Talk Event

コンピュテーショナル食感デザインの夜明け – 3D構造体おでんの会のための実験会レポート緊急配信- Melt. Extra Research

  • #開催終了
  • #誰でもウェルカム

3月18日におこなわれた3D構造体おでんの会のための実食会を通じて得られた新たなオノマトペ的示唆より、食感デザインをコンピュテーショナルに実施する可能性を探る振り返り会です。言語処理の有識者としてIACILS主催の市川さんを新たなゲストに迎え、高次素材としてのオノマトペを使った食感生成の可能性を探ります。

【3D構造体おでんの会のための実験会とは】
高次素材設計技術研究舎 -Melt.[Meta-material design-Engineering Learning Team]が送る、食感のイメージ・構造の構築・実食の全3回からなる連続食感デザインリサーチ企画です。

2022.4.19 (火)  UTC+09:00

21:00 – 22:00

Online

96名

Free!どなたでもお気軽に参加できます ZOOM / Youtube Liveでの同時配信となります

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3Dプリントされたおでんをつくり、共に食べた者たちによるコンピュテーショナル食感デザインのためのオープンディスカッション

3月18日におこなわれた3D構造体おでんの会のための実食会で、実際に3種類のオノマトペ的印象から作られた3D構造体おでんの実食をし、10名の食感から得られたオノマトペとパラメータを収集しました。

これらのオノマトペをリ・オノマトペとして、言語から生み出される印象がどのように結びついているのか、はたまたそんな相関性は見られないのか?を言語処理的な観点からの分析をおこなった結果、僅かながら相関が見られる可能性が見えました。

得られた新たなオノマトペ的示唆より、食感デザインをコンピュテーショナルに実施する可能性を探る振り返り会です。言語処理の有識者としてIACILS主催の市川さんを新たなゲストに迎え、高次素材としてのオノマトペを使った食感生成の可能性を探ります。

本イベントは配信終了しました。アーカイブはこちらから。

今までの3D構造体おでんの会のための実験会

3D構造体おでんは、今まで誰も感じたことのないような新しい食感を生み出すためにマンガの”オノマトペ”をヒントに食感をデザインの可能性を探求していました。

めきょもち」「ふにゃぽり」などオノマトペでしか表現できないような、まさに未体験の食感をコンピューテーショナルデザインで実現するための実験会として、一般参加型のワークを通して多様な感性によるオノマトペから想起される食感の切り取り方の多様性を探ってきました。

3D構造体おでんを試食していただいた方には、「デザインのヒントになったオノマトペと比べて、実際の食感はどんなものか?」ということもお聞きし、それぞれの印象から想起したオノマトペと、硬さ・規則性・サイズ・脆さ・粘度・滑らかさを回答いただきました。

こんな人におすすめ

  • おでんが好き
  • コンピュテーショナルデザインを自身の活動や事業に活かそうとしている
  • 建築など構造体について知識がある。そして食べることが好き
  • 食品関係の仕事に努めていて、新しい切り口からのネタを探している
  • 自然言語処理を用いた感性の分析に興味がある

はじめまして、Melt.です。

申し遅れました。私たちはFabCafeのOpen labのひとつ、高次素材設計技術研究舎 -Melt.といいます。「メルト」と気軽にお呼びください。

3D構造体おでんの会を実現するために、私達はフード3Dプリント技術で新たな食体験を提供するByte Bites inc.とコラボをして、食感のデザイン、プログラミング、3Dデータづくり、そして実食までを今年の1月〜3月におこないました。カレーは3日目がおいしいと言いますが、3D構造体おでんは3ヶ月目がおいしかったです。

フード3Dプリントの奥深さと、この技術で何ができるようになるのか、3D構造体おでんの会のための実験会を通じて、未来の食がどんなものかを考えてまいります。

◆1月:食感オノマトペデザインの様子

◆2月:食感プログラミングの様子

◆3月:食感実食会の様子

3D構造体おでんの会のための実験会- Melt. Extra Researchとは

本企画は高次素材設計技術研究舎 -Melt.[Meta-material design-Engineering Learning Team]が送る、食感のイメージ・構造の構築・実食の全3回からなる連続食感デザインリサーチ企画です。

Melt.が主催するポッドキャスト企画Melt. open meeting vol.2で誕生してしまった派生プログラム。
食感をデジタルに制御し、アナログな体験へと変換するByte bites inc.とMelt.とのコラボレーション企画です。食感のイメージ・構造の構築・実食の全3回からなる連続食感デザインリサーチをおこなっています。

“ALL THINGS WILL BE A MATERIALS”

ニュートンが万有引力を発見したように、「りんごが落ちる」という物理現象をもう1段俯瞰してみた時に発見することのできる重力という概念を発見できたように、目の前に広がる全ての事象には素材となりうるポテンシャルを秘めています。
Melt.では、“ALL THINGS WILL BE A MATERIALS”を合言葉に物理現象における素材的なポテンシャルを発見し、プロトタイピングすることで世の中にMaterial design-engineeringの可能性を開示していきます。

Melt. 活動アーカイブス

こちらより過去の内容を確認いただけます。

前回のイベント詳細、動画はコチラ!

食感オノマトペデザイン – 3D構造体おでんの会のための実験会vol.1- Melt. Extra Research

https://fabcafe.com/jp/events/nagoya/220117_mer/

第1回目は、食感デザインを擬音語(オノマトペ)から探るワークショップを開催しました。
「めきょぽり」や「ふにゃぽり」など想像上の食感をオノマトペで表現し、vol.2のワークショップで造形を作るための素材を開発しました。

 

食感プログラミング – 3D構造体おでんの会のための実験会vol.2- Melt. Extra Research

https://fabcafe.com/jp/events/nagoya/220221_mer/

第2回目は、食感デザインで生み出したオノマトペから得られたパラメータと感覚からWebブラウザ3DモデリングツールNodiを使った3D構造体おでんモデル開発をおこないました。

食感実食会 – 3D構造体おでんの会のための実験会vol.3- Melt. Extra Research

https://fabcafe.com/jp/events/nagoya/220318_mer/

第3回目は、食感デザイン、食感プログラミングで生み出された3D構造体おでんモデルをから生み出された3D構造体おでんを実食し、オノマトペと食感を比較してみる総まとめ回を実施ました。
3D構造体おでんプロジェクトメンバー(Byte Bites 若杉氏、Melt.浅井、斎藤)によるフード3Dプリント技術を使うことでどのような食の未来が生まれるのかのトークイベントも同時におこないました。

Guest

  • Ryosuke Wakasugi

    Byte Bites inc. 代表 / プロトタイプデザイナー

    慶應義塾大学政策メディア研究科修士課程卒(デザイン)

    看護や教育、食など、多領域分野でのデジタルファブリケーションツールを基軸としたデザイン実践を専門。
    現在は、3Dフードプリンタを用いた食表現・食体験の拡張を目指すフードテック事業、Byte Bites Inc.を設立。

    主なメディア出演
    3Dフードプリンタの可能性を見る、新しい食の楽しみ方(https://sinlab.future-tech-association.org/interview2/sato_kana/3dprinter/ )

    TBSラジオ「アシタノカレッジ」3Dフードプリンタが描く未来の食卓(https://www.youtube.com/watch?v=UsdKsfRcJQI )

    慶應義塾大学政策メディア研究科修士課程卒(デザイン)

    看護や教育、食など、多領域分野でのデジタルファブリケーションツールを基軸としたデザイン実践を専門。
    現在は、3Dフードプリンタを用いた食表現・食体験の拡張を目指すフードテック事業、Byte Bites Inc.を設立。

    主なメディア出演
    3Dフードプリンタの可能性を見る、新しい食の楽しみ方(https://sinlab.future-tech-association.org/interview2/sato_kana/3dprinter/ )

    TBSラジオ「アシタノカレッジ」3Dフードプリンタが描く未来の食卓(https://www.youtube.com/watch?v=UsdKsfRcJQI )

言語処理有識者

  • 市川慧 / Kei Ichikawa

    複雑系科学、計算社会科学を専門にする研究者見習い。FabCafeNagoyaから放牧され、ふらふらしている。 IACILSという謎の学会を立ち上げ、気まぐれに研究未満趣味以上の活動を不定期に行っている。Melt.にも参加していることに最近気づいた。 猫派だが猫アレルギー。最近メロンパンより空芯菜が好き。

    複雑系科学、計算社会科学を専門にする研究者見習い。FabCafeNagoyaから放牧され、ふらふらしている。 IACILSという謎の学会を立ち上げ、気まぐれに研究未満趣味以上の活動を不定期に行っている。Melt.にも参加していることに最近気づいた。 猫派だが猫アレルギー。最近メロンパンより空芯菜が好き。

Speaker

  • 浅井 睦

    Metalium llc.代表
    コンセプトデザイナー / 知覚材料研究者
    1991年大阪府生まれ。舞鶴工業高等専門学校機械工学科修了。

    まだ手に触れることのできない未知の素材をメタ思考から生まれ出るこの世の存在する全てを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れるようにプロトタイピングを通して素材を提供する事業を展開するMetalium llc.を創業。
    代表的な事業として、メタ思考から発生する事象を素材として捉え、活用技術の探求を行うオープンラボ高次素材設計技術研究舎 Melt.の運営を行う。個人の主な仕事に、聴覚情報形状化変換インスタレーション型展示「NOIZE ROOM」やmixi X-flag park 「ドローンシューティング用ドローン設計生産」に代表されるデジタルファブリケーションを組み込んだ開発プロセスを活用した企画提案、ディレクションを行う。

    まだ手に触れることのできない未知の素材をメタ思考から生まれ出るこの世の存在する全てを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れるようにプロトタイピングを通して素材を提供する事業を展開するMetalium llc.を創業。
    代表的な事業として、メタ思考から発生する事象を素材として捉え、活用技術の探求を行うオープンラボ高次素材設計技術研究舎 Melt.の運営を行う。個人の主な仕事に、聴覚情報形状化変換インスタレーション型展示「NOIZE ROOM」やmixi X-flag park 「ドローンシューティング用ドローン設計生産」に代表されるデジタルファブリケーションを組み込んだ開発プロセスを活用した企画提案、ディレクションを行う。

  • 斎藤 健太郎 / Kentaro Saito

    FabCafe Nagoyaプログラム・マネジャー、サービス開発 / 東山動物園くらぶ 理事 / Prime numbers syndicate Fiction implementor

    名古屋における人ベースのクリエイティブの土壌を育むためにコミュニティマネージャーとしてFabCafe Nagoyaに立ち上げから携わる。

    電子工学をバックボーンに持ち科学技術への造詣が深い他、デジタルテクノロジー、UXデザインや舞台設計、楽器制作、伝統工芸、果ては動物の生態まで幅広い知見で枠にとらわれない「真面目に遊ぶ」体験づくりを軸とした多様なプロジェクトに携わる。

    インドカレーと猫が好き。アンラーニングを大切にして生きています。

    名古屋における人ベースのクリエイティブの土壌を育むためにコミュニティマネージャーとしてFabCafe Nagoyaに立ち上げから携わる。

    電子工学をバックボーンに持ち科学技術への造詣が深い他、デジタルテクノロジー、UXデザインや舞台設計、楽器制作、伝統工芸、果ては動物の生態まで幅広い知見で枠にとらわれない「真面目に遊ぶ」体験づくりを軸とした多様なプロジェクトに携わる。

    インドカレーと猫が好き。アンラーニングを大切にして生きています。

Information

日時

2022.4.19 (火) 21:00 – 22:00 UTC+09:00

会場

Online

参加費

Free!どなたでもお気軽に参加できます ZOOM / Youtube Liveでの同時配信となります

定員

96名

オーガナイザー

主催: 高次素材設計技術研究舎 -Melt.[Meta-material design-Engineering Learning Team], Metalium LLC.
共催: Byte Bites Inc., FabCafe Nagoya

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