Meetup
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素材をテーマに、ものづくりに携わるメーカー・職人・クリエイターが集まるミートアップMaterial Meetup TOKYO。第14回は「言葉から成り立つ 新しい写真のゆくえ」として、写真と画像生成AIにまつわるトークイベント&関連展示を行います。
ゲストには、今年1月に小説「海は地下室に眠る」を刊行し写真家としても活躍する清水裕貴さんと、AIと写真を組み合わせた作品制作に取り組む赤羽佑樹さん・新見知哉さん、情報科学芸術大学院大学博士後期程にてアート・デザイン創発の研究者である神谷泰史さんをお迎えします。
2023.7.28 (金) UTC+09:00
19:00 – 20:50 関連展示は7/28(金)〜8/6(日)まで。※入場可能時間はFabCafe Tokyo営業時間に準ずる
Material Meetup TOKYOは、「素材」をテーマにものづくりに携わるメーカー、職人、クリエイターが集まるミートアップ。
- 新しい領域でのニーズや可能性を探している、「素材を開発する」人
- オンリーワンの加工技術をもつ、「素材を加工する」人
- 持続可能な社会を目指して、「素材を研究する」人
- 機能や質感、意匠性など、複合的なデザインを行ううえで様々なマテリアルを求めている、「素材からデザインする」人
… そんな人々が「デザインとテクノロジー」そして「社会とマテリアル」の観点から、業界の垣根を超えてオープンに交流し、新たなプロジェクトの発火点をつくりだす機会を、MTRL というプラットフォームを舞台に継続的に開催しています。
前回のMaterial MeetUp TOKYO vo.13「Thinking Human of Hair」の様子。(photo by 三浦永)
vol.14となる今回のタイトルは、「言葉から成り立つ 新しい写真のゆくえ」と題してトークイベントと関連展示を行います。
約200年前に発明された写真の技術は、近年目覚ましい技術の発展により、物質であるフィルムから、電気信号であるデジタルへ、記録媒体としての変貌を遂げています。
また一口に写真といっても、記録を目的としたもの、家族の思い出などの記憶を記録することなど、在り方は様々です。今日までに多数の写真がメディアとして、皆さんの目に触れていることでしょう。
昨今ではAIによる画像生成技術も広まり始めており、AIが人間の求めるイメージや言語に呼応して、バーチャル空間に点在した写真やそのほかの画像を組み合わせた、新しい表現が創出し始めています。
かつて絵画が写真の登場によって存在を危ぶまれたように、写真もまた急速に進展するデジタル技術やAIの技術によって表現の場を奪われるかもしれない…そんな声も聞こえる中、人間が生み出す写真や表現方法はどのように変容していくのでしょうか。
そのような、写真などをはじめとして様々な表現方法が技術の登場によってゆらぐ中、そのゆらぎを活用した写真表現を追い求め、活動する方々がいます。
今回のトークイベントでは、2023年1月に小説『海は地下室に眠る』を刊行し写真家・小説家として、作品を制作し続ける清水裕貴氏、画像生成AIを用いて新たなメディアアートを生み出している赤羽佑樹氏×新見知哉氏のアーティストユニット、そしてイノベーションに対してメディアが及ぼす影響について研究を行いながら、コニカミノルタ株式会社にて新規事業開発を推進されている神谷泰史氏をゲストにお迎えます。
私たちのイメージや言語をもとに写真や画像が生成される過程に、人間と人工知能にどのような差があるのか?
表現の手段であった写真が、全く異なる手段や表現方法にに成り変わる時、写真の役割はどのような言語や手段に置き換えられるのか?
トークイベント中にも、実際の画像生成AIを使ってプロトタイプ制作を行った後、トークセッションを通して新しい写真の役割や価値を考えていきます。
1984年千葉県生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。土地の過去や伝説をリサーチしながら写真や物語を制作する。2011年1wallグランプリ受賞。2016年三木淳賞受賞。グループ展は千の葉芸術祭(2021)、千葉市美術館「とある美術館の夏休み」(2022)などに参加。主な個展はKanzan gallery「わたしの怪物」(2018)、Nikon salon「地の巣へ」(2019)、PGI「微睡み硝子」(2022)など。
2017年頃から小説の執筆を開始。2018年、新潮社「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞。著書は『ここは夜の水のほとり』(新潮社・2019)、『花盛りの椅子』(集英社・2022)、『海は地下室に眠る』(KADOKAWA・2023)。
[関連リンク]
ウェブサイト https://shimizuyuki.com/
ギャラリーサイト http://tidepool429.tumblr.com
写真家の赤羽佑樹氏と、映像を主なメディアとして扱う新見知哉氏からなるユニット。
撮影された写真画像を軸として、画像生成AIによって生成されたイメージを用いた実験を行い、視覚表現に対する新しいアプローチを模索する。
赤羽 佑樹氏
1987年生まれ。写真家。「見ること/認識すること」を主題とし、写真というメディアを用いて認識のズレについて考察し制作を行う。
主な展覧会に、個展「margin of error」(Kunitachi Art Center,STUDIO322/東京/2022)、グループ展「Ordinary than Paradise 何事もなかったかのように」(アキバタマビ21/東京/2021)、個展「error correction」(H.P.FRANCE WINDOW GALLERY MARUNOUCHI/東京/2018)など。2012年EINSTEIN PHOTO COMPETITION X Vol.2 TOKYO CULTUART by BEAMS賞。
[関連リンク]
ウェブサイト https://akabayuki.com/
新見 知哉氏
1987年生まれ。フリーランスとして映像制作に携わる。TV番組のオフライン編集やアニメーション作品のCG制作などで活動している。
製造業で新規事業開発やイノベーションマネジメントを経験する中でアート、デザイン、ビジネスをつなぐ方法論の実践を行う。現在は情報科学芸術大学院大学の博士後期課程に在籍し、イノベーションに対してメディアが及ぼす影響に関する研究を行う。
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三浦 永
株式会社ロフトワーク, MTRL クリエイティブディレクター
多摩美術大学映像演劇学科写真専攻卒業。在学中に写真制作、コンテンポラリーダンス、インディペンデント映画制作などを体系的に学び、時間と身体をテーマに作家活動を行う。大学卒業後は美術的な観点以外で物事を見つめてみたいと考え、都内科学館にて展示解説員として従事。その後クリエイティブ領域に戻り、ゲーム会社・アニメ会社にてシナリオ作成やSNS運営、アプリゲームや新規商品の企画制作進行を行う。マス層ではなくコア層へのアプローチ手法や、デザイン思考、また都市と地域をつなぐ様々なプロジェクトに興味を持ち、ロフトワークに入社。アートや写真の可能性を、マテリアル視点で掘り下げていくことを課題としている。
多摩美術大学映像演劇学科写真専攻卒業。在学中に写真制作、コンテンポラリーダンス、インディペンデント映画制作などを体系的に学び、時間と身体をテーマに作家活動を行う。大学卒業後は美術的な観点以外で物事を見つめてみたいと考え、都内科学館にて展示解説員として従事。その後クリエイティブ領域に戻り、ゲーム会社・アニメ会社にてシナリオ作成やSNS運営、アプリゲームや新規商品の企画制作進行を行う。マス層ではなくコア層へのアプローチ手法や、デザイン思考、また都市と地域をつなぐ様々なプロジェクトに興味を持ち、ロフトワークに入社。アートや写真の可能性を、マテリアル視点で掘り下げていくことを課題としている。
主催
協力
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18:00 – 19:00
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開場
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19:00 – 19:10
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オープニングトーク・イベント開催によせて:
FabCafe MTRL 三浦永 -
19:10 – 19:25
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セッション1:
写真家・小説家 清水裕貴氏 -
19:25 – 19:40
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セッション2:
アートユニット
写真家:赤羽佑樹氏、メディアアーティスト:新見友哉氏 -
19:40 – 19:55
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セッション3:
情報科学芸術大学院大学 博士後期程 コニカミノルタ株式会社
TAKT PROJECT株式会社
神谷 泰史 -
20:00 – 20:20
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画像生成AIを用いた、公開プロトタイピング
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20:20 – 20:50
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クロストーク・Q&A
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20:50
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クロージング
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日時
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2023.7.28 (金) 19:00 – 20:50 関連展示は7/28(金)〜8/6(日)まで。※入場可能時間はFabCafe Tokyo営業時間に準ずる UTC+09:00
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会場
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FabCafe Tokyo
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F
京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分
JR 渋谷駅 徒歩10分
03-6416-9190
Google mapで開く -
参加費
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無料 ※ 1ドリンクオーダー制
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定員
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80
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オーガナイザー
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主催: マテリアルMTRL
協力: FabCafe