Talk Event
- #参加受付中
熊本で始動した実験的プロジェクト「浮遊街」の仕掛け人 坂井勇貴さんと、浮遊街でアンバサダーとして街づくりに携わる映像チーム「まちのレコード」の緑茶 麻悠さん、佐伯 龍蔵さんを迎え、2010年代的コミュニティのあり方を反省とともに振り返るとともに、デザインとテクノロジーが拓くこれからの「所有」と「参加」について考えるトークイベントを開催します。イベントの後半には、会場の皆さんを交えて座談会形式で対話とディスカッションの場を設けます。(共催:Eat, Play, Sleep inc. 、FabCafe Kyoto)
2025.1.23 (木) UTC+09:00
19:00 – 21:00
「参加する」ボタンをクリックすると申込ページ(Peatix)に移動します。
ヒントは、あつ森的な世界とフォートナイト的な世界の融合
現代社会において「時間や場所、そしてモノ」は基本的に誰かに「所有」されています。
お店に並ぶ一つひとつの商品はもちろんのこと、最近では「公園」のような公共のスペースですら「ネーミングライツ」の名のもとに「誰かに所有される」ようになりました。都市部では隙間の時間を過ごすにもお金がかかり一苦労。極めつけは、私たちの時間もたいてい会社などに所有されていることを考えると、手放しに「自由だ」と言える人はそう多くはなさそうです。
しかし、なんだかそんな社会は息苦しい。私たちはこうした「所有」から逃れる方法はないのでしょうか?でも、一昔前で言ういわゆる「世捨て人」になるのもちょっとありたい姿とは違うような……。
『所有からの逃走と闘争』はそんな状況の中で「所有から逃れ」、それでもなお「社会とのつながりを保つ術」を考えるためのイベント。
当日は「腐る経済(使用期限をもった貨幣制度)」を導入した浮遊街Uii(以下、浮遊街)の事例を参考に、発起人である坂井 勇貴さんと、これから浮遊街でアンバサダーとして街づくりに携わる映像チーム「まちのレコード」のお二人にお話を伺います。
浮遊街は「地縁」を軸とした村づくりを目指した「三角エコビレッジ・SAIHATE」の失敗から始まった天草でスタートする土地1万坪を舞台にした壮大な実験プロジェクト。2010年代的コミュニティのあり方を反省とともに振り返り、その失敗を乗り越えるためのアイデア「ゲーム的な遊びを現実の経済システムに落とし込む」をどのようにワークさせていくのかから、資本との適切な距離の取り方のヒントを探ります。
浮遊街とは?
熊本は小高い山の上に広がる浮遊街Uii。
限られた『パス』を持つ者しか訪れることができず、自由を求める旅人たちの聖地。ここでは、自分の店を開き、仲間と共にクエストに挑みながら、コインを稼ぎ、街を発展させることができる。
クリエイター、冒険者、職人たちの自由な発想から創り出される浮遊街は、あなたの挑戦と選択によって形を変え、まるでゲームのように進化していくー。
https://fuyuugai.com/
タイムテーブル(予定)
19:00-19:20 イントロダクション:「浮遊街」紹介 – 坂井 勇貴(浮遊街)
19:20-19:50 セッション「所有されずに生きる / ゲーム感とコミュニティ」- 坂井 勇貴(浮遊街)、堤 大樹(Eat, Play, Sleep inc. )、木下 浩佑(FabCafe Kyoto)
19:50-20:00 休憩
20:00-20:30 セッション「浮遊街の街づくり」- 坂井 勇貴(浮遊街)、緑茶 麻悠・佐伯 龍蔵(まちのレコード)
20:30-20:55 座談会(質疑応答を入り口に、ラウンドテーブル形式で会場の皆さんと対話・ディスカッションの時間を設けます)
20:55-21:00 クロージング
こんな人におすすめ
・資本による所有、特定の権力への帰属から適度に距離をとりながらも、社会や他者との接点・関わりしろをつくること自体は積極的に行いたい。そんな課題感に対する実践的な方法を探しているクリエイター
・「あつまれどうぶつの森」や「FORTNITE」などのゲームをプラットフォームにしたコミュニティを参照しながら、現実空間における場づくりや仕組みづくりをテクノロジーとデザインによって拡張・アップデートしようとする試みに関心がある方
・「腐る経済(使用期限をもった貨幣制度)」に参加したい方、体験したい方
・2010年代的「コミュニティ」に疲れてしまった方
・「なくてはならない仕事」とは何か?そんな問いを「街」の視点から再考したい、暮らし / 働くすべての人
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坂井 勇貴
合同会社Uii / CEO
一般社団法人 タダの箱庭 / 代表理事アートとクリエイティブ、リアルとWEBを融合させる「最先端な田舎暮らし」として注目を集める次世代型エコビレッジSAIHATEを運営。〝お金が消えた世界〟を創造するため一般社団法人タダの箱庭を創設。CFで1,300万円以上の支援金と1,000人を超える支援者を集め話題に。ボーダレスジャパンが選出する2022年を代表する社会課題解決型プロジェクトのアワードで最優秀大賞を受賞。現在は会員制セカンドタウン事業〝浮遊街Uii〟を構想中。
アートとクリエイティブ、リアルとWEBを融合させる「最先端な田舎暮らし」として注目を集める次世代型エコビレッジSAIHATEを運営。〝お金が消えた世界〟を創造するため一般社団法人タダの箱庭を創設。CFで1,300万円以上の支援金と1,000人を超える支援者を集め話題に。ボーダレスジャパンが選出する2022年を代表する社会課題解決型プロジェクトのアワードで最優秀大賞を受賞。現在は会員制セカンドタウン事業〝浮遊街Uii〟を構想中。
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まちのレコード
緑茶麻悠、佐伯龍蔵
京都在住の映画制作チーム。主体は、俳優や美術作家としても活躍する緑茶と映写技師や助監督の経験を持つ佐伯の2人。それぞれに監督作もありながら、2023年にはコミュニティ通貨をテーマとした初めての映画『ロマンチック金銭感覚』を共同監督する。ドキュメンタリーとフィクションの境界を曖昧にさせた本作は東京ドキュメンタリー映画祭で準グランプリを受賞。作品内で自ら発行した地域通貨クワガタも、京都からゆるやかに流通し始めている。映画館や上映場所がひとつのコミュニティとして機能するように、現在は全国での配給・宣伝を展開している。
京都在住の映画制作チーム。主体は、俳優や美術作家としても活躍する緑茶と映写技師や助監督の経験を持つ佐伯の2人。それぞれに監督作もありながら、2023年にはコミュニティ通貨をテーマとした初めての映画『ロマンチック金銭感覚』を共同監督する。ドキュメンタリーとフィクションの境界を曖昧にさせた本作は東京ドキュメンタリー映画祭で準グランプリを受賞。作品内で自ら発行した地域通貨クワガタも、京都からゆるやかに流通し始めている。映画館や上映場所がひとつのコミュニティとして機能するように、現在は全国での配給・宣伝を展開している。
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堤大樹
Eat, Play, Sleep inc. 編集者/クリエイティブディレクター
自我が芽生えてはや10歳。広島生まれ。一度台北に浮気をするが、大学進学以降は京都に居着く。呉服問屋の営業時代に「関西にこんなメディアがあればいいのに」という想いで2013年にインディペンデント・カルチャーマガジンANTENNAをスタート。一念発起しクリエイティブディレクターとして転職するも自らの仕事のできなさに七転八倒する。後に、何でも屋的なポジションを構築。個人の仕事が増加したことを受け2020年に企画・編集プロダクションEat, Play, Sleep inc.を設立。「Webは残したいことが長く残せん」と感じて2021年に『OUT OF SIGHT!!!』を創刊。
自我が芽生えてはや10歳。広島生まれ。一度台北に浮気をするが、大学進学以降は京都に居着く。呉服問屋の営業時代に「関西にこんなメディアがあればいいのに」という想いで2013年にインディペンデント・カルチャーマガジンANTENNAをスタート。一念発起しクリエイティブディレクターとして転職するも自らの仕事のできなさに七転八倒する。後に、何でも屋的なポジションを構築。個人の仕事が増加したことを受け2020年に企画・編集プロダクションEat, Play, Sleep inc.を設立。「Webは残したいことが長く残せん」と感じて2021年に『OUT OF SIGHT!!!』を創刊。
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木下 浩佑
FabCafe Kyoto Brand Manager / Loftwork
京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。
京都府立大学福祉社会学部福祉社会学科卒業後、カフェ「neutron」およびアートギャラリー「neutron tokyo」のマネージャー職、廃校活用施設「IID 世田谷ものづくり学校」の企画職を経て、2015年ロフトワーク入社。素材を起点にものづくり企業の共創とイノベーションを支援する「MTRL(マテリアル)」と、テクノロジーとクリエイションをキーワードにクリエイター・研究者・企業など多様な人々が集うコミュニティハブ「FabCafe Kyoto」に立ち上げから参画。ワークショップ運営やトークのモデレーション、展示企画のプロデュースなどを通じて「化学反応が起きる場づくり」「異分野の物事を接続させるコンテクスト設計」を実践中。社会福祉士。2023年、京都精華大学メディア表現学部 非常勤講師に就任。
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日時
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2025.1.23 (木) 19:00 – 21:00 UTC+09:00
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会場
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FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554
■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
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参加費
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1,000円 + 1ドリンク(500円〜)
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定員
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40名
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