Hands-on
- #参加受付中
平安時代から続く、日本の伝統的な製本技法である和綴じは、経典の装丁として始まりました。その後、江戸時代に入ると、文化の発展とともに和綴じの技法も進化を遂げ、様々な書物の装丁に用いられるようになり、その美しさと丈夫さで、知の継承を支えてきました。
本ワークショップでは、日本の伝統的製本技術である和綴じの内2種を、それぞれの特徴を解説しながら、実際に自身の手で綴じてもらいます。
2025.2.22 (土) – 2025.2.22 (土) UTC+09:00
14:00 – 16:00 13:45受付開始
10名
1500円+1ドリンクオーダー制 外部サイト(Peatix)に移行します。
Bookbinding Workshop クリエイター向け手製本講座
絵や文をかき、写真を撮り、印刷し、糸で綴じる。
そんな工程の一つ一つを経て、本がつくられます。
その中でも、製本技法は本の完成度を左右する重要な工程です。
平安時代から続く、日本の伝統的な製本技法である和綴じは、経典の装丁として始まりました。その後、江戸時代に入ると、文化の発展とともに和綴じの技法も進化を遂げ、様々な書物の装丁に用いられるようになり、その美しさと丈夫さで、知の継承を支えてきました。
一方、現代では、若者に根強い人気を誇るZINEがあります。
ZINEは、60年代に既存メディアに縛られない文化として生まれました。DIYスピリットと自由な表現を軸に、コピー機とホチキスから始まった遊びのような実験メディアは、カウンターカルチャーとして進化を遂げていきました。
そんなZINEにも、手製本の技法は多数取り入れられています。それは、特殊な紙を使った表紙、通常の本では入れられない素材の綴じ込みなど、手作業ゆえに一冊一冊に個性を与えることができる=完全な複製がないという特徴が、ZINEやアーティストブックの文脈において非常にリンクするからでしょう。デジタル全盛の現代においても、手製本による独自の表現方法は多くのクリエイターを魅了し、静かなブームが続いています。
本ワークショップでは、日本の伝統的製本技術である和綴じの内2種を、それぞれの特徴を解説しながら、実際に自身の手で綴じてもらいます。
技術が発達した現代だからこそ、あなたの”記録”を、唯一無二の形で残してみませんか。
また、猫の日特別企画として、猫の毛糸をご用意。少し難易度が高いですが、製本も可能です。希望者はチャレンジしてみてください。
綴じ方について
本ワークショップでは、和綴じの中から、初心者の方でも取り組みやすい「三つ目綴じ」と、より本格的な「康煕(こうき)綴じ」の2種類を実践いただきます。
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三つ目綴じ
シンプルながらも繊細な菱形が際立ち、装飾でありながら構造的な強度も持つ綴じ方です。
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康煕綴じ
四つ目綴じの角部分に糸を縦横に掛けた綴じ方です。清の皇帝・康熙帝に起源があるとされ、”高貴”綴じとも呼ばれています。
※写真は別の綴じ方のイメージです、追って差し替えさせていただきます。
連絡事項
- 製本が初めての方でも問題ないよう、必要な道具や材料(紙、糸など)は、すべて運営側でご用意いたします。手ぶらでお越しください。
- 針を使用しますので、中学生以上の方のみご参加可能です。
- お持ち帰りいただけるのは、ご自身で綴じた2冊の手製本(A5)です。綴じ方は2種とも体験いただけます。
- 今回は、製本の講座となります。アーティストブック・ZINE制作については、ワークショップ後に思う存分チャレンジしてみてください。
- ワークショップ終了後、散歩をしながらストリートスナップを行う予定です。参加は任意となりますが、もしよければご一緒しましょう。
特別企画:猫の毛糸で綴じる
猫の日にちなんで、本物の猫の毛から紡いだ糸もご用意しました。
扱いが難しい素材ですが、ふわふわの猫の毛で特別な一冊を作りたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
Special Thanks to しゃとう、こな、もずく、ぽこ(猫のみなさん)
こんな人におすすめ
- 写真、絵、文章などの作品制作を行っており、ポートフォリオや記録媒体を自作したいと考えている方
- 今までホチキスを使ったり、印刷会社へ依頼したりしてZINEを作ってきたが、手製本に興味があり、これを機に和綴じに挑戦してみたい方
- 本や製本自体に興味関心がある方
- クリエイターに自社の製品や素材を使ってもらい、広報やPR、商品開発などのリサーチがしたい企業の方
タイムテーブル
13:45 受付開始
14:00 開始、注意事項説明
14:05 ZINE・アートブックについて
14:15 綴じ方について事前解説
14:30 実践タイム~手製本体験~
15:45 完成&記念撮影
15:55 クロージング
16:00 ワークショップ終了
※終了後、任意参加の街歩きスナップ会実施
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安齋 萌実/Moemi Anzai
名古屋学芸大学大学院 メディア造形研究科修了。
名古屋市を拠点に、写真作品の制作を行う。主に、土地や場所を対象とした写真作品/冊子作品の制作・発表を行う。また、リサーチやフィールドワークを通して、生活や暮らしに地続きな物事を写真やテキストで記録し、展示や冊子としてまとめている。
そのほか、作品制作と並行して、アートを介したワークショップの企画・運営などの活動も行なっている。
近年の主な作品:『都市公園』(“大名古屋電脳博覧会” / 愛知, 2023)、『眠る家 – 飛驒市古川町』(“BOOK BOOK-金城市場で本の市-”/愛知,2024)など。
名古屋学芸大学大学院 メディア造形研究科修了。
名古屋市を拠点に、写真作品の制作を行う。主に、土地や場所を対象とした写真作品/冊子作品の制作・発表を行う。また、リサーチやフィールドワークを通して、生活や暮らしに地続きな物事を写真やテキストで記録し、展示や冊子としてまとめている。
そのほか、作品制作と並行して、アートを介したワークショップの企画・運営などの活動も行なっている。
近年の主な作品:『都市公園』(“大名古屋電脳博覧会” / 愛知, 2023)、『眠る家 – 飛驒市古川町』(“BOOK BOOK-金城市場で本の市-”/愛知,2024)など。
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居石 有未/Yumi Sueishi
名古屋造形大学大学院 修了。
展示やワークショップ運営、調査、広報などの多岐にわたる企画経験を活かし、創造力や表現力を活かせる環境づくりを、コミュニティを固定せず実践。制作では、生き物との共同制作に挑戦し、近年は主に顕微鏡を使用した作品を展開している。好きな食べ物はいちご。
近年の主な活動:個展「じつづき」2024年 ビッカフェ、「Rishao”mo:yu”Releas LIVE」2024年 stiffslack 映像演出など。
名古屋造形大学大学院 修了。
展示やワークショップ運営、調査、広報などの多岐にわたる企画経験を活かし、創造力や表現力を活かせる環境づくりを、コミュニティを固定せず実践。制作では、生き物との共同制作に挑戦し、近年は主に顕微鏡を使用した作品を展開している。好きな食べ物はいちご。
近年の主な活動:個展「じつづき」2024年 ビッカフェ、「Rishao”mo:yu”Releas LIVE」2024年 stiffslack 映像演出など。
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細井 章世/Akiyo Hosoi
1994年愛知県生まれ。日常的に撮り溜めた記録写真を素材として作品制作をしています。
個展歴:
「るびをふる」/ 2023.4.26-5.21 / まなみ古書店(名古屋市北区)
「静止画」/ 2021.12.7-26 / cafe DODO(名古屋市中区)
40one’s fest / 2020.1.31-2.2 / gallery 40(名古屋市中区)
1994年愛知県生まれ。日常的に撮り溜めた記録写真を素材として作品制作をしています。
個展歴:
「るびをふる」/ 2023.4.26-5.21 / まなみ古書店(名古屋市北区)
「静止画」/ 2021.12.7-26 / cafe DODO(名古屋市中区)
40one’s fest / 2020.1.31-2.2 / gallery 40(名古屋市中区)
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日時
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2025.2.22 (土) – 2025.2.22 (土) 14:00 – 16:00 13:45受付開始 UTC+09:00
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参加費
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1500円+1ドリンクオーダー制 外部サイト(Peatix)に移行します。
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定員
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10名