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- #開催終了
FICT-Japan は、人類学とスペキュラティヴ・フィクション、デザインを融合し、未来と現在を再想像する実験的な試みです。このイベントでは、気候危機とトランジション、スペキュラティヴ・デザインと人類学、気候正義のためのアクティヴィズムとその展望に関心を持つ幅広い方々に、SF的世界構築を通した想像力の拡張の実験を体験を通してお伝えします。[ 主催:FICT-Japan / 協力:FabCafe Kyoto ]
2023.6.1 (木) UTC+09:00
オンライン
2023.6.17 (土) UTC+09:00
10:00 – 17:00 FabCafe Kyoto
FabCafe Kyoto / オンライン
30人
無料
「参加する」ボタンをクリックすると、イベント申込ページ(Peatix)へ移動します。
本イベントは、DAY1がオンライン、DAY2がリアル(FabCafe Kyoto)での開催となります。ご希望の日程の内容・観覧方法をあらかじめご確認のうえご参加ください。[主催 : FICT-Japan / 協力 : FabCafe Kyoto]
主催者より
From: Fragmentary Institute of Comparative Timelines
比較世界線学研究断片
Parçasal Karşılaştırmalı Zaman Çizgisi Enstitüsü
To: You 貴方 您 Siz
ハロー、タイムライン群❄ の同志たち…
ご存知の通り我々の住むタイムラインは、生態学的崩壊へと着実に進んでいる。我々の研究断片は、…我々の現代の危機の源泉であるヨーロッパの植民地主義の広範囲にわたる歴史的影響評価に取り組むことにした。いうまでもなく、西暦14世紀の黒死病によるヨーロッパ崩壊後に位置する貴方らタイムライン群❄ の貢献はこの試みにとって決定的に重要となる…
本断片が送り込む受け取り手に対して、我々の現在(2020 CE/周期七十八庚子年/1442 AH)に該当する時代の民族誌的ドキュメントと代表的人工物をお渡し願いたい。収集物は今年の後半にᴺᴱᵀにて開催する研究博覧会で展示し…
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「もし、過去の歴史が違えば現在の環境危機は生じただろうか?その世界はどうなっていただろうか?」
イベント概要
FICT-Japan は、人類学とスペキュラティヴ・フィクション、デザインを融合し、未来と現在を再想像する実験的な試みです。このイベントでは、気候危機とトランジション、スペキュラティヴ・デザインと人類学、気候正義のためのアクティヴィズムとその展望に関心を持つ幅広い方々に、SF的世界構築を通した想像力の拡張の実験を体験を通してお伝えします。
日時:6月1日(オンライン・ワークショップ)、6月17日(参加型ワークショップ)10時から17時まで
場所:FabCafe Kyoto(6月17日)
参加費:無料
使用言語:日本語
定員:30人
協力:FabCafe Kyoto
イベントの構成
FICT-Japan は、6月1日にオンラインで開催される第一回と17日に京都(FabCafe Kyoto)で開催される第二回から成り立っています。
第一回イベントでは、事前にオンライン・レクチャー(5月上旬公開予定)を見てきていただいた上で、FICT2022とその手法をインタラクティヴなセッションを通して紹介します。
第二回の6月17日には「もし、1900年に石油が枯渇したら」という設定で参加者の皆さんにパラレルワールドを作成していただきます。
6月1日にはそのガイドラインを説明し、こちらからいくつかの問いを投げかけます。その問いをもとにして、参加者それぞれのペースで第二回のリアルイベントへの準備をしていただきます。
二回続けての参加をお勧めしますが、第一回のみの参加も可能です。
FICTについて
深刻化する一方の気候変動と生態系の危機は、我々の生活、将来展望、世界観に大きな変化を迫っています。特に、気候変動を抑制するためには経済成長を軸とした現在の社会とは異なる社会と文化の構想が不可欠です。しかし、トランジションをめぐる想像力の多くはテクノロジーによる救済に注目するあまり、社会の根本的なあり方を問い直すには至っていないようです。生態系の崩壊の崖っぷちに立つ現在、このような想像力の限界は日に日に明らかになってきています。
2020年から22年のパンデミックとロックダウンの最中、世界中に散らばった人類学とデザインの研究者と学生、そして活動家たちは、こうした想像力の限界に挑戦する実験を展開してきました。FICT: Fragmentary Institute of Comparative Timelines という架空の研究機関の名のもとに展開したこのプロジェクトでは、日本、デンマーク、アイルランド、イタリア、アメリカ、シンガポール、ブラジルなどの結成された自律的なグループが、現在の気候と環境の危機の究極的な原因である植民地主義が存在しなかったパラレルワールドをSF(Speculative Fiction)の手法を用いて構築する実験を行いました。
参加準備
6月1日の第一回に参加される方は、事前に45分程度のYouTubeレクチャーをご覧ください。
当日は、レクチャーに基づいてZoomでのディスカッションやグループワークを行います。
また、可能な方はFICT 2020 のオンライン展示 を事前に見ていただくことをお勧めします。6月1日のオンライン・ワークショップで一部の作品を取り上げた解説を行いますので、英語サイトをご覧になれなくても概要を理解していただくことは可能です。
FICT-Japan 主催者
Asli Kemiksiz:大阪大学人間科学研究科・特任研究員
森田敦郎:大阪大学人間科学研究科 Ethnography Lab 代表、人類学研究室教員
高橋ユカ:デザイン・キュレーター
水内智英:京都工芸繊維大学 未来デザイン・工学機構教員
奥田宥聡:京都工芸繊維大学・修士課程大学院生、合同会社 Poietica 共同代表
モハーチ・ゲルゲイ:大阪大学人間科学研究科 Ethnography Lab 副代表、共生学系教員
※本イベントは、科学研究費補助金「惑星的な課題とローカルな変化」の成果還元事業の一環として行われます。
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日時
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2023.6.1 (木) オンライン UTC+09:00
2023.6.17 (土) 10:00 – 17:00 FabCafe Kyoto UTC+09:00 -
会場
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FabCafe Kyoto / オンライン
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参加費
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無料
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定員
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30人
「参加する」ボタンをクリックすると、イベント申込ページ(Peatix)へ移動します。