Exhibition
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この度、FabCafe Kyotoでは、企画展示「節度ある食卓 #01 肉食再考」を開催します。
「なぜ肉を食べるのか?」「どんな肉を選ぶのか?」──本展示では、普段あまり意識されることのない肉食の背景に焦点を当てます。環境や社会、価値観の多様性を見据えながら、自分自身の食のあり方について考える視点を提案します。
(主催:土とデジタル、協力:FabCafe Kyoto)
展示期間:7/15(火) - 7/26(土)
※ 7/20,21日はFabCafe Kyoto定休日のため休館
2025.7.15 (火) – 2025.7.26 (土) UTC+09:00
11:00 – 19:00 展示は会期中無料でご覧いただけます。※カフェの座席をご利用の場合はワンドリンクのご注文をお願いいたします。
FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) | Google mapで開く
「早い・旨い・安い」ーー
大量生産・大量消費の時代を象徴するこの価値観は、長らく私たちの食卓を支えてきました。
けれど今、過剰な生産と消費がもたらす環境負荷や気候変動など、見過ごせない課題が浮かび上がっています。
食べることは、実は個人の嗜好にとどまらず、人間社会・自然・そして未来の生態系にまで影響を及ぼす行為です。私たちが「食べる」たびに、人間以外の存在とどのように関わり、影響し合っているのか。そのつながりを今、見直す必要があります。
スローフード運動の再興、ヴィーガニズムの広がり、ミシュラングリーンスターの登場。
近年、食における価値観にも変化の兆しが見え始めました。
「早い・旨い・安い」といった、食卓の上だけで完結していた評価軸から、食材がどこから来て、どんなプロセスを経て届いたのかという、“食卓の外”にまで目を向ける動きが広がってきているのです。
今回、土とデジタルは、企画展示「節度ある食卓 #01 肉食再考」を開催します。本展示は、食卓にまつわる様々な視点を取り上げ、普段とは異なる角度から「食べる」を捉え直す試みです。
一人ひとりが、自身の納得のいく食のあり方を考えるきっかけになれば幸いです
「節度ある食卓」第1回目のテーマは「肉食再考」です。
なぜ肉を食べるのか、あるいは、食べないのか。
食べるならどんな肉を食べるのか。
肉を食べることは常に、①普通である(Normal)、②自然である(Natural)、③必要である (Necessary)と考えられてきました。そんな我々の”当たり前”を、ヴィーガニズムの第一人者であるメラニー・ジョイ博士は”肉食主義”と呼びます。ジョイ博士は、あまりにも当たり前すぎて人々は気づいていないが、実は見えない信念や社会システムに基づいて肉を食べることを選択させられている、と言います。つまり、肉食は不可視化されたイデオロギーであるという主張です。
本展示では、食肉の背景にある様々な視点をミニ・ロールプレイングゲームとして提供します。ジョイ博士の主張からヒントを得ながらも、肉食主義 vs 菜食主義といったイデオロギーを対立化させるのではなく、その間にあるグラデーションをできるだけ解像度高く可視化することに主眼を置きました。本展示は、この食べ方が正解、といった答えを持ち合わせているわけではなく、肉食の是非の判断は行いません。
この展示をみて自分の食べ方をもう一度、見直してみませんか?
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土とデジタル
私たちは、自然とテクノロジーや、野生と都市生活など、一見相反するものを、相互補完性のある概念として捉え直し、その実感と実態を、企業や個人と共に生み出すバイオフィリック・スタジオです。自然にまつわる様々な危機が迫りくる一方で、2050年までに世界人口の約68%が都市部に居住すると予測されています。 都市のふるまいこそ、これからの世界のありようを決めるのだとしたら、そこに生きる人々の生活と仕事の中には、自然への敬意と地域との繋がり、倫理と節度が必要です。想いを共有できる人々と共に、私たちは様々な手法を通じて、都市の中に自然との新たな関係性を見出して行きます。
ウェブサイト:https://xn--uds.digital/
私たちは、自然とテクノロジーや、野生と都市生活など、一見相反するものを、相互補完性のある概念として捉え直し、その実感と実態を、企業や個人と共に生み出すバイオフィリック・スタジオです。自然にまつわる様々な危機が迫りくる一方で、2050年までに世界人口の約68%が都市部に居住すると予測されています。 都市のふるまいこそ、これからの世界のありようを決めるのだとしたら、そこに生きる人々の生活と仕事の中には、自然への敬意と地域との繋がり、倫理と節度が必要です。想いを共有できる人々と共に、私たちは様々な手法を通じて、都市の中に自然との新たな関係性を見出して行きます。
ウェブサイト:https://xn--uds.digital/
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FabCafe Kyoto
FabCafeは、世界中に拠点を持つクリエイティブコミュニティです。人が集うカフェに、3Dプリンターやレーザーカッター等のデジタルものづくりマシンを設置。“デジタル“と”リアル“の壁を自由に横断し、未来のイノベーションを生み出します。地域のクリエイターやアーティスト、企業とともに、食、アート、バイオ、AIから教育まで、ものづくりの枠を超えたラボ活動も行っています。
築約120年の木造建築をリノベーションし、2015年にオープンしたFabCafe Kyotoは、鴨川という文化的にも重要な川のすぐ近くにあります。中世の鴨川は、熱気に満ちた音楽フェスティバルの会場であり、 日本を代表する歌舞伎や能といった芸能の源流も、アンダーグラウンドなものとして川辺でスタートしたとも言われます。昔から京都では、この水辺から、沢山の文化が生まれてきたのです。異国から流れ込んでくるもの、新しいもの、古いもの、価値観の違うもの同士がぶつかり合い、化学反応が起こるカオスなエリア、京都・ 五条。この場所を、私たちは新しい価値を生み出すための拠点として選択しました。クリエイティブなアイデアで社会へ挑戦するすべての人を応援するFabCafe Kyoto。職種や手段ではなく、イシューで繋がることで専門領域を超えて連携し、化学反応が起きる、オープンな場を目指しています。
https://fabcafe.com/jp/kyoto/FabCafeは、世界中に拠点を持つクリエイティブコミュニティです。人が集うカフェに、3Dプリンターやレーザーカッター等のデジタルものづくりマシンを設置。“デジタル“と”リアル“の壁を自由に横断し、未来のイノベーションを生み出します。地域のクリエイターやアーティスト、企業とともに、食、アート、バイオ、AIから教育まで、ものづくりの枠を超えたラボ活動も行っています。
築約120年の木造建築をリノベーションし、2015年にオープンしたFabCafe Kyotoは、鴨川という文化的にも重要な川のすぐ近くにあります。中世の鴨川は、熱気に満ちた音楽フェスティバルの会場であり、 日本を代表する歌舞伎や能といった芸能の源流も、アンダーグラウンドなものとして川辺でスタートしたとも言われます。昔から京都では、この水辺から、沢山の文化が生まれてきたのです。異国から流れ込んでくるもの、新しいもの、古いもの、価値観の違うもの同士がぶつかり合い、化学反応が起こるカオスなエリア、京都・ 五条。この場所を、私たちは新しい価値を生み出すための拠点として選択しました。クリエイティブなアイデアで社会へ挑戦するすべての人を応援するFabCafe Kyoto。職種や手段ではなく、イシューで繋がることで専門領域を超えて連携し、化学反応が起きる、オープンな場を目指しています。
https://fabcafe.com/jp/kyoto/ -
SPCS|自然のアンコントローラビリティを身体化し、新たな共創関係を探究するプログラム
マイクロバイオーム、放射線、ウィルス、細菌。コントロールできない自然の力は、産業においては厄介者やエラーと扱われることも多く、排除や操作がおこなわれてきました。しかし、そうした不安定なものを肯定的に受け入れるデザインができたら今までの当たり前が大きく変わるのではないか。SPCS(スピーシーズ)は、プロトタイピングしながら、生態系のメカニズムを探究し、自然をコントロールしないデザインや、人間以外の種との創造的な共創関係を探究するコミュニティ。技術や知識を開き、価値観や手法をアップデートすべく、自然科学、デザイン、アート、エンジニアリング、文化を融合させた活動に取り組んでいます。
活動全体のコンセプト/過去の活動についてはこちら >> SPCS|スピーシーズ バイオロジカルデザインを探求するコミュニティマイクロバイオーム、放射線、ウィルス、細菌。コントロールできない自然の力は、産業においては厄介者やエラーと扱われることも多く、排除や操作がおこなわれてきました。しかし、そうした不安定なものを肯定的に受け入れるデザインができたら今までの当たり前が大きく変わるのではないか。SPCS(スピーシーズ)は、プロトタイピングしながら、生態系のメカニズムを探究し、自然をコントロールしないデザインや、人間以外の種との創造的な共創関係を探究するコミュニティ。技術や知識を開き、価値観や手法をアップデートすべく、自然科学、デザイン、アート、エンジニアリング、文化を融合させた活動に取り組んでいます。
活動全体のコンセプト/過去の活動についてはこちら >> SPCS|スピーシーズ バイオロジカルデザインを探求するコミュニティ
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日時
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2025.7.15 (火) – 2025.7.26 (土) 11:00 – 19:00 展示は会期中無料でご覧いただけます。※カフェの座席をご利用の場合はワンドリンクのご注文をお願いいたします。 UTC+09:00
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会場
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FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554
■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
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