Talk Event
- #開催終了
- #誰でもウェルカム
FabCafeがいま注目する、「つくる」を取り上げながら、ゲストを呼んでのディスカッションを開催。今回のテーマは「AIと人類学」です。今クリエイティブの領域でも、AIを使う日々はあたりまえになっていっています。 ものづくりをする私たちは、AIとどのように付き合っていくべきでしょうか?
イベントでは、さまざまなテクノロジーとの関係性を『あそび』という観点から紐解く作品を作り続けている Playfoolと、「テクノロジーの人類学」をテーマに研究をする一橋大学教授の久保明教さんをゲストに迎えてディスカッションします。
2024.5.22 (水) UTC+09:00
19:30 – 21:40
Peatixよりお申し込みください
AIと人類学 〜人はAIとなにをつくるのか〜
今回のFabCafe Tokyo Talk Sessionのテーマは、「AIと人類学」です。
今やAIはあらゆる領域に進出し、クリエイティブの領域での一般化も進んでいます。
ひとつのイラストやデザインをとっても、人間がつくったものなのか、AIがつくったものなのかを見分けることが難しくなってきています。 AIが私たち人の社会に浸透し、その複雑なシステムの全容を理解してテクノロジーを活用することが難しくなっているなかで、AIと“つくる”の同居は日々あたりまえになっていっています。 そんな潮流においてものづくりをする私たちは、AIとどのように付き合っていくべきでしょうか?
今回のイベントでは、さまざまなテクノロジーとの関係性を、『あそび』という観点から紐解く作品を作り続けているPlayfoolと、「テクノロジーの人類学 – 人類にとってテクノロジーとはいかなるものであり、いかなるものでありうるか」をテーマに研究をする一橋大学 社会学研究科 教授の久保明教さんをゲストに迎えてディスカッションします。
AIがつくることではなく、AIとともにつくることについて、一緒に考えましょう。
FabCafe Tokyo Talk Sessionとは?
FABとは、つくること。
「つくる」には、木を使って家具をつくることも、新たな素材を開発することも、あるいはXR空間で作品をつくることも、なにかを修理して使うことも含まれ、デジタルやフィジカルに限定された行為ではありません。
それは大量生産消費の社会の中で、システムで構築された既定路線から外れて、社会に対してのアクティブな意思表明をすることとも言えます。
FabCafe Tokyoでは、FABという言葉は、レーザーカッターや3Dプリンターなどのデジタル工作機械で何かを作る、というオリジンから、「つくる」という行為とそこから派生するトピックそのものを内包する言葉になっていると考えます。なにをつくるのか。誰のためにつくるのか。なんのためにつくるのか。
本イベントではFabCafeがいま注目する、「つくる」を取り上げながら、ゲストを呼んでのディスカッションを行います。
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Playfool
デザイナー、アーティスト
Playfoolはダニエルコッペン(英)とマルヤマサキ(日)によるデザイン・アートユニット。共にRoyal College of Artを修了し、あそびを媒介に社会とテクノロジーとの関係性のありようを探索している。制作手法はオブジェクト、インスタレーション、メディア表現と多岐にわたり、あそびの内省的かつ探索的な特質を強調した作品制作を行う。作品はロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館やウィーンのオーストリア応用美術博物館(MAK)などで広く展示されている。
Playfoolはダニエルコッペン(英)とマルヤマサキ(日)によるデザイン・アートユニット。共にRoyal College of Artを修了し、あそびを媒介に社会とテクノロジーとの関係性のありようを探索している。制作手法はオブジェクト、インスタレーション、メディア表現と多岐にわたり、あそびの内省的かつ探索的な特質を強調した作品制作を行う。作品はロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館やウィーンのオーストリア応用美術博物館(MAK)などで広く展示されている。
How (not) to get hit by a self-driving car from Playfool on Vimeo.
木原共との共作監視カメラや自動運転車を始めとしたテクノロジーを通して、これらの高度な画像認識システムは公共空間にますます展開されています。多くの場合、その監視に晒されている市民がそれらを意識することはありません。このゲームは、あそびを通して、これらのシステムがどのように機能するのかを市民が理解するためのプラットフォームとなり、システムがもたらす課題や潜在的な危険についての対話を広く促すことを目指しています。
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木原共
メディアアーティスト, ゲーム開発者
新たな問いを人々から引き出す遊びをテーマに、実験的なゲームやインスタレーションの開発を行う。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、オランダのデルフト工科大学院のインタラクションデザイン科を修了。その後、アムステルダムに拠点を置く研究機関Waag Futurelabや米国のMozilla FoundationとAIの社会的影響に焦点を当てたプロジェクトを行う。近年の作品はアルス・エレクトロニカ STARTS PRIZE (リンツ、2021年)にノミネートされたり、Victoria & Albert Museum(ロンドン、2022年)で展示された。
新たな問いを人々から引き出す遊びをテーマに、実験的なゲームやインスタレーションの開発を行う。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、オランダのデルフト工科大学院のインタラクションデザイン科を修了。その後、アムステルダムに拠点を置く研究機関Waag Futurelabや米国のMozilla FoundationとAIの社会的影響に焦点を当てたプロジェクトを行う。近年の作品はアルス・エレクトロニカ STARTS PRIZE (リンツ、2021年)にノミネートされたり、Victoria & Albert Museum(ロンドン、2022年)で展示された。
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久保明教
人類学者
一橋大学社会学研究科教授。科学技術と社会の関係について文化・
社会人類学の観点から研究を行う。主な著書に『 ロボットの人類学——二〇世紀日本の機械と人間』(世界思想社、 2015年)、『機械カニバリズム——人間なきあとの人類学へ』 (講談社、2018年)、『ブルーノ・ラトゥールの取説—— アクターネットワーク論から存在様態探求へ』(月曜社、 2019年)、『「家庭料理」という戦場—— 暮らしはデザインできるか?』(コトニ社、2020年)など。 一橋大学社会学研究科教授。科学技術と社会の関係について文化・
社会人類学の観点から研究を行う。主な著書に『 ロボットの人類学——二〇世紀日本の機械と人間』(世界思想社、 2015年)、『機械カニバリズム——人間なきあとの人類学へ』 (講談社、2018年)、『ブルーノ・ラトゥールの取説—— アクターネットワーク論から存在様態探求へ』(月曜社、 2019年)、『「家庭料理」という戦場—— 暮らしはデザインできるか?』(コトニ社、2020年)など。
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19:30 – 19:35
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イントロダクション
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19:35 – 20:00
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Playfool + 木原共プレゼンテーション
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20:00 – 20:15
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ブレイク
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20:15 – 20:40
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久保明教さんプレゼンテーション
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20:40 – 21:10
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クロストーク
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21:10 – 21:40
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交流会
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日時
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2024.5.22 (水) 19:30 – 21:40 UTC+09:00
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会場
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FabCafe Tokyo
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F
京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分
JR 渋谷駅 徒歩10分
03-6416-9190
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参加費
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1500円 ワンドリンク付き
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定員
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40名
Peatixよりお申し込みください