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MTRL FUTURE SESSION vol.01 #HAPTIC DESIGN 〜ヴァーチャル/フィジカルな都市空間におけるUXを考える〜

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MTRL FUTURE SESSIONは、材料や材料に紐づく技術のイノベーションを探求するイノベーションプラットフォーム「MTRL」がお送りする未来洞察イベントです。

2020.7.6 (月)  UTC+09:00

16:00 – 18:00 15:45 開場

FabCafe Tokyo | Google mapで開く

100名

Free オンライン開催

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開催終了

※ 参加ご希望の方は事前のお申し込みをお願いいたします。

 

  • 本イベントは、ライブ配信にて行います。
  • ライブ配信のURLはイベント当日の正午ごろまでにご登録いただいたメールアドレス宛にお送りいたします。

テーマ「ヴァーチャル/フィジカルな都市空間におけるUXを考える」

本イベントは、ヴァーチャル空間におけるUXの開発・普及を進める株式会社Psychic VR Labの渡邊遼平氏と社会学者の南後由和氏、そして「触覚メディア」「身体性メディア」の研究に取り組む南澤孝太氏とともに「ヴァーチャル/フィジカルな都市空間におけるUXを考える」をテーマに議論します。


株式会社Psychic VR Labが仕掛けたクリエイターとタッグを組み、ショッピング空間である「渋谷PARCO」をARでハックした「SHIBUYA XR SHOW CASE」や渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト及びKDDIと進めているリアルな渋谷をヴァーチャル空間内に生み出すプロジェクト「渋谷区公認バーチャル渋谷」が我々にもたらした「ヴァーチャルな都市空間」の価値とは何か。対称的に、南後由和氏の近著『ひとり空間の都市論』の中で、「ひとり空間(漫画喫茶やひとりカラオケなど)」や渋谷ハロウィンなどの「群衆空間」がもつ「フィジカルな都市空間」での出来事をヒントに「都市」におけるコミュニケーション観や身体観、ヴァーチャル/フィジカルの使い分け、またそれらを通してもたらされる新たな都市体験の価値を考えます。

『ひとり空間の都市論』(南後由和、ちくま新書、2018)

渋谷のスクランブル交差点
photo by jun560

ハロウィンで盛り上がりを見せるセンター街
photo by
 Dick Thomas Johnson

都内ではひとりカラオケの専門店など「ひとり空間」のための施設、サービスが増加している

VR・ARの体験は今後どのような広がりを見せるのだろうか

ヴァーチャルな都市空間での体験はフィジカルな都市空間での体験を更新しうるか?

今回のコロナ禍は、図らずも社会のあり方を見つめ直す機会となりました。フィジカルな接触が禁じられ、リモートワークを実施する企業が急増し、自宅とオフィスの境界が曖昧になる、通勤時間がなくなることで家族や趣味のための時間を確保しやすくなったりといった変化がありました。

オンライン化の推進によって、ヴァーチャルな身体(アバター)を使いイベントに参加したり、アバターを使い空間を巡るプロジェクトが発生したりとこれまであくまで「ヴァーチャルなもの」として捉えられていた出来事が、フィジカル空間(リアル空間)として再構成された、実際のコミュニケーションの場として機能するシーンが生まれました。これは人がまるでヴァーチャル空間とフィジカル空間を自由に行き来できるような「身体」を手に入れたとも言えるのではないでしょうか。

フィジカルな「身体」の活動の場の中心であった「都市」は今後、どのように書き換わっていくのでしょうか。また、そこで感じる「都市の肌触り」はどのようなものとなるのでしょうか。イベント当日は、参加者のみなさまからのリアルタイムな質問も受付けながら議論いたします。

こんな方にオススメ

・素材・技術開発メーカーにお勤めの方
都市空間や空間におけるサービス、インフラ設計などに関わられる方
・Haptic Design(触覚のデザイン)に興味がある方
・Withコロナ・Afterコロナにおける新たなビジネスを考えたい方
・新しい素材・デバイスをご自身の企画や研究に活用してみたい方
・VR・ARなどを活用したサービス、ビジネスに興味がある方

HAPTIC DESIGNとは?

HAPTIC DESIGN PROJECTは「触れる」デザインの可能性を探求する研究開発活動です。本PROJECTは、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)のEmbodied Media Projectと株式会社ロフトワークにより共同運営しています。企業との触覚コンテンツ/サービスの共同研究開発に始まり、HAPTIC DESIGNERの育成/コミュニティ醸成を促進するためのイベント「HAPTIC DESIGN MEETUP」や、触覚デザインをテーマにしたアワード「HAPTIC DESIGN AWARD」を実施してきました。

ゲスト

触覚メディア・身体性メディアに関して / 南澤 孝太氏(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授

2005 年東京大学工学部計数工学科卒業。2010 年同大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。メディアデザイン研究科特任助教、特任講師、准教授を経て2019 年より現職。
IEEE Technical Committee on Haptics Vice Chair in Conference、超人スポーツ協会専務理事・事務局長、CiP協議会理事、Telexistence inc 技術顧問を兼務。触覚技術を活用し身体的経験を伝送・拡張・創造する身体性メディアの研究開発と社会実装、Haptic Design を通じた触感デザインの普及展開、新たなスポーツを創り出すスポーツ共創の活動を推進。

[ウェブサイト]
研究室ウェブサイト http://embodiedmedia.org/

VR・ARがひらくバーチャルな都市空間での体験 /渡邊 遼平氏(株式会社Psychic VR Lab, 執行役員 / CMO)

2016年にXR専門メディアを立ち上げ、創刊編集長を務める。2018年に取材先だったPsychic VR LabにChief Media Officeとして参画。翌2019年4月に執行役員に就任。2018年には3次元空間の新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓するプロジェクト「NEWVIEW」をパルコ、ロフトワークと共に発足。本プロジェクトの一環で、NEWVIEW AWARDSと呼ばれるVRグローバルアワードを2018年より開催。2019年は8ヶ国145作品が集まり、本年も開催予定。その他にもNEWVIEW Schoolと呼ばれる次世代の表現手法を学ぶ学校や、海外でのワークショップ開催など国内に留まらず、海外での展開も積極的に実施中。最近では、渋谷PARCOにて展開されている「SHIBUYA XR SHOW CASE」、回遊型XRアート展「INVISIBLE ART IN PUBLIC」などに携わり、「MR x 街」をテーマに掲げ、渋谷を舞台にフィジカルな空間とバーチャルなレイアーの融合を図り、新たな体験価値の創造に力を入れている。

[ウェブサイト]
株式会社Psychic VR Lab  https://psychic-vr-lab.com/
NEWVIEW https://newview.design/
STYLY https://styly.cc/

フィジカルな空間に関する考察/ 南後由和氏(明治大学情報コミュニケーション学部 准教授)

明治大学情報コミュニケーション学部准教授。専門は社会学、都市・建築論。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。デルフト工科大学、コロンビア大学、UCL客員研究員などを歴任。主な著書に『ひとり空間の都市論』(ちくま新書、2018)、主な共著に『商業空間は何の夢を見たか 1960〜2010年代の都市と建築』(平凡社、2016)『モール化する都市と社会』(NTT出版、2013)、主な編著に『建築の際』(平凡社、2015)、主な共編著に『文化人とは何か?』(東京書籍、2010)など。

[ウェブサイト]
オフィシャルサイト: http://www.nango-lab.jp/

  • 柳原 一也

    Loftwork, FabCafe MTRLディレクター

    大阪府出身。2018年ロフトワークに入社し、翌年からMTRLに所属。大阪の編集プロダクションで情報誌や大学案内などの制作を行った後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科へ入学。身体性メディアプロジェクトに所属し、修士課程修了後リサーチャーとしてHaptic Design Projectの運営に携わる。プライベートでは大学院時代の友人と「GADARA」名義で自然物とテクノロジーの調和をテーマに制作活動を行っている。

    大阪府出身。2018年ロフトワークに入社し、翌年からMTRLに所属。大阪の編集プロダクションで情報誌や大学案内などの制作を行った後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科へ入学。身体性メディアプロジェクトに所属し、修士課程修了後リサーチャーとしてHaptic Design Projectの運営に携わる。プライベートでは大学院時代の友人と「GADARA」名義で自然物とテクノロジーの調和をテーマに制作活動を行っている。

     

  • 小原 和也

    株式会社ロフトワーク, MTRLプロデューサー/慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任研究員

    2015年ロフトワークに入社。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了(デザイン)。素材/材料の新たな価値更新を目指したプラットフォーム「MTRL」の立上げメンバーとして運営に関わる。現在はプロデューサーとして、素材/材料基軸の企業向け企画、プロジェクト、新規事業の創出に携わる。モットーは 「人生はミスマッチ」。編著に『ファッションは更新できるのか?会議 人と服と社会のプロセス・イノベーションを夢想する』(フィルムアート社,2015)がある。あだ名は弁慶。

    2015年ロフトワークに入社。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了(デザイン)。素材/材料の新たな価値更新を目指したプラットフォーム「MTRL」の立上げメンバーとして運営に関わる。現在はプロデューサーとして、素材/材料基軸の企業向け企画、プロジェクト、新規事業の創出に携わる。モットーは 「人生はミスマッチ」。編著に『ファッションは更新できるのか?会議 人と服と社会のプロセス・イノベーションを夢想する』(フィルムアート社,2015)がある。あだ名は弁慶。

     

  • MTRL

    MTRLは世界3拠点(東京・京都・香港)に展開する、「素材」をテーマとしたクリエイティブプラットフォーム。日々行われるイベントやプロジェクトを通して、クリエイターが実際に素材に「触れ」インスピレーションを得ることで、新たなクリエイティブが生まれる場を目指しています。 https://mtrl.com/

    MTRLは世界3拠点(東京・京都・香港)に展開する、「素材」をテーマとしたクリエイティブプラットフォーム。日々行われるイベントやプロジェクトを通して、クリエイターが実際に素材に「触れ」インスピレーションを得ることで、新たなクリエイティブが生まれる場を目指しています。 https://mtrl.com/

     

PROGRAM

15:45 – 16:00 開場
16:00 – 16:10 オープニングトーク:「ヴァーチャル/フィジカルな都市空間の活用を事例から考える」柳原 一也( MTRL )
16:10 – 16:25 セッション1:「VR・ARがひらくバーチャルな都市空間での体験 」/渡邊 遼平氏(株式会社Psychic VR Lab, 執行役員 / CMO)
16:25 – 16:40 セッション2:「MTRL・HAPTIC DESIGNの事例紹介」/小原和也(MTRL)
16:40- 16:55 セッション3:「触覚メディア・身体性メディアに関して 」/ 南澤 孝太氏(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授)
16:55 – 17:10 セッション4:「フィジカルな都市空間の考察」/ 南後由和氏(明治大学情報コミュニケーション学部 准教授)
17:10 – 17:20 休憩
17:20 – 17:55 クロストーク・質疑応答
17:55 – 18:00 クロージング
18:00 – 18:30 相談交流会※
※イベント終了後に、より具体的に質問などがある方に向けた「相談交流会」の時間を設けます。この時間には、MTRLメンバーのみが参加し、ゲスト講師は参加されません。

Information

日時

2020.7.6 (月) 16:00 – 18:00 15:45 開場 UTC+09:00

会場

FabCafe Tokyo
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F

京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分
JR 渋谷駅 徒歩10分

03-6416-9190
Google mapで開く

参加費

Free オンライン開催

定員

100名

ご注意

・プログラムは、予告なく変更される場合があります。
・参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日mtrl.comに掲載する場合があります。
・本イベントは、ライブ配信にて行います。
・ライブ配信のURLは当日の正午ごろまでにご登録いただいたメールアドレス宛にお送りいたします。

開催終了

※ 参加ご希望の方は事前のお申し込みをお願いいたします。

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