Talk Event
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目に見えない豊かさが育つ社会にするために、私たちは何ができるか。
IDEAS FOR GOODオリジナルドキュメンタリー『リペアカフェ』の上映会と、都市の“再生と循環”の実践者によるトークイベントを同時開催します。
壊れた家電や服、自転車など、あらゆるものを地域のボランティアが無償で修理してくれる場所、リペアカフェ。モノを直すだけではない、修理という行為が持つ見えない価値を可視化し、どう社会に組み込んでいくか。現在社会を生きる私たちが今、「修理」という言葉にどう向き合い、行動を起こすべきかを考えます。
2025.12.12 (金) UTC+09:00
18:30 – 20:00 ※受付開始 18:00-
ご注意
・申込多数の場合、抽選となる可能性があります。
・当日のイベントの様子は記録用として撮影・録画させていただきます。
・記録内容は、後日公開するレポートなどに掲載させていただく場合がございます。
・プログラムは、予告なく変更される場合があります。
産業革命以後、技術の発達と共に大量生産・大量消費が当たり前になり、今や私たちは「壊れたら買い換える」ことに対して抵抗感を抱かなくなっています。毎日のように登場する魅力的な新商品は購買意欲を掻き立て、私たちに更なる消費を促しています。
行き過ぎた消費行動に伴い、大量の廃棄物や食品ロス、不当な労働・差別など、様々な問題が地球を取り巻く今。生産・消費に関わる全ての企業・生活者はこの状況を無視することはできないでしょう。では、この状況を変えるために、私たちはまず何からアクションを始めるべきなのでしょうか?
本イベントでは、オランダ・アムステルダムで始まった「リペアカフェ」のドキュメンタリームービーを上映します。
この場所では「修理」という行為を通じて、モノを直すだけではなく、生活者同士の新たなコミュニケーションの醸成や消費行動に対する意識の変容が起こっています。リペアカフェがもたらす目に見えない価値を社会に根付かせ、その活動を持続させることはできるのでしょうか?現代社会に生きる私たちが実践できる第一歩のタネを、この映画を通して見つけましょう。
FabCafe Osakaは、「L’Informe(アンフォルム)」をテーマに、形を持たず目に見えない「感性」や「情緒」を社会に実装するアプローチに挑戦しています。
この空間づくりにおいては、本来のカフェにとって“不要なもの”と見做される要素が多く見えるかもしれません。自動車整備工場の名残りが垣間見えるピットの穴、浄水処理の過程で排出される泥を吹き付けてできた土壁、ピット穴から生える数本の広葉樹の木。これらは全て、FabCafe Osakaが持つ思想や土地の文脈を語る上で重要なシンボルとなっています。FabCafe Osakaでは、視点の転換・ストーリーデザインを通して、一見マイナスに見えるこれらの要素が備え持つ、目に見えない魅力・価値を再発見しています。
あなたの周りに眠っている、壊れたままのものはありますか?
ほつれたニット服、ひび割れたタブレット、小さい頃に遊んだおもちゃ……それぞれに思い出やストーリーがあるでしょう。
しかし、大量生産・大量消費が前提となる社会では、私たちは、気付けばモノが壊れたら新しいものに買い替えるのが当たり前になっています。お店で修理を頼むよりも新品を買う方が安かったり、自分で修理するのが難しかったりすることもあります。
そんな壊れた家電や服、自転車など、あらゆるものを地域のボランティアが無料で直してくれる場所があります。その名もRepair Cafe(リペアカフェ)。
IDEAS FOR GOODが贈る、初のオリジナルショートドキュメンタリー『リペアカフェ』は、そんなリペアカフェ発祥の地であるオランダ・アムステルダムを舞台に、彼らの活動に密着。その中で生まれたコミュニケーションから、私たちの身の回りにあるモノと人との関係性や、真の豊かさを見つめ直します。
イベント後半では、リペアカフェの“修理の思想”を起点として、都市やインフラ、社会システムの「再生」と「循環」をテーマに、
あらゆる存在への想像力をはぐくみ、自ずとケアしてしまう社会環境/インフラを形成するための実験を重ねるDeep Care Labの川地 真史さん、
「ごみを通してワクワクする社会をつくろう!」をビジョンとして、ごみに対する当たり前の価値観や文化を変えることに挑戦する ごみの学校の寺井 正幸さん、
そしてリペアカフェの企画制作を手がけたハーチ株式会社の瀬沢 正人さんをゲストにお招きし、リペアカフェの実践を紐解くクロストークを行います。
効率や削減量といった従来の数値指標では測りきれない「目に見えない価値」をいかに可視化し、社会に根付かせるためにデザインするか。都市のマクロ・ミクロ両方の視点から社会システムを俯瞰して捉え、真に豊かな社会の可能性と、未来に向けて起こすべきアクションについて考えます。
- 「目に見えない価値」の測り方、可視化するための方法を探している方
- 多くのステークホルダーを巻き込み、自発的な行動を促すしくみをつくりたい方
- 地域固有の資源や都市の記憶・文化を活かしたまちづくりに関心がある方
- 大量消費社会に対して、何か具体的なアクションを起こしたい方
- モノの「修理」に関心がある方
IDEAS FOR GOOD オリジナルドキュメンタリー
「『リペアカフェ』〜修理したいのはモノだけじゃなかった〜」
お店では修理を受け付けてくれない壊れた家電や服、自転車など、あらゆるものを
地域のボランティアが無料で直してくれる、オランダ発祥のリペアカフェ。
実は彼らの役目は、モノを修理するだけではない。
離れ離れになった家族の「思い出」、
疎遠になりつつある地域の「コミュニティ」、
捨てることを前提に成り立つ消費社会の「システム」…
リペアカフェにはどのような人とモノが集うのか?
壊れかけた「モノ以上のもの」を直す人々の物語がここにある。
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寺井 正幸
ごみの学校 代表
1990年生亀岡市出身 2013年兵庫県立大学環境人間学部卒業後、株式会社浜田に入社し、企業向けに産業廃棄物処理の提案やセミナーなどを行う。ビジネスマン・主婦・子供まででみんながごみのことを正しく知れる場を提供したいと考え「ごみの学校」を立ち上げ、これまで合計10,000名にごみに関する講座を実施。
facebookグループ「ごみの学校」でも3000名超えのコミュニティを運営している。■地域連携事例
京都府亀岡市:サーキュラーエコノミーに関するパートナーシップ協定締結東京都:サーキュラーエコノミーの実現に向けた社会実装化事業採択
社会人が資源循環を実践的に学ぶ「資源循環体験プログラム」を実施愛知県蒲郡市:2024年度実証実験プロジェクト採択
資源循環型遊園地「サーキュラーパーク蒲郡」プロジェクトを実施講演実績:岐阜県/長崎県対馬市/静岡県西伊豆町/京都府亀岡市/京都府京都市/神奈川県川崎市/福井県鯖江市
1990年生亀岡市出身 2013年兵庫県立大学環境人間学部卒業後、株式会社浜田に入社し、企業向けに産業廃棄物処理の提案やセミナーなどを行う。ビジネスマン・主婦・子供まででみんながごみのことを正しく知れる場を提供したいと考え「ごみの学校」を立ち上げ、これまで合計10,000名にごみに関する講座を実施。
facebookグループ「ごみの学校」でも3000名超えのコミュニティを運営している。■地域連携事例
京都府亀岡市:サーキュラーエコノミーに関するパートナーシップ協定締結東京都:サーキュラーエコノミーの実現に向けた社会実装化事業採択
社会人が資源循環を実践的に学ぶ「資源循環体験プログラム」を実施愛知県蒲郡市:2024年度実証実験プロジェクト採択
資源循環型遊園地「サーキュラーパーク蒲郡」プロジェクトを実施講演実績:岐阜県/長崎県対馬市/静岡県西伊豆町/京都府亀岡市/京都府京都市/神奈川県川崎市/福井県鯖江市
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川地 真史
一般社団法人Deep Care Lab代表理事 / 公共とデザイン共同代表
Aalto大学CoDesign修士課程卒。
フィンランドにてソーシャルイノベーション、 参加型デザインの研究をすすめる。2021年、公共とデザイン・ Deep Care Labという二つの法人を設立。自然・ 生きものから祖先や未来世代まで含みこんだ”相互ケア” の社会実装をテーマに活動中。産むを問い直すデザインリサーチ「 産まみ(む)めも」、應典院「あそびの精舎」構想/運営、 都市から海をケアする「C-O」プロジェクトなど実績多数。 論考に『マルチスピーシーズとの協働デザインとケア』( 思想2022年10月号)、共著に『 クリエイティブデモクラシー』(BNN出版)。 應典院プログラムディレクター。修行者見習い。
Aalto大学CoDesign修士課程卒。
フィンランドにてソーシャルイノベーション、 参加型デザインの研究をすすめる。2021年、公共とデザイン・ Deep Care Labという二つの法人を設立。自然・ 生きものから祖先や未来世代まで含みこんだ”相互ケア” の社会実装をテーマに活動中。産むを問い直すデザインリサーチ「 産まみ(む)めも」、應典院「あそびの精舎」構想/運営、 都市から海をケアする「C-O」プロジェクトなど実績多数。 論考に『マルチスピーシーズとの協働デザインとケア』( 思想2022年10月号)、共著に『 クリエイティブデモクラシー』(BNN出版)。 應典院プログラムディレクター。修行者見習い。
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瀬沢 正人
IDEAS FOR GOOD編集部 クリエイティブ・ディレクター
オランダ・アムステルダム在住。
サステナビリティやサーキュラーエコノミー領域で映像制作、 リサーチ、企業や行政との共創プロジェクトを手がける。
監督作『リペアカフェ』は、企画・撮影・編集・翻訳を一貫して担当し、 2025年アムステルダム地域映画祭にノミネート。NHK WORLDや日経新聞でも紹介され、 多様な場で200回以上上映、累計1万4千人以上が視聴。大阪・ 関西万博では経済産業省主催展示に採用された。
パタゴニア、日立製作所などと協働し、循環型社会に向けたストーリーテリングやリペア文化の社会実装に 関わる。 ジャーナリストとしてフィンランド環境大臣など欧州の政策担当者 、研究者を取材。デンマークのフォルケホイスコーレ卒業生。 アムステルダム大学夏期コース Circular City 修了。 オランダ・アムステルダム在住。
サステナビリティやサーキュラーエコノミー領域で映像制作、 リサーチ、企業や行政との共創プロジェクトを手がける。
監督作『リペアカフェ』は、企画・撮影・編集・翻訳を一貫して担当し、 2025年アムステルダム地域映画祭にノミネート。NHK WORLDや日経新聞でも紹介され、 多様な場で200回以上上映、累計1万4千人以上が視聴。大阪・ 関西万博では経済産業省主催展示に採用された。
パタゴニア、日立製作所などと協働し、循環型社会に向けたストーリーテリングやリペア文化の社会実装に 関わる。 ジャーナリストとしてフィンランド環境大臣など欧州の政策担当者 、研究者を取材。デンマークのフォルケホイスコーレ卒業生。 アムステルダム大学夏期コース Circular City 修了。 -
小島 和人(ハモ)
ロフトワーク プロデューサー/ FabCafe Osaka 事業責任者
大阪府守口市生まれ。建築、デザイン、プランニング、アートと多分野で活動を重ね、多様な視点と未来を見立てる力を培う。アーティスト名「ハモニズム」の理念は、社会状況や人々の価値観が調和した未来を仮説し、チームで実験・実行を通じて形にすることにある。大阪では、まちづくりやエリアマネジメントに注力し、地域の文化・歴史・環境を活かした持続可能な都市モデルを提案。行政・企業によるトップダウンの構想と生活者・クリエイターによるボトムアップの活動を接続している。2025年4月オープン予定のFabCafe Osakaを拠点に、大阪・天満や南森町エリアで「アンフォルム」をコンセプトに、「都市とローカルの融合」を模索し、新たな都市の未来像を描く。
大阪府守口市生まれ。建築、デザイン、プランニング、アートと多分野で活動を重ね、多様な視点と未来を見立てる力を培う。アーティスト名「ハモニズム」の理念は、社会状況や人々の価値観が調和した未来を仮説し、チームで実験・実行を通じて形にすることにある。大阪では、まちづくりやエリアマネジメントに注力し、地域の文化・歴史・環境を活かした持続可能な都市モデルを提案。行政・企業によるトップダウンの構想と生活者・クリエイターによるボトムアップの活動を接続している。2025年4月オープン予定のFabCafe Osakaを拠点に、大阪・天満や南森町エリアで「アンフォルム」をコンセプトに、「都市とローカルの融合」を模索し、新たな都市の未来像を描く。
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18:30-18:45
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オープニング
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18:45-19:15
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「リペアカフェ」上映会
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19:15-19:50
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クロストーク・Q&A
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19:50-20:00
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クロージング
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20:00-20:30
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交流会 ※出入り自由
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日時
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2025.12.12 (金) 18:30 – 20:00 ※受付開始 18:00- UTC+09:00
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会場
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FabCafe Osaka
大阪府大阪市北区天神橋2丁目2−4
● 電車でのアクセス
JR東西線「大阪天満宮駅」から徒歩5分
Osaka Metro谷町線/堺筋線「南森町駅」から徒歩5分
京阪本線/Osaka Metro堺筋線「北浜駅」から徒歩10分
● バスでのアクセス
大阪駅から36号系統(大阪シティバス)「南森町(西)」下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
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参加費
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3,000円 (上映会チケット・1ドリンクを含む)
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定員
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30名
ご注意
・申込多数の場合、抽選となる可能性があります。
・当日のイベントの様子は記録用として撮影・録画させていただきます。
・記録内容は、後日公開するレポートなどに掲載させていただく場合がございます。
・プログラムは、予告なく変更される場合があります。




