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- #開催終了
新春2本立て!ACADEMIC GROOVE —— 学術を「体感」するということ / シチズンサイエンスで雷の謎に挑む
2020.1.10 (金) UTC+09:00
18:30 – 20:30
オープンサイエンスミートアップは、京都を中心に活動するオープンサイエンス研究会が、不定期に行っている公開イベントです。
サイエンスの現場は、研究室から外へ
研究の現場が、研究室から広く一般に。 若手の研究者達の潮流が広がっています。
たとえば、膨大な画像データの中から目的のものを探すことだったり、
動植物の分布を調べるため全国から目撃証言を募集するなど。
最先端の科学研究に、研究室の外にいる人達が力を貸せる場面は意外とたくさんあります。
不特定多数の一般の人に研究協力を得ること、これは「科学を開かれたものにする」という意味で「オープンサイエンス」と呼ばれる大きなムーブメントに含まれ、研究者達の関心を集めています。
研究のフィールドを、研究室の中からいかに外に出すか。
どうやって一般の人に参加してもらうか。
どうやってより多くの人に研究の価値を知ってもらうか。
それらを研究し、共有するのがオープンサイエンスミートアップ。京都を中心に活動をしています。
勉強会の開催
勉強会では「現在の活動/ノウハウの共有」をテーマに登壇者の話を聞き、ディスカッションする場。 1, 2ヶ月に1回の頻度で様々な場所を巡りながら行っています。
聴講は一般の参加も可能で、FabCafe Kyotoでも夕刻のバータイムを利用し、過去何度か会場として利用されています。
第1部 『シチズンサイエンスで雷の謎に挑む』
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榎戸 輝揚
京都大学 白眉センター 理学研究科 特定准教授
太古から私達の身近にあった雷は、実はどうやって起きているのか、その発生の最初の瞬間のメカニズムがよくわかっていません。この長年の謎を解く鍵かもしれないのは、雷や雷雲から最近になって検出されるようになったガンマ線(放射線の一種)です。そして、日本海沿岸の冬の雷雲から、こういったガンマ線が検出されるようになってきました。その観測を狙って、京都オープンサイエンス・ミートアップを立ち上げた世話人の一人でもある榎戸は、2015年に「雷雲プロジェクト」を立ち上げました。雷や雷雲の謎を解くために学術系クラウドファンディングも活用し、金沢を中心にした観測網を構築し、実際に雷や雷雲からの放射線を検出しはじめました。榎戸が1月に理化学研究所・和光キャンパスに異動するのに際して、お世話になってきたみなさんに、これまでの活動の報告と来年度から展開しようとしているシチズンサイエンスへの期待をお話します。
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清水 修
Academic Groove Movement
「ACADEMIC GROOVE」とは、学問の現場に漂う、わくわく感やノリ、すなわちグルーヴのこと。私たちはこのACADEMIC GROOVEを社会に伝えていく「ACADEMIC GROOVE運動」を展開しています。
「記述された知識・情報を伝えること以上に『記述できない情報=グルーヴ』を伝えることが大切である」という思いとともに、ACADEMIC GROOVE誕生の経緯についてお話ししたいと思います。
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18:30-19:30
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榎戸輝揚さん
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19:30-20:30
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清水修さん
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日時
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2020.1.10 (金) 18:30 – 20:30 UTC+09:00
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会場
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FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554
■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
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参加費
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無料 ※別途、1 orderが必要(別料金)
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定員
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20名