国に普及させ、2023年より現職。「あらゆる副産物から、つくる喜びを届ける」を使命に、日々の暮らしから地球環境までを美しくすることを目指している。プロダクトから建築、それらをつくる環境をデザイン対象として横断している。現在、築130年以上の古民家蕎麦屋の相談役。一級建築士。
1994年神戸生まれ多拠点育ち。大阪工業大学を卒業後、商空間制作会社勤務の建築設計業務を経て、VUILD株式会社に参画し、アーキテクト/プロジェクトデザイナーとして、デジタルファブリケーションツールを全国に普及させ、2023年より現職。「あらゆる副産物から、つくる喜びを届ける」を使命に、日々の暮らしから地球環境までを美しくすることを目指している。プロダクトから建築、それらをつくる環境をデザイン対象として横断している。現在、築130年以上の古民家蕎麦屋の相談役。一級建築士。
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片岡 慶一郎(Keiichiro Kataoka)
一般社団法人Co 代表理事
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矢橋 友宏 / Tomohiro Yabashi
FabCafe Nagoya 代表取締役
株式会社ロフトワーク 顧問岐阜県大垣市出身。1989年名古屋工業大学を卒業し、株式会社リクルート入社。通信事業や新規事業開発に従事。2006年ロフトワークに合流、取締役としてマーケティング・プロデュース部門の立ち上げ。プロジェクト管理、人事、労務、経理など経営システムの基盤構築・運用を指揮したのち、2023年より顧問に就任。
これまでの経験を東海エリアでも活かしたいと、2020年、ロフトワークとOKB総研(本社 岐阜県)との合弁で株式会社FabCafe Nagoyaを立ち上げ、代表取締役に就任。東海エリアにおけるデザイン経営の浸透と循環型経済(サーキュラーエコノミー)の社会実装をテーマに、製造業をはじめとした企業へのプロジェクト提案、コミュニティラボの立上げ・運営に奔走している。
これまでの活動・登壇岐阜県大垣市出身。1989年名古屋工業大学を卒業し、株式会社リクルート入社。通信事業や新規事業開発に従事。2006年ロフトワークに合流、取締役としてマーケティング・プロデュース部門の立ち上げ。プロジェクト管理、人事、労務、経理など経営システムの基盤構築・運用を指揮したのち、2023年より顧問に就任。
これまでの経験を東海エリアでも活かしたいと、2020年、ロフトワークとOKB総研(本社 岐阜県)との合弁で株式会社FabCafe Nagoyaを立ち上げ、代表取締役に就任。東海エリアにおけるデザイン経営の浸透と循環型経済(サーキュラーエコノミー)の社会実装をテーマに、製造業をはじめとした企業へのプロジェクト提案、コミュニティラボの立上げ・運営に奔走している。
これまでの活動・登壇
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株式会社REMARE
株式会社REMAREは三重県鳥羽市に自社工場をもち、廃棄プラのマテリアルリサイクルに取り組む。
再生の難しい複合プラスチックをマテリアルリサイクルに落とし込む仕組みを考え、自社内で一貫して回収・洗浄・粉砕・成形・加工までを行うことのできる独自の工場を設計したことで再資源化を実現。2023年グッドデザイン賞受賞。
海洋プラスチックがある海を “NEW NATURE” と謳い、破損した漁具や海洋プラスチックを 「海からの恵み」 とポジティブに受け止めながら、それらがすでに環境の一部となった 「現代における新しい自然とは何か」 を問いかけ続けている。株式会社REMAREは三重県鳥羽市に自社工場をもち、廃棄プラのマテリアルリサイクルに取り組む。
再生の難しい複合プラスチックをマテリアルリサイクルに落とし込む仕組みを考え、自社内で一貫して回収・洗浄・粉砕・成形・加工までを行うことのできる独自の工場を設計したことで再資源化を実現。2023年グッドデザイン賞受賞。
海洋プラスチックがある海を “NEW NATURE” と謳い、破損した漁具や海洋プラスチックを 「海からの恵み」 とポジティブに受け止めながら、それらがすでに環境の一部となった 「現代における新しい自然とは何か」 を問いかけ続けている。
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東海サーキュラー・ラボ
東海エリアでのサーキュラー・サスティナビリティの挑戦者・実践者たちが「とどける」「つながる」「つくる」オープンイノベーション・コミュニティ
循環型のプロダクトやサービスを共同で研究・開発する創造的実践の場で、定期勉強会、アドバイザリーサービスなどを通してメンバーの挑戦の第一歩を後押しします。
東海エリアを中心に、サーキュラー・サスティナビリティ関連の取り組みをしているクリエイター、企業、自治体、団体、教育・研究機関、学生たちと共に、サーキュラー・エコノミーを軸とした、「とどける」機会の場を有し、「つながる」機能を持ち、創造性あるプロジェクトを共に「つくる」きっかけを提供します。循環型のプロダクトやサービスを共同で研究・開発する創造的実践の場で、定期勉強会、アドバイザリーサービスなどを通してメンバーの挑戦の第一歩を後押しします。
東海エリアを中心に、サーキュラー・サスティナビリティ関連の取り組みをしているクリエイター、企業、自治体、団体、教育・研究機関、学生たちと共に、サーキュラー・エコノミーを軸とした、「とどける」機会の場を有し、「つながる」機能を持ち、創造性あるプロジェクトを共に「つくる」きっかけを提供します。 -
FabCafe Nagoya
ものづくりカフェ&クリエイティブコミュニティ
デジタルファブリケーションマシンと制作スペースを常設した、グローバルに展開するカフェ&クリエイティブコミュニティ。
カフェという”共創の場”でのオープンコラボレーションを通じて、東海エリアで活動するクリエイター、エンジニア、研究者、企業、自治体、教育機関のみなさまとともに、社会課題の解決を目指すプロジェクトや、手を動かし楽しみながら実践するクリエイティブ・プログラムなどを実施。
店頭では、農場、生産者、品種や精製方法などの単位で一銘柄とした『シングルオリジン』などスペシャリティコーヒーをご提供。こだわり抜いたメニューをお楽しみいただけます。デジタルファブリケーションマシンと制作スペースを常設した、グローバルに展開するカフェ&クリエイティブコミュニティ。
カフェという”共創の場”でのオープンコラボレーションを通じて、東海エリアで活動するクリエイター、エンジニア、研究者、企業、自治体、教育機関のみなさまとともに、社会課題の解決を目指すプロジェクトや、手を動かし楽しみながら実践するクリエイティブ・プログラムなどを実施。
店頭では、農場、生産者、品種や精製方法などの単位で一銘柄とした『シングルオリジン』などスペシャリティコーヒーをご提供。こだわり抜いたメニューをお楽しみいただけます。
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15:30 – 15:40
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イントロダクション
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15:40 – 16:10
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インプットトーク1:カーボンクレジットの現状~2030年に向けて~
一般社団法人Co 片岡慶一郎
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16:15 – 16:45
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インプットトーク2:複合プラスチックのマテリアルリサイクル実例紹介
株式会社REMARE CPO 田中翔貴 -
16:45 – 17:20
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トークセッション:750万トンの廃棄複合プラを循環させるシステムを考える
一般社団法人Co 片岡慶一郎
株式会社REMARE CPO 田中翔貴
東海サーキュラー・ラボ / FabCafe Nagoya 矢橋友宏 -
17:20 – 17:30
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クロージング
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17:30 – 18:30
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ネットワーキング
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日時
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2024.3.13 (水) 15:30 – 18:30 / 15:00 受付開始 UTC+09:00
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会場
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FabCafe Nagoya
愛知県名古屋市中区丸の内3-6-18
※ 久屋大通公園内/名古屋市営地下鉄 久屋大通駅から徒歩で3分
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参加費
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参加無料 ※会場はカフェになります。ワンオーダー以上のご協力をお願いいたします
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定員
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50名
「参加する」ボタンをクリックすると、外部予約サイト(Peatix)へ移動します。