Talk Event

BioHack Academy 2022: Talks and Exhibition

  • #開催終了
  • #誰でもウェルカム

BioHack Academy (BHA)は、バイオテクノロジーの基礎の学習、種々のハードウェアの自主制作、ウェットウェア実験を含む、10週間のグローバルプログラムです。BioClub Tokyoは、BioHack Academy 2022 の東京サテライトラボとして、Georg Tremmel氏がオーガナイザーとなりプログラムを進めています。培養や発酵、PCR、シークエンスなどの基礎的なバイオテクノロジーを様々なバックグラウンドと専門性を持つ人々と共有してきました。今回は、その最終成果発表会として、BHA参加者がプログラムの中で独自に設計したオープンソースのハード・ソフトウェア、または独自のバイオマテリアル、バイオセンサー、アート作品のプレゼンテーション及び展示会を実施します。

2022.6.4 (土) – 2022.6.4 (土)  UTC+09:00

17:00 – 20:30 成果発表会:プレゼンテーション

2022.6.4 (土) – 2022.6.5 (日)  UTC+09:00

13:00 – 21:00 展示会

FabCafe MTRL (FabCafe Tokyo 2F) | Google mapで開く

100

free

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開催終了

成果発表のプレゼンテーションはzoomストリーミング配信をします。試聴を希望する方は、こちらからjoinください。

BioHack Academy 2022 Talk and Exhibition

BioHack Academy (BHA)は、バイオテクノロジーの基礎、分子生物学における種々のハードウェアの自主制作、CRISPRを含むウェットウェア実験などを学ぶ、10週間のグローバルプログラムです。BHAはアムステルダムのテクノロジーと社会リサーチラボであるWaagが中心となり、各国でサテライト形式に開催されています。BioClub Tokyoは、BioHack Academy  2022パートナーラボとして、Georg Tremmel氏がローカルオーガナイザーとなりプログラムを進め、培養や発酵、PCR、シークエンスなどの基礎的なバイオテクノロジーを様々なバックグラウンドと専門性を持つ人々と共有してきました。今回は、プログラムの最終制作物発表会として、BHA参加者がプログラムの中で独自に設計したオープンソースのハード・ソフトウェア、または独自のバイオマテリアル、バイオセンサー、アート作品のプレゼンテーション及び展示会を実施します。

すべてのプロセスと成果物は、こちらのGithubに格納され、公開されています。
https://marikosakuragi.github.io/BHA-2022/

BioHack Academy(BHA)を主催するWaagは、デザイナー、アーティスト、科学者からなる学際的なチームで構成される、テクノロジーと社会の領域でパブリックリサーチインスティテュートです。Waagは多くの人々が包括的な未来をデザインする力を持つために、さまざまなテクノロジーの誠実な活用方法を共有しています。BHAは、特にバイオテクノロジーの領域に特化したプログラムです。

About BHA: Host page
https://waag.org/en/event/biohack-academy-2022

About BHA: Local page
http://bioclub.tokyo/biohack-academy-2022/

Waag BHA Organizer: Kas Houthuijs
https://waag.org/en/kas-houthuijs

BioClub Tokyo BHA Organizer: Georg Tremmel

BHAは、発酵や培養、PCR、シークエンスなどのバイオテクノロジーの基礎技術を多様なバックグラウンドと専門性を持つ参加者へ提供し、参加者が自分のためのバイオラボや、システムを培養しコード化する方法を考えていきます。自分で製作したオープンソースのハードウェアを使用して、独自のバイオマテリアルを設計、成長、抽出する方法を学びます。また、バイオインク、バイオポリマー、バイオエネルギー、バイオセンサー、バイオセーフティ、バイオエンジニアリングの実験デザイン、バイオテクノロジーにおけるドキュメンテーションなどを学びオープンソースで公開しています。参加者はファイナルプロジェクトとして、プログラムで学んだことを活かし、バイオテクノロジーと社会の諸課題を結びつけるものや、スペキュレーティブな視座を提示する作品を制作します。

 

  • 3R:遠心分離機のResearch/Replicate/Reconstruct(桜木真理子)

    ■作品概要
    RRR」は、遠心分離機の「調査(Research)・複製(Replicate)・再構築(Reconstruct)」をコンセプトとしたプロジェクトである。実験に不可欠なツールの一つ、遠心分離機。古い写真や製品カタログで遠心分離機の歴史を辿ってゆくと、電気を用いない手回し式の製品に出会い、元々遠心分離機は生乳を分離するために開発され、そのデザインがのちに科学界にも引き継がれることになったと知った。このクラシカルなデザインに魅了され、電気式・高速の遠心分離機が主流となった現代において古い遠心分離機を再登場させるべく、遠心分離機のDIYに(非常にアナログなやり方で)挑戦した。最終的にどれほどの速度で回せるようになったかは、ぜひ実物を手に取って確かめてほしい。

  • Artificial salmon roe(広瀬愛)

    ■作品概要
    「Artificial salmon roe」は「人工イクラ」のことで、アルギン酸ナトリウムや乳酸カルシウムなどの食品添加物を用いて作られた「代替食品としてのイクラ」を指す。代替食品として「マーガリン」、「豆乳」、「カニカマ」などはポピュラーであるが、近年、細胞培養などいままでになかった新しい食品製造の手法が注目されている。歴史を紐解いてみると、日本では1960年代にフードテックの先駆けとして「石油タンパク」の研究が行われ、すでに当時、食における「楽しさ」の重要性が指摘されている。「人工イクラ」を通じて、食べることの楽しさを提案したい。

  • Part of me?(羽田光佐)

    ■作品概要
    本作品では大腸菌とのコミュニケーションを試みる。わたしがBHAを通して面白さを感じたことの1つは、自分の体内や表面に大量の細菌が住んでいることだ。特に腸内のマイクロバイオームは、人の免疫系統に影響したり、脳とも情報をやりとりしていると言われている。わたしの体内に暮らす彼らは、わたしと生死をともにしていることになる。そして彼らにとって、わたしがどう生きるかはきっと死活問題だ。そんな彼らに、わたしの(実際は”わたしたち”の)個人的な質問をしてみたら面白いんじゃないかと考えた。理想はわたしの体内に本当にいる大腸菌に質問したいところだが、ここでは研究機関で一般的に利用されるK12株(もちろん無害)をわたしの大腸菌とみなして質問してみることにする。

  • Yeast-Trope(長谷川紫穂)

    ■作品概要
    バイオをめぐる表現はさまざまに解釈されるが、「圏(-sphere)」の問題として捉えていくことも可能だろうか?「Yeast-Trope」は、それらについて考えるための手がかりを探るプロジェクトの一環。19世紀から現代まで活用され続ける視覚装置「ソーマトロープ(Thaumatrope)」にイースト菌でイメージを転写する「Yeastogram」の手法を合わせた「Yeast-Trope」は、菌の成長という生物現象、回転という物理現象、そしてヒトの視覚機能で生じる残像という認知現象の重なりを示しながら、メタファーとしての「-sphere」を生み出し考察の端緒をつけていく。

  • Fab-Hack顕微鏡(槌屋洋亮)

    ■作品概要文
    デジタルファブリケーションの知識とスキルをフル稼働し、自宅にバイオハックのためのDIY機材を揃えるプロジェクトの一環として、今回は顕微鏡を制作しました。 Fab-Hack Microscopeは、ファブリケーション可能な自作の顕微鏡です。接眼webカメラを装着するためのアダプタ、サンプルとの焦点距離をコンピュータ制御する機構設計、自作を含め対物レンズを自在に変更可能な本体設計、Arduinoから顕微鏡をコントロールするために必要なパーツを接続可能な電子回路基板、PC上で焦点距離を制御しつつカメラ映像を表示するアプリなどを制作しました。これらの製作方法は全てオープンソースとして公開しています。

Organizers

Talks: 成果発表順

17:00 – 17:15

BHAの紹介 Georg Tremmel (BioClub) , Kas Houthuijs (Waag)

17:15 – 17:45

羽田光佐 菌卜

17:45 – 18:15

川田裕太郎 BHAバイオアンプ

18:15 – 18:45

横川 十帆: PCRテルミン

18:45 – 19:15

長谷川紫穂:イーストトロープ

19:15 – 19:30

バイオ休憩

19:30 – 20:00

広瀬愛 人工イクラ

20:00 – 20:30

槌屋洋亮:Fab-Hack顕微鏡

20:30 – 21:00

桜木真理子:3R:遠心分離機のResearch/Replicate/Reconstruct

Information

日時

2022.6.4 (土) – 2022.6.4 (土) 17:00 – 20:30 成果発表会:プレゼンテーション UTC+09:00
2022.6.4 (土) – 2022.6.5 (日) 13:00 – 21:00 展示会 UTC+09:00

会場

FabCafe MTRL (FabCafe Tokyo 2F)
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア2F

京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分
JR 渋谷駅 徒歩10分

Tel.03-6416-9190

Google mapで開く

参加費

free

定員

100

オーガナイザー

BioClub Tokyo: BHA Local Organizer: Georg Tremmel, BioClub Tokyo
Waag: BHA 2022 Host Organizer: Kas Houthuijs (Waag)

ご注意

成果発表のプレゼンテーションはすべて日本語で行われます。
また、プレゼンテーションの模様は、https://zoom.bioclub.tokyo でストリーミング配信いたします。

展示会は、FabCafe 2F MTRL で実施しております。
6/4, 13:00 - 21:00
6/5, 10:00 - 21:00
こちらの時間は解放しておりますので、どなた様も無料でご覧いただけます。

開催終了

成果発表のプレゼンテーションはzoomストリーミング配信をします。試聴を希望する方は、こちらからjoinください。

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