Exhibition

国際芸術祭「あいち2025」パートナーシップ・プログラム “あいまのあいま”

国際芸術祭「あいち2025」のテーマ/コンセプトである「灰と薔薇のあいまに」という、その多層的な問いをアーティスト1人1人が「写真」というメディアを通し探求する企画展。

  • #開催終了
  • #誰でもウェルカム

真は、特定の時間と空間を切り取り、「記録」するメディアである。それは、「灰」の圧倒的な現実を克明に映し出す。同時に、写真はフレーミングや光の捉え方によって「薔薇」の兆しをも見出すことができるメディアでもある。この「灰」と「薔薇」の二項対立ではなく、両者が混じり合い、一方が他方を含み込むような「あいま」の状態に焦点を当てる。瀬戸などの愛知の窯業史において、黒い煙(灰)が豊かさの象徴であったように、物事の価値や意味が文脈によって反転する複雑さを、写真を通して可視化する。

2025.9.12 (金) – 2025.9.14 (日)  UTC+09:00

11:00 – 20:00 最終日は18:00まで。ご観覧の際はワンオーダーお願いします。

ワークショップ/¥2,500 トークイベント/ワンドリンクオーダー制 ワークショップ(定員8名) トークイベント(定員20名)

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開催終了

最終日9月14日開催のワークショップ・トークイベントへの参加予約はこちらから

国際芸術祭「あいち2025」パートナーシップ・プログラム

“あいまのあいま”

見慣れた世界も、その見方や素材への関わり方を変えるだけで、全く異なる美しさや新たなイメージとして立ち現れる。過去と現在が重なり合い、物質と時間が交差する瞬間──その「変化のあいま」を捉えることが、本プロジェクトの核心である。パートナーシップ・プログラムとして、テーマである国際芸術祭「あいち2025」のテーマ/コンセプトである「灰と薔薇のあいまに」という、その多層的な問いをアーティスト1人1人が「写真」というメディアを通し探求する企画展。
写真は、特定の時間と空間を切り取り、「記録」するメディアである。それは、「灰」の圧倒的な現実を克明に映し出す。同時に、写真はフレーミングや光の捉え方によって「薔薇」の兆しをも見出すことができるメディアでもある。この「灰」と「薔薇」の二項対立ではなく、両者が混じり合い、一方が他方を含み込むような「あいま」の状態に焦点を当てる。瀬戸などの愛知の窯業史において、黒い煙(灰)が豊かさの象徴であったように、物事の価値や意味が文脈によって反転する複雑さを、写真を通して可視化する。
意図的な「演出」をしたステージド・フォトグラフィ、世界各地のポートレートや風景、そして私たちの足元にある愛知の風景を写した写真群を通じて、人間と環境の絡み合った関係性を再認識し、土地に潜む循環の記憶を感覚的に掘り起こし、自らの立ち位置と未来への関わりを問い直す契機となることを意図している。愛知をはじめとする日本と、台湾やイギリスの海外アーティストによる写真展示や、アーティストによるワークショップを開催し自分ごとにしてもらったり、FabCafe Nagoyaで展示することにより多くの方が芸術に触れられる機会を作る。

展示最終日はワークショップとトークイベントも開催します!!

「1枚の紙から作る、小さなアートブック」

9月14日(日) 11:00~15:00 ※要予約 ¥2,500_ワンドリンク付き

通常のプリンタでは印刷しずらい少し変わった和紙を使って、
会場周辺の景色を撮影し、あなただけの視点で見つけた
小さなアートブックに仕立てます。
~タイムテーブル~
11:00- 撮影のポイントなどのレクチャー
11:30- 近隣を撮影
12:00 撮影した写真 or 持参してもらった栄〜久屋大通周辺の写真を提出
(SDカード等ではなく、できればLINEやエアドロップなどで必要な写真だけを送れるようにしてください。)
各自休憩(1時間程度)
データができた人から、和紙へUV印刷
13:30- 小さなアートブックのレクチャー&演習
14:00- 自分のアートブックを制作
14:30- 作品鑑賞
15:00 集合写真を撮り、終了予定

「参加作家によるアーティストトーク」

9月14日(日) 17:00~18:00 ※要予約 ワンドリンクオーダー制

17:00-アーティストトーク
18:00 集合写真を撮り、終了予定

出展アーティスト

  • 鷹巣由佳 Yuka TAKASU

    グラフィックデザイナー、写真家、アーティスト。世界中の紙を集め、リソグラフや古典印画技法と現代的な印刷技法を融合するなど実験的な試みや、AI等の身近な先端技術、偶然や確率考現学的観点から「予期せぬ予期」を探る作品制作。手製本で綴る写真集などを世界各国のアートブックフェアで販売・展開。「写真と、色と、紙で遊ぶ」アートブックを制作。常にカメラを持ち歩き、いつも旅をしているような日々の中で見つけた、ちいさな気づきを撮り続ける。様々な物質としての紙の魅力や特性、手製本の可能性、本ならではのページをめくることで生まれる感覚や、その行為が持つリズムや偶然性が作品制作の重要な要素となる。
    グラフィックデザイナー、写真家、アーティスト。世界中の紙を集め、リソグラフや古典印画技法と現代的な印刷技法を融合するなど実験的な試みや、AI等の身近な先端技術、偶然や確率考現学的観点から「予期せぬ予期」を探る作品制作。手製本で綴る写真集などを世界各国のアートブックフェアで販売・展開。「写真と、色と、紙で遊ぶ」アートブックを制作。常にカメラを持ち歩き、いつも旅をしているような日々の中で見つけた、ちいさな気づきを撮り続ける。様々な物質としての紙の魅力や特性、手製本の可能性、本ならではのページをめくることで生まれる感覚や、その行為が持つリズムや偶然性が作品制作の重要な要素となる。
  • Jeanne (Junko Kaisato + Naoko Ishii)

    2023年より、写真家の回里純子とスタイリストの石井なお子は、女性2人組ユニット「Jeanne」として、コレクティブ活動を開始しました。現在、身近な女性たちへのインタビューを基に、フィクションとノンフィクション、ドキュメンタリーとタブローを組み合わせた創意的な作品群《ELLES》を進行中。これまでに、京都国際写真祭KG+ special寺町京極商店街Art MuseumやClayton Bay Hotel art gallery(広島)などで展示を行いました。来春には写真集を発刊予定です。
    @kaisatj
    2023年より、写真家の回里純子とスタイリストの石井なお子は、女性2人組ユニット「Jeanne」として、コレクティブ活動を開始しました。現在、身近な女性たちへのインタビューを基に、フィクションとノンフィクション、ドキュメンタリーとタブローを組み合わせた創意的な作品群《ELLES》を進行中。これまでに、京都国際写真祭KG+ special寺町京極商店街Art MuseumやClayton Bay Hotel art gallery(広島)などで展示を行いました。来春には写真集を発刊予定です。
    @kaisatj
  • 森 洋生

    愛知県在住 Webデザイナー 写真サークル「Photoholic」運営スタッフ日々の生活を通して、写真では写らないことを表すためシャッターを切り続けている

    2016年写真にまつわるエトセトラ 展
    2020年個展「Comfort Zone」
    2024年グループ展「フォトホリック5」

    @arbaro7

    愛知県在住 Webデザイナー 写真サークル「Photoholic」運営スタッフ日々の生活を通して、写真では写らないことを表すためシャッターを切り続けている

    2016年写真にまつわるエトセトラ 展
    2020年個展「Comfort Zone」
    2024年グループ展「フォトホリック5」

    @arbaro7

  • Kaoru Kishimoto

    愛知県生まれ、フォトグラファー。 10年にわたり東京と名古屋の写真スタジオで、家族写真や広告写真を撮影。 現在は小さなフィルムカメラで、名前もないような日常を切りとることをライフワークにしている
    @ruco_film
    愛知県生まれ、フォトグラファー。 10年にわたり東京と名古屋の写真スタジオで、家族写真や広告写真を撮影。 現在は小さなフィルムカメラで、名前もないような日常を切りとることをライフワークにしている
    @ruco_film
  • Alex Bridge

    アナログフィルム写真を通じてドキュメンタリー、ファッションポートレート、風景を探求し、長年の創作活動を通じて実践を洗練させています。
    @disorganised_film
    アナログフィルム写真を通じてドキュメンタリー、ファッションポートレート、風景を探求し、長年の創作活動を通じて実践を洗練させています。
    @disorganised_film
  • 穎琦 薛

    台湾人。大学院の時、写真を撮り始めた。その後、金融業界で仕事を勤めながら写真を続ける。2017年、トレーダーを辞任。一年かけて1から日本語を勉強し、東京綜合写真専門学校に留学。2020年卒業以来、台湾と日本の写真文化交流に力を入れ、写真評論家タカザワケンジさんと協同し、定期的に写真評論ワークショップを開催する。
    作家活動:2021年TCP Pressで写真集『熠燿宵行』を出版。2021年と2023年、廈門三影堂集美阿勒爾攝影書展入選。現在は台湾でフリーカメラマンとして働いて、暗室の仕事と新竹女子中学写真部の指導教師を担任している。
    @yingchihsueh
    台湾人。大学院の時、写真を撮り始めた。その後、金融業界で仕事を勤めながら写真を続ける。2017年、トレーダーを辞任。一年かけて1から日本語を勉強し、東京綜合写真専門学校に留学。2020年卒業以来、台湾と日本の写真文化交流に力を入れ、写真評論家タカザワケンジさんと協同し、定期的に写真評論ワークショップを開催する。
    作家活動:2021年TCP Pressで写真集『熠燿宵行』を出版。2021年と2023年、廈門三影堂集美阿勒爾攝影書展入選。現在は台湾でフリーカメラマンとして働いて、暗室の仕事と新竹女子中学写真部の指導教師を担任している。
    @yingchihsueh
  • 清水マリカ

    2013年から作品の発表を始め、大阪を中心に活動している。 銀塩写真を使った作品が中心で、雑巾掛けという古典技法を使用した作品も発表している。 近年では、接写で撮影しモノクロ写真など実際の色が判断できない状態にした何が写っているのか分からないアブストラクトの作品を多数制作。
    @shi_mizu_marika
    2013年から作品の発表を始め、大阪を中心に活動している。 銀塩写真を使った作品が中心で、雑巾掛けという古典技法を使用した作品も発表している。 近年では、接写で撮影しモノクロ写真など実際の色が判断できない状態にした何が写っているのか分からないアブストラクトの作品を多数制作。
    @shi_mizu_marika
  • Lovey

    沖縄県生まれ。愛知県在住。 2014年 写真を撮り始める。 日常の何気ない一瞬や海、風、旅の途中で出逢った懐かしい風景、窓枠の向こう側を撮り続けている。 夜明け前と黄昏時の曖昧な空の色、光と海と風の戯れ、キラキラが好き。

    @lovey1129

    沖縄県生まれ。愛知県在住。 2014年 写真を撮り始める。 日常の何気ない一瞬や海、風、旅の途中で出逢った懐かしい風景、窓枠の向こう側を撮り続けている。 夜明け前と黄昏時の曖昧な空の色、光と海と風の戯れ、キラキラが好き。

    @lovey1129

  • happa

    福岡県出身
    何気なく手に取ったカメラがいつしか心の支えになり、 日々の中での救いを撮っています
    社会人写真サークル フォトホリックメンバー

    @happa_8.8

    福岡県出身
    何気なく手に取ったカメラがいつしか心の支えになり、 日々の中での救いを撮っています
    社会人写真サークル フォトホリックメンバー

    @happa_8.8

  • keiko mizuno

    岐阜県生まれ 2010年よりコンパクトカメラ片手に世界を旅するアナログ写真。Don’t think,Just shoot!をモットーに心”トキメク瞬間”をフィルムに収めている。撮影した海外のストリートスナップが「富士フイルムポートフォリオレビュー/アワード2022」受賞、2023年初めての写真展「“Tokimeki” moment」を開催。2025年、写真集「i do」を自費出版。
    @lomo_keiko
    岐阜県生まれ 2010年よりコンパクトカメラ片手に世界を旅するアナログ写真。Don’t think,Just shoot!をモットーに心”トキメク瞬間”をフィルムに収めている。撮影した海外のストリートスナップが「富士フイルムポートフォリオレビュー/アワード2022」受賞、2023年初めての写真展「“Tokimeki” moment」を開催。2025年、写真集「i do」を自費出版。
    @lomo_keiko

Information

日時

2025.9.12 (金) – 2025.9.14 (日) 11:00 – 20:00 最終日は18:00まで。ご観覧の際はワンオーダーお願いします。 UTC+09:00

参加費

ワークショップ/¥2,500 トークイベント/ワンドリンクオーダー制 ワークショップ(定員8名) トークイベント(定員20名)

開催終了

最終日9月14日開催のワークショップ・トークイベントへの参加予約はこちらから

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