Talk Event
- #開催終了
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藤前干潟ラムサール条約登録20周年を記念して制作されたドキュメンタリー映像の上映会を開催します。今回のテーマは「小さな生命、大きな未来」。干潟の周辺に住む地元の人々や干潟に生息する微生物の小さな実態が集まり、作られた物語を通して、生態系や命について立ち止まって考えてみませんか?
2024.5.11 (土) UTC+09:00
14:00 – 15:00 13:45受付開始
「参加する」ボタンをクリックすると、外部予約サイト(Peatix)へ移動します。
藤前干潟ラムサール条約登録20周年を記念して制作されたドキュメンタリー映像の上映会を開催します。今回のテーマは「小さな生命、大きな未来」。干潟の周辺に住む地元の人々や干潟に生息する微生物の小さな実態が集まり、作られた物語を通して、生態系や命について立ち止まって考えてみませんか?
上映会後には、制作者本人から映像についてお話を伺いつつ、藤前干潟を守る会の梅村幸稔氏、中川運河を舞台にサステイナビリティと向き合い取り組んでいる中川運河学習室の工藤尚悟氏、近藤起久子氏をお招きして、私たちが未来のためにできることについてのトークセッションを行います。
小さな生命、大きな未来
2024年春、日本の季節の変わり目。温かな日差しは、干潟の上空を飛び交う渡り鳥たちを照らし、その下に広がる泥地は小さな生命たちの活動の舞台。
藤前干潟には、数え切れないほどの生物たちが生息しています。
その中でも特に目立つのは、渡り鳥たちと、彼らが食事とする小さな生き物たち。
彼らは干潟の生態系を形成し、それぞれが重要な役割を果たしています。その生態系にはもちろん私たち人間も。
生態系とは?命とは?
そんな問いは普段日常で問うことはほとんどないかもしれません。でも、この文章を読んでくれている皆様に、ふと、立ち止まってもらいたい。立ち止まって、その問いを深めてもらいたい。
今回のテーマは「小さな生命、大きな未来」
藤前干潟の周辺に住む地元の人々、藤前干潟に生息する微生物。それらの小さな実態が集まり、作られた物語です。たくさんの小さな生命が集まれば大きな力となり、未来を変えることができます。私たちもまた当事者なのです。
小さな生命から、大きな未来へ。
藤前干潟とは
藤前干潟は、名古屋港の奥部に残る約100ヘクタールの貴重な干潟です。シギやチドリなどの多くの渡り鳥が飛来し、様々な生物が生息するこの地域は、ラムサール条約によって国際的な重要湿地として認識されています。
かつて名古屋市が廃棄物の埋立地として計画しましたが、自然保護団体や市民の反対運動により、貴重な自然環境が保全されることとなりました。
藤前干潟の特徴
- 都市部にありながら、年間数万羽もの渡り鳥が飛来する貴重な国内有数の湿地
- 市民たちによって守られた干潟
都市部に近い場所、自分たちの住んでいる場所だからこそ「守る」「途絶えさせてはいけない」という「当事者としての芽生え」が市民から生まれ、たくさんの小さな声が大きな変化へとつながりました。
ドキュメンタリー映像上映会
藤前干潟ラムサール条約登録20周年を記念して制作
今回、上映されるドキュメンタリー映像はラムサール条約登録から20周年を記念して制作された、干潟に関わる人々や生物が紡いだ物語です。
これからの藤前干潟とわたしたちのために
「自分たちの子供の未来のために、その孫のために」と藤前干潟の生物多様性の維持へと立ち上がった市⺠たち。
その声、活動がなければ藤前干潟の埋め立ては実施され、生物多様性の危機に晒されていたことでしょう。
この地球上で人間が生きていくためには、人間だけの力では生きていけません。
目に見えないくらい小さな微生物や、それを食とする動物。あらゆる生命の食物連鎖があるからこそ人間はこの地球に暮らすことができるのです。
しかし、守られ維持されてきた藤前干潟の今の課題となってきているのが、「ゴミやマイクロプラスチック」
これらの問題を解決し、きれいな藤前干潟を保ち続けていくことが私たちの役割であり、ここに住むことの恩返しでもあります。
それが、藤前干潟に落ちているゴミだけでなく、日常の暮らしの中でも小さな一歩を意識することが、これからの大きな未来を作り上げていくそんな行動に繋がることを願っています。
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成田淳(Narita Jhoneic Manalo)
株式会社 WAVE CREATIVE 代表 / 映像監督 / ジャーナリスト
1993年9月30日生まれ。「声なき声を届ける」ことを使命とし、大手企業や芸能関係の映像広告でマーケティング技術を磨く。
その後、ジャーナリストとして、世界の難民や気候変動の最前線に向かい、取材と映像制作を行い、現在は広告で培った知識と取材で得た視点を掛け合わせ、環境問題や社会問題に対して「ソーシャルクリエィティブ」と定義した活動を本格的に展開。再生回数を追い求める様な消費される物を作るのではなく、人の心に届き消費されない物を作るために活動中。
1993年9月30日生まれ。「声なき声を届ける」ことを使命とし、大手企業や芸能関係の映像広告でマーケティング技術を磨く。
その後、ジャーナリストとして、世界の難民や気候変動の最前線に向かい、取材と映像制作を行い、現在は広告で培った知識と取材で得た視点を掛け合わせ、環境問題や社会問題に対して「ソーシャルクリエィティブ」と定義した活動を本格的に展開。再生回数を追い求める様な消費される物を作るのではなく、人の心に届き消費されない物を作るために活動中。
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梅村幸稔
NPO法人藤前干潟を守る会の理事・ガタレンジャー(干潟案内人) / 環境省の藤前干潟国設鳥獣保護区管理員
小学生のとき初めて藤前干潟に訪れ、渡り鳥のシギやチドリの群れが飛来する光景に圧倒され干潟に通うように。現在は藤前干潟の理事や環境省の管理員をしながら、雑誌や書籍の執筆、テレビ出演するなど多岐に渡り活動中。
かつての自分のように干潟に興味を持ち、藤前干潟に通うことで四季それぞれの自然の魅力を、子どもたちに感じてほしいという願いから観察会のときにはかにの帽子をかぶり「藤前干潟のかにくん」と名乗って藤前干潟の認知に深く寄与している。小学生のとき初めて藤前干潟に訪れ、渡り鳥のシギやチドリの群れが飛来する光景に圧倒され干潟に通うように。現在は藤前干潟の理事や環境省の管理員をしながら、雑誌や書籍の執筆、テレビ出演するなど多岐に渡り活動中。
かつての自分のように干潟に興味を持ち、藤前干潟に通うことで四季それぞれの自然の魅力を、子どもたちに感じてほしいという願いから観察会のときにはかにの帽子をかぶり「藤前干潟のかにくん」と名乗って藤前干潟の認知に深く寄与している。 -
工藤 尚悟
国際教養大学グローバル・スタディズ領域准教授 / 中川運河学習室アドバイザー
秋田県能代市出身。サステイナビリティ学博士。2021年より国際教養大学国際教養学部グローバル・スタディズ領域准教授。専門は、サステイナビリティ教育、コミュニティ開発、縮小高齢社会における地域づくりなど。
秋田県能代市出身。サステイナビリティ学博士。2021年より国際教養大学国際教養学部グローバル・スタディズ領域准教授。専門は、サステイナビリティ教育、コミュニティ開発、縮小高齢社会における地域づくりなど。
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近藤 起久子
株式会社近藤印刷 代表取締役社長
2013年に3代目社長に就任。フィルム印刷が強みだったが、脱プラスチックの逆流に直面し環境に配慮した「エシカル経営」に転換。本業のものづくり事業のほか、企画づくり、風土づくり事業を新設した。地元・中川運河のサステイナブルな未来のため、企業や行政、学生たちとのつながりを作る。
2013年に3代目社長に就任。フィルム印刷が強みだったが、脱プラスチックの逆流に直面し環境に配慮した「エシカル経営」に転換。本業のものづくり事業のほか、企画づくり、風土づくり事業を新設した。地元・中川運河のサステイナブルな未来のため、企業や行政、学生たちとのつながりを作る。
主催
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藤前干潟を守る会
制作
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WAVE CREATIVE
協力
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パタゴニア日本支社
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FabCafe Nagoya
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13:45 – 14:00
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受付開始
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14:00 – 14:10
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イントロダクション
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14:10 – 14:30
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映像上映
制作:WAVE CREATIVE 成田淳 -
14:30 – 15:00
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映像解説&クロストーク「未来を変えるための小さな一歩」
藤前干潟を守る会 梅村幸稔 / 国際教養大学 工藤尚悟 / 近藤印刷 近藤起久子 / WAVE CREATIVE 成田淳 -
15:00
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クロージング
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日時
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2024.5.11 (土) 14:00 – 15:00 13:45受付開始 UTC+09:00
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会場
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FabCafe Nagoya
愛知県名古屋市中区丸の内3-6-18
※ 久屋大通公園内/名古屋市営地下鉄 久屋大通駅から徒歩で3分
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参加費
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無料(要申込) ※カフェとなりますのでワンオーダーをお願いいたします。
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定員
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30名
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オーガナイザー
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主催: 藤前干潟を守る会
制作: WAVE CREATIVE
協力: パタゴニア日本支社, FabCafe Nagoya
「参加する」ボタンをクリックすると、外部予約サイト(Peatix)へ移動します。