Meetup
- #開催終了
黒点数再較正におけるアマチュア天文家の長期観測の重要性
2020.3.2 (月) UTC+09:00
19:00 – 20:30
動画配信
無制限 ※ 動画配信のため人数制限がありません
無料 ※ 動画配信は無料でご参加いただけます。
*開催方法変更のお報せ*
近日の状況を鑑み、開催の形態を変更いたします。(2020年2月27日)
今回はオンラインによるイベント開催とし、スピーカーと世話人による意見交換をビデオ配信します。
参加登録いただいた方に配信用のURLをお知らせいたします。
お問い合わせは運営窓口までご連絡ください。
オープンサイエンスミートアップは、京都を中心に活動するオープンサイエンス研究会が、不定期に行っている公開イベントです。
サイエンスの現場は、研究室から外へ
研究の現場が、研究室から広く一般に。 若手の研究者達の潮流が広がっています。
たとえば、膨大な画像データの中から目的のものを探すことだったり、
動植物の分布を調べるため全国から目撃証言を募集するなど。
最先端の科学研究に、研究室の外にいる人達が力を貸せる場面は意外とたくさんあります。
不特定多数の一般の人に研究協力を得ること、これは「科学を開かれたものにする」という意味で「オープンサイエンス」と呼ばれる大きなムーブメントに含まれ、研究者達の関心を集めています。
研究のフィールドを、研究室の中からいかに外に出すか。
どうやって一般の人に参加してもらうか。
どうやってより多くの人に研究の価値を知ってもらうか。
それらを研究し、共有するのがオープンサイエンスミートアップ。京都を中心に活動をしています。
勉強会の開催
勉強会では「現在の活動/ノウハウの共有」をテーマに登壇者の話を聞き、ディスカッションする場。 1, 2ヶ月に1回の頻度で様々な場所を巡りながら行っています。
聴講は一般の参加も可能で、FabCafe Kyotoでも夕刻のバータイムを利用し、過去何度か会場として利用されています。
スピーカー
Víctor Carrascoスペイン・エストゥラマドゥラ大学)
第37回KYOTOオープンサイエンス・ミートアップのスピーカーはVíctor Carrascoさん(スペイン・エストゥラマドゥラ大学)です。太陽の観測には古来多くのアマチュア天文家が関わってきました。このようなアマチュア天文家の観測データの中でも特に長期間安定したものは、過去400年間の太陽黒点数の復元、さらにはプロキシデータによるさらに長期の復元の基礎データになってきました。今回、Víctor Carrascoさんには太陽観測において、アマチュア天文家が果たしてきた役割と現代科学におけるその重要性についてお話しいただきます。なお、プレゼンテーションは英語で行われますが、質疑応答では適宜世話人が通訳します。
スピーカーからのメッセージ
太陽黒点は、望遠鏡が発明されてから1610年以降、体系的に観測されています。実際、太陽黒点のカウントは、世界最長の実験と見なされています。黒点数指数は、太陽ディスクに現れる黒点の数から計算され、長期の太陽活動を研究するために最も使用される指数です。最近、黒点番号と黒点グループデータベースの両方でいくつかの問題が検出されました。そのため、改訂が必要です。
現在、これらの問題は宇宙気候の国際社会によって対処されています。このプレゼンテーションでは、アマチュア天文学者によって作られたいくつかの太陽黒点観測シリーズが、シフトで働いているプロの天文台と比較した長期安定性の観点から太陽黒点数指数の再較正における役割を強調して提示されます。長い観測シリーズを持つこれらの観測者の一部は、デビッドハデン(米国)、Strach(英国)、および小山(日本)です。これらの寄与は、この指数の較正を伴う宇宙線生成同位体に基づいて、太陽黒点の数と14世紀以降への拡張を修正する重要な役割を果たします。
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日時
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2020.3.2 (月) 19:00 – 20:30 UTC+09:00
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会場
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動画配信
動画にて配信予定です。
スピーカーと世話人による意見交換を配信します。
参加登録いただいた方に配信用のURLをお知らせいたします。 -
参加費
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無料 ※ 動画配信は無料でご参加いただけます。
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定員
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無制限 ※ 動画配信のため人数制限がありません