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edalab.によるシリーズ企画「制約の多い花屋」。毎回さまざまな制約の中で花を選ぶことで、いつもとは違った花との出会い方を楽しむ花屋です。今回のテーマは「INEDIBLE FLOWERS -死に至る花々-」。今月の花屋に並ぶのは、決して食べてはいけない花たちです。
2022.5.19 (木) UTC+09:00
13:00 – 18:00
2022.5.20 (金) UTC+09:00
11:00 – 18:00
2022.5.21 (土) UTC+09:00
11:00 – 18:00
FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) | Google mapで開く
売り切れ次第終了
一輪800円〜、花束 2000円〜 適宜花を持ち帰る袋などをご持参ください。お持ち帰り用の紙袋も販売いたします。(1枚100円)
FabCafe Kyotoに毎月オープンする「制約の多い花屋」。毎回、普段花を選ぶシーンとは異なる環境を作ることで、五感を揺さぶります。情報が欠落していたり、五感のうちどれかひとつに頼らなければいけない状況で、私たちの心を動かす花は一体どんな花なのでしょう。
コミュニケーションをキーワードに活動しているedalab.。1人で体験しても、友人や家族と体験しても、きっと誰かにシェアしたくなるような体験が待っています。
いつもとは違った花の魅力はもちろん、自分自身の感性や感覚に気づけるかもしれません。週末を彩る花を見つけに来ませんか?
今回のテーマは「INEDIBLE FLOWERS -死に至る花々-」です。今月の花屋に並んでいる植物は全て、毒のあるものたちです。
昨今、エディブルフラワー(食用のパンジーやバラなど)をあしらった料理をよくみかける。 一方で花屋に並ぶ多彩な花々は食卓に並ぶことがないのは何故か。
まず、エディブルとは[食べることができる]という意味だけれど、それは”毒性がない”という前提に基づいている。 そして、花屋に並ぶ各種の花々は往々にしてインエディブル、つまり[毒性があり食べることができない]からである。
にも関わらずヒトの好奇心とインエディブルな花が原因で中毒症状を起こす事例は毎年報告されており、最悪の場合は死に至る。
今回はその植物の毒性に注目して、毒の化学式と中毒の症例から花を選んでもらう企画である。 季節の花々を通じて、植物界という自然がヒトに寄り添ってはいないという事実をどうぞお楽しみください。
edalab.
国内外に伝わる薬草の文化や技術をリサーチ・発信しながら、Tabelという伝統茶のプロダクトの開発などを通して新たな活用方法やその可能性を探究している新田理恵さん。今回、制約の多い花屋とのコラボレーションで、3種類の薬草茶を期間限定で提供します。いずれも、本企画と今の季節に合わせてお茶をセレクト。花屋で毒のある花として提供予定の花もお茶として提供しますのでお楽しみに。
それぞれのお茶については以下の通り。いずれも新田さんからのコメントとともにどうぞ。「薬草もコンディションや環境に合わせて毒にも薬にもなるんですよ」と話す、新田さん。どのお茶が美味しいと感じるかで体調を観察することもできるので、ぜひ気になるお茶をお試しください。
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グァバ
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奄美諸島や琉球・八重山でも1000年以上前から自生していたグァバ。別名・蕃石榴(ばんじろう)。たっぷりのミネラルとフルーティさが美味しく、現地のお母さんたちは体のために愛飲しています◎珊瑚礁が隆起した栄養豊富な大地で40年以上オーガニックで栽培してきた、特別なグァバの葉です。
薬効
食後高血糖の緩和、疲労回復、整腸、糖質の吸収抑制(ダイエット)、食中毒予防
注意
少しクールダウンが起こるので、今、手足に冷えを感じる人はご用心。
成分
ポリフェノール、ビダミンC、ペプチドなど -
月桃
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沖縄や東南アジアなどに亜熱帯に自生する、世界の芳香植物164種の一つ。沖縄では料理やお菓子作りにはもちろん、葉で座布団を編んだり、和紙を作ったり、道具として活躍したり、殺菌作用があるからか誰かに食べ物を贈る時にはお守りのように、そっと月桃の葉を添えて渡します。
薬効
リラックス、殺菌、防虫。
注意
最近からだを動かしてなくて重い人には、リラックスしすぎるかも?生姜やカルダモンなど、スパイシーな味わいや、緑茶をブレンドすると吉。虫やねずみにとっては、禁忌。
成分
フラボノイド(赤ワインの30倍以上)、ピネン、シネオールなど -
アマチャ
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梅雨の季節には華やかに咲き誇るアマチャは、毒を持つことで有名なアジサイ科の植物。岩手県などでよく栽培されています。四月の仏教行事、花祭りにも登場します。摘んでから、手で揉まないと、この独特の味は出ません。
さて、アマチャの摩訶不思議な味わいは、、、?薬効
抗アレルギー、抗菌。伝承では食欲がわかない時や、利尿に。
注意
あまりにも濃くしすぎて飲むと中毒症状(吐き気)が起こる可能性も。有毒成分はなし。
成分
フィロズルチン、ルチン、タンニンなど
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新田 理恵
TABEL株式会社 代表取締役/食卓研究家
管理栄養士であり国際薬膳調理師。食を古今東西の多角的視点からとらえ、料理とその周りにある関係や文化も一緒に提案し、地域の商品開発やレクチャーを行っている。
日本の在来植物•薬草を暮らしに取り入れるためのリサーチをはじめ、日本各地つなげながら伝統茶ブランド{tabel}を2014年に立ち上げる。2016年8月にTABEL株式会社へと法人化し、2018年より薬草大学NORMも開始!
伝統茶{tabel}公式ページ管理栄養士であり国際薬膳調理師。食を古今東西の多角的視点からとらえ、料理とその周りにある関係や文化も一緒に提案し、地域の商品開発やレクチャーを行っている。
日本の在来植物•薬草を暮らしに取り入れるためのリサーチをはじめ、日本各地つなげながら伝統茶ブランド{tabel}を2014年に立ち上げる。2016年8月にTABEL株式会社へと法人化し、2018年より薬草大学NORMも開始!
伝統茶{tabel}公式ページ
毎月制約が変わっていく本シリーズ。これまでのイベントでも、参加者の感性を刺激し、非同期/非接触のコミュニケーションの可能性を実験する企画が行われました。
カーテンの奥の花に触れることで、持ち帰る花を選びます。一般的にはタブーとされる「花に触る」という行為は、花の選び方をどのように変化させるのでしょうか。
花そのものを見るのではなく、花の名前を見て、持ち帰る花を選ぶ花屋。この回では、FabCafe Kyotoを飛び出して、Len Kyoto Kawaramachiにてオープンしました。
2022年2月10日〜12日にオープンしたのは「偏色花屋」です。植物たちは、赤・青・黄のカラーフィルム越しに並んでおり、花本来の色が見えない状態でした。花を選ぶ上で、おそらく最も重要な情報と言えるだろう「色」を撹乱させた花屋でした。
2022年1月13日〜15日に開催された「#行方知れずの花屋」。参加者は誰かがオーダーした花束を受け取り、かわりに次に花を買う「だれか」のために花を選び、一言メッセージを添えました。さらに、自分が受け取った花束を作った人と、自分が作った花束を受け取った人は、FabCafe Kyotoのインスタグラムで確認できるという企画。見知らぬ人同士の花を介したコミュニケーションを楽しむ企画でした。
2021年12月16日〜18日に開催されたのは、証言を売る花屋。お店に置かれているのは、花を事前に見た人がその印象を記した花の証言調書です。参加者は、「バターソテーにしたい」「明るいあなたのために」など、証言調書に書かれているさまざまな言葉を見ながら花を選び、自分も実際の花を見て印象を書き残して行きます。花々から受ける印象や連想するイメージは、その人の経験や状況、感情などによってさまざま。どんな想いでその言葉を残したのか想像を巡らせたり、自分が受け取るイメージとの間(あわい)を楽しみながら、五感を刺激するイベントとなりました。
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NHK京都による取材
花がほとんど並んでいない 「制約の多い花屋」とは(NHK京都)
「証言を売る花屋」は12月17日のNHK「ニュース630京いちにち」および「ニュース845」にて、紹介されました。番組の中では、竜田アナウンサーが実際に体験しながらリポートされました。
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2021年11月25日〜27日に開催された「影を売る花屋」。一面に張られた布を通して確認できるのは花のシルエットだけ。色も手触りもわからない中で15種類の花からひとつを選び、ブーケにしてもらうというものです。見えないと色や質感を想像で補おうとします。実際の花と想像の揺らぎを楽しむ企画でした。参加者の方からは、「想像してたのと違う!」という歓声が上がっていました。
これから毎月FabCafeに現れる制約の多い花屋は、edalab.。FabCafe Kyotoで実施しているプロジェクトインレジデンス「COUNTER POINT」の第1期メンバーとしても活動し、2020年以降はFabCafe Kyotoのカフェ空間のフラワーアレンジメントも担当。思わず触りたくなるような植物や、あまり馴染みのない植物、時にはツッコミをいれたくなるような植物を、不思議な器と共にディスプレイしているので、ぜひ気をつけて見てみてください。
2020年12月にnokishita711にてドリンクディレクターのセキネモトイキさんと共に企画・実施した「希う-百の酒 百の花」という企画の様子。参加者は、セキネさんがつくる100種のカクテル(すべて1杯しか提供されない)からひとつ選ぶとともに、花言葉で選んだ花でedalab.前田さんがブーケを作ってくれるという企画。
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FabCafe Kyoto 偏愛探訪 vol.1「edalab.」 植物をとおして模索するコミュニケーション
体験型の展示販売や舞台演出、さまざまな異領域のクリエイターとのコラボレーションなど、貪欲に活動を展開するedalab.の前田裕也さん。彼の独自の表現の裏にある想いや、彼の多岐にわたる活動のモチベーションを伺いました。
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共催
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edalab.
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FabCafe Kyoto
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日時
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2022.5.19 (木) 13:00 – 18:00 UTC+09:00
2022.5.20 (金) 11:00 – 18:00 UTC+09:00
2022.5.21 (土) 11:00 – 18:00 UTC+09:00 -
会場
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FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554
■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
Google mapで開く -
参加費
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一輪800円〜、花束 2000円〜 適宜花を持ち帰る袋などをご持参ください。お持ち帰り用の紙袋も販売いたします。(1枚100円)
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定員
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売り切れ次第終了
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オーガナイザー
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共催: edalab., FabCafe Kyoto