Workshop
- #開催終了
一般人が最先端の科学研究に参加!?
2017.2.19 (日) UTC+09:00
12:30 – 17:30
このイベントは終了しました。当日の様子はこちらからご覧ください。
満席につき受付終了しました(2017.02.06)
- 当ワークショップは京都大学と MTRL KYOTO とのコラボレーション企画です。 MTRL KYOTO は協力パートナーとして会場を提供し、一般からの聴講参加者を広く募集いたします。
アカデミック分野における「オープンサイエンス」の潮流は、MTRL KYOTO が目指す「コ・クリエイション」のひとつのかたちでもあり、最前線での実践者からのインプットは、クリエイターにとっても大きなヒントとなります。個性豊かな新進気鋭の研究者たちの生のプレゼンテーションを聞いてディスカッションできる貴重な機会をお見逃しなく。
トーク
- カラス vs ドローン、その結末やいかに!?……塚原直樹氏
- 古典を読んでオーロラを発見!……早川尚志氏
- 市民が環境放射線を測ること……阿部康人氏
- 市民(ユーザー)参加の望ましいカタチとは?……近藤康久氏
- 永続的オープンサイエンスとしてのモバイル顕微鏡プラットフォーム……永山國昭氏
- 週末にナメクジを探してみませんか?……宇高寛子氏
展示
- くずし字を読んで研究に参加!学んで楽しんで参加できる【みんなで翻刻】……京都大学古地震研究会
- お持ちのスマートフォンがその場で顕微鏡に変わる【スマホ顕微鏡】……Life is Small. Company
- 科学の楽しさから生まれた【科学パズル】……アソビディア
- 科学・技術の知見を「面白さ」に昇華した【デバイス・アート作品】……GOCCO.
- 雷はどこから生まれるのか?宇宙と地球の境界を探る【Thundercloud Project】……榎戸輝揚氏
- 宇宙の膨大な画像から新発見!スーパーユーザーが解説する【DiskDetective】……兵後道治氏
- 雷の見えないシグナルを捉える【放射線検出器】……ティーエーシー
当ワークショップの狙い
学術系クラウドファンディングやクラウドソーシングなど、最近では研究のプロセスに市民(ユーザー/非専門家)が関わることが増えてきました。こうした動きを広い意味で「オープンサイエンス(OS)」と呼びますが、今後さらなる広がりを見せると考えられています。
今回のワークショップは「市民参加型研究」を軸にして、実際にプロジェクトに取り組んでいるキーパーソンにトークをしていただきます。また、来場者と一緒に実際の研究プロジェクトについて検討し、これからの市民参加型研究のモデルを考えます。
こんなひとにおすすめ
- サイエンスの最前線を知りたい!というサイエンス好きの方
- ソーシャルネットワーキングで様々なイベントの主催を行ったり参加している方
- 京都を初めとして、世界の一般参加型研究に興味がある方
- これから研究分野に足を踏み入れようと考えている学生
プログラムと講演者
12:30- | 挨拶と当ワークショップについて |
12:50- | <市民参加型の科学プロジェクト> 塚原直樹氏 (総合研究大学院大学 学融合推進センター 助教)早川尚志氏 (京都大学大学院文学研究科 大学院生) 阿部康人氏 (同志社大学社会学部 助教) |
13:20- | <科学する市民を中心に考える> 近藤康久氏 (総合地球環境学研究所 研究基盤国際センター 准教授) (文部科学省科学技術・学術政策研究所 客員研究官(兼任)) 永山國昭氏(総合研究大学院大学 理事) |
14:00- | <科学を楽しむ展示を体験>
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15:05- | <研究プロジェクトをみんなで考えるアイディアソン> お題提供: 宇高寛子氏 (京都大学大学院理学研究科 助教) ファシリテーション: 榎戸輝揚氏 (京都大学白眉センター) |
16:15 | まとめ・ 終了 |
16:30- | ネットワーキングタイム(自由参加) |
17:30 | 閉会 |
講演者プロフィール
塚原 直樹 (総合研究大学院大学 学融合推進センター 助教)
学生時はカラスの発声を研究。現職では広報や教育研究支援業務を行いつつ、カラス研究を推進。「カラスと対話するドローン」「マヨネーズ型カラス対話IoTデバイス」など異分野の研究者や市民とともにユニークな研究を次々実施。また有害捕獲されたカラスの利用について、食材としての新たな可能性を検討。近々、カラス肉のレシピ本を出版予定。
早川 尚志 (京都大学大学院文学研究科 大学院生)
ユーラシア東西交渉史に関する歴史学的研究の傍ら、自然科学系の研究者らとともに市民参加型宇宙環境モニターとなる「オーロラ4Dプロジェクト」を開始。「『古典』オーロラハンター」と題した、平安時代や鎌倉時代のくずし字で書かれた古典籍から、オーロラに関する情報を発見する市民参加型ワークショップを開催。
阿部 康人(同志社大学社会学部 助教)
専門はメディア・コミュニケーション学。財団法人ラヂオプレス、南カリフォルニア大学アネンバーグ・スクール等を経て現職。「Safecest」「こどもみらい測定所」「測ってガイガー!」等、環境放射線測定を実施する市民参加型のプロジェクトについて研究。関係者への詳細な取材を通し、市民参加型プロジェクトの仕組みに焦点を当てる。
近藤 康久 (総合地球環境学研究所 研究基盤国際センター 准教授/文部科学省科学技術・学術政策研究所 客員研究官(兼任))
専門は考古学・地理情報学。中東のオマーンで、過去の環境変動と人類活動の関係史について研究するとともに、国家文化遺産目録の構築に協力している。最近は、社会の様々なアクターと研究者が協働して環境問題の解決に取り組むために、アクター間の知識・情報のギャップをどのように可視化し克服すればよいのかということに関心があり、関連諸分野の研究者と共同研究を進めている。
宇高 寛子 (京都大学大学院理学研究科 助教)
生物学者。ナメクジや昆虫の生活史、光周性、温度耐性を研究。 2015 年より市民参加型のプロジェクト「ナメクジ捜査網」を開始。外来種のナメクジ「マダラコウラナメクジ」の目撃情報を日本全国から広く収集。市民向けの講演会やワークショップでは研究成果の紹介とともにナメクジの見分け方を伝授。ナメクジがより身近な存在になることを目指している。
永山 國昭(総合研究大学院大学理事)
日本電子(株)生体計測学研究室室長、科学技術振興事業団永山たん白集積プロジェクト総括責任者、東京大学教養学部教授、自然科学研究機構統合生理学研究所教授、等を経て、現職。
※ このワークショップは一般財団法人中辻創智社の助成を受けています。
企画:KYOTOオープンサイエンス勉強会 /世話人:小野英理(京都大学次世代研究創成ユニット) /一方井祐子(京都大学物質―細胞統合システム拠点)/ 榎戸輝揚(京都大学白眉センター)
提供:一般財団法人中辻創智社
当イベントに関するお問い合わせはこちらまで
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日時
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2017.2.19 (日) 12:30 – 17:30 UTC+09:00
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会場
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FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554
■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
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参加費
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無料
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定員
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30名
このイベントは終了しました。当日の様子はこちらからご覧ください。