トーク：地方から全国へ映画を届ける仕事「ローカルで映像制作、全国へ映画を届ける」 – 映画「おだやかな革命」関連企画【ゲスト：渡辺智史(ドキュメンタリー映画監督)】

MTRL KYOTOより

本企画は「有限責任事業組合いでは堂」主催の「ローカルな場所から全国に映画を届けること」をテーマにした、映画監督の渡辺智史によるトークイベントです。（＊映画の上映会ではありません。予めご注意ください。）

主催者より

全国各地のエネルギー自治と地域再生を描いたドキュメンタリー映画「おだやかな革命」が2018年8月4日（土）より、京都・出町座で公開される。

本映画を監督した渡辺智史は、山形県鶴岡市を拠点に長編ドキュメンタリー映画を制作し、配給の仕事も続けている。
前作「よみがえりのレシピ」では、他県の伝統野菜のタネを守る農家に共鳴するシェフや研究者が織りなす、新しい「食のコミュニティ」の物語を描いた。この映画はハワイ国際映画祭、香港国際映画祭で招待上映され、その後、劇場公開や自主上映などで上映された場所は300箇所を超えている。映画は見て終わりではく、映画を届けるところまでが、映画製作だという考えから、製作と配給を一緒に手がけている。

今回は、自身の過去の作品やプロモーションビデオなどのこれまでの仕事の抜粋映像を上映しながら、山形というローカルの場所からどのように、全国に映画を届ける仕事を続けてきたかを語る。

プログラム

・自己紹介
・過去の作品の抜粋映像の上映
「よみがえりのレシピ」の上映と、ローカルで映画を作ることの魅力を語る（15分）
・現在上映中の おだやかな革命 予告編 上映 & 映画紹介
・日本酒のプロモーションビデオ & 日本酒 映像作品の紹介
・最新作、日本最高齢バーテンダーの映画「YUKIGUNI」のダイジェスト版上映 & 映画の紹介
・質疑応答
・懇親会

スピーカー

渡辺智史(ドキュメンタリー映画監督)
1981年山形県鶴岡市生まれ。東北芸術工科大学卒。飯塚俊男監督の会社で映像制作に従事、その後独立。2012年にドキュメンタリー映画『よみがえりのレシピ 』を公開、全国300カ所にて上映。香港国際映画祭、ハワイ国際映画祭にて招待上映される。親子で楽しめる教育映像「在来作物で味覚のレッスン」が第９回キッズデザイン賞の「未来を担う消費者デザイン部門」で優秀賞。山形県を拠点にドキュメンタリー映画を製作、映画を自主配給して全国に届けている。

映画「おだやかな革命」について

原発事故後に福島県の酒蔵の当主が立ち上げた会津電力。放射能汚染によって居住制限区域となった飯館村で畜産農家が立ち上げた飯館電力。岐阜県郡上市の石徹白、集落の存続のために100世帯全戸が出資をした小水力事業。さらに、首都圏の消費者と地方の農家、食品加工業者が連携して進めている秋田県のにかほ市の市民風車。自主自立を目指し、森林資源を生かしたビジネスを立ち上げる岡山県西粟倉村の取り組み。

都市生活者、地方への移住者、被災者、それぞれの「暮らしの選択」の先には、お金やモノだけでない、生きがい、喜びに満ちた暮らしの風景が広がっていた。成長・拡大を求め続けてきた現代社会が見失った、これからの時代の「豊かさ」を静かに問いかける物語。ナレーションを女優の鶴田真由が務める。

映画公式webサイト http://odayaka-kakumei.com/

本イベントのお問い合わせ

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