Talk Event

crQlr Summit 2025 Tokyo — Living Loops 生きている環

  • #参加受付中
  • #入場無料

循環型経済をデザインするグローバル・アワード 「crQlr Awards(サーキュラー・アワード)」の審査員や受賞者たちと共に、サーキュラーバイオエコノミーの実現に向けたインスピレーショントーク&交流会を開催。

crQlr Award Exhibition 会場のFabCafe Tokyoに、自然の力と共に生み出すサーキュラーデザインに関するトークセッションを、会場またはライブ配信でご覧ください。

2025.3.8 (土)  UTC+09:00

17:00 – 20:30

FabCafe Tokyo / Online同時配信

40名 (会場)/ 100名(オンライン)

無料

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*会場申し込み締め切り:3/1(金)10:00まで
本イベントはリアル会場での参加枠に限りがございます。多数のご応募をいただいた場合、抽選を実施させていただき、結果は3月4日までにメールにてご連絡いたします。
*オンライン申し込み締め切り:3/7(木)10:00まで

これまでのサーキュラーエコノミーに関する議論の多くは、人間が構築した人の生活システムの最適化に焦点が当てられてきました。資源の供給、素材の加工、廃棄物の管理といった要素が、人間の経済活動の枠組みの中で議論されてきたのです。しかし、自然そのものは広大な自己持続型のネットワークとして機能しており、土壌中の微生物のような小さな存在ですら、分解と再生を通じて周囲の生態系に新たな価値を生み出しています。分解や発酵といった自然の「生きている環」は長い時間をかけて洗練されてきましたが、今日では人間の技術と創意工夫によって、これらのシステムをこれまでにない形で強化することが可能になっています。

こうした「生きている環」は、人間が設計した循環の枠を超え、自然が本来持つ再生システムのさらなる可能性を受け入れることを私たちに問いかけています。

株式会社ロフトワークとクリエイティブコミュニティハブ FabCafe Globalは、今年で4年連続となる「crQlr Awards」(サーキュラー・アワード)を開催しました。このグローバルアワードは、サーキュラーエコノミーの実現を目指すプロジェクトやアイデアを集め、表彰する年次アワードで、今年は、業界や国、ジャンルを超えて合計143件の応募が集まりました。

crQlr Summit では、特別賞を受賞したプロジェクトをゲストに招き、「サーキュラーバイオエコノミーの実現に向けて」という本年の特別賞のテーマを出発点に、自然が持つ力を活かした新たな再生のループを生み出す可能性を探ります。

本イベントでは、crQlr Awards 審査員として、The Living 創業者兼プリンシパルであり、コロンビア大学大学院建築・計画・保存研究科(GSAPP)准教授の David Benjamin 、Helsinki Design Week の Anni Korkman 、そして特別賞受賞者3名を迎えます。

サーキュラーエコノミーの最前線で活躍するプレイヤーたちとともに、未来に繋がる新しい発見や学びの機会を、会場とオンラインライブ配信でお届けします。

※本イベントは英語で実施されます。AIツールによる英語から日本語への自動翻訳字幕を提供します。

  • David Benjamin

    The Living / 創業者兼プリンシパル、コロンビア大学大学院建築・計画・保存研究科准教授

    生物学、計算法、デザインの交差地点に焦点を当て、生物を建築に活用するための3つのフレームワークであるバイオプロセシング・バイオセンシング・バイオマニュファクチャリングを明確化する活動を行っている。

    The Livingは、多くのデザイン賞を受賞しており、Architectural LeagueのEmerging Voices Award、アメリカ建築家協会ニューヨーク支部のNew Practices Award、MoMAとMoMA PS1のYoung Architects Program Award、そしてHolcim Sustainability Awardが挙げられる。また近年のプロジェクトとしては、Princeton Architecture Laboratory(建設技術の研究を目的とする、プリンストン大学の新棟)、Pier 35 EcoPark(水質に応じて色が変化する長さ60mの浮桟橋)、Hy-Fi(新式の生分解性ブロックでニューヨーク近代美術館に造られた、分岐のある塔状のインスタレーション)などがある。

    生物学、計算法、デザインの交差地点に焦点を当て、生物を建築に活用するための3つのフレームワークであるバイオプロセシング・バイオセンシング・バイオマニュファクチャリングを明確化する活動を行っている。

    The Livingは、多くのデザイン賞を受賞しており、Architectural LeagueのEmerging Voices Award、アメリカ建築家協会ニューヨーク支部のNew Practices Award、MoMAとMoMA PS1のYoung Architects Program Award、そしてHolcim Sustainability Awardが挙げられる。また近年のプロジェクトとしては、Princeton Architecture Laboratory(建設技術の研究を目的とする、プリンストン大学の新棟)、Pier 35 EcoPark(水質に応じて色が変化する長さ60mの浮桟橋)、Hy-Fi(新式の生分解性ブロックでニューヨーク近代美術館に造られた、分岐のある塔状のインスタレーション)などがある。

  • Anni Korkman

    Luovi Productions、Helsinki Design Week プログラムディレクター

    Luovi Productionsのプログラムディレクター。Luovi Productionsは、父Kari Korkmanによって1995年に設立され、ヘルシンキを拠点にグローバルに活動する、キュレーション、プロデュース、コミュニケーションが専門のデザイン・エージェンシーである。同社は、北欧最大のデザイン・フェスティバルである Helsinki Design Weekや、独立系デザインメディア Helsinki Design Weeklyのプロデュースのほか、Fiskars Village Art & Design Biennaleやその他数々の文化的プロジェクトを創設・推進を行っていることでも知られている。ロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズで修士号を取得後、ライター、ディベーター、キュレーターとして、人々の日常生活にデザインと建築のリテラシーを加えていく活動に情熱を注いでいる。「私たちが身の回りのデザインを認識できるようになればなるほど、周囲の環境に対してより批判的になり、ゆくゆくは物理とデジタルの両方の意味において、より良い生活環境を求めるようになるでしょう。」

    Luovi Productionsのプログラムディレクター。Luovi Productionsは、父Kari Korkmanによって1995年に設立され、ヘルシンキを拠点にグローバルに活動する、キュレーション、プロデュース、コミュニケーションが専門のデザイン・エージェンシーである。同社は、北欧最大のデザイン・フェスティバルである Helsinki Design Weekや、独立系デザインメディア Helsinki Design Weeklyのプロデュースのほか、Fiskars Village Art & Design Biennaleやその他数々の文化的プロジェクトを創設・推進を行っていることでも知られている。ロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズで修士号を取得後、ライター、ディベーター、キュレーターとして、人々の日常生活にデザインと建築のリテラシーを加えていく活動に情熱を注いでいる。「私たちが身の回りのデザインを認識できるようになればなるほど、周囲の環境に対してより批判的になり、ゆくゆくは物理とデジタルの両方の意味において、より良い生活環境を求めるようになるでしょう。」

  • Kalaya Kovidvisith

    FabCafe Bangkok Co-founder

    FabCafe Bangkokの共同創設者であり、FABLAB Thailandのマネージング・ディレクター。マサチューセッツ工科大学(MIT)でデザインと計算の修士号を取得。デジタルファブリケーションとバイオテクノロジーがどのように産業界の関係の変化と強化を促し、次世代の新しいビジネスモデルを生み出すか、を研究テーマとしている。2015年のGlobal Entrepreneur Summit Delegate、2016年のAsia Pacific Weeks Berlinに参加。

    FabCafe Bangkokの共同創設者であり、FABLAB Thailandのマネージング・ディレクター。マサチューセッツ工科大学(MIT)でデザインと計算の修士号を取得。デジタルファブリケーションとバイオテクノロジーがどのように産業界の関係の変化と強化を促し、次世代の新しいビジネスモデルを生み出すか、を研究テーマとしている。2015年のGlobal Entrepreneur Summit Delegate、2016年のAsia Pacific Weeks Berlinに参加。


  • 春日 貴章

    大阪大学 産業科学研究所 助教

    2017年に香川高等専門学校を卒業後、2022年に大阪大学で博士(工学)を取得。現在は大阪大学 産業科学研究所で助教として勤務。主な研究テーマは植物由来のナノ繊維を用いた機能性材料及び、「土に還る」センサの開発。持続可能な超スマート社会の実現に向けて、環境に大量設置可能で、かつ、環境に負荷をかけないセンサの実現に向けて、日々研究に取り組んでいる。
    Website: https://tkasuga.com/

    2017年に香川高等専門学校を卒業後、2022年に大阪大学で博士(工学)を取得。現在は大阪大学 産業科学研究所で助教として勤務。主な研究テーマは植物由来のナノ繊維を用いた機能性材料及び、「土に還る」センサの開発。持続可能な超スマート社会の実現に向けて、環境に大量設置可能で、かつ、環境に負荷をかけないセンサの実現に向けて、日々研究に取り組んでいる。
    Website: https://tkasuga.com/

A photo of the award winning work, "return to soil sensor", where a pill bus is crawling across a biodegradable soil sensor

受賞プロジェクト:「土に還る」循環型センサデバイス
URL: https://awrd.com/creatives/detail/16034968

  • Arthur Guilleminot(アーサー・ギレミノ)

    アウトサイダー・エコアーティスト

    Arthur Guilleminot は、アウトサイダーなアーティストであり、前向きな異端者(positive maverick)として、創造的かつ実りある不服従を実践しています。彼の作品は、今、そしてこれからの変革の必要性に応えるために、根本的かつ再生可能なアプローチを提案します。
    Gerrit Rietveld Academy でアートを学んだ後、現在は「camp」的な美意識や道化的な表現を通じて、我々が嫌悪を感じるものに対する無意識の反応や社会的な価値観をほどき、より柔軟にその感覚を受け入れられるようにすることを目指して研究しています。このような営みを通じて、私たちは嫌悪感の微妙な感覚を探求し、そこから新たな価値を見出すことができます。そうすることで、自分自身の直感をより信頼し、社会に課せられた存在の規範を超え、積極的な希望を持ち続けられるのです。より信頼し、社会に課せられた存在の規範を超え、積極的な希望を持ち続けることができるのです。

    Website: https://arthurguilleminot.com/
    Photo credit: Jeph Francissen

    Arthur Guilleminot は、アウトサイダーなアーティストであり、前向きな異端者(positive maverick)として、創造的かつ実りある不服従を実践しています。彼の作品は、今、そしてこれからの変革の必要性に応えるために、根本的かつ再生可能なアプローチを提案します。
    Gerrit Rietveld Academy でアートを学んだ後、現在は「camp」的な美意識や道化的な表現を通じて、我々が嫌悪を感じるものに対する無意識の反応や社会的な価値観をほどき、より柔軟にその感覚を受け入れられるようにすることを目指して研究しています。このような営みを通じて、私たちは嫌悪感の微妙な感覚を探求し、そこから新たな価値を見出すことができます。そうすることで、自分自身の直感をより信頼し、社会に課せられた存在の規範を超え、積極的な希望を持ち続けられるのです。より信頼し、社会に課せられた存在の規範を超え、積極的な希望を持ち続けることができるのです。

    Website: https://arthurguilleminot.com/
    Photo credit: Jeph Francissen

A photo of the work called Piss Soap where someone is exchanging a bottle of human pee for a clean bar of soap

受賞プロジェクト:Piss Soap
URL: https://awrd.com/creatives/detail/16092922

  • Laura Benetton(ローラ・ベネトン)

    現代アーティスト

    Laura Benettonは、ロンドンを拠点に、他分野で横断的に活動する現代アーティストであり、アートとサイエンスの交差点で創作を行っています。彼女の作品は、生物発光や運動科学といった科学現象からインスピレーションを得ており、生成的なプロセスを持つのが特徴です。表現手法は多岐にわたり、ペインティング・パフォーマンス、ライトインスタレーション、彫刻、バイオアートなど、幅広いメディアを用いて制作しています。

    過去10年間の活動は国際的に評価されており、主な展示歴には、Arnaldo Pomodoro Artist’s Residency(イタリア)、Jardine Orange Residency(中国・深圳)、Affordable Art Fair(ニューヨーク・香港)、HubArt gallery(イタリア)、The Houses of Parliament(英国)などがあります。近年の受賞歴としては、2022年に Artiq Gallery のアーティスト・イン・レジデンス賞、同年の Landmark Prize 第3位受賞があります。2023年には、バルセロナの Institute of Biomedicine によるアーティスト・イン・レジデンス賞を受賞。2024年には、プロジェクト「WFP dance」が、バルセロナの国際的なアート・音楽・テクノロジーフェスティバル SONAR に選出され、展示されました。  

    Website: https://www.laurabenetton.co.uk/

    Laura Benettonは、ロンドンを拠点に、他分野で横断的に活動する現代アーティストであり、アートとサイエンスの交差点で創作を行っています。彼女の作品は、生物発光や運動科学といった科学現象からインスピレーションを得ており、生成的なプロセスを持つのが特徴です。表現手法は多岐にわたり、ペインティング・パフォーマンス、ライトインスタレーション、彫刻、バイオアートなど、幅広いメディアを用いて制作しています。

    過去10年間の活動は国際的に評価されており、主な展示歴には、Arnaldo Pomodoro Artist’s Residency(イタリア)、Jardine Orange Residency(中国・深圳)、Affordable Art Fair(ニューヨーク・香港)、HubArt gallery(イタリア)、The Houses of Parliament(英国)などがあります。近年の受賞歴としては、2022年に Artiq Gallery のアーティスト・イン・レジデンス賞、同年の Landmark Prize 第3位受賞があります。2023年には、バルセロナの Institute of Biomedicine によるアーティスト・イン・レジデンス賞を受賞。2024年には、プロジェクト「WFP dance」が、バルセロナの国際的なアート・音楽・テクノロジーフェスティバル SONAR に選出され、展示されました。  

    Website: https://www.laurabenetton.co.uk/

A photo of the work BIO-MOON LAB where a child is touching a mockup of a butterfly shaped bioluminescent bacteria
受賞プロジェクト:BIO-MOON LAB
URL: https://awrd.com/creatives/detail/16119843

  • ケルシー スチュワート|Kelsie Stewart

    FabCafe Tokyo CCO (チーフコミュニティオフィサー), Loftwork Sustainability Executive

    入社以来、バリスタ、カフェアドバイザー、FabCafeグローバルネットワークのコミュニケーションコーディネーター、FabCafe ウェブサイトライター、デザイン思考ワークショップのファシリテーターと幅広く、業務を務める。また、FabCafe CCOとして、FabCafe Global Networkのまとめ役を務め、世界各地のFabCafeのローカルクリエイティブコミュニティの育成と、それらのコミュニティとグローバルネットワークを繋ぐことを行っている。 加えて、持続可能な開発目標の短期的な解決策を作成することを目的とした2日間のデザインソンであるGlobal Goals Jam(GGJ)の東京開催の主催者でもあり、本イベントを過去に東京、バンコク、香港の複数都市で企画・実施した。

    入社以来、バリスタ、カフェアドバイザー、FabCafeグローバルネットワークのコミュニケーションコーディネーター、FabCafe ウェブサイトライター、デザイン思考ワークショップのファシリテーターと幅広く、業務を務める。また、FabCafe CCOとして、FabCafe Global Networkのまとめ役を務め、世界各地のFabCafeのローカルクリエイティブコミュニティの育成と、それらのコミュニティとグローバルネットワークを繋ぐことを行っている。 加えて、持続可能な開発目標の短期的な解決策を作成することを目的とした2日間のデザインソンであるGlobal Goals Jam(GGJ)の東京開催の主催者でもあり、本イベントを過去に東京、バンコク、香港の複数都市で企画・実施した。

Timetable

17:10 – 17:40

基調講演 – David Benjamin

17:40 – 17:50

特別賞受賞者プレゼンテーション – 春日貴章

17:50 – 18:20

クロストーク – David Benjamin、 Kalaya Kovidvisith、春日貴章

18:20 – 18:30

休憩

18:30 – 18:50

特別賞受賞者プレゼンテーション – Arthur Guilleminot, Laura Benetton

18:50 – 19:20

クロストーク – Anni Korkman, Arthur Guilleminot, Laura Benetton

19:20 – 19:30

クロージング

Information

日時

2025.3.8 (土) 17:00 – 20:30 UTC+09:00

会場

FabCafe Tokyo / Online同時配信

参加費

無料

定員

40名 (会場)/ 100名(オンライン)

オーガナイザー

主催: FabCafe Global, Loftwork Inc.
メディアスポンサー: IDEAS FOR GOOD, Circular Economy Hub
Powered by: AWRD

参加する

*会場申し込み締め切り:3/1(金)10:00まで
本イベントはリアル会場での参加枠に限りがございます。多数のご応募をいただいた場合、抽選を実施させていただき、結果は3月4日までにメールにてご連絡いたします。
*オンライン申し込み締め切り:3/7(木)10:00まで

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