Exhibition
- #開催終了
- #入場無料
私たちの身体情報がプラットフォーム上で流通する近未来では、私たちの暮らしや行動はどのように変容するのでしょうか。
学術変革領域(B)「デジタル身体性経済学の創成」では、身体が生み出すさまざまな情報が双方向にやり取りできる未来において、人々の間で互いを支え合えるような新しい関係形成を築くために、社会的、技術的両側面から研究開発、社会実装に向けた検討をしています。
2022.8.6 (土) – 2022.8.12 (金) UTC+09:00
デジタル身体性のある未来展
私たちの身体情報がプラットフォーム上で流通する近未来では、私たちの暮らしや行動はどのように変容するのでしょうか。
学術変革領域(B)「デジタル身体性経済学の創成」では、身体が生み出すさまざまな情報が双方向にやり取りできる未来において、人々の間で互いを支え合えるような新しい関係形成を築くために、社会的、技術的両側面から研究開発、社会実装に向けた検討をしています。
本展示を通じて、近い未来のコミュニケーションの兆しを感じ取っていただければ幸いです。展示初日の8/6(土)にはデバイス展示はもちろん、プロジェクトメンバーによるトークセッションも開催いたします。ぜひ、未来のコミュニケーションを体感しにお越しください。
[展示詳細(東京)]
・開催日:2022/8/6 (土)〜2022/8/12(金)
・時間:12:00-18:00
※初日6日のみ16:00開始となります。トークイベント参加の方が優先して体験いただけます。
・場所:FabCafe Tokyo [MAP]
※拠点によってデモ体験コンテンツが異なります。
※期間中の展示体験は、参加申し込みは不要です。
[展示詳細(名古屋)]
・開催日:2022/8/6 (土)〜2022/8/12(金)
・時間:12:00-18:00
※初日6日のみ16:00開始となります。トークイベント参加の方が優先して体験いただけます。
・場所:FabCafe Nagoya [MAP]
※拠点によってデモ体験コンテンツが異なります。
※期間中の展示体験は、参加申し込みは不要です。
[8/6トークイベント詳細]
・開催日:2022/8/6(土)
・時間:16:00 -18:00 ※15:30開場
・場所:FabCafe Tokyo [MAP]
・場所:FabCafe Nagoya [MAP]
両拠点をつないだ同時開催となります。
・定員:各拠点20名
・参加費:無料
トークイベントは下記URLからお申し込みください。
https://loftwork.formstack.com/forms/220806_digital_embodied_economy_tolk_event
※参加する拠点をお間違えないようによろしくお願いします。
[8/6トークイベントタイムライン]
16:00-16:10 概要説明
16:10-16:40 トークセッション① 東京 – 名古屋間を接続し、トークします。
16:40-16:50 デバイス説明
16:50-17:20 トークセッション② 東京 – 名古屋間を接続し、トークします。
17:20-17:50 体験会
17:50-18:00 クロージング
[主催/共催]
・主催:デジタル身体性経済学の創成
・共催:MTRL(運営:株式会社ロフトワーク)、FabCafe Global
ABOUT
デジタルな身体情報が流通した未来における新しい行動経済学
デジタル身体性のある未来展は、学術変革領域(B)「デジタル身体性経済学の創成」の研究を一般の方々に知っていただくことを目的として企画されたものです。
近い将来、私たちの社会ではこれまでは伝えることのできなかった情報、とりわけ身体が生み出すさまざまな情報を他者に伝えることができるようになると考えられています。
具体的には、時間や空間を超えて、他人から肩を叩かれたり、遠隔で握手をすることができるようになったり、まるでその場に一緒にいるかのようにスポーツを観戦したりできる未来のことです。
では、身体の情報が情報プラットフォーム上で流通したときに私たちの行動はどう変容するのでしょうか。
私たちの研究領域では、身体が生み出すさまざまな情報を届けたり受け取ったりした人々の間で互いを支え合えるような新しい関係形成を築くために、社会的、技術的両側面からどのような設計原理が必要かを学術的に検討しています。
この展示を通じて、未来のコミュニケーションの在り方の一端を感じ取っていただければ幸いです。(領域代表 明治学院大学准教授 犬飼佳吾)
展示初日の8/6(土)には「デジタル身体性経済学の創成」プロジェクトメンバーによるトークイベントも行います。デジタル身体性を感じるデバイスを用いたコミュニケーションはわたしたちの生活や社会にどのような変容を与えるのでしょうか。デバイスの実演と共に、これからの未来についてみなさんと考えます。
EXHIBITION
デジタル身体性のある近未来の暮らしを実感できるデモ展示
会期中、デジタル身体性を感じるデバイスを実際に体験いただけます。普段何気なく暮らしの中にある身体感覚がデジタル化されたデモを体験いただき、デジタル身体性のある近未来の暮らしの可能性をみなさんと探求いたします。展示会場には展示スタッフが在中しておりますので、体験を希望される方は展示スタッフにお声がけください。
「身体性によるコミュニケーション」
空気伝送触感コミュニケーション ※東京・名古屋
触覚情動辞書ボード ※東京・名古屋
身体性によるコミュニケーション、とりわけ触れるコミュニケーションは、どのような情動を生み出すのでしょうか。触れる場所、触り方、相手との関係性に注目して、調査をしています。 |
「身体性コミュニケーションのデジタル化技術」
心臓ピクニック ※東京・名古屋
「心臓ピクニック」は、自身の心臓の動き(鼓動)を手のひらの上の触感として感じるワークショップです。鼓動を触感として感じることで、生命としての自分の存在を再認識することができます。また、自分以外の人の鼓動や、運動をすることで変化する鼓動を感じる体験もできます。 |
Furekit ※東京のみ
肩、おなか、背中をさわると音が鳴ったり振動するベスト“Furekit(フレキット)”。離れた場所で同じFurekitを着ている人に自分が触った場所を伝えることができます。直接触っていなくてもタッチされるような遠隔コミュニケーションができるようになった時どんな身体を使ったコミュニケーションが生まれるでしょうか?身体情報を使った新たなコミュニケーションの形を体験してみてください。 |
※東京会場のみでの展示となります。
※Furekitの体験可能日時は以下となります。
他の展示同様予約不要ですので、お時間内にいつでもお越しください。
8月7日(日) 14:00-18:00
8月8日(月) 15:00-18:00
8月9日(火) 15:00-18:00
8月10日(水) 14:00-18:00
8月12日(金) 15:00-18:00
メタ触覚共有インタフェース ※名古屋のみ
指先で触れた情報を相手にも、自分にも返してくれるデバイスです。触覚の共有を通じた、未来の教育コミュニケーション、技能学習を体験してみてください。 |
※名古屋会場のみでの展示となります。
「デジタル身体性コミュニケーションの体験」
触覚伝話 ※東京・名古屋
遠隔の相手と映像と音声のやり取りをするだけでなく、手元のテーブルを叩くと、遠隔にあるもう一方のテーブルが振動します。叩くだけでなく、何かを置いたり、鉛筆で文字を書いたりすると、その触感が相手のテーブルへ伝わり、遠隔の人との新しいコミュニケーションのあり方が生まれます。本展示では、東京 – 名古屋をリアルタイムで接続して触覚のあるコミュニケーションを体験することができます。自然な形で映像と音、振動が伝わる装置が世に現れたとき、そこで起こるコミュニケーションはどのようなものになるでしょうか。 — [参考文献] 早川, 大脇, 石川, 南澤, 田中, 駒﨑, 鎌本, 渡邊:高実在感を伴う遠隔コミュニケーションのための双方向型視聴触覚メディア「公衆触覚伝話」の提案, 日本VR学会論文誌, 25(4), pp. 412-421.[開発者] 企画制作:渡邊淳司,鎌本 優,駒﨑 掲(NTTコミュニケーション科学基礎研究所) 制作協力:大脇 理智,菅沼 聖,石川琢也(山口情報芸術センター[YCAM]),南澤孝太,早川裕彦,加藤大弥,谷地 卓,神山洋一(慶應義塾大学大学院KMD),田中由浩,久原拓巳 (名古屋工業大学) |
※東京・名古屋を遠隔でつないだ展示になります。
「デジタル身体性×行動経済学」
キャンディエコノミー ※名古屋のみ
展示期間中FabCafe Nagoyaでは、コーヒーをご購入いただいたみなさまに、キャンディエコノミーに参加いただけます。コーヒー体験をちょっと豊かにするチョコをみんなで分かち合うゲームに参加してみてください。デジタル身体性経済がテーマの展示で、「キャンディエコノミー」ってなに?と思われたみなさん、ぜひ実際にお店で体験ください。 |
※写真はイメージです。
[こんな人におすすめ]
- デジタル身体性経済学というワードに興味のある方
- デジタル身体性を感じるデバイスを体験したい方
- デジタル身体性が流通する未来について考えてみたい方
過去のシンポジウムの動画などもぜひご覧ください。
→https://www.youtube.com/channel/UCtDvCPpxvulK3qVEQZwQPMg/featured
[PEOPLE]
「デジタル身体性経済学の創成」は、現在以下のような組織構成で運営されております。
総括班
- 犬飼 圭吾(領域代表)/細田 千尋/渡邊 淳司/田中 由浩
行動経済学班
- 犬飼 圭吾(経済学班代表)/塩澤 康平/中山 義久
脳科学班
- 細田 千尋(脳科学班代表)/田中 由浩
身体性情報ネットワーク班
- 渡邊 淳司(身体性情報ネットワーク班代表)/南澤 孝太/伊藤 亜紗
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犬飼佳吾(Keigo Inukai)
明治学院大学経済学部経済学科 准教授
2010年北海道大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。エコール・ポリテクニーク(仏)客員研究員、大阪大学社会経済研究所講師を経て、2018年より現職。学術変革領域(B)「デジタル身体性経済学の創成」領域代表、行動経済学会常任理事。2020年行動経済学会Yahoo株式会社コマースカンパニー金融統括本部優秀論文賞受賞。専門分野は行動経済学、実験経済学、神経経済学。経済学を軸に、ゲーム理論・心理学・神経科学などを融合しながら、人間の行動選択や意思決定のメカニズムに関する分野横断的な研究に取り組んでいる。
Meiji Gakuin Experimental Economics Lab — https://inukailab.com/
2010年北海道大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。エコール・ポリテクニーク(仏)客員研究員、大阪大学社会経済研究所講師を経て、2018年より現職。学術変革領域(B)「デジタル身体性経済学の創成」領域代表、行動経済学会常任理事。2020年行動経済学会Yahoo株式会社コマースカンパニー金融統括本部優秀論文賞受賞。専門分野は行動経済学、実験経済学、神経経済学。経済学を軸に、ゲーム理論・心理学・神経科学などを融合しながら、人間の行動選択や意思決定のメカニズムに関する分野横断的な研究に取り組んでいる。
Meiji Gakuin Experimental Economics Lab — https://inukailab.com/
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渡邊 淳司 | Junji Watanabe
日本電信電話株式会社(NTT)上席特別研究員
人間の触覚メカニズム、コミュニケーションに関する研究を人間情報科学の視点から行なう。また、人と人との共感や信頼を醸成し、ウェルビーイングな社会に資する方法論について探究している。主著に『情報を生み出す触覚の知性』(化学同人、2014、毎日出版文化賞〈自然科学部門〉受賞)、『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』(共監修・編著、ビー・エヌ・エヌ、2020)、『ウェルビーイングのつくりかた 「わたし」と「わたしたち」をつなぐデザインガイド』(共著、ビー・エヌ・エヌ、2023)等がある。
人間の触覚メカニズム、コミュニケーションに関する研究を人間情報科学の視点から行なう。また、人と人との共感や信頼を醸成し、ウェルビーイングな社会に資する方法論について探究している。主著に『情報を生み出す触覚の知性』(化学同人、2014、毎日出版文化賞〈自然科学部門〉受賞)、『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』(共監修・編著、ビー・エヌ・エヌ、2020)、『ウェルビーイングのつくりかた 「わたし」と「わたしたち」をつなぐデザインガイド』(共著、ビー・エヌ・エヌ、2023)等がある。
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柴崎美奈(Mina Shibasaki)
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 研究員
女子美術大学芸術学部メディアアート学科卒。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修士課程に入学後、博物館や美術館におけるVRを活用した体験デザインに従事。その後、科学館などで子どもを対象としたハプティックデザインワークショップを展開し、同大学院博士課程に入学。博士課程では、絵本の読み聞かせに合わせて振動するクッションをデザインし、子どものためのインタラクションデザイン研究を行う。2022年博士号を取得(メディアデザイン学)。
女子美術大学芸術学部メディアアート学科卒。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修士課程に入学後、博物館や美術館におけるVRを活用した体験デザインに従事。その後、科学館などで子どもを対象としたハプティックデザインワークショップを展開し、同大学院博士課程に入学。博士課程では、絵本の読み聞かせに合わせて振動するクッションをデザインし、子どものためのインタラクションデザイン研究を行う。2022年博士号を取得(メディアデザイン学)。
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田中 由浩 | Yoshihiro Tanaka
名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授
2001年東北大学工学部3年次に大学院に飛び入学、2006年東北大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。人間の触知覚メカニズムに興味を持ち、指の内部構造や皮膚特性のような基礎研究から、腹腔鏡下手術用触診システム、他者との触覚共有システム、触感のプロダクトデザインなど、幅広く触覚研究を展開している。2014年 よりJSTさきがけ研
2001年東北大学工学部3年次に大学院に飛び入学、2006年東北大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。人間の触知覚メカニズムに興味を持ち、指の内部構造や皮膚特性のような基礎研究から、腹腔鏡下手術用触診システム、他者との触覚共有システム、触感のプロダクトデザインなど、幅広く触覚研究を展開している。2014年 よりJSTさきがけ研
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南澤 孝太
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD) 教授
科学技術振興機構ムーンショット型研究開発事業、Cybernetic being Project プロジェクトマネージャー。2005年東京大学工学部計数工学科卒業、2010年同大学院情報理工学系研究科博士課程修了、博士(情報理工学)。KMD Embodied Media Project を主宰し、身体的経験を伝送・創造・拡張する「身体性メディア」「サイバネティック・アバター」の研究開発と社会実装、触覚デザインの普及展開を推進。
科学技術振興機構ムーンショット型研究開発事業、Cybernetic being Project プロジェクトマネージャー。2005年東京大学工学部計数工学科卒業、2010年同大学院情報理工学系研究科博士課程修了、博士(情報理工学)。KMD Embodied Media Project を主宰し、身体的経験を伝送・創造・拡張する「身体性メディア」「サイバネティック・アバター」の研究開発と社会実装、触覚デザインの普及展開を推進。
[企画メンバー]
株式会社ロフトワーク, MTRL クリエイティブディレクター
松本遼
京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科卒。在学中からデザイナーとして活動し、2007年にはUNIQLO CREATIVE AWARD 佐藤可士和賞を受賞。卒業後デザイン事務所勤務を経てフリーランスとなり、京都福寿園の広告制作や、10万筆の署名を集めたLet’s Dance署名推進委員会の広報戦略に参画する。2017年ロフトワーク入社。意匠としてのデザインだけでなく、プロジェクトの上流からより深くクリエイティブプロジェクトに関わることを目指す。
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株式会社ロフトワーク, MTRL クリエイティブディレクター
関本武晃
2021年にロフトワーク入社。早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム論系修了。在学時には文芸批評や西洋哲学、言語学などについて学ぶ。また、創作ゼミにて現役小説家に師事し、個人的な活動としても小説創作を続けている。卒業後には映像制作会社に勤め、その後、ロフトワークMTRL所属として入社。日々、メディアを越えてさまざまな物語、芸術の表現に触れ、現実/創作を問わずあらゆる表象についての洞察を深めている。 —笑いとは止揚の作用である。
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株式会社ロフトワーク, MTRL事業責任者 / 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任研究員
小原和也(弁慶)
2015年ロフトワークに入社。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了(デザイン)。素材/材料の新たな価値更新を目指したプラットフォーム「MTRL」の立上げメンバーとして運営に関わる。現在は事業責任者兼プロデューサーとして、素材/材料基軸の企業向け企画、プロジェクト、新規事業の創出に携わる。モットーは 「人生はミスマッチ」。編著に『ファッションは更新できるのか?会議 人と服と社会のプロセス・イノベーションを夢想する』(フィルムアート社,2015)がある。あだ名は弁慶。
[主催]
デジタル身体性経済学の創成
文部科学省 科学研究費助成事業 学術変革領域研究(B) 2021
[共催]
MTRL(運営:株式会社ロフトワーク)
FabCafe Global
■イベントへのご参加を検討されている方へ
プログラムは、予告なく変更される場合があります。
イベントの様子は、各拠点の接続とアーカイブを目的としてZoomでのレコーディングを行います。
お申込み締切はイベント8/4日 23:59〆切とさせていただきます。
イベントに参加いただける方には前日12:00にメールにて参加連絡をお送りさせていただきます。
■個人情報の取扱について
参加時にご記入いただいた個人情報(お名前やご連絡先)は、運営元の株式会社ロフトワーク・有限責任事業組合FabCafeとイベント登壇者及び主催者のみで保管し、結果の分析および、ご案内以外では利用いたしません。また情報の開示および、第三者への提供は行いません。
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日時
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2022.8.6 (土) – 2022.8.12 (金) UTC+09:00