Workshop
- #開催終了
- #誰でもウェルカム
大阪大学人類学研究室で実践中の「DIYエネルギー人類学プロジェクト」。今回、このプロセスの一部を公開参加型にし、熱センサーのDIYを通して生活とエネルギーの関係性を考えるワークショップを実施します。経験不問、持ち物不要。興味がある方は、ぜひこの機会にお越しください。
※定員に達したので、受付終了します※
◆注意事項◆
応募者多数の場合は、抽選となりますのであらかじめご了承ください。万が一、ご参加いただけない場合のみ、7/27(木)にご連絡します。
2023.7.29 (土) UTC+09:00
10:30 – 17:30 (開場10:15)
気候変動と環境危機が深刻化する中で、エネルギーは身近な問題へと浮上しつつあります。限りあるエネルギーという現実を直視し、二酸化炭素排出と資源の消費を減らすためには、私たちの生活とエネルギーの間に新たな関係を気づくことが必要です。
しかし、エネルギーとは何なのか、それが生活の中にどう関わるのかを体感的に理解することは簡単なことではありません。このワークショップでは、エネルギーと社会の関係を考察するエネルギー人類学の考え方をもとに、生活の中のエネルギーである熱のフローをDIYを手法として可視化するプロジェクトの中間的な成果をシェアします。
DIYエネルギー人類学プロジェクトとは
「DIYエネルギー人類学プロジェクト」ではエネルギーのフローとそこに関わるテクノロジーと社会の関係を可視化していくことを目指しています。熱や光といった自然のエネルギーは、電気や化石燃料のような人工的なエネルギー源とともに我々の周りに溢れていますが、それを見たり感じたりすることは容易ではありません。また、人工的なエネルギー源はテクノロジーによって我々の生活を支える様々な仕事に変換されるため、その役割を理解するためにはテクノロジーを知ることが不可欠です。
こうした課題に取り組むために、このプロジェクトでは、作ることを通してテクノロジーと社会の関係を探求するクリティカル・メイキングという手法を用いています。具体的には、暖房や冷房に関わる部屋の中の熱の流れを可視化するためのセンサーシステムを専門家の指導のもとにDIYします。センサーを作ることで、エネルギーのあり方、それを検出する仕組みを理解するとともに、自分たちの生活環境に合わせた測定の仕組みを作っていきます。センサーの数値と日常生活の中で感じる暑い寒いの感覚を結びつけることで、いかに部屋を通り抜ける熱の流れや、それを遮る壁の素材や断熱材と結びついているのかを体感的に理解することを目指します。
当日は、会場でセンサーの組み立てセッションも行います。はんだ付けとDIYを通してテクノロジーと社会の関係を体感的に探求していきます!
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10:30
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イントロダクション:DIYエネルギー人類学のねらい
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11:00
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レクチャー「エネルギー人類学の視点:気候変動、インフラストラクチャーと情動の政治」
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12:00
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昼休み
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13:00
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エネルギーのマイクロ・マッピングとセンサー:概要の説明
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13:30
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センサー組み立て大会
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17:30
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終了
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日時
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2023.7.29 (土) 10:30 – 17:30 (開場10:15) UTC+09:00
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会場
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なはれ
住所:京都府京都市下京区本塩竈町534
FabCafe Kyoto(京都府京都市下京区本塩竈町554)から徒歩2分
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参加費
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無料
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定員
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5人(大阪大学人類学研究室の学生が約7人います)