Talk Event
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素材をテーマに、ものづくりに携わるメーカー・職人・クリエイターが集まるミートアップ。第16回は「床材の可能性の拡張を考える」として、床材を起点にした空間の可能性、未来の私たちの暮らしを考えるトークイベントを開催。ゲストには、繊維製床敷物の歩行性や快適性研究の第一人者である信州大学の木村裕和さん、建築家の工藤桃子さんをお招きします。また、日本の畳文化のアップデートを掲げ、アルゴリズムを用いた独自開発の技術によって、 空間の形状に合わせて分割パターンを生成できる畳をnoizと共同開発した株式会社国枝と、「一番気持ちが良い床」をコンセプトにウィルトン織機で、ウールのカーペット製造を展開する堀田カーペットのマテリアルサンプルとともに、床材の可能性の拡張を考えます。
2023.10.23 (月) UTC+09:00
19:00 – 20:30
Material Meetup TOKYOは、「素材」をテーマにものづくりに携わるメーカー、職人、クリエイターが集まるミートアップ。
- 新しい領域でのニーズや可能性を探している、「素材を開発する」人
- オンリーワンの加工技術をもつ、「素材を加工する」人
- 持続可能な社会を目指して、「素材を研究する」人
- 機能や質感、意匠性など、複合的なデザインを行ううえで様々なマテリアルを求めている、「素材からデザインする」人
… そんな人々が「デザインとテクノロジー」そして「社会とマテリアル」の観点から、業界の垣根を超えてオープンに交流し、新たなプロジェクトの発火点をつくりだす機会を、MTRL というプラットフォームを舞台に継続的に開催しています。
vol.16となるMeetupでは、「床材の可能性の拡張を考える」と題してトークイベントを行います。
物流業界の2024年問題などをはじめとして、原材料・資材の高騰など建築業界全般が苦境に立たされる現在、建材は生活者にどのような価値を提供することができるのでしょうか。今回は数多ある建材の中でも、私たちを取り巻く空間において、多くの面積を有し、私たちの身体感覚に直接訴えかける建材である「床材」に着目します。
床材は、人々の文化や暮らしの変化を共にしてきた建材であり、木材、石材、樹脂、テキスタイルベースのものなど、様々な床材が存在します。現在、人々の暮らす社会が求める価値はデザインや機能性からサスティナビリティやウェルビーイングなどの観点、さらにはメタバースなどを用いた空間体験の拡張の可能性など、新たな概念が日々更新され続け、私たちの生活に定着しようとしています。近い未来に、現実に踏みしめている床材とバーチャルの中で感じている床材が異なるという時間も発生しうるかもしれません。
長らく住宅における素足文化を守ってきた我々にとって、今後床材の心地良さはどのように暮らしに影響していくのでしょうか。
私たちの暮らしの中のベースを支える「床材の可能性の拡張」という観点から、床材を中心とした素材の可能性を議論します。ゲストには、科学的視点、データでみる繊維製床敷物の歩行性や快適性について研究されている信州大学の木村裕和さんと、建築家で、素材への関心・視点をビジュアライズしたメディアも刊行されている工藤桃子さん、そして国内での普及率が全盛期から大きく縮小した床材であるカーペットと畳、それぞれの素材で床材の価値の更新を模索し、製品作りを行う床材メーカーの代表をお招きして、トークセッションを行います。
イベント当日には、参加ゲストがこれまでに手掛けた床材サンプルに加え、飛騨の森でクマは踊る(通称:ヒダクマ)のフローリングサンプルを実際にご用意いたします。
noiz architects: https://noizarchitects.com/archives/works/tesse
特設サイト: http://tesse.tokyo/
ウェブサイト:https://hdc.co.jp/woolflooring/
ウェブサイト:https://hidakuma.com/
京都工芸繊維大学繊維学部卒業後、京都工芸繊維大学大学院繊維学研究科繊維工学専攻修士課程修了。大阪府立繊維技術研究所(現;地方独立行政法人大阪産業技術研究所)にて、研究員、主任研究員、総括研究員を歴任後、2013年〜現職。1993年博士(工学)、繊維学会論文賞、日本繊維機械学会論文賞等受賞、2018年日本繊維機械学会フェロー。繊維材料から繊維最終製品の試験評価方法に至るまで一貫して繊維工学に関する教育、研究、試験・技術指導業務に従事。特に、繊維製床敷物の物性および機能性が専門。
[関連リンク]
ウェブサイト https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/guidance/teacher/prof/52492.html
一級建築士 / MMA Inc.代表。東京生まれ、スイス育ち。多摩美術大学環境デザイン学科卒、松田平田設計勤務のち工学院大学藤森照信研究室修士課程修了。 16年に MMA Inc.を 設立。コンセプトメイキングや建築設計のほか、インテリアデザイン、展覧会の会場構成も手がけている。2020-2022年多摩美術大学非常勤講師。
[関連リンク]
ウェブサイト https://m-m-architecture.com/
Instagram https://www.instagram.com/mmainc.official/
1978年大阪府生まれ。北海道大学経済学部卒業後2002年にトヨタ自動車株式会社入社。2008年に堀田カーペット株式会社に入社、2017年代表取締役就任。「カーペットを日本の文化にする!」をビジョンにかかげ、敷込み用ウールカーペットブランド「woolflooring」、ウールラグブランド「COURT」、DIYカーペットブランド「WOOLTILE」を展開する、カーペットメーカー。5つ星ホテルや、高級ブティックなどのプロジェクトに参画。
[関連リンク]
ウェブサイト https://hdc.co.jp/
1973年 岐阜県生まれ。大卒後ハウスメーカーを経て同社入社。畳材料商から畳製造に特化した事業へ転換。国内問わず海外市場も展開。和室にとらわれない畳の創造に尽力。
[関連リンク]
ウェブサイト https://tatamiroom.shop
販売(B2C)サイト https://tatamiroom.shop
海外向け販売(B2C)サイト https://tatamiroom.jp
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村元 壮
株式会社ロフトワーク / MTRL クリエイティブディレクター
東京外国語大学国際社会学部卒業。大学卒業後は材料供給の立場から空間づくりに携わりたいと考え、木材商社に入社。国内での卸売営業と海外からの仕入れ業務に従事し、木材流通における商流や木材業界の大枠を捉える。その後より現場に近い立場で木材に関わりたいと考え、東京の調布に本社/自社工場を構える株式会社ティンバークルーに入社。木材加工品の営業を行い、フローリングを中心に、国内の物販店や飲食店などの設計を行うインテリアデザイナーへのスペックイン提案を行う。木材に限らず、様々な素材の可能性を、定量・定性の両面から捉えたいと考え、ロフトワーク/MTRLに入社。
東京外国語大学国際社会学部卒業。大学卒業後は材料供給の立場から空間づくりに携わりたいと考え、木材商社に入社。国内での卸売営業と海外からの仕入れ業務に従事し、木材流通における商流や木材業界の大枠を捉える。その後より現場に近い立場で木材に関わりたいと考え、東京の調布に本社/自社工場を構える株式会社ティンバークルーに入社。木材加工品の営業を行い、フローリングを中心に、国内の物販店や飲食店などの設計を行うインテリアデザイナーへのスペックイン提案を行う。木材に限らず、様々な素材の可能性を、定量・定性の両面から捉えたいと考え、ロフトワーク/MTRLに入社。
主催
協力
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18:30 – 19:00
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会場
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19:00 – 19:10
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オープニングトーク・イベント開催によせて:
FabCafe MTRL 村元壮 -
19:10 – 19:30
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セッション1:
−信州大学 繊維学部先進繊維・感性工学科− 木村裕和 -
19:30 – 19:45
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セッション2:
−MMA Inc.− 工藤桃子 -
19:45 – 19:55
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セッション3:
−株式会社堀田カーペット− 堀田 将矢 -
19:55 – 20:05
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セッション4:
−株式会社国枝− 國枝 幹生 -
20:05 – 20:30
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クロストーク・Q&A
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20:30
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クロージング
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日時
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2023.10.23 (月) 19:00 – 20:30 UTC+09:00
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会場
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FabCafe Tokyo
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F
京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分
JR 渋谷駅 徒歩10分
03-6416-9190
Google mapで開く -
参加費
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無料(1ドリンクオーダー制・領収書発行可)
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定員
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60名
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オーガナイザー
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主催 : MTRL マテリアル
協力: FabCafe