Talk Event
- #参加受付中
- #誰でもウェルカム

人々がモノの“修理”を通じて助け合いながら地域の繋がりを再生する姿を描く、ドキュメンタリー映画『リペアカフェ』上映会&トークイベントを開催。
さらに、国内の企業でリペアの取組みを実践している方々をゲストに、企業と生活者がともにモノをつくる・使う・再生する責任を分かち合いながら、持続可能な社会を実現する方策を考えるクロストークも行います。
2025.12.17 (水) UTC+09:00
18:30 – 20:40 18:15開場
Peatixよりチケットを購入してください。
壊れたものを捨て、新しいモノを買うのが当たり前な現代。
背景には、大量生産・大量消費を加速する企業間競争のあり方や、先端的テクノロジーを活用した製品の普及などにより、モノが壊れてしまった「その後」がブラックボックス化し、人々の営みから“修理”が遠のいている状況があります。

映画『リペアカフェ』より(IDEAS FOR GOOD)
地球環境の破壊や地球資源の危機的状況を背景に、欧州では、2024年7月に消費者が製品を修理しやすくなることを目指す「製品の修理を促進する共通指令」(いわゆる修理する権利司令)が公布されました。これにより、テレビや携帯電話を含む11品目について、メーカーは修理可能な製品を修理することを義務付けられています。
日本でも、同年7月に関係閣僚会議が開催され、リペアを通じた地域活性化やライフスタイル転換の必要性が議論されています。
より持続可能な経済・社会システムへ移行するために、私たちにできるアクションとは何でしょうか?
さまざまな課題がある中で、オランダのアムステルダムで発祥した「リペアカフェ」はひとつの具体的なアプローチを提示しています。リペアカフェは、壊れた家電や服、自転車など、身の回りのあらゆるものを持ち込むと、地域のボランティアが無料で修理してくれる場所です。
本イベントでは、このリペアカフェを舞台にしたドキュメンタリー映画を上映します。

リペアカフェの様子 – 映画『リペアカフェ』より(IDEAS FOR GOOD)

依頼者とボランティアが、一緒に洋服のリペアをしている – 映画『リペアカフェ』より(IDEAS FOR GOOD)
ドキュメンタリー映画『リペアカフェ』
「修理したいのはモノだけじゃなかった。」
お店では修理を受け付けてくれない壊れた家電や服、自転車など、あらゆるものを地域のボランティアが無料で直してくれるオランダ発祥のリペアカフェ。彼らはモノを修理するだけではない。
離れ離れになった家族の「思い出」、疎遠になりつつある地域の「コミュニティ」、捨てることを前提に成り立つ消費社会の「システム」…
リペアカフェにはどのような人とモノが集うのか?壊れかけた「モノ以上のもの」を直す人々の物語がここにある。
公式Webサイト https://ideasforgood.jp/documentary-repair-cafe/
(30分 | 日本語字幕 | 英題 The Repair Cafe | 制作年: 2024年 | 企画制作 IDEAS FOR GOOD)
今回の上映会&トークイベントでは、オランダにおけるリペアカフェの活動を糸口に、人とモノとのパーソナルな関係から、人・モノ(資源)・企業・社会との関係まで視点を行き来しながら、改めて文化としての“修理”の可能性に目を向けます。

アメリカ、タイ、ウクライナのリペアカフェの様子 – (C) Repair Cafe International
映画上映後、監督を務めたIDEAS FOR GOODの瀬沢正人さんと、日本国内でリペア事業を展開している株式会社ゴールドウイン ザ・ノース・フェイス事業本部 畑野健一さん、合同会社CYKULS 平田健夫さんによるクロストークを行います。
日本の状況や文化的な特性にも照らし合わせながら、企業と生活者が、モノをつくる・使う・再生する責任を分かち合うための活動や仕組みのデザインについて掘り下げます。
持続可能な社会への一歩を踏み出すために、私たちは“修理”を通して何ができるのか。垣根をこえて話し合う一夜に、ぜひ足をお運びください。
-
瀬沢 正人
IDEAS FOR GOOD編集部 クリエイティブ・ディレクター
オランダ・アムステルダム在住。
サステナビリティやサーキュラーエコノミー領域で映像制作、 リサーチ、企業や行政との共創プロジェクトを手がける。
監督作『リペアカフェ』は、企画・撮影・編集・翻訳を一貫して担当し、 2025年アムステルダム地域映画祭にノミネート。NHK WORLDや日経新聞でも紹介され、 多様な場で200回以上上映、累計1万4千人以上が視聴。大阪・ 関西万博では経済産業省主催展示に採用された。
パタゴニア、日立製作所などと協働し、循環型社会に向けたストーリーテリングやリペア文化の社会実装に 関わる。 ジャーナリストとしてフィンランド環境大臣など欧州の政策担当者 、研究者を取材。デンマークのフォルケホイスコーレ卒業生。 アムステルダム大学夏期コース Circular City 修了。 オランダ・アムステルダム在住。
サステナビリティやサーキュラーエコノミー領域で映像制作、 リサーチ、企業や行政との共創プロジェクトを手がける。
監督作『リペアカフェ』は、企画・撮影・編集・翻訳を一貫して担当し、 2025年アムステルダム地域映画祭にノミネート。NHK WORLDや日経新聞でも紹介され、 多様な場で200回以上上映、累計1万4千人以上が視聴。大阪・ 関西万博では経済産業省主催展示に採用された。
パタゴニア、日立製作所などと協働し、循環型社会に向けたストーリーテリングやリペア文化の社会実装に 関わる。 ジャーナリストとしてフィンランド環境大臣など欧州の政策担当者 、研究者を取材。デンマークのフォルケホイスコーレ卒業生。 アムステルダム大学夏期コース Circular City 修了。 -
畑野 健一
株式会社ゴールドウイン ザ・ノース・フェイス事業本部
ザ・ノース・フェイスアパレル事業部 エキスパートTHE NORTH FACEのキッズアパレル企画に5年間従事。キッズウエアが短期間でサイズアウトしてしまう問題、特に高機能なアウトドアウエアが十分に活用されないまま廃棄されうる現状に強い課題意識を持つ。この課題に対し、単に修理するだけでなく、新たな価値を付加して次の使用者へ繋ぐことが地球環境の保護にも貢献するとの考えから、サステナブル・レーベル「GREEN BATON」を企画・立ち上げた。さらに、
ブランドの垣根を超えてモノを永く使い続ける文化を広げるべく、 リペアイベント「DO REPAIRS」の立ち上げメンバーとしても活動している。 THE NORTH FACEのキッズアパレル企画に5年間従事。キッズウエアが短期間でサイズアウトしてしまう問題、特に高機能なアウトドアウエアが十分に活用されないまま廃棄されうる現状に強い課題意識を持つ。この課題に対し、単に修理するだけでなく、新たな価値を付加して次の使用者へ繋ぐことが地球環境の保護にも貢献するとの考えから、サステナブル・レーベル「GREEN BATON」を企画・立ち上げた。さらに、
ブランドの垣根を超えてモノを永く使い続ける文化を広げるべく、 リペアイベント「DO REPAIRS」の立ち上げメンバーとしても活動している。 -
平田 健夫
合同会社CYKLUS CEO
1997年、慶應義塾大学経済学部を卒業。アパレル企業3社にて営業、製品企画、マーケティング業務を担当。その後、2015年にパタゴニア日本支社に入社し、サーキュラリティ部門ディレクターとして、Worn Wearプログラムの推進、リペアセンターの運営、リセールビジネスの導入などに従事。2024年、合同会社サイクラスを設立し、アパレル企業へのサーキュラービジネス支援や、地域循環コミュニティの構築に携わり、リペアカルチャーの普及や循環型社会の実現に向けた活動を展開している。
1997年、慶應義塾大学経済学部を卒業。アパレル企業3社にて営業、製品企画、マーケティング業務を担当。その後、2015年にパタゴニア日本支社に入社し、サーキュラリティ部門ディレクターとして、Worn Wearプログラムの推進、リペアセンターの運営、リセールビジネスの導入などに従事。2024年、合同会社サイクラスを設立し、アパレル企業へのサーキュラービジネス支援や、地域循環コミュニティの構築に携わり、リペアカルチャーの普及や循環型社会の実現に向けた活動を展開している。
-
岩沢 エリ
株式会社ロフトワーク Culture Executive/マーケティング リーダー
東京都出身、千葉市在住。大学でコミュニケーション論を学んだ後、マーケティングリサーチ会社、不動産管理会社の新規事業・経営企画室を経て、2015年ロフトワークに入社。マーケティングチームのリーダーとして、ロフトワークのコミュニケーションデザイン・マーケティング戦略設計、チームマネジメントを担う。2022年4月からCulture Executiveを兼任し、未来探索と多様性を創造力に変えるカルチャー醸成に取り組む。最近では、「分解可能性都市」をテーマに、生産・消費に加えて分解活動が当たり前となる都市生活へシステムチェンジするためのデザインアプローチを探究している。1児の母。
東京都出身、千葉市在住。大学でコミュニケーション論を学んだ後、マーケティングリサーチ会社、不動産管理会社の新規事業・経営企画室を経て、2015年ロフトワークに入社。マーケティングチームのリーダーとして、ロフトワークのコミュニケーションデザイン・マーケティング戦略設計、チームマネジメントを担う。2022年4月からCulture Executiveを兼任し、未来探索と多様性を創造力に変えるカルチャー醸成に取り組む。最近では、「分解可能性都市」をテーマに、生産・消費に加えて分解活動が当たり前となる都市生活へシステムチェンジするためのデザインアプローチを探究している。1児の母。
-
金岡 大輝
FabCafe Tokyo CTO
英国で建築を学んだ後、持ち前の幅広いデジタルファブリケーションの知識を活かしFabエンジニアとしてFabCafe Tokyoの立ち上げに参加。Fab部門のリーダーを務め、テクニカルワークショップなどを主宰。その後、Noiz Architectsにてコンピューテーショナルデザインを駆使した建築設計に携わる。
2015年ロフトワーク入社。デジタルファブリケーションの知識と海外とのネットワークを活かし、世界各地のFabCafeの立ち上げ・海外クリエイターとのコラボレーションや作品制作・自治体や海外大学との教育プログラム設計・アート展示ディレクション・コミュニティ運営・コンピューショナルデザインを駆使したプロジェクト企画などを幅広く手がける。
2019年よりFabCafe Tokyo CTOとしてFabCafe Tokyoのリーダーを務める。
英国で建築を学んだ後、持ち前の幅広いデジタルファブリケーションの知識を活かしFabエンジニアとしてFabCafe Tokyoの立ち上げに参加。Fab部門のリーダーを務め、テクニカルワークショップなどを主宰。その後、Noiz Architectsにてコンピューテーショナルデザインを駆使した建築設計に携わる。
2015年ロフトワーク入社。デジタルファブリケーションの知識と海外とのネットワークを活かし、世界各地のFabCafeの立ち上げ・海外クリエイターとのコラボレーションや作品制作・自治体や海外大学との教育プログラム設計・アート展示ディレクション・コミュニティ運営・コンピューショナルデザインを駆使したプロジェクト企画などを幅広く手がける。
2019年よりFabCafe Tokyo CTOとしてFabCafe Tokyoのリーダーを務める。
-
18:15 – 18:30
-
開場・交流
-
18:30 – 18:45
-
オープニング
株式会社ロフトワーク Culture Executive 岩沢エリ
IDEAS FOR GOOD 瀬沢 正人 -
18:45 – 19:15
-
映画上映
-
19:15 – 19:25
-
休憩
-
19:25 – 19:55
-
クロストーク、Q&A
スピーカー:瀬沢 正人、株式会社ゴールドウイン 畑野 健一、CYKLUS 平田 健夫
モデレーター:FabCafe Tokyo 金岡 大輝 -
19:55 – 20:10
-
感想ダイアログ
-
20:10 – 20:40
-
クロージング、交流
-
日時
-
2025.12.17 (水) 18:30 – 20:40 18:15開場 UTC+09:00
-
会場
-
FabCafe Tokyo
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F
京王井の頭線 神泉駅 南口 徒歩3分
JR 渋谷駅 徒歩10分
03-6416-9190
Google mapで開く -
参加費
-
2,000円 ワンドリンク付き
-
定員
-
35名
Peatixよりチケットを購入してください。
