Talk Event
- #参加受付中
- #誰でもウェルカム
展示『空間へのドローイング : FabCafe Osaka』関連トークセッションです。
アーティストコレクティブ 城下浩伺&みふく、FabCafeOsakaの内装デザインを手がけた建築家井上 真彦(Marginalio Inc.)、FabCafeOsaka事業責任者小島和人ハモニズムが、持続的な空間価値と創造性の発火点について語り合います。
2025.6.27 (金) – 2025.6.27 (金) UTC+09:00
19:00 – 21:00 受付18:30
FabCafe Osaka
定員50名
1,000円(1ドリンク付き)当日キャッシュレス決済
持続的な空間価値と創造性の発火点を探る
本イベントでは、展示『空間へのドローイング : FabCafe Osaka』を手がけるアーティストコレクティブ 城下浩伺&みふく、FabCafeOsakaの内装デザインを手がけた建築家井上 真彦(Marginalio Inc.)、FabCafeOsaka事業責任者小島和人ハモニズムが、持続的な空間価値と創造性の発火点について語り合います。
“時間のレイヤーを歩く” 体験
『空間へのドローイング : FabCafe Osaka』
FabCafe Osaka は “L’Informe(アンフォルム)=形式に縛られない美しさ” を合い言葉に、「すでにそこにあるもの」 や「かたちのない記憶」 を使いこなす実験場です。 元・自動車整備工場だった当空間は、建築家・井上真彦氏が〈痕跡を消さずに残す〉設計で再生しました。
今回の『空間へのドローイング : FabCafe Osaka』では 来場者が VR ヘッドセット越しに過去の痕跡と現在の光景を自由に行き来し、“時間のレイヤーを歩く” 体験によって。残された油染みや錆びの手触りをリアル空間で感じつつ、 データ化されたテクスチャと環境音が重なり合い、都市の記憶が新しい物語として立ち上がります。
本展に登場する城下浩伺 &みふくの XR ドローイングも、 同じ思想で “床の傷・油染み・錆び” など過去のテクスチャと現在の光景を重ねます。
FabCafe Osakaの店内に浮かび上がるXRドローイング
2025年4月にオープンしたFabCafe Osakaの店舗は、かつて自動車整備工場として使用されてきた空間でした。
城下浩伺&みふくは2024年12月、改装工事着手前の現場にて、VR機器をメディウムとし、空間そのものを支持体としてドローイングを描く《空間へのドローイング》の制作を開始しました。描き上げられた3Dドローイングには、自動車整備作業のための地下ピットなどの建築的特徴が現れています。さらに、摩耗したコンクリートの床や塗料が蓄積した手洗い場、錆の残るシャッターなどの物質的痕跡や、場内外で収録した環境音などの聴覚的痕跡が、ドローイングのテクスチャとして与えられました。
また、大阪がかつて何度も海の底に沈みながら、水都としての歴史を歩んできた事も本作のインスピレーションの一つとなり、AIによって再現された数万年前の淀川の風景を素材として取り込んでいます。
VRゴーグルを通してのみ知覚可能な非物質的イメージとして生まれた3Dドローイングが、複層的な「場所の記憶」をマチエールとして獲得することで、絵画としての実在感をいかに形成しうるかを問いかけます。
-
改装工事着手前のFabCafe Osakaにてスキャニングする様子
-
リノベーション後のFabCafe Osakaの店内
-
城下浩伺&みふく
美術とテクノロジーの融合を通じて視覚芸術の未来を拓くことを目的としたアーティストコレクティブとして2023年結成。京都を拠点に活動。
《空間へのドローイング》では、城下がドローイングを担当し、伝統的な平面に閉じ込められた「描く」行為に新しい身体性と立体性をもたらす。みふくは描かれたドローイングを再構成し、XR作品として立ち上げる役割を担う。
2025年「NEWVIEW AWARDS」審査員長・宇川直宏賞受賞。城下浩伺:https://koji-shiroshita.com | Instagram:@kojishiroshita
みふく:https://mifuku.work | Instagram:@atsukomii美術とテクノロジーの融合を通じて視覚芸術の未来を拓くことを目的としたアーティストコレクティブとして2023年結成。京都を拠点に活動。
《空間へのドローイング》では、城下がドローイングを担当し、伝統的な平面に閉じ込められた「描く」行為に新しい身体性と立体性をもたらす。みふくは描かれたドローイングを再構成し、XR作品として立ち上げる役割を担う。
2025年「NEWVIEW AWARDS」審査員長・宇川直宏賞受賞。城下浩伺:https://koji-shiroshita.com | Instagram:@kojishiroshita
みふく:https://mifuku.work | Instagram:@atsukomii -
井上 真彦
1982年石川県生まれ。神戸大学工学部建設学科卒業、同大学大学院自然科学研究科建築学専攻修了。2008 年から grafに所属し、主に空間設計、プロダクトデザインを担当。2014 年に自身の事務所を開設後,高架下や道路、河川敷、防波堤、水上といった都市の周縁的空間の利活用を目指すプロジェクトに携わる。2023年、株式会社Marginalio一級建築士事務所設立。近作に水辺の実験基地「β本町橋」や、東横堀川での水上の社会実験、感性の土壌を耕す貸別荘「WORM」等。人の周囲に存在する様々な現象や要素を探求していくデザインプロジェクト“elements”のメンバーとしても活動中。
1982年石川県生まれ。神戸大学工学部建設学科卒業、同大学大学院自然科学研究科建築学専攻修了。2008 年から grafに所属し、主に空間設計、プロダクトデザインを担当。2014 年に自身の事務所を開設後,高架下や道路、河川敷、防波堤、水上といった都市の周縁的空間の利活用を目指すプロジェクトに携わる。2023年、株式会社Marginalio一級建築士事務所設立。近作に水辺の実験基地「β本町橋」や、東横堀川での水上の社会実験、感性の土壌を耕す貸別荘「WORM」等。人の周囲に存在する様々な現象や要素を探求していくデザインプロジェクト“elements”のメンバーとしても活動中。
-
小島 和人(ハモ)
ロフトワーク プロデューサー/ FabCafe Osaka 事業責任者
大阪府守口市生まれ。建築、デザイン、プランニング、アートと多分野で活動を重ね、多様な視点と未来を見立てる力を培う。アーティスト名「ハモニズム」の理念は、社会状況や人々の価値観が調和した未来を仮説し、チームで実験・実行を通じて形にすることにある。大阪では、まちづくりやエリアマネジメントに注力し、地域の文化・歴史・環境を活かした持続可能な都市モデルを提案。行政・企業によるトップダウンの構想と生活者・クリエイターによるボトムアップの活動を接続している。2025年4月オープン予定のFabCafe Osakaを拠点に、大阪・天満や南森町エリアで「アンフォルム」をコンセプトに、「都市とローカルの融合」を模索し、新たな都市の未来像を描く。
大阪府守口市生まれ。建築、デザイン、プランニング、アートと多分野で活動を重ね、多様な視点と未来を見立てる力を培う。アーティスト名「ハモニズム」の理念は、社会状況や人々の価値観が調和した未来を仮説し、チームで実験・実行を通じて形にすることにある。大阪では、まちづくりやエリアマネジメントに注力し、地域の文化・歴史・環境を活かした持続可能な都市モデルを提案。行政・企業によるトップダウンの構想と生活者・クリエイターによるボトムアップの活動を接続している。2025年4月オープン予定のFabCafe Osakaを拠点に、大阪・天満や南森町エリアで「アンフォルム」をコンセプトに、「都市とローカルの融合」を模索し、新たな都市の未来像を描く。
-
日時
-
2025.6.27 (金) – 2025.6.27 (金) 19:00 – 21:00 受付18:30 UTC+09:00
-
会場
-
FabCafe Osaka
大阪府大阪市北区天神橋2丁目2−4
● 電車でのアクセス
JR東西線「大阪天満宮駅」から徒歩5分
Osaka Metro谷町線/堺筋線「南森町駅」から徒歩5分
京阪本線/Osaka Metro堺筋線「北浜駅」から徒歩10分
● バスでのアクセス
大阪駅から36号系統(大阪シティバス)「南森町(西)」下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。 -
参加費
-
1,000円(1ドリンク付き)当日キャッシュレス決済
-
定員
-
定員50名