Workshop
- #開催終了
- #英語・日本語で開催
カビ、錆、放射性物質、害虫…。人が操作しきれない自然の力は怖く、同時に魅力的です。これからのクリエーションで大切なのは、これらを厄介なものとして排除するのではなく、いかに共創できるかではないでしょうか。今回、自然の生み出すポジティブエラーを肯定的に捉え、創造的に関わる力(あるいは一次情報を得る力)を獲得していく活動がスタートしました。初回はバイオテクノロジーを自分ごと化するワーク。バイオアーティストのゲオアグ・トレメルとともに4回にわたって開催します。
2022.9.11 (日) UTC+09:00
14:00-17:00
FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) | Google mapで開く
30名
一般:30,000円、 Early Bird Ticket:25,000円(先着10名) Under 18 Ticket:10,000円(18歳以下, 限定5名)
マイクロバイオーム、放射線、ウィルス、細菌。私たちのまわりには目に見えないし、触ることもできない、自然の力にあふれています。それらは、私たちの身体をつくり、好奇心の源となり、時に恐怖の対象となります。
近年「ポスト人間中心デザイン」や「マルチスピーシーズ」といった言葉に現れるように、人間と人間以外の生命や環境との関わりで世界を捉えようとする考え方が注目されています。自然の一部としての人間の営みをどうデザインしていくか。SPCS(スピーシーズ)は、共にプロトタイピングしながら、自然との関係を探るシリーズプログラムです。
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プログラムを通して、自分の中に浮かび上がってきた好奇心や疑問に対して、どのような科学的手法や情報収集をするか知り、一次情報を自ら取りに行けるようになること。さらに、プロトタイピングすることを通して、自ら自然と共にデザインすることを実践すること。毎回異なるフィールドの講師と共にチャレンジしていきましょう。
シリーズ全体のコンセプトについてはこちら >>
SPCS|スピーシーズ バイオロジカルデザインを探求するコミュニティ
Season1のテーマは「DIYバイオ」。講師はバイオアーティストのゲオアグ・トレメルです。彼は「Common Flowers / Flower Commons」などの作品で、違法とも合法とも定義されていないバイオテクノロジーのグレーゾーンを指摘する作品を数多く制作しています。ゲオルグの活動のテーマは「What is Life?」。彼から問われる質問は常に私たちのまわりにある生命のグレーゾーンを鋭く指摘してくれます。それは、新たな実験や挑戦をしうる課題やテーマを見つけるきっかけになるでしょう。
DIYバイオは、身近なものやデジタルファブリケーションを駆使して、市民が自らバイオテクノロジーを実践すること。ここで大事なのは、専門性や精密さの追求ではなく、身近な事象に対する好奇心や問いを、科学の手法を用いて見つめようとすること。「科学」や「バイオ」と聞いた瞬間に専門外だと思わないでください。DIYバイオを一緒に実践することで、非人間中心デザイン実践の入り口を探りましょう。
- 細胞と生命についてのショートレクチャー
- 折り畳み式顕微鏡「Foldscope」を組み立てる
- コンブチャを育てる
- 粘菌を育てる
- 人工細胞の球体化実験
- 宿題
- 顕微鏡用のスライドを作成
- サンプリングしたバクテリアの観察
- イースト菌とバクテリアの培地作り(デモンストレーション)
- イーストグラムメーカーの組み立て
- イースト菌で作りたい模様のデザイン
- 異なるバクテリアで模様をつくる(Optional)
- アイディアワークショップ
- 身近な家電をバイオハックツールにするとしたら?
- 宿題
- イースト菌とバクテリアの模様を育てる
- ”What is DNA?” ショートレクチャー
- DNA -> RNA -> タンパク質の解析ゲーム
- サルビア、イチゴからDNAを抽出
- PCR機とは?についてのイントロダクション、デモンストレーション
- チームプレゼンテーション
- 宿題(任意)
- DNAにメッセージを書き込む
- 興味のある方が引き続き活動を共有・アドバイスし合えるよう、ワークショップ終了後も、コミュニケーションチャンネルは残します
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Georg Tremmel
アーティスト、BioClub Tokyoディレクター、東京芸術大学客員教授
オーストリア出身のアーティストで、東京を拠点に活動。ウィーンとロンドンで生物学、情報学、メディアアートを学ぶ。2001年より、生物学、文化、倫理、社会の規範をテーマに、アーティスティック・リサーチ・フレームワークBCLを福原志保とともに結成。議論可能なオブジェ、インスタレーション、シチュエーションを制作している。
現在、ウィーン応用芸術大学の博士課程に在籍し、「Ludic Cultures, Biologial Interfaces and Non-Human Agencies」をテーマに研究している。また、早稲田大学岩崎秀雄研究室の生命をめぐる科学・思想・芸術に関わる表現・研究のプラットフォーム「metaPhorest」の客員研究員、東京藝術大学の客員教授でもある。
日本初のオープン・バイオラボ&バイオハッカースペースであるBioClub Tokyoの共同設立者であり、ディレクターを務めている。オーストリア出身のアーティストで、東京を拠点に活動。ウィーンとロンドンで生物学、情報学、メディアアートを学ぶ。2001年より、生物学、文化、倫理、社会の規範をテーマに、アーティスティック・リサーチ・フレームワークBCLを福原志保とともに結成。議論可能なオブジェ、インスタレーション、シチュエーションを制作している。
現在、ウィーン応用芸術大学の博士課程に在籍し、「Ludic Cultures, Biologial Interfaces and Non-Human Agencies」をテーマに研究している。また、早稲田大学岩崎秀雄研究室の生命をめぐる科学・思想・芸術に関わる表現・研究のプラットフォーム「metaPhorest」の客員研究員、東京藝術大学の客員教授でもある。
日本初のオープン・バイオラボ&バイオハッカースペースであるBioClub Tokyoの共同設立者であり、ディレクターを務めている。
- 自然や環境と人間の関わり方をクリエイティブな方法で探ることに興味のある方
- 自然と人間の関係をデザインしている、建築やメーカーの方
- 自然現象から新たなインスピレーションを得たいデザイナー、クリエイター
- サーキュラーデザインに取り組んでいる企業の企画およびR&D担当の方
- 生物学やバイオロジカルデザインに興味があるが、探求の仕方や一時情報の収集方法を学びたい方
- 一般:30,000円
- Early Bird Ticket:25,000円(先着10枠)
- Under 18 Ticket:10,000円(18歳以下の方を対象, 限定5枠)
- 9月11日(日)14:00-17:00
- 9月16日(金)18:00-21:00
- 9月30日(金)18:00-21:00
- 10月7日(金)18:00-21:00
- 30名
- 英語と日本語を織り交ぜて実施
- FabCafe Kyoto(京都府京都市下京区本塩竈町554)
- 申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
- 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comに掲載する場合があります
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
- コミュニケーションツールはDiscordでおこないます(特に事前準備は不要です)
新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、ご参加に際しては下記をお願いしております。ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。
・マスクをご着用のうえご来館ください。
・混雑緩和のため、お申込者ご本人さま以外のご来場はお断りする場合がございます。
・ご来館時、手洗い・消毒をお願いいたします。
・体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。
・政府および京都府・京都市から、店舗営業や開催について中止の要請を受けた場合、開催を中止する場合が生じます。
また、国際情勢の変動やその影響、物流の遅延などにより予告なくイベント開催期間を変更する場合がある旨、あわせてあらかじめご了承ください。
ロゴデザイン
特定商取引法に基づく表記
主催
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FabCafe Kyoto
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日時
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2022.9.11 (日) 14:00-17:00 UTC+09:00
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会場
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FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554
■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
Google mapで開く -
参加費
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一般:30,000円、 Early Bird Ticket:25,000円(先着10名) Under 18 Ticket:10,000円(18歳以下, 限定5名)
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定員
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30名
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オーガナイザー
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主催: FabCafe Kyoto