Meetup
- #開催終了
歴史学を拡げる、歴史学で広がる
2020.1.24 (金) UTC+09:00
19:00 – 20:30
オープンサイエンスミートアップは、京都を中心に活動するオープンサイエンス研究会が、不定期に行っている公開イベントです。
サイエンスの現場は、研究室から外へ
研究の現場が、研究室から広く一般に。 若手の研究者達の潮流が広がっています。
たとえば、膨大な画像データの中から目的のものを探すことだったり、
動植物の分布を調べるため全国から目撃証言を募集するなど。
最先端の科学研究に、研究室の外にいる人達が力を貸せる場面は意外とたくさんあります。
不特定多数の一般の人に研究協力を得ること、これは「科学を開かれたものにする」という意味で「オープンサイエンス」と呼ばれる大きなムーブメントに含まれ、研究者達の関心を集めています。
研究のフィールドを、研究室の中からいかに外に出すか。
どうやって一般の人に参加してもらうか。
どうやってより多くの人に研究の価値を知ってもらうか。
それらを研究し、共有するのがオープンサイエンスミートアップ。京都を中心に活動をしています。
勉強会の開催
勉強会では「現在の活動/ノウハウの共有」をテーマに登壇者の話を聞き、ディスカッションする場。 1, 2ヶ月に1回の頻度で様々な場所を巡りながら行っています。
聴講は一般の参加も可能で、FabCafe Kyotoでも夕刻のバータイムを利用し、過去何度か会場として利用されています。
スピーカー
小澤 実さん(立教大学 教授)
西洋中世史、とりわけ初期中世におけるスカンディナヴィア人の政治的・経済的・文化的活動を専門とする。研究では、ルーン文字で書かれた石碑のほか、ラテン語、古英語、古アイスランド語の文字史料、さらには墓地や船舶等の考古資料も利用する。加えて、ユーラシア世界の遊牧諸民族と中世ヨーロッパ世界との関係、北欧近代史、初期近代以降のヒストリオグラフィにも関心を広げている。
スピーカー関連動画
スピーカーからのメッセージ
報告者の専門は西洋中世史、とりわけ9−11世紀に西欧各地を略奪したと言われるヴァイキングです。大学院生時代から今に至るまで、このヴァイキングを中心とした西洋中世史で専門研究者として論文や講義を用意しています。しかしここ数年、報告者は、一見するとヴァイキングや西洋中世史に関するアカデミックな活動とは少し離れた分野で仕事をさせていただくことが多くなりました。「源義経はチンギスハンである」といったような、事実としては間違っているが少なからぬ人に信じられてきた偽史言説に関する論集、専門家の最新説からはやや離れた解釈を記述せざるを得ない高校世界史教科書に関する共同研究、ヒストリーチャンネルの連続ドラマ番組『ヴァイキング 海の覇者たち』やNHKテレビアニメ『ヴィンランド・サガ』の時代考証、歴史学と社会との接点を探るパブリックヒストリーにおける実践活動報告などです。当日の報告では、報告者の来歴と研究内容を簡単に踏まえた上で、歴史学(者)のもつひとつの可能性を共に考えてみたいと思います。
-
日時
-
2020.1.24 (金) 19:00 – 20:30 UTC+09:00
-
会場
-
FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554
■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
Google mapで開く -
参加費
-
無料 ※別途、1 orderが必要(別料金)
-
定員
-
19名