高次素材設計技術研究舎 -Melt.[Meta-level-material design-Engineering Learning Team]
Members
高次素材設計技術研究舎=Meta-level-material design-Engineering Learning Team(以下Melt.)では、全ての人へ新たな視点をインストールすることを目的としています。フィジカルに存在する物質ではなく、物理現象や思想を含めたあらゆる要素を素材と捉え、それらをものづくりとして実装するための設計手法の探求、及びマテリアライズの可能性を研究する有志による団体です。
鉱石や木材、樹脂、水資源などの有視有限の物質のみならず、音や風などの物理現象といった”無形の素材”を取り扱える様になることで、現状の発想と創造の枠を破る新たなマテリアライズのロールモデルを形成し、プロトタイピングを通じてかつて無い設計手法をオープンに展開します。
Melt.に参加してほしい人
- 新しい発想をしたい人
- 新しく素材を作りたい/触ってみたい/使ってみたい人
- コンセプトデザインエンジニアリングを研究してみたい人
- プロトタイピングをしてみたい人
- 業界にとらわれない分野横断的な活動に興味がある人
“ALL THINGS WILL BE A MATERIALS”
ニュートンが万有引力を発見したように、「りんごが落ちる」という物理現象をもう1段俯瞰してみた時に発見することのできる重力という概念を発見できたように、目の前に広がる全ての事象には素材となりうるポテンシャルを秘めています。
Melt.では、“ALL THINGS WILL BE A MATERIALS”を合言葉に物理現象における素材的なポテンシャルを発見し、プロトタイピングすることで世の中にMaterial design-engineeringの可能性を開示していきます。
“開示される素材たちはレポートという説明書に乗って、あなたの手元に届きます。
手元にまでたどり着いた素材たちはあなたの手によって更に磨き込まれ、世界を色鮮やかに彩り始めます。”
(訳:私達の活動のなかで得られた発見はレポートとして広く開示します。)
Melt.はまだ誰も見えていないものをプロトタイピングという名の扉を作り出すことで誰しもが創造性を発揮できる世の中を目指し活動を行います。
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「時間が溶ける」というメタ的な観点から、時間という概念の高次素材としての可能性を検証するために展示形式での実験体験会を実施しました。
時間が溶けるというイメージ上の現象は、どのようなタイミングで発生し、また、時間が溶けてしまう際には私たちがどのような体験をしているのか。インタラクティブな実験を通じて体験を提供しました。■コラボレーター:株式会社ファースト
デジタルサイネージの体験拡張リサーチ
「時間が溶ける」というキーワードより、デジタルサイネージの視聴体験を拡張するためのリサーチプロトタイプコンテンツを制作し、FabCafe Nagoyaにて展示する実証実験をおこないました。使った高次素材:時間
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食感のイメージ・構造の構築・実食の全3回からなる連続食感デザインリサーチ企画を実施しました。
マンガの擬音表現から食感の印象をパラメーター化する食感オノマトペデザイン、パラメーターから3Dモデルへ変換する食感プログラミング、生み出された3D構造体おでんモデルからフード3Dプリンターを使って生み出された3D構造体おでんを実食し、オノマトペと食感を比較するワークショップ型のリサーチをおこないました。■コラボレーター:Byte Bites inc.
フードデジタルファブリケーション×食感デザイン・リサーチ
フード3Dプリンターを用いた食感を作り込むというデザインプロセスの可能性を探求するため、一般参加型のワークショッププログラムとして個人差の出る感性に対する構造の違いによる傾向をリサーチしました。使った高次素材:食感、擬音、マンガ的表現
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名称
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高次素材設計技術研究舎 -Melt.[Meta-level-material design-Engineering Learning Team]
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概要
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物理現象や思想を含めたあらゆる要素を素材として扱うマテリアライズの可能性、及びその設計手法の探求と一般化を目指す
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主な拠点
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Metalium Obama Lab / FabCafe Nagoya / Online
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オーガナイザー
参加方法
Facebook groupeより参加申込可能です。
イベント告知や活動報告等も投稿していますので、まずはお気軽に覗いてみてください。
申込みはこちらから
>>https://www.facebook.com/groups/metamaterialdesignengineering<<
活動場所
定期的なディスカッションは誰もが参加できるように基本的にオンライン上で実施します。また、必要に応じてニューコウミンカン(奈良)やFabCafe Nagoyaでのフィールドワークや合宿などをおこないます。
協力企業を募集しています
Melt.では物理現象を素材と捉えた設計を推進するため、測定機器やデータベース、それらを実装できる素材を日々求めております。
具体的に言えば点群データや3Dスキャナ、集音マイクや処理ソフトなどを貸していただける企業様、「Melt.の活動が面白そう」や「機材協力だけでなく議論に参加したい」などと思って頂けた中の人がいらっしゃいましたら、ぜひ下記のメールアドレスまでご連絡ください。
Melt.が提供できること
- 今までにない設計手法を生み出すなかで機器を使用させていただくことで、新たな販路の可能性をご提示できます
- 勉強会やワークショップなどで利用させていただくことにより、ユーザーコミュニティの形成へ寄与できる可能性があります
- こんな使い方ができる!という新たな活用方法をうっかり編み出してしまうかもしれません
お問合せ先
info.nagoya@fabcafe.com
どんな可能性があるのか?面白そうだけど、なにか協力できることあるか?など、明確でなくてもOKです。まずはお気軽にご連絡ください。
※「Melt.活動協力について」と件名へご記載ください
関連リンク
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浅井 睦
Metalium llc.代表
コンセプトデザイナー / 知覚材料研究者
1991年大阪府生まれ。舞鶴工業高等専門学校機械工学科修了。まだ手に触れることのできない未知の素材をメタ思考から生まれ出るこの世の存在する全てを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れるようにプロトタイピングを通して素材を提供する事業を展開するMetalium llc.を創業。
代表的な事業として、メタ思考から発生する事象を素材として捉え、活用技術の探求を行うオープンラボ高次素材設計技術研究舎 Melt.の運営を行う。個人の主な仕事に、聴覚情報形状化変換インスタレーション型展示「NOIZE ROOM」やmixi X-flag park 「ドローンシューティング用ドローン設計生産」に代表されるデジタルファブリケーションを組み込んだ開発プロセスを活用した企画提案、ディレクションを行う。まだ手に触れることのできない未知の素材をメタ思考から生まれ出るこの世の存在する全てを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れるようにプロトタイピングを通して素材を提供する事業を展開するMetalium llc.を創業。
代表的な事業として、メタ思考から発生する事象を素材として捉え、活用技術の探求を行うオープンラボ高次素材設計技術研究舎 Melt.の運営を行う。個人の主な仕事に、聴覚情報形状化変換インスタレーション型展示「NOIZE ROOM」やmixi X-flag park 「ドローンシューティング用ドローン設計生産」に代表されるデジタルファブリケーションを組み込んだ開発プロセスを活用した企画提案、ディレクションを行う。 -
斎藤 健太郎 / Kentaro Saito
FabCafe Nagoyaプログラム・マネジャー、サービス開発 / 東山動物園くらぶ 理事 / Prime numbers syndicate Fiction implementor
名古屋における人ベースのクリエイティブの土壌を育むためにコミュニティマネージャーとしてFabCafe Nagoyaに立ち上げから携わる。
電子工学をバックボーンに持ち科学技術への造詣が深い他、デジタルテクノロジー、UXデザインや舞台設計、楽器制作、伝統工芸、果ては動物の生態まで幅広い知見で枠にとらわれない「真面目に遊ぶ」体験づくりを軸とした多様なプロジェクトに携わる。
インドカレーと猫が好き。アンラーニングを大切にして生きています。
名古屋における人ベースのクリエイティブの土壌を育むためにコミュニティマネージャーとしてFabCafe Nagoyaに立ち上げから携わる。
電子工学をバックボーンに持ち科学技術への造詣が深い他、デジタルテクノロジー、UXデザインや舞台設計、楽器制作、伝統工芸、果ては動物の生態まで幅広い知見で枠にとらわれない「真面目に遊ぶ」体験づくりを軸とした多様なプロジェクトに携わる。
インドカレーと猫が好き。アンラーニングを大切にして生きています。
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西畠 巧
株式会社ファースト 取締役
名古屋で50年以上続くサイン・ディスプレイ、デジタルサイネージのハードを開発から製造・販売まで一貫して行うメーカーに勤務。
広告や案内情報の枠として日本全国のクライアントのニーズに応えてきた経験を活かし、“デザインのいい街で暮らしたい”という理想の追求のため、街をより豊かにするための活動に従事している。アート、デジタル、ローカル、サーキュラーエコノミーなどにも事業視点を展開し、より良質なクリエイティブが実装された未来を描くべく奮闘中。名古屋で50年以上続くサイン・ディスプレイ、デジタルサイネージのハードを開発から製造・販売まで一貫して行うメーカーに勤務。
広告や案内情報の枠として日本全国のクライアントのニーズに応えてきた経験を活かし、“デザインのいい街で暮らしたい”という理想の追求のため、街をより豊かにするための活動に従事している。アート、デジタル、ローカル、サーキュラーエコノミーなどにも事業視点を展開し、より良質なクリエイティブが実装された未来を描くべく奮闘中。