Nicos Orchest-Lab　オープンミーティング – 古い電化製品を新たな電子楽器に蘇生させる「エレクトロニコス・ファンタスティコス！」プロジェクト、京都でついにキックオフ！

イベント概要

Nicos Orchest-Labは、これまでに古い電化製品を使って様々な電子楽器や音楽を産み出してきたアーティストの和田永があらゆる人を巻き込みながら、古い家電を集め、デジタルテクノロジーを活かして新たな楽器を創作、量産し、奏法を編み出し、徐々にオーケストラを形づくっていくプロジェクト、「エレクトロニコス・ファンタスティコス！」を作り上げる協働チームです。

2017年11月3日（金・祝）、4日（土）、5日（日）に展示および体験型コンサート“和田永 「エレクトロニコス・ファンタスティコス！」～本祭 I :家電雷鳴篇～”を実施するため、全国各地で新たな家電楽器の研究開発、制作を展開していきます。
■ 和田永 「エレクトロニコス・ファンタスティコス！」～本祭 I :家電雷鳴篇～ official website
■ クラウドファンディング：「古家電楽器の祭ばやしで踊る！『電磁盆踊り大会』を開催したい！」

去る6月11日（日）京都ではMTRL KYOTOを会場に、「エレクトロニコス・ファンタスティコス！体験会」を実施。子どもから大人まで、50名を超える参加があり、実際の家電楽器に触れることができ、家電楽器のアイデアを披露する「ニコスの卵」もたくさんのユニークな画が集まりました。

▶︎ 当日のレポートはこちらから

そして7月16日（日）、満を持して、MTRL KYOTOを拠点とする本プロジェクトの協業チーム「Nicos Orchest-Lab」の京都チームが本格始動します。今回は、そのキックオフミーティングとして、本プロジェクトのメンバーを募集します。

楽器の制作にあたってはモノづくりや電子工作のスキルが必要となります。しかし、それ以外にも、プロジェクトを進めるために、たくさんの人々の力が必要です。
スキルや職種は問いません。選考もありません。本プロジェクトの中でやりたいこと、できることをメンバーと共に考え、積極的に取りくむ意思のある方の参加を歓迎します！

※本イベントはライブイベントではありません。
※6月開催に説明会にお越しいただけなかった方も参加いただけます。
※本イベントは、11月のイベントに向けて、継続的に活動を行うプロジェクトのキックオフミーティングです。

タイムテーブル

・Nicos Orchest-Labの紹介（日立の活動を事例として）
・Nicos Orchest-Labの活動並びに関わり方の紹介
・参加者の自己紹介
・家電楽器のアイディエーション
・今後の活動予定について

こんな人におすすめ

・家電・機械いじりが好き、知恵や技術のある人、興味がある人
・モノづくりやプログラミング/デバイス制作が好き、興味がある人
・電気・電波・電子・電磁が好きな人、興味がある人
・音楽や楽器が好きな人
・上記の↑人達が集まってワイワイしているところに、技術はないけど何らかの形で活動に加わりたい人

アーティストプロフィール

（photo by Mao Yamamoto）

和田永

1987年東京生まれ。物心ついた頃に、ブラウン管テレビが埋め込まれた巨大な蟹の足の塔がそびえ立っている場所で、音楽の祭典が待っていると確信する。しかしある時、地球にはそんな場所はないと友人に教えられ、自分でつくるしかないと今に至る。大学在籍中よりアーティスト/ミュージシャンとして音楽と美術の間の領域で活動を開始。オープンリール式テープレコーダーを楽器として演奏するバンド「Open Reel Ensemble」を結成してライブ活動を展開する傍ら、ブラウン管テレビを楽器として演奏するパフォーマンス「Braun Tube Jazz Band」にて第13回メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞。各国でライブや展示活動を展開。ISSEY MIYAKEのパリコレクションでは、現在までに7回に渡り音楽を担当している。2015年よりあらゆる人々を巻き込みながら古い電化製品を電子楽器として蘇生させ合奏する祭典を目指すプロジェクト「エレクトロニコス・ファンタスティコス！」を始動させて取り組む。そんな場所はないと教えてくれた友人に最近偶然再会。まだそんなことやっているのかと驚嘆される。

企画：[主催] ELECTRONICOS FANTASTICOS! 実行委員会（Sony Music Artists Inc. / VINYLSOYUZ LLC / NPO TOPPING EAST） [協力] MTRL KYOTO