Exhibition

新・用の美展 – 用をあらため美にかえる

民藝100年後の、新しい時代の「用の美」の探求

  • #開催終了
  • #入場無料

学生とクリエイターチームが現代の "美" を探るプロジェクト「新・用の美」による展示企画&トークイベント。[DIRECTOR : 服部滋樹 ミヤケマイ 白石晃一 中家寿之]
(主催:京都芸術大学ウルトラファクトリー / 協力:FabCafe Kyoto)

2022.3.1 (火) – 2022.3.6 (日)  UTC+09:00

11:00 – 19:00 展示(FabCafe Kyoto)*最終日のみ15:00まで

2022.3.4 (金)  UTC+09:00

19:30 – 21:00 トーク(Zoom ウェビナー)

FabCafe Kyoto / オンライン

展示観覧 / トーク視聴 ともに無料・予約不要

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開催終了

新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、展示へのご来場に際しては下記をお願いしております。ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

・マスクをご着用のうえご来館ください。また、できる限り少人数でのご来館をお願いいたします。
・ご来館時、館内洗面所での手洗いをお願いいたします。
・体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。
・政府および京都府・京都市から、店舗営業や開催について中止の要請を受けた場合、開催を中止する場合が生じます。

また、国際情勢の変動やその影響、物流の遅延などにより予告なくイベント開催期間を変更する場合がある旨、あわせてあらかじめご了承ください。

主催者より

このたび、FabCafe Kyoto にて「新・用の美」展を開催いたします。

産業革命という社会的パラダイムシフトを受けて、西洋で起きたウイリアム・モリスの「アーツ・アンド・クラフツ運動」、それを受けた柳宗悦による「民藝運動」が日本で起こり、「美」における新しい発見がなされたように、コロナ禍で変化し困窮する今だからこそ、これからのわたしたちの暮らしが求める新しい美のかたち、用の機能の可能性を探ることが重要であると考えます。

京都芸術大学では、現代の「美」を探るプラットフォームとして、学生とクリエイターチームとともに「新・用の美プロジェクト」を立ち上げました。2021年5月にスタートを切ったこのプロジェクトでは、「民藝」のリサーチ、生活の中で「美」を感じる心理的な要件や文化性など考察から、京都の伝統工芸の工房、デジタルファブリケーションなど現代のテクノロジーを利用したものづくり、その融合の実践を行う場でのフィールドワークを行い、これまでの工芸における「用」をあらため、新たな「用」や「美」を生み出しながら、使い手のなかで成長するようなものもありうるのではないかという批判的視点から、「空間」「時間」「機能」「見方」の4つの指向性を用いて新たな用の美、あるいは様式を生み出すことを試みました。

本展が「美」や「用」をめぐる新しいプラットフォームとなり、そこから未来シナリオを描くような提案となれば幸いです。

3月4日(金)の夜19:30からは、トークディスカッションをオンライン配信。「新・用の美」展に関わったディレクターとメンバー、プロジェクトに関わった方々と共に新しい時代の「用の美」をテーマに対話します。

ディレクター

  • ミヤケマイ

    美術家

    日本の伝統的な美術や工芸の繊細さや奥深さを基軸に、サイトスペシフィックな 物事の本質や表現の普遍性を 問う、媒体を問わない表現方法を用い骨董・工芸・現代美術・デザイン、テクノロジー、文芸など、既存の区分を飛び越え、 日本美術の文脈 と伝統と革新の間を天衣無縫に往還。主な展覧会「さいたま国際芸術祭」(2020)金沢21世紀美術館「変容する家」(2018)、釡山市美術館「BOTANICA」(2018)、OPAM「アート&デザインの大茶会」(2018)、ICOM京都大会/二条城「時を超える : 美の基準 (2019)、ポーラ美術館「天は自らを助くるものを助ける」、メゾンエルメス「雨奇晴好」、水戸芸術館「クリテリオム65」ほか多数。SHISEIDO THE STOREウィンドウギャラリー、京都芸術大学美術工芸学科選抜展クロスフロンティアではキュレーションも手がける。最新作品集「蝙 蝠」その他に短編小説「色 Colors」「おやすみなさい。良い夢を。」刊行。

    日本の伝統的な美術や工芸の繊細さや奥深さを基軸に、サイトスペシフィックな 物事の本質や表現の普遍性を 問う、媒体を問わない表現方法を用い骨董・工芸・現代美術・デザイン、テクノロジー、文芸など、既存の区分を飛び越え、 日本美術の文脈 と伝統と革新の間を天衣無縫に往還。主な展覧会「さいたま国際芸術祭」(2020)金沢21世紀美術館「変容する家」(2018)、釡山市美術館「BOTANICA」(2018)、OPAM「アート&デザインの大茶会」(2018)、ICOM京都大会/二条城「時を超える : 美の基準 (2019)、ポーラ美術館「天は自らを助くるものを助ける」、メゾンエルメス「雨奇晴好」、水戸芸術館「クリテリオム65」ほか多数。SHISEIDO THE STOREウィンドウギャラリー、京都芸術大学美術工芸学科選抜展クロスフロンティアではキュレーションも手がける。最新作品集「蝙 蝠」その他に短編小説「色 Colors」「おやすみなさい。良い夢を。」刊行。

  • 服部 滋樹

    クリエイティブディレクター

    京都芸術大学 芸術学部 教授。クリエイティブユニットgraf代表、クリエイティブディレクター、デザイナー。1970年生まれ、大阪府出身。建築、インテリア、プロダクトに関わるデザインや、ブランディングディレクションなどを手掛ける。デザインリサーチからコンセプトを抽出し、地域や社会基盤もその領域として捉え、仕組みの再構成と豊かな関係性を生み出すコミュニケーションを物づくりからデザインする。プロジェクトからプログラムへ、ムーブメントからカルチャーへ育むデザインを目指す。

    京都芸術大学 芸術学部 教授。クリエイティブユニットgraf代表、クリエイティブディレクター、デザイナー。1970年生まれ、大阪府出身。建築、インテリア、プロダクトに関わるデザインや、ブランディングディレクションなどを手掛ける。デザインリサーチからコンセプトを抽出し、地域や社会基盤もその領域として捉え、仕組みの再構成と豊かな関係性を生み出すコミュニケーションを物づくりからデザインする。プロジェクトからプログラムへ、ムーブメントからカルチャーへ育むデザインを目指す。

  • 白石 晃一

    コンピューターおじさん
    美術家(現代美術), 研究者(ヒューマンコンピュータインタラクション)

    金属造形やデジタルファブリケーションの技術を使い機械やコンピューターを組み込んだ彫刻を制作、 自身でパフォーマンスを行ったり、観客参加型のイベントを仕掛け、公共空間を中心に発表を行う。
    様々なフィールドにいる人たちと共にプロジェクトを展開・実践するため、デジタルファブリケーションを中心とした様々なツール・技術を使い、誰もが共創できる市民工房「ファブラボ北加賀屋」を共同設立。
    近年の研究課題:インターネットを利用した知識・技術伝承システムの開発。共創活動の持続的組織構造の構築と実践。公共空間における芸術表現を実現する方法論とその影響。

    金属造形やデジタルファブリケーションの技術を使い機械やコンピューターを組み込んだ彫刻を制作、 自身でパフォーマンスを行ったり、観客参加型のイベントを仕掛け、公共空間を中心に発表を行う。
    様々なフィールドにいる人たちと共にプロジェクトを展開・実践するため、デジタルファブリケーションを中心とした様々なツール・技術を使い、誰もが共創できる市民工房「ファブラボ北加賀屋」を共同設立。
    近年の研究課題:インターネットを利用した知識・技術伝承システムの開発。共創活動の持続的組織構造の構築と実践。公共空間における芸術表現を実現する方法論とその影響。

  • 中家 寿之

    グラフィックデザイナー

    1989年長崎県佐世保市生まれ、京都芸術大学卒、京都府在住のデザイナー。京都芸術大学非常勤講師。2012年からNOSIGNER株式会社に勤務後フリーランスとして独立。アイデンティティ、書籍、展示会、パッケージ、サイン、ウェブサイトなどの分野で活動中。
    現代美術ギャラリーLEESAYAのアートディレクション、食用昆虫の自動養殖システムを開発する株式会社「BugMo」のクリエイティブディレクイション、NPO法人「ミラツク」の刊行物のデザイン、伝統工芸組合「京都神仏具金物工業協同組合」のウェブデザインなどを手がける。

    1989年長崎県佐世保市生まれ、京都芸術大学卒、京都府在住のデザイナー。京都芸術大学非常勤講師。2012年からNOSIGNER株式会社に勤務後フリーランスとして独立。アイデンティティ、書籍、展示会、パッケージ、サイン、ウェブサイトなどの分野で活動中。
    現代美術ギャラリーLEESAYAのアートディレクション、食用昆虫の自動養殖システムを開発する株式会社「BugMo」のクリエイティブディレクイション、NPO法人「ミラツク」の刊行物のデザイン、伝統工芸組合「京都神仏具金物工業協同組合」のウェブデザインなどを手がける。

お問合せ

本イベントについてのお問合せは下記までお願いいたします。

京都芸術大学ウルトラファクトリー
Email:ultrafactory@office.kyoto-art.ac.jp

新・用の美プロジェクト

DIRECTOR :
服部滋樹 ミヤケマイ 白石晃一 中家寿之

MEMBER :
伊藤瑞 武内小春 中森美咲 石川蒼 大塚崚太郎 北山菜水 小橋美花 佐藤星那 城井知世 谷口雄基 永倉瞭 西川りさ 橋佐古和香 服部亜美 山下龍二

主催:京都芸術大学ウルトラファクトリー 
協賛:株式会社ワコール、株式会社資生堂、京都信用金庫
協力:株式会社細尾、新工芸舎、MTRL KYOTO、FabCafe Kyoto、長岡銘竹株式会社、土肥板金工業株式会社、かみや民芸店、竹工房喜節、藤原製本株式会社、中田工芸株式会社、株式会社山中うさ吉商店

◎ 同時開催:新・用の美展 – 用をあらため美にかえる @ QUESTION
2月26日(土) ‒ 3月11日(金) / 入場無料 

Information

日時

2022.3.1 (火) – 2022.3.6 (日) 11:00 – 19:00 展示(FabCafe Kyoto)*最終日のみ15:00まで UTC+09:00
2022.3.4 (金) 19:30 – 21:00 トーク(Zoom ウェビナー) UTC+09:00

会場

FabCafe Kyoto / オンライン

参加費

展示観覧 / トーク視聴 ともに無料・予約不要

開催終了

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