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KMDフォーラム2023報告会 コンピュテーショナル食感デザインプロジェクト -Melt. X project

  • #開催終了
  • #誰でもウェルカム

KMDフォーラム2023に出展した食感ジェネレータの報告会とネクストステップをディスカッションします。フードプリント、AI、言語処理といったテクノロジーを”食感”という感性的な実体験を結びつけることで、「ちょっと凝った料理を作る」くらいの手軽さで気軽に、そして積極的に食感をデザインする未来を実装するための次のステップを検討します。

2023.10.23 (月)  UTC+09:00

13:00 – 14:00

Online(Youtube Live)

97名

Free

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開催終了

みなさんこんにちは。高次素材設計技術研究舎 -Melt.の斎藤です。
最近フードプリントがアツいですね。食感が作れたり、オノマトペからおでんが作れたり、食感を調理できたり、色々なことが出来るようになってきています。

今回は2023年の9月17日〜18日にかけてKMDフォーラム2023にて出展してきた『食感ジェネレータ&最先端食感リサーチ体験会』の報告会と、今後のステップをディスカッションを行います。

2023年1月に実施した3D構造体食感ビュッフェから8ヶ月、新たな目標として対話型の食感ジェネレータシステムの開発、およびそのための基礎技術の研究に慶應義塾大学Future Craftsを始めとした様々なメンバーとともに取り組んできました。フードプリントを始めとした3D技術や言語処理技術、AIといったテクノロジーを”食感”という感性的な実体験を結びつけることで、「ちょっと凝った料理を作る」くらいの手軽さで気軽に、そして積極的に食感をデザインする未来を実装するために次におこなうべきは何なのでしょうか。みなさんの考えもぜひお聞かせください。

KMDフォーラムでの展示内容

本プロジェクトでは今までに3Dフードプリント技術を用いた新たな表現として、オノマトペと食感の関係性からコンピュテーショナルデザインの視点で食感を生成することで「食感をつくる」ことを民主化し、個々人の興味関心として「食感をデザインする」という行為へ引き上げる活動を行ってきました。

今回は

  • 対話型の食感ジェネレータの開発
  • オノマトペから食感構造の3Dモデルを生成するための基礎構造リサーチ
  • 食感を生み出す基底モチーフ構造の原食感要素のリサーチ

について「Future Crafts」チームの1ブースとして展示します。

食感ジェネレータの開発

自分が食べたい食感を言葉で表現することで、民主的に食感を生成することの最初の一歩に触れることができます。食感ジェネレータはバーテンダーのようにあなたの言葉を解釈し、食感の3Dモデルを提供するという、フードプリント技術によって来るかもしれない未来をお届けします。

オノマトペから食感構造の3Dモデルを生成するための基礎構造リサーチ

食感は食品の構造が口腔内で歯によって砕かれることで生み出されます。どのような食品が”どのようなオノマトペ”と結びついているかをリサーチし、3Dモデルとして表現できる構造を導き出しました。

食感を生み出す基底モチーフ構造の原食感要素のリサーチ

「食感を生成する」ということを色の三原色の様にある要素の混合比率で表現できると捉えたとき、食感を生み出す構造にもRGBのようなエッセンスとなる要素があると仮定し、要素を解明するためのリサーチを駄菓子からアプローチしました。娯楽的要素の強いおやつだからこそ多様化し、楽しまれている様々な駄菓子の食感をヒントに、未来の食感生成への重要な気づきを解き明かします。

X-project partner / Team member

  • 若杉 亮介

    Byte Bites / CEO

    デジタルフードデザイナー。慶應義塾大学にて看護や教育、食など、多領域分野でのデジタルファブリケーションツールを基軸としたデザイン実践を専攻。
    現在は3Dフードプリンタを切り口に、食製造・食体験の拡張を目指すフードテックスタートアップ、Byte Bitesを設立。料理の監修から導入支援を行っている。

    Byte Bites : https://byte-bites.com/#message

    デジタルフードデザイナー。慶應義塾大学にて看護や教育、食など、多領域分野でのデジタルファブリケーションツールを基軸としたデザイン実践を専攻。
    現在は3Dフードプリンタを切り口に、食製造・食体験の拡張を目指すフードテックスタートアップ、Byte Bitesを設立。料理の監修から導入支援を行っている。

    Byte Bites : https://byte-bites.com/#message

  • 市川慧 / Kei Ichikawa

    複雑系科学、計算社会科学を専門にする研究者見習い。FabCafeNagoyaから放牧され、ふらふらしている。 IACILSという謎の学会を立ち上げ、気まぐれに研究未満趣味以上の活動を不定期に行っている。Melt.にも参加していることに最近気づいた。 猫派だが猫アレルギー。最近メロンパンより空芯菜が好き。

    複雑系科学、計算社会科学を専門にする研究者見習い。FabCafeNagoyaから放牧され、ふらふらしている。 IACILSという謎の学会を立ち上げ、気まぐれに研究未満趣味以上の活動を不定期に行っている。Melt.にも参加していることに最近気づいた。 猫派だが猫アレルギー。最近メロンパンより空芯菜が好き。

  • Future Crafts

    慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科のプロジェクト。

    マテリアルインタラクションについて考え、インターフェイスやファブリケーションなどのテクノロジー開発、メディアアートの表現、キットなどの社会実装の実践を目指す。

    プロジェクトとしてデジタル情報を実世界に実体化する方法を研究する。

    カスタマイズされた形に変形する未来の3Dインターフェースなど、Digital Materializationの技術で最適な食べ物、衣服、空間を作り出し、情報と実世界を繋ぐメディア・アートなど、幅広い分野への応用を模索する。

    職人的な視点から、様々な身近な素材・新素材などを丁寧に観察し、マテリアルをハックを目指し、斬新な切り口で、様々な社会課題の解決法を提案している。



    慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科のプロジェクト。

    マテリアルインタラクションについて考え、インターフェイスやファブリケーションなどのテクノロジー開発、メディアアートの表現、キットなどの社会実装の実践を目指す。

    プロジェクトとしてデジタル情報を実世界に実体化する方法を研究する。

    カスタマイズされた形に変形する未来の3Dインターフェースなど、Digital Materializationの技術で最適な食べ物、衣服、空間を作り出し、情報と実世界を繋ぐメディア・アートなど、幅広い分野への応用を模索する。

    職人的な視点から、様々な身近な素材・新素材などを丁寧に観察し、マテリアルをハックを目指し、斬新な切り口で、様々な社会課題の解決法を提案している。



  • 中須賀絵莉/Eri Nakasuga

    慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士1年。学部時代は明治大学総合数理学部で画像処理を用いた研究を行う。現在は大学院で未来の食について模索中。。。
    好きな食べ物はあんバタートースト、最高のあんこ炊けます。

    慶應義塾大学メディアデザイン研究科修士1年。学部時代は明治大学総合数理学部で画像処理を用いた研究を行う。現在は大学院で未来の食について模索中。。。
    好きな食べ物はあんバタートースト、最高のあんこ炊けます。

  • 船井翔 / Kakeru Funai

    大学院生/デザイナー/パイロット。東京大学大学院学際情報学府に所属し、「Design Led Innovation」をキーワードにマテリアルデザインから宇宙空間での生活デザインまで幅広いプロジェクトに参画。その傍ら、日常で抱いた違和感や問題提起をアートワークに起こす試みを実践中。
    舞浜出身、夢の国育ち。餃子が好き。

    大学院生/デザイナー/パイロット。東京大学大学院学際情報学府に所属し、「Design Led Innovation」をキーワードにマテリアルデザインから宇宙空間での生活デザインまで幅広いプロジェクトに参画。その傍ら、日常で抱いた違和感や問題提起をアートワークに起こす試みを実践中。
    舞浜出身、夢の国育ち。餃子が好き。

  • 天野 真 / Makoto Amano

    1997年 福岡県生まれ。

    情報科学芸術大学院大学メディア表現研究科(IAMAS)卒業。
    「社会に実装されたAIに対する抵抗」をテーマに、メディアアート作品の制作を行う。AIを誤用することを通して、メディアを介した人と環境の関係を探る。
    【受賞歴・活動歴】

    • UIST2018 Student Innovation Contest 最優秀賞 受賞
    • 文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品 選出
    • Media Ambition Tokyo 2020 出展

    1997年 福岡県生まれ。

    情報科学芸術大学院大学メディア表現研究科(IAMAS)卒業。
    「社会に実装されたAIに対する抵抗」をテーマに、メディアアート作品の制作を行う。AIを誤用することを通して、メディアを介した人と環境の関係を探る。
    【受賞歴・活動歴】

    • UIST2018 Student Innovation Contest 最優秀賞 受賞
    • 文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品 選出
    • Media Ambition Tokyo 2020 出展

Melt. / Team member

  • 浅井 睦

    Metalium llc.代表
    コンセプトデザイナー / 知覚材料研究者
    1991年大阪府生まれ。舞鶴工業高等専門学校機械工学科修了。

    まだ手に触れることのできない未知の素材をメタ思考から生まれ出るこの世の存在する全てを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れるようにプロトタイピングを通して素材を提供する事業を展開するMetalium llc.を創業。
    代表的な事業として、メタ思考から発生する事象を素材として捉え、活用技術の探求を行うオープンラボ高次素材設計技術研究舎 Melt.の運営を行う。個人の主な仕事に、聴覚情報形状化変換インスタレーション型展示「NOIZE ROOM」やmixi X-flag park 「ドローンシューティング用ドローン設計生産」に代表されるデジタルファブリケーションを組み込んだ開発プロセスを活用した企画提案、ディレクションを行う。

    まだ手に触れることのできない未知の素材をメタ思考から生まれ出るこの世の存在する全てを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れるようにプロトタイピングを通して素材を提供する事業を展開するMetalium llc.を創業。
    代表的な事業として、メタ思考から発生する事象を素材として捉え、活用技術の探求を行うオープンラボ高次素材設計技術研究舎 Melt.の運営を行う。個人の主な仕事に、聴覚情報形状化変換インスタレーション型展示「NOIZE ROOM」やmixi X-flag park 「ドローンシューティング用ドローン設計生産」に代表されるデジタルファブリケーションを組み込んだ開発プロセスを活用した企画提案、ディレクションを行う。

  • 斎藤 健太郎 / Kentaro Saito

    FabCafe Nagoyaプログラム・マネジャー、サービス開発 / 東山動物園くらぶ 理事 / Prime numbers syndicate Fiction implementor

    名古屋における人ベースのクリエイティブの土壌を育むためにコミュニティマネージャーとしてFabCafe Nagoyaに立ち上げから携わる。

    電子工学をバックボーンに持ち科学技術への造詣が深い他、デジタルテクノロジー、UXデザインや舞台設計、楽器制作、伝統工芸、果ては動物の生態まで幅広い知見で枠にとらわれない「真面目に遊ぶ」体験づくりを軸とした多様なプロジェクトに携わる。

    インドカレーと猫が好き。アンラーニングを大切にして生きています。

    名古屋における人ベースのクリエイティブの土壌を育むためにコミュニティマネージャーとしてFabCafe Nagoyaに立ち上げから携わる。

    電子工学をバックボーンに持ち科学技術への造詣が深い他、デジタルテクノロジー、UXデザインや舞台設計、楽器制作、伝統工芸、果ては動物の生態まで幅広い知見で枠にとらわれない「真面目に遊ぶ」体験づくりを軸とした多様なプロジェクトに携わる。

    インドカレーと猫が好き。アンラーニングを大切にして生きています。

Information

日時

2023.10.23 (月) 13:00 – 14:00 UTC+09:00

会場

Online(Youtube Live)

参加費

Free

定員

97名

オーガナイザー

企画・運営: 高次素材設計技術研究舎 -Melt., Metalium LLC.
Project Partner: Byte Bites inc., 国際芸術複雑情報生命科学学会 / IACILS, Future Crafts, FabCafe Nagoya

開催終了

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