Talk Event
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ウェルビーイングに「感性と身体性」からアプローチするためのヒントを得られる全4回のトークシリーズ、第1回。主観的な身体感覚にやどる創造性とはいかなるものなのでしょうか?心理学や哲学を専門とする研究者とともに考えます。また、それらを科学的手法を用いた実験や定量調査によって客観化する試みについてもご紹介します。(共催:関西大学「身体性とウェルビーイング」研究チーム KEWRT、株式会社ロフトワーク、FabCafe Kyoto / ゲスト:スタジオ・ポエティック・キュリオシティ)
2023.6.7 (水) UTC+09:00
19:00 – 21:00
このイベントは終了しました。当日の様子はこちらからご覧ください。
イベント主旨
ウェルビーイングに「感性と身体性」からアプローチするためのヒントを得られる全4回のトークシリーズ、第1回。
心理学や哲学、認知科学などを専門とする関西大学の研究者のワーキンググループ「身体性とウェルビーイング」研究チーム KEWRTとともに、多様性やメンタルヘルス、体験価値、AIと創造性などさまざまなトピックと私たちの「生きやすさ」「ゆたかさ」の関係性を読み解きます。
「よくわからないけど、なんかいい(はず)」という結論になりがちな体験価値やウェルネスについて、その意味や効果を言語化・指標化することを試みる機会。ぜひ、みなさんの具体的な課題を持ち寄ってご参加ください。
#1 テーマ
シリーズ初回となる今回のテーマは、「無」の商品価値 – 身体性を核にした、新しい価値評価軸のデザイン。
「身体で感じる」ことの重要性はしばしば強調されますが、実際のところは何が大事なのでしょうか? 主観的な身体感覚にやどる創造性について、「無」をキーワードに語ります。またそれを実験や定量化によって客観化する試みについてもご紹介します。
また今回は、詩的な想像に形を与えるようなデザインとものづくりを追究するデザインスタジオ「スタジオ・ポエティック・キュリオシティ」の青沼優介さんと三好賢聖さんをゲストにお迎えします。
Keyweord
#余白とコミュニケーション #無駄とイノベーション #身体的記憶と普遍的共感 #アフォーダンス #行間を読む #ことばにできない
こんな人におすすめ
・ツーリズムやレジャー、モビリティなど、「身体性を伴なった体験価値」が重要なサービスの企画・開発に携わる方
・まちづくり、公共空間、オフィス、学校など、「不特定多数の他者がともに過ごす場」のコミュニケーションデザインや空間デザイン、運営に携わる方
・「身体表現」を実践しているアーティストやパフォーマー、アスリートの方
・新しい時代における「多様性(ダイバーシティ&インクルージョン)」へ配慮した組織づくりやサービス設計の方法に悩んでいる方
・従来の基準では測れない「ウェルビーイング」に対する指標の設定や効果測定、科学的エビデンスを求めている方
タイムテーブル(予定)
19:00-19:05 開会、ご挨拶
19:05-19:15 スピーカー自己紹介(5分 x 3名)
19:15-19:55 クロストーク
19:55-20:00 Q&A
20:00-20:30 ネットワーキング
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三村 尚彦
関西大学 文学部 総合人文学科 哲学倫理学専修 教授
専門は現代哲学、現象学。最近の研究テーマは、言葉にうまくできないけれど身体で漠然と感じている感覚がもつ創造性および現代美術家荒川修作+マドリン・ギンズの「建築する身体」という概念。雑談好きで、大学の講義では果てしなく話が拡散していく。
専門は現代哲学、現象学。最近の研究テーマは、言葉にうまくできないけれど身体で漠然と感じている感覚がもつ創造性および現代美術家荒川修作+マドリン・ギンズの「建築する身体」という概念。雑談好きで、大学の講義では果てしなく話が拡散していく。
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菅村 玄二
関西大学 文学部総合人文学科心理学専修 教授
早稲田大学,University of North Texasなどを経て,2008年着任。身体の動作や感覚の心理学が専門。たとえば、「うつむいた姿勢」をとると、実際にうつ気分が増し,背筋を伸ばすと態度もポジティブになる。そこからイスやクッションの開発を行う。ほかに、柔らかい素材に触れることで考え方が「柔軟」になったり,重い荷物を背負うことで物事に対する責任を重く感じたりといったことを実験している。身体を重視しながら身心の調和を図る東洋の叡智,また自然に畏敬の念をもつ日本の文化的背景に関心をもち,それを体現する生き方を目指す。
早稲田大学,University of North Texasなどを経て,2008年着任。身体の動作や感覚の心理学が専門。たとえば、「うつむいた姿勢」をとると、実際にうつ気分が増し,背筋を伸ばすと態度もポジティブになる。そこからイスやクッションの開発を行う。ほかに、柔らかい素材に触れることで考え方が「柔軟」になったり,重い荷物を背負うことで物事に対する責任を重く感じたりといったことを実験している。身体を重視しながら身心の調和を図る東洋の叡智,また自然に畏敬の念をもつ日本の文化的背景に関心をもち,それを体現する生き方を目指す。
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スタジオ・ポエティック・キュリオシティ
Studio POETIC CURIOSITY
「詩的好奇心」をテーマとして掲げるデザインスタジオ。2020年、青沼優介と三好賢聖によって結成され、東京を拠点に活動しています。私たちは、詩的な想像に形を与えるようなデザインとものづくりを追究しています。リサーチ、制作、実験などの試行錯誤から生まれる発見を大切に、幅広いジャンルのデザインを行っています。2021年より毎年開催している個展「POETIC PROTOTYPING」(ポエティック・プロトタイピング)では、「詩的好奇心」をテーマとした自主制作プロジェクトを発表しています。
https://poeticcuriosity.com/「詩的好奇心」をテーマとして掲げるデザインスタジオ。2020年、青沼優介と三好賢聖によって結成され、東京を拠点に活動しています。私たちは、詩的な想像に形を与えるようなデザインとものづくりを追究しています。リサーチ、制作、実験などの試行錯誤から生まれる発見を大切に、幅広いジャンルのデザインを行っています。2021年より毎年開催している個展「POETIC PROTOTYPING」(ポエティック・プロトタイピング)では、「詩的好奇心」をテーマとした自主制作プロジェクトを発表しています。
https://poeticcuriosity.com/ -
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木下 浩佑
株式会社ロフトワーク, FabCafe Kyoto ブランドマネージャー
京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。
https://loftwork.com/jp/people/kousuke_kinoshita京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。
https://loftwork.com/jp/people/kousuke_kinoshita
関西大学「身体性とウェルビーイング」研究チーム KEWRTとは
2017年4月、身体性、身体と環境の相互作用、ウェルビーイング(こころと身体の健康)に関する学際的研究を目的に、哲学、心理学、宗教学、教育学、認知科学、メディア論の研究者らによって発足した関西大学の研究チーム。これまでに建築、コンテンポラリーダンス、脳神経科学、里山活動、現代アートなど多様な領域の実践者、研究者とコラボレーションしながら研究活動を展開している。
■ 参加メンバーはこちらをご覧ください。 >>> https://fabcafe.com/jp/labs/kyoto/KEWRT/
お問合せ先
本イベントに関わるお問い合わせは、下記までメールにてお願いいたします。
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株式会社ロフトワーク / FabCafe Kyoto イベント運営事務局(担当:木下)
kyoto.marketing@loftwork.com
カバー画像(メインビジュアル)について
本イベントシリーズのメインビジュアルでは、陶芸家/美術家の かのうたかお さんの作品「壺中天アリ」をフィーチャーしています。「うつわ」とは、形(からだ)をもつ外側のことを指すのか、それとも内側の空間のことなのか?一見すると「無」でしかないものごとに惹かれ、そこに価値を見出す態度や行為こそ、人間の創造性の根源をなすものなのかもしれません。
■ かのうたかお website : https://takaokano.com/
(撮影協力:白白庵)
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日時
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2023.6.7 (水) 19:00 – 21:00 UTC+09:00
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会場
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FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554
■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
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参加費
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1,000円(1ドリンク付) 学割あり(学生証掲示で50%OFFとなります。)
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定員
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40名(予約優先)
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ご注意
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会場の様子は写真や動画等で記録され、主催者によるレポート記事やSNS等で公開されることを予定しています。あらかじめご了承のうえお申込みください。
マスク着用は必須ではありません。登壇者もマスクなしの場合があります。
このイベントは終了しました。当日の様子はこちらからご覧ください。