Workshop
- #参加受付中
詩人、パフォーマーとして活動する今宿未悠が、熱されること/触れることを通じて、「わたし」と来訪者とが関係を再構築するためのリハビリテーションを行います。
詩や身体実践を通じて、二人称「あなた」と一人称「わたし」との関係のあり方を追求し続けてきた今宿未悠。本企画では、「あなた」としての来訪者と、「わたし」つまり今宿とが、熱したパラフィンを用いた一対一で行うパフォーマンス / ワークショップを展開します。(主催:今宿未悠、会場協力:FabCafe Kyoto、掲載:KYOTO EXPERIMENT 2024 フリンジ「More Experiments」)
2024.10.13 (日) UTC+09:00
11:00 – 19:00
2024.10.14 (月) (祝) UTC+09:00
11:00 – 19:00
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わたしとあなたはこんなにも近いのに、わたしとあなたは触れたことがない。
「あなたに触らないうちは、あなたのことを何もわからない。ずっとそう思っている。言葉や表情のみからあなたを分かろうとすることは、雲を掴むのと同じくらい、わたしにとって難しい。 現代社会に生きる大人たちは、他者との接触なしに日常生活を完結させることに長けている。接触はむしろ低俗で不潔なものとして、排斥の対象とされ続けている。私たちはいつから、このささやかな身体的分断を疑わなくなったのか。大人になってから知り合ったあなたとわたしは、初めましての瞬間から今に至るまで、ずっと歪な関係を続けている。 リハビリテーションという言葉がある。ラテン語のRe(再び)Habilis(適合する)に由来する。恋人や家族という名前のある特別な関係から溢れる者同士の接触が歓迎されないこの時代において、名前のない関係を有しているわたしとあなたが、再び、いや、よりよい形で適合するためのリハビリテーションを行いたい。私はこれを「熱触療法」と名づける。」
熱触療法とは
「熱触療法とは、私と鑑賞者とが一対一で行う、熱と接触による関係構築のリハビリテーションである。私達は熱せられた液体パラフィンを間に置き、並んで座る。 手を握り合わせてパラフィンに浸し、持ち上げる動作を繰り返す。パラフィンは次第に分厚い膜となり、手の境界が覆われる。と同時に、触覚的な自他の境界も曖昧になる。 皮膚感覚が溶解し、脈が誰のものかわからなくなる。冷えたパラフィンから手を抜くと、関係構築の痕跡が形として残る。 現代において忌避される熱と接触によって私たちは、再び (Re) 適合 (Habilis) する。」
※1枠30分、1枠に対し1人のみ参加可能の体験。要事前予約。
本企画は、舞台芸術のフェスティバルKYOTO EXPERIMENT の開催期間中、京都各所で発表される作品を一挙に紹介するフリンジプログラム「More Experiments」内の一部となります。詳細は下記リンクよりご確認ください。
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今宿 未悠
詩人、パフォーマー
2000年、東京都生まれ。詩と身体の領域を往還するなかで、「わたし」と「あなた」が「わたしたち」になる方法を模索する。主な受賞に、第一回西脇順三郎賞新人賞、主な出版物に、詩集『還るためのプラクティス』がある。
2000年、東京都生まれ。詩と身体の領域を往還するなかで、「わたし」と「あなた」が「わたしたち」になる方法を模索する。主な受賞に、第一回西脇順三郎賞新人賞、主な出版物に、詩集『還るためのプラクティス』がある。
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日時
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2024.10.13 (日) 11:00 – 19:00 UTC+09:00
2024.10.14 (月) (祝) 11:00 – 19:00 UTC+09:00 -
会場
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FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554
■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
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参加費
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1000円 完全予約制
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定員
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1枠あたり30分、各回定員1名
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