Talk Event
- #開催終了
本イベントは、科学者による最先端の宇宙論からの斬新な話題提供の後、様々な体験をデザインするロフトワーク、 そして、クリエイティブの代名詞とも言える芸術の分野から専門家を迎え、それぞれの視点や思想を交えながら、 “クリエイティブであること、新しい価値を創造すること、とはどういうことか"を探り、 共に考えるトークイベントです。
2017.6.17 (土) UTC+09:00
15:00 – 17:30
クリエイティブってなんだろう?
テクノロジーの恩恵によりモノも情報も溢れる現代。
テクノロジーの進歩は日進月歩。
コミュニケーションツールの発展による人間関係の拡大・複雑化。
日々あたらしいヒトやモノが誕生しては消えていくファストな流行。
自分たちの感覚が追いついていかないほどのスピードと、すべてを把握することが不可能な情報量というカオスの中で、それでも新しいものを生み出すためにはどうすればよいのか。
一つの方法論として、MITメディアラボの伊藤所長より「The Creativity Compass」が提唱されています。
1人の人間の中に、アート・デザイン・エンジニアリング・サイエンスの4つの視点を持ち、それらを結びつけていくことが、これからのクリエイティブな人材に必要な要素と語っています。
本イベントは、科学者による最先端の宇宙論からの斬新な話題提供の後、様々な体験をデザインするロフトワーク、そして、クリエイティブの代名詞とも言える芸術の分野から専門家を迎え、それぞれの視点や思想を交えながら、“クリエイティブであること、新しい価値を創造すること、とはどういうことか”を探り、共に考えるトークイベントです。
宇宙倶楽部とは?
「宇宙倶楽部」は、株式会社ロフトワーク内の組織横断体制で行っている、2017年4月からスタートしたプロジェクトです。テクノロジーの進化により、人の価値観や働き方などが大きく変わりつつある今、ひとつの共通のビジョンとなりうるものが「宇宙」であると考えています。
しかし、興味を抱く人が多く、宇宙はビジネスチャンスであると言われている現代でさえ、宇宙にかかわる取り組みをするにはハードルがあると感じています。
我々のもつクリエイティブの知見で、もっと宇宙についての魅力を引き出せないだろうか? という志のもと、
まずは自ら宇宙に関わる取り組みを小さく始めてみよう、ということで有志で活動しているのが宇宙倶楽部です。
【詳細】
「宇宙倶楽部」プレゼンツ !! 最先端の宇宙論から考える”クリエイティブ”
日時:2017年6月17日(土)15:00〜17:30
会場:FabCafe MTRL
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目22-7道玄坂ピア2F
登壇者:野村泰紀/坪井あや/野村康生/平川紀道/佐々木星児
定員:50人
参加費:無料
【プログラム】
15:00〜15:10【オープニング】佐々木星児(宇宙倶楽部)
15:10〜15:50【プレゼンテーション】野村泰紀(カリフォルニア大学バークレー校 教授)
15:50〜16:50【セッション】野村泰紀/坪井あや/野村康生/平川紀道
16:50〜17:00【質疑】
17:00〜17:30【ネットワーキング】
※プログラムは、予告なく変更される場合があります。
【登壇者】
野村 泰紀(カリフォルニア大学バークレー校 教授)
1974年神奈川県生まれ。理論物理学者。カリフォルニア大学バークレー校教授、バークレー理論物理学センター長。 東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(KavliIPMU)主任研究員、ローレンス・バークレー国立研究所上席研究員を併任。 主に素粒子物理学と宇宙論を研究している。近年の量子重力理論の発展は、我々の宇宙が異なる空間の次元や素粒子の種類、 質量等を持った数多くの宇宙(マルチバース)の一つにすぎないこと、このような世界を正しく記述するには元来小さなスケールの物理を理解するのに重要と思われた量子力学が大きなスケールでも決定的に重要な役割を果たすこと、等を示唆する。
現在は主に、この新たな「量子的マルチバース」とも言うべき描像が、量子重力理論の根源的な定式化および将来の宇宙論的観測にどのような意味を持つのかを研究している。
坪井あや(東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構)
1975年東京都生まれ。東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)にてArtist in Residence(AIR)プログラム、科学者と哲学者による一般向け講演会「起源への問い」「宇宙観の東西」、私的見解をパブリックな場で発言しづらい科学者がアーティストとじっくり話をするための設え「サイエンス温泉」など、サイエンスにアート/哲学を持ち込み両者が対等に交流する様々なパブリックプログラムを企画実施。サイエンスとアート/哲学の布置を非専門家の立会いのもと再考することで新たな人間像を伴う包括的な理念の形成を目指す。
野村康生(アーティスト)
1979年島根県生まれ。2004年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。本質的な美の根拠を求め、美術史や科学理論に材を取った作品を多数発表。
現在表参道のhpgrp GALLERY TOKYOで開催中の個展「Dimensionism」は、2015年に東京大学カブリIPMUでのアーティスト・イン・レジデンスで得た「高次元」の知見をもとに展開された21世紀型絵画理論。2016年からは理研脳科学総合研究センターでアートプロジェクトの企画運営に携わり、高次元知覚獲得に向けたプロジェクトを構想中。2015年度Kavli IPMU AIR レジデントアーティスト。
平川紀道(アーティスト)
1982年島根県生まれ。コンピュータ・プログラミングによるリアルタイム処理を用いた映像音響インスタレーションを中心とした作品群を国内外の美術展、メディアアート・フェスティバルで発表。2004年度文化庁メディア芸術祭優秀賞、 アルス・エレクトロニカ 2008 準グランプリ受賞。池田亮司、大友良英、三上晴子らの作品制作への参加、Typingmonkeys としてのライヴ・パフォーマンス、ARTSATプロジェクト(衛星芸術プロジェクト)におけるアーティスティック・ディレクションなど、活動は多岐に渡る。2016年度Kavli IPMU AIR レジデントアーティスト。
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日時
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2017.6.17 (土) 15:00 – 17:30 UTC+09:00
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会場
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FabCafe MTRL (FabCafe Tokyo 2F)
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア2F
京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分
JR 渋谷駅 徒歩10分
Tel.03-6416-9190
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参加費
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無料
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定員
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50名