ストーリー設定からピッチまで！
Stu Livingstonと一緒に楽しむ絵コンテの基礎

アメリカ ロサンゼルスより、アニメーション監督、絵コンテアーティストのStu Livingston（スチュー・リヴィングストーン）をFabCafe Tokyoへお迎えし、楽しい絵コンテのワークショップを開催します！

『Steven Universe』（Cartoon Network）『Futurama』（Rough Draft Studios）『The Loud House』（Nickelodeon）または『The Owl House』（Disney）など、世界的に愛されるアニメーション番組に取り組んだ中でStuさんが得た、貴重な知見や経験を共有し、コツを楽しく教えていただきながら、実践的な絵コンテづくりセッションを行います。

絵コンテ（えコンテ）は、映画、アニメーション、テレビ番組、漫画などの視覚メディア制作において、シーンやカットの構成を描いたスケッチやイラストのことを指します。絵コンテは制作の最初の段階で使用され、物語の流れやカメラアングル、キャラクターのポーズ、重要な動きなどを視覚的に表現するための手法です。

「Enchanting Grom Fright」（2020年8月8日に初放送されたThe Owl House番組からのスクリーンショットとダンスシーケンス。絵コンテおよびエピソードディレクションはStu Livingstonによります。© Disney、All Rights Reserved.

絵コンテは、絵コンテアーティストが物語や映像の構造を理解し、一貫性を保ちながら作業を進めるのに役立ちます。特にアニメーションや映画の制作では、絵コンテがプリプロダクション（事前制作）の中で非常に重要な役割を果たしています。

絵コンテ作成は、イメージ、動き、ストーリー、ペース、雰囲気など、さまざまな領域を扱うアーティストによる、ダイナミックなプロセスです。絵コンテアーティストは、感情やアクション、物語のシーンを、絵を用いてどのように表現するかについて考え、クリエイティブに展開していきます。。優れた絵コンテのプロは、台本やクリエイティブの変更に柔軟に対応しながら、厳しい時間制約の中で精密かつ細かい仕事をこなしています。また、それぞれのアーティストがもつ創造性とプロジェクト全体のビジョンとのバランスを取ることにも優れています。

このように、横断的な領域の知識やテクニックが求められる絵コンテは、挑戦的ではありますが、創造的で充実感のある分野だと私たちは考えています。

Stu Livingstonが共同監督として取り組んだ『Hey Arnold!：The Jungle Movie』（Nickelodeon）の絵コンテ © Viacom International Inc. All Rights Reserved.

『The Loud House』Stu Livingstonによる絵コンテ © Nickelodeon Animation Studio All Rights Reserved.

絵コンテの魅力的な世界を一緒に楽しみませんか？

Stuさんのレクチャーのもと、参加者のみなさんがアイディアの発端から魅力的なプレゼンテーションまで挑戦できる楽しいワークショップを実施します。アニメーション業界において、豊かな経験をもつ有名なプロフェッショナルの一人から直接学ぶ機会をお見逃しなく。

あらゆるクリエイティブ分野のプロはもちろん、絵コンテの経験がない方でもお楽しみいただけます！

ワークショップタイムライン

Hour One

1- イントロダクションと自己紹介

2-絵コンテの理論：Stuさんが、自身の制作プロセスをもとに、物語を語る上での大事なポイントや絵コンテ制作のコツを解説。

Hour Two

1- 『ストーリーの設定から…』：参加者皆で、キャラクターとアクションを含めた簡単なストーリー設定を考える。共通のストーリー設定を元に、それぞれ自分の絵コンテを描いてみる。

2-『…ピッチへ！』：アクションの説明、声や効果音の演技にチャレンジしながら、自分の絵コンテをピッチする！

3- 質疑応答およびクロージング

必要な画材

• FabCafe Tokyoでは、カード用紙とフェルトペンをご用意します。
  参加者のみなさまは、ご自身のスケッチブックやiPadなど、お好きな道具をお持ちいただいてもかまいません。