Talk Event

【トーク】「表現でみるアフリカ・アジア社会とその課題」CAACCS第4回講座:VDP作品上映とトーク「共に生きる」〜ベトナムとインドネシアの映像作品から〜

京都精華大学 現代アフリカ・アジア講座 2025

  • #参加受付中
  • #入場無料

登壇者:マイ・フエン・チー(通称チー・マイ)監督(ベトナム)/ Mai Huyền Chi (Chi Mai) from Vietnam|スアン・ハー監督(ベトナム)/ Xuân Hạ from Vietnam|ワフユ・ウタミ監督(インドネシア)/ Wahyu Utami from Indonesia|居原田 遥(キュレーター、京都芸術大学講師)/ Haruka Iharada(Independent curator, lecturer at Kyoto University of the Arts)

2026.2.13 (金)  UTC+09:00

19:00 – 21:00

FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) | Google mapで開く

入場無料

Share

FabCafe Kyoto より

本イベントは、京都精華大学アフリカ・アジア現代文化研究センターが開催する公開講座「京都精華大学 現代アフリカ・アジア講座2025」全5回のプログラムです。

企画主旨

京都大学東南アジア地域研究研究所VDPプロジェクト(https://vdp.cseas.kyoto-u.ac.jp/)の過去作から2作品を紹介。当日はベトナムとインドネシアから3名の監督をお呼びし、制作の背景について伺いながら、死生観、パートナーシップや家族観、現代社会を生きる女性としての経験を共有し、考察を深めます。

上映作品/ Films to be screened

1)チー・マイ&スアン・ハー監督作「8月の手紙」

August Letters, by Mai Huyền Chi (Chi Mai) &Xuân Hạ (26min/ Vietnam/ 2021)
VDP作品募集の知らせがもたらされたのは、ある映画作家が彼女の父親の命日を追悼するとともに甥の誕生日を祝っていた8月のことだった。彼女は別の映画作家に声をかけ、コロナが引き起こしたロックダウンという状況のもと、2人の共通言語である映像を使って「死と生」のテーマに思いを巡らせた。このドキュメンタリーは、2人の監督やその家族の私的な物語を織り混ぜながら、生と死の意味を静かに思い、今日のベトナムの現代的な生き方や家族の関係を映し出している。

2) ワフユ・ウタミ監督作品「伴侶さがし」

Golek Garwo, by Wahyu Utami (30min/ Indonesia/ 2020)
『伴侶さがし』は、高齢男性のバスリが再婚を願う気持ち、その期待と彼が向き合う現実についての物語だ。本作では、恋愛ものにありがちな、常に美しく完璧なものという理想世界の観念とは違う愛の見方が描かれる。シンプルで現実に即した愛情表現を描く本作は、親密さを示す単純なしぐさ、たとえば、新郎と新婦の言い争いや、彼らが自尊心から相手に本当の気持ちを伝えるのを思いとどまる様子などを取り上げる。この作品では、二つの別々の街で離れて暮らし、働く二人が抱える葛藤にも迫る。


登壇者

マイ・フエン・チー

マイ・フエン・チー(通称チー・マイ)は記憶、強制退去や帰属問題を追究するベトナム人の脚本家兼監督である。彼女は映画制作を、埋もれた歴史や声を掘り起こすために長期間にわたりコミュニティと協働して取り組む、ケアの行為として捉えている。
監督としてのデビュー作となった短編ドキュメンタリー『Down The Stream』はVimeoの2015年ベスト・オブ・ザ・イヤー賞の最終選考作品に、共同監督を務めた『The Girl from Daklak』(2021年)はポルトガルのインディリスボア国際映画祭でプレミア上映されてシルヴェストレ賞にノミネートされている。
そしてニューヨークアジア映画祭でも上映された短編フィクション映画監督デビュー作『The River Runs Still』(2024)、アルジャジーラの委嘱を受けて制作した最新作『50 Years of Forgetting』(2025)が続く。現在はメコン川沿いに暮らす無国籍の家族たちを描く長編フィクション『The River Knows Our Names』の制作に取り組んでおり、この企画はタレンツ・トーキョー・アワードのネクスト・マスターズ・サポート プログラム(NMSP)に採択されるなど、国際的にも注目されている。

スアン・ハー

スアン・ハーはアーティスト兼オーガナイザーとしての実践を営むアートワーカーである。映像、インスタレーション、コンセプチュアルアートを横断する活動を通じ、個と集団の幻想を視覚的な語りへと変換し、流動するアイデンティティ、場の無常や社会的・環境的変容の只中における文化的継承の脆弱性について検証する言説の場を、創出する。
彼女の作品は、第25回アジア・アヴァンギャルド映画祭(M+ミュージアム、香港)、Painting with Light Film Festival 2022(シンガポール国立美術館)、京都大学VDPプロジェクト2021、ジャカルタ・ビエンナーレESOK 2021(インドネシア国民覚醒博物館)のほか、独立系機関系を問わず国内外の様々なアートスペースで展示されている。
芸術実践と並行して、スアン・ハはベトナムにおけるローカルアートコミュニティの育成に深く関わっている。彼女はChaosdowntown Cháo(ホーチミン市、2015-2019年)の共同創設者であり、A Sông(ダナン、2019年-現在)の創設者である。オーストラリア芸術評議会による「国際未来リーダープログラム2022-23」の受賞歴があり、最近ではプリンス・クラウス基金(オランダ)より「環境危機への文化的・芸術的対応2024(CAREC)」フェローズ賞を受賞した。

フユ・ウタミ

ワフユ・ウタミは、インドネシア、ジャワ州中部ウォノギリ生まれの映像作家・アーティストである。インドネシア国立芸術大学ジョグジャカルタ校(ISI)で修士レベル課程を修了。2016年以降、自主制作でドキュメンタリー作品を次々と発表し、作品は国内外の映画祭で上映され、インドネシア国立美術館やシンガポールラサール大学現代芸術研究所(ICA)などにて展示されている。現在はジョグジャ・フィルム・アカデミーで常勤講師を務める。

居原田遥

京都芸術大学大学院芸術研究科講師、インディペンデントキュレーター。沖縄をはじめとするアジアの政治・社会課題や困難と向きあう芸術文化のあり方・活かし方を研究しながら、アーティストたちと共同するキュレーター、アクティビストとして活動。これまでの主な実践に一般社団法人Docu Athanとの共同や「Masking/Unmasking Death 死をマスクする/仮面を剥がす」(東京芸術大学大学美術館陳列館、2022年)展企画キュレーター、「当意即妙ー芸術文化の抵抗戦略」(京都芸術センター、2024年)展企画など。京都市立芸術大学美術学部非常勤講師、沖縄大学地域研究所特別研究員。


「表現でみるアフリカ・アジア社会とその課題」について

2025年10月24日より、全5回の日程で現代アフリカ・アジアに関する連続講座「表現でみるアフリカ・アジア社会とその課題」を開講します。 本講座では、アフリカ、アジア地域を中心に活動している作家の方々をお招きし、映像・写真作品を鑑賞しながら、それぞれの地域での課題などについて解説します。

京都精華大学アフリカアジア現代文化研究センターとは?

アフリカ・アジア現代文化研究センター(CAACCS、Center for Africa-Asia Contemporary Studies)は、より実践的、直接的な交流から、アフリカ・アジアの現代文化を考察し、新しい世界のあり方を探ることを目的に2020年4月に設立されました。アフリカやアジアをフィールドとする研究者やアーティストを積極的に受け入れ、学部の教育研究活動ともリンクする研究拠点をめざします。
https://caaccs.kyoto-seika.ac.jp/

Information

日時

2026.2.13 (金) 19:00 – 21:00 UTC+09:00

会場

FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554

■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分

■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分

※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
Google mapで開く

参加費

入場無料

Share

Recommend

FabCafe Newsletter

新しいTechとクリエイティブのトレンド、
FabCafeで開催されるイベントの情報をお伝えします。