Workshop
- #開催終了
- #誰でもウェルカム
「土を食べる」伝統の背景には何があるのでしょう? 食べられる土はどこから来るのでしょうか? 土を食べることの利点と危険性とは? 私たち人間は、環境や非人間といかなる関係性を確立していけるのでしょうか?
このワークショップでは、「YouFab Global Creative Awards 2021」でGrand Prizeを受賞した『the Museum of Edible Earth』by masharu studioと共に、世界中の食用土コレクションの試食にチャレンジします。
土と地球、両方の意味を持つ、英語の「Earth」。“Edible Earth”は「食べることができる土」であると同時に「食べることができる地球」でもあります。土食文化の体験を通じて、非人間、無生物と人間の存在との関係を結び直すヒントを考えます。
2022.4.30 (土) UTC+09:00
17:00 – 18:00
2022.4.30 (土) UTC+09:00
18:30 – 19:30
2022.5.2 (月) UTC+09:00
17:00 – 18:00
2022.5.2 (月) UTC+09:00
18:30 – 19:30
Geophagy(ジオファジー)とは、粘土やチョークなどの土や土に似たものを食べる習慣の学名です。土を食材として用いることは古くから行われており、世界中の多くの文化で一般的となっています。
FabCafeが主催するグローバルアワード、YouFab Global Creative Awards 2021でグランプリを受賞した、the Museum of Edible Earthは、地球上のさまざまな人々がいろんな理由で食べている土のサンプルコレクションを中核とする、分野横断的なプロジェクトです。見る者に、環境と地球との関係を物理的に問いかけ、食と文化的伝統に関する知識を創造的思考で見直すよう促します。
the Museum of Edible Earthは、次のような問いを投げかけます。
土を食べるという伝統の背景には何があるのか? 食べられる土はどこから来るのか? 土を食べることの利点と危険性は?私たち人間は、環境や非人間に対してどのような関わり方を確立しているのか?
YouFab2021審査員長の伊藤亜紗氏の言葉を借りると、いつでもどこでも足元にある「土」を通して、人間の文化はもちろんのこと、人間のスケールを超えて、私たちの想像力を空間的にも時間的にも拡張してくれるのがthe Museum of Edible Earthというプロジェクトなのです。
the Museum of Edible Earth
カオリンやベントナイトなどの粘土、チョーク、石灰岩、火山岩、珪藻土、表土など、35か国から集められた400以上の食用土のサンプルが展示されている。土のコレクションのほかに、グラフィックデザイン資料、写真、映像作品、オンライン食用地球対話型データベース、インスタレーション、パフォーマンスなども展示され、科学者、アーティスト、デザイナー、研究者、文化コミュニティとのコラボレーションを促進している。www.museumofedible.earth
ガーナやインドネシア、スリナムなどでは、土をスナックとして食べることがごく一般的に行われています。これらの国では、土を調理する伝統がまだ残っており、ローカルな市場で土を購入し、おやつとして食べることができます。フランス・パリのシャトールージュの近所では、ビニール袋に入ったカオリン(白土)を簡単に購入できます。特に西アフリカのコミュニティーの女性たちは、道端や公共交通機関でチップスのように買って食べています。
このワークショップでは、masharu studioとともに世界各国の食用土を味見することで、昔ながらの食文化を発見し、土壌を摂食することの意味や、土の味についての感想、食や文化的伝統、人類と環境との関係をめぐる対話の場となることを目指しています。
※免責事項:土を食べることは、一般的な食文化として世界各地に分布していますが、日本の一般的な生活衛生観で推奨されるものではないため、摂取は自己責任でお願いいたします。
日時:4/30 (土)
第1回:17:00-18:00(定員:最大15名まで)
第2回:18:30-19:30(定員:最大15名まで)
日時:5/2 (月)
第1回:17:00-18:00(定員:最大15名まで)
第2回:18:30-19:30(定員:最大15名まで)
プログラム
- プレゼンテーション
- 土試食
- 対話
参加費:2,000円 (カフェドリンク付き)
※ワークショップは英語(日本語通訳あり)で行われます。
※10歳未満のお子様は保護者の方の同伴が必要です。
ご予約はこちらからお願いします 👉 http://earth-tasting-workshop.peatix.com
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masharu studio
masharuは科学のバックグラウンドを持つクリエイターです。masharuのプロジェクトは、科学的な研究と個人的なアプローチや文化的な実践を組み合わせています。
2011年、数学の博士号を取得し、Photo Academy Amsterdam卒業。2013-2014年、アムステルダムの王立美術アカデミーRijksakademie van Beeldende Kunstのアート・イン・レジデンス・プログラムに参加。2018年、Netherlands Institute for Advanced Study in the Humanities and Social Sciences(NIAS-KNAW)のアーティストフェローとなる。
masharuの芸術的と科学的な作品は世界中の多くの美術館、文化センター、アートイベント、アート財団などで展示・上映・出版されています。
The Museum of Edible Earthは、Creative Industries Fund NL、Stichting Niemeijer Fonds、Pauwhof fonds、Prins Bernhard Cultuurfonds Tijl Fondsの支援を得ています。masharuの活動は、モンドリアン基金によって支援されています。
masharuは科学のバックグラウンドを持つクリエイターです。masharuのプロジェクトは、科学的な研究と個人的なアプローチや文化的な実践を組み合わせています。
2011年、数学の博士号を取得し、Photo Academy Amsterdam卒業。2013-2014年、アムステルダムの王立美術アカデミーRijksakademie van Beeldende Kunstのアート・イン・レジデンス・プログラムに参加。2018年、Netherlands Institute for Advanced Study in the Humanities and Social Sciences(NIAS-KNAW)のアーティストフェローとなる。
masharuの芸術的と科学的な作品は世界中の多くの美術館、文化センター、アートイベント、アート財団などで展示・上映・出版されています。
The Museum of Edible Earthは、Creative Industries Fund NL、Stichting Niemeijer Fonds、Pauwhof fonds、Prins Bernhard Cultuurfonds Tijl Fondsの支援を得ています。masharuの活動は、モンドリアン基金によって支援されています。
写真のクレジット
- 一枚目: Museum of Edible Earth | Photo by masharu studio
- 二枚目: Map of the Museum of Edible Earth | Image by LuukVanVeen
- 三枚目: Earth tasting workshop | Photo by Jester van Schuylenburch
- 四枚目: Museum of Edible Earth X diptych in love | Photo by Alexandra Hunts
- 五枚目: Museum of Edible Earth | Photo by masharu studio
新型コロナウイルス感染症対策について
- マスクを着用の上ご参加下さい。マスク未着用の方はご参加できません。ご了承ください。
- 受付にて、検温・消毒の協力をお願い致します。
- お住まいの地域の自治体から、外出や移動に関する自粛の呼びかけが出ている場合は参加をご遠慮ください。
- 体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。
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日時
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2022.4.30 (土) 17:00 – 18:00 UTC+09:00
2022.4.30 (土) 18:30 – 19:30 UTC+09:00
2022.5.2 (月) 17:00 – 18:00 UTC+09:00
2022.5.2 (月) 18:30 – 19:30 UTC+09:00 -
会場
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FabCafe Tokyo
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F
京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分
JR 渋谷駅 徒歩10分
03-6416-9190
Google mapで開く -
参加費
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2,000円 カフェドリンク付き
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定員
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60
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オーガナイザー
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