Event report

2022.6.7

オノマトペを素材に食感を再現するプロトタイプ -3D構造体おでんの会のための実験会- Melt. Extra Research / X projectレポート

みなさんこんにちは。3D構造体おでんの会実行委員会(高次素材設計技術研究舎 -Melt.)の斎藤です。2022年1月〜3月にかけて「3D構造体おでんの会のための実験会」と題して、漫画のオノマトペそのものを食感として感じるためのプロトタイプ・ワークショップ・リサーチを実施しました。「めきょもち」「ふにゃぽり」などオノマトペでしか表現できないような、まさに未体験の食感をコンピューテーショナルデザインで実現するための実験会として、一般参加型のワークを通して多様な感性によるオノマトペから想起される食感の切り取り方の多様性を探ってきました。その3D構造体おでんオープンイノベーションプロシージャル直感ドリブン開発プロセスの全てをご報告さしあげます。

#フードテック
#フードプリンター
#3D
#Fab
#gustronomy

本レポートは以下の4回からなるシリーズイベントのレポートとなります。

 

食感オノマトペデザイン – 3D構造体おでんの会のための実験会vol.1- Melt. Extra Research
https://fabcafe.com/jp/events/nagoya/220117_mer/

第1回目は、食感デザインを擬音語(オノマトペ)から探るワークショップを開催しました。
「めきょぽり」や「ふにゃぽり」など想像上の食感をオノマトペで表現し、vol.2のワークショップで造形を作るための素材を開発しました。

食感プログラミング – 3D構造体おでんの会のための実験会vol.2- Melt. Extra Research
https://fabcafe.com/jp/events/nagoya/220221_mer/

第2回目は、食感デザインで生み出したオノマトペから得られたパラメータと感覚からWebブラウザ3DモデリングツールNodiを使った3D構造体おでんモデル開発をおこないました。

食感実食会 – 3D構造体おでんの会のための実験会vol.3- Melt. Extra Research
https://fabcafe.com/jp/events/nagoya/220318_mer/

第3回目は、食感デザイン、食感プログラミングで生み出された3D構造体おでんモデルから生み出された3D構造体おでんを実食し、オノマトペと食感を比較してみる総まとめ回を実施しました。
3D構造体おでんプロジェクトメンバー(Byte Bites 若杉氏、Melt.浅井、斎藤)によるフード3Dプリント技術を使うことでどのような食の未来が生まれるのかのトークイベントも同時におこないました。

コンピュテーショナル食感デザインの夜明け – 3D構造体おでんの会のための実験会レポート緊急配信- Melt. Extra Research
https://fabcafe.com/jp/events/nagoya/220419_mer/

3月18日におこなわれた3D構造体おでんの会のための実食会を通じて得られた新たなオノマトペ的示唆より、食感デザインをコンピュテーショナルに実施する可能性を探る振り返り会です。言語処理の有識者としてIACILS主催の市川さんを新たなゲストに迎え、高次素材としてのオノマトペを使った食感生成の可能性を探りました。

3Dプリンターですり身が詰めるらしい

このイベントのきっかけはByte Bites inc.の若杉さん、新工芸舎の三田地さんをゲストに迎えた『3Dプリントチョコレートからみる食感という素材性 – Melt. Open Meeting #2』での「魚のすり身で3Dプリントできる」という一言でした。

3Dプリントチョコレートからみる食感という素材性 – Melt. Open Meeting #2はこちら

https://fabcafe.com/jp/events/nagoya/211113_mom/

作るならみんなで取り組んでみる

3D構造体おでんの会シリーズは全編を通してオープンに実施してきました。フード3Dプリンターを使った食感を作り込むプロセスを一般に向けて広く、概要を体験してもらうことでフードプリント技術の可能性をユーザーと一緒に探っていく営みとなりました。

食感を作り込むなら印象からひっぱってみる

3D構造体おでんは、今まで誰も感じたことのないような新しい食感を生み出すことを目的とし、マンガの”オノマトペ”をヒントに食感デザインの可能性を探求するようなオープンイノベーション開発プロセスを採用した。

インターネット上で複数アカウントが同時閲覧・編集可能なオンラインホワイトボードサービス「miro」を用いて、キメラオノマトペを生成するためのオノマトペ合成ワークを実施し、12のキメラオノマトペを得た。

また、3Dプリンタで印刷するモデルへ変換するために、それらのキメラオノマトペを食感として捉えた場合における、食感の印象値を「硬さ」「規則性」「サイズ」「脆さ」「粘度」「滑らかさ」の6つの観点から各キメラオノマトペ制作者の主観的印象から設定した。


誰でもモデリングできるシステムを作ってみる

概念的存在(高次素材)としてのキメラオノマトペを用いて3Dモデルを生成するためにプロシージャルなCGモデリングプロセスを採用した。一定のアルゴリズムに基づいてモデルを生成するコンピュテーショナルな手法を用いることで特別なスキルを必要としない、3D構造体おでん生成プロセスの民主化を目指した。また、生成された3D構造体おでんのCGモデルをオープンに議論するためにオープンソースノードベース3Dモデリングが可能なCGモデリングWebサービスNodiを利用し、Byte Bites inc.の若杉氏に全面的に協力いただき3D構造体おでんジェネレータのプロトタイプを実施しました。

本プロセスにおいては「正解が生み出せるかはわからんけど、とにかくオノマトペから新しい触感を生み出すプロセスを立ち上げるぞ〜!」を重視し、ジェネレータ及びモデルの評価項目から入力されたオノマトペに対する整合度を度外視することでスピーディ、かつダーティなシステム開発を実現した。

なお、本システムはNodiにて公開されている。
[
3doden generatorはこちら https://nodi3d.com/editor/vhRjMYgbBGdU9QYtWJV0]

3D構造体おでんを印刷してみる

nodi3Dで制作した仮設的オノマトペ食感おでんの具モデルをまずは通常の3Dプリンター用いて樹脂で形を出してみました。
これはとても期待が持てる形になってますね。
ちなみにこの画像のモデルは、バリ(日常系オノマトペ)×メタァ(バトル系オノマトペ)を強制結合させたキメラオノマトペ:バリメタァのモデルとなります。
なんだかパッと見ではよくわからないですが、実際どうなんでしょうか?


実際に出力された食べれる仮設的オノマトペ食感おでんの具。
立方体/三角錐/球体の3種類の仮設的オノマトペ食感おでんの具を用意した。

実食した食感を聞いてみる

3月18日におこなわれた3D構造体おでんの会のための実食会で、実際に3種類のオノマトペ的印象から作られた3D構造体おでんの実食をし、10名の食感から得られたオノマトペとパラメータを収集しました。
これらを元にした振り返りでは、素材となったキメラオノマトペと比較して「思ったより子音が使われている」「柔らかさに紐づくような音が多い」「最も数値付できそうな硬さがばらついている」というような意見が出た。

これらのオノマトペをリ・オノマトペとして、言語から生み出される印象がどのように結びついているのか、はたまたそんな相関性は見られないのか?を言語処理的な観点からの分析をおこなった結果、僅かながら相関が見られる可能性が見えた。

集まったデータを自然言語処理分析してみる

リ・オノマトペ、及び印象値を元に国際芸術複雑情報生命科学学会IACILSの市川氏協力の下、レーベンシュタイン距離、ゲシュタルトパターンマッチング、ジャンウィンクラー距離法、レーベンシュタイン法による解析と相関関係をヒートマップを用いて視覚化した。

ヒートマップでは「にゅいーん」環境下では硬さと粘度に正の相関が見られ、にゅいーんというオノマトペには「歯ごたえがあってネッチョリしている」という食感が含まれていると見て取れる。以下に各解析結果、及びそれらについての市川氏のコメントを示す。

レーベンシュタイン距離

にゅいーんとにゅいーんのreオノマトペのレーベンシュタイン距離を調べてみました。
レーベンシュタイン距離をざっくりいうと、ある単語と単語の文字を入れ替えたり、削除したり挿入したりといった操作を何回したら二つの文字が一致するか、というのを定量的に表したものです。今回は1が完全一致、0が全然一致しない、という指標で調べてます。
結果は以下のような感じでした。全体的にこのレーベンシュタイン距離だとそこまで近い印象はないですが、他の類似度を測るものでしたらまた違ってくるのかなと思います

ちゅくちゅく  0.000000
ニュウゥ    0.000000
にょきにょき  0.333333
みょー     0.400000
ふにゃい    0.200000
きゅもふ    0.000000
ぽわ〜ん    0.200000
モニョぽ    0.000000

相関関係・ヒートマップ

オフュチ、バリメタァ、にゅいーんのそれぞれの属性同士の相関関係をグラフにしたものです。
見方としては、例えば一番上の行は硬さとそれ以外との相関性を見ることができます。一番上の例だとにゅいーん環境下では硬さと粘度に正の相関があるので、にゅいーんは歯応えがあってネッチョリしている、と想像できます。

ゲシュタルトパターンマッチング

文字同士の連続する共通部分を抜き出し、抜き出した文字列の前後に対しても先と同様の処理を繰り返して文字列のマッチ度を探る手法です。
これは原文と同じ繰り返しがないとマッチしないのでなかなか全てでマッチしませんが、にゅいーんは比較的多くマッチしています。

にょいーん
 ——–
0.0
0.0
0.36363636363636365
0.5
0.4444444444444444
0.0
0.2222222222222222

 ——–
オフュチ
 ——–
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0

 ——–
バリメタァ
 ——–
0.0
0.0
0.0
0.0
0.2222222222222222
0.0

ジャロ・ウィンクラー距離法

少しレーベンシュタイン法と似ていますが、文字列同士の一致する文字数と、置換しなくていいものとするものとを比較して距離を算定します。なので文字列の部分一致がかなりものをいいます。

にょいーん
 ——–
0.0
0.0
0.6622222222222223
0.6888888888888888
0.6333333333333333
0.0
0.48333333333333334

 ——–
オフュチ
 ——–
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0

 ——–
バリメタァ
 ——–
0.0
0.0
0.0
0.0
0.48333333333333334
0.0

レーベンシュタイン法

ちなみにレーベンシュタイン法はあまり引っかからず、、
まあ入れ替えや削除の回数なので一番ニュアンスを測るのには難しいといえば難しいものな気もします。

オフュチ
——
キュワン 0.0
もよんもよん 0.0
もちもち 0.0
フワプ 0.0
ぬちょふにゃ 0.0
のこのこ 0.0
キュイ 0.0
ぶチュれぇッッ 0.0

バリメタァ 0.0
——
ピュヨン 0.0
ギュギュ 0.0
ぼろぼろ 0.0
にょもにょも 0.0
ゴリリン 0.2
モチョほにぃ 0.0

今回の三つの解析手法はどれも検索エンジンと共に発展したという意味合いが大きいので微妙な脱字や書き間違いを補正するといった意味合いがだいぶ強いです
なので今回のようなニュアンスが似ている、というようなものの一致を探るのは少し難しいなという印象がありました
しかし今回驚くべきなのはにゅいーんの一致率の高さです
特にジャロ・ウィンクラー法で「みょー」に関しては約0.69という一致率を弾き出しています。言語でニュアンスを伝えていないのにこの一致率というのはちょっと面白いと思いませんか。

相関図のヒートマップからはおでんから想起される六つの属性の数値データから、この構造体から想起される新しいオノマトペを提示できる可能性があります
例えばでもあげましたがにゅいーんの形状のおでんでは硬さと粘度に正の相関があることがわかりました
ということはこの構造体はネッチョリしていると想定できます。なのでそこから逆算的にネッチョリに関連するオノマトペを作る、ということができます。属性分類の数値分けをより客観的に行うことでさらなる構造体に適したオノマトペを作れる可能性があるとも考えられます。企業向けにいえばコピーライトや商品名などに使えるかもしれません(ここまでコストをかけるかはわかりませんが)。
逆算オノマトペというかReReオノマトペですね。
というかにゅいーんなど初期設定オノマトペの数値を抜いたものも挙げた方が面白そうですね。
言語処理面では、食感から想起されたオノマトペと事前に製作者が設定したオノマトペの関連度の遠近を三つの手法で測りました。残念ながらあまり距離度の近いものが出ませんでしたが、一部のオノマトペでは面白い結果が出ています。「にょいーん」に関して、これはジャンウィンクラー法において7個中4つでやや一致率の高いオノマトペがありました。これはある一つの指標においては食感というものを介して共通のブーバキキ的な共通オノマトペがある、、かもしれない、、ということが若干示されているかもしれないです。「ー」だったりナ行というところにその特徴があるかもしれないですね。あとは形状にも何かあるのかもしれません。

今後の可能性 -コンピュテーショナル食感デザインへ

得られた新たなオノマトペ的示唆より、食感デザインをコンピュテーショナルに実装する可能性を探る振り返り会です。言語処理の有識者としてIACILS主催の市川さんを新たなゲストに迎え、高次素材としてのオノマトペを使った食感生成の可能性を探ります。

私達が目指す未来はオノマトペがスーパーマーケットの商品棚にに列び、夕食の具材として「今日はポニッの照り焼きよ」「わーい!ポニッ大好き!」のような会話が繰り広げられる食卓のある世界です。みなさんはどんなオノマトペが好きですか?

to be continued→ コンピュテーショナル食感デザインの夜明けへ

コンピュテーショナル食感デザインの夜明けは2022年1月〜3月にかけておこなわれた『3D構造体おでんの会のための実験会』を前身とする、デジタルファブリケーション技術とコンピュテーショナルデザインを組み合わせた新しい食感・食品生成プロセスを発明するためのディベロップメント・コレクティブです。
ハプティクスやコンピュテーショナルデザイン、自然言語処理、機械学習、デジタルファブリケーションなど多分野の知見を持つ方々と横断的にディスカッション / プロトタイプすることを通じて「オノマトペを食べること」が当たり前に存在する世界を目指します。

完走した感想は…

イエェェェェェイ!!!!!3D構造体おでんの試食券が爆速で売り切れたことは我々の快挙であります。このエビデンスから推測するに、名古屋のひとたちは3D構造体おでんがだいすきなんだなと考察しています。音を食べる怪物が登場するスペースファンタジー小説はどこかの文豪が書いていそうですが、本取り組みを通じて私達自身が音を食べる怪物へと変貌するのです(さいとう)

とりあえずエイヤでやったら案の定明後日の方向に飛んでいって、ホンマにこれでよかったんかいな?とモヤッとする感じになりました。俺たちの明日はどっちだ?早くモニュが成城石井に陳列される日がくるといいなあ。陳列されてるの見つけたら写真だけ撮ってその場を去ろうと思う。(あさい)

思いつきからはじまった企画がこうしてイベントとして形になったことが感慨深いです。このイベントを通じて、すり身のプリントがかなり得意になりました。今回のワークショップで構造による食感デザインの示唆を行うことができたと思うので、今後は食感デザインのプロセス構築を目指していきます。(わかすぎ)

  • Ryosuke Wakasugi

    Byte Bites inc. 代表 / プロトタイプデザイナー

    慶應義塾大学政策メディア研究科修士課程卒(デザイン)

    看護や教育、食など、多領域分野でのデジタルファブリケーションツールを基軸としたデザイン実践を専門。
    現在は、3Dフードプリンタを用いた食表現・食体験の拡張を目指すフードテック事業、Byte Bites Inc.を設立。

    主なメディア出演
    3Dフードプリンタの可能性を見る、新しい食の楽しみ方(https://sinlab.future-tech-association.org/interview2/sato_kana/3dprinter/ )

    TBSラジオ「アシタノカレッジ」3Dフードプリンタが描く未来の食卓(https://www.youtube.com/watch?v=UsdKsfRcJQI )

    慶應義塾大学政策メディア研究科修士課程卒(デザイン)

    看護や教育、食など、多領域分野でのデジタルファブリケーションツールを基軸としたデザイン実践を専門。
    現在は、3Dフードプリンタを用いた食表現・食体験の拡張を目指すフードテック事業、Byte Bites Inc.を設立。

    主なメディア出演
    3Dフードプリンタの可能性を見る、新しい食の楽しみ方(https://sinlab.future-tech-association.org/interview2/sato_kana/3dprinter/ )

    TBSラジオ「アシタノカレッジ」3Dフードプリンタが描く未来の食卓(https://www.youtube.com/watch?v=UsdKsfRcJQI )

  • 市川慧 / Kei Ichikawa

    複雑系科学、計算社会科学を専門にする研究者見習い。FabCafeNagoyaから放牧され、ふらふらしている。 IACILSという謎の学会を立ち上げ、気まぐれに研究未満趣味以上の活動を不定期に行っている。Melt.にも参加していることに最近気づいた。 猫派だが猫アレルギー。最近メロンパンより空芯菜が好き。

    複雑系科学、計算社会科学を専門にする研究者見習い。FabCafeNagoyaから放牧され、ふらふらしている。 IACILSという謎の学会を立ち上げ、気まぐれに研究未満趣味以上の活動を不定期に行っている。Melt.にも参加していることに最近気づいた。 猫派だが猫アレルギー。最近メロンパンより空芯菜が好き。

  • 高次素材設計技術研究舎 -Melt.[Meta-material design-Engineering Learning Team]

    高次素材設計技術研究舎=Metamaterial design-Engineering Learning Team(以下Melt.)では、全ての人へ新たな視点をインストールすることを目的としています。フィジカルに存在する物質ではなく、物理現象や思想を含めたあらゆる要素を素材と捉え、それらをものづくりとして実装するための設計手法の探求、及びマテリアライズの可能性を研究する有志による団体です。
    鉱石や木材、樹脂、水資源などの有視有限の物質のみならず、音や風などの物理現象といった”無形の素材”を取り扱える様になることで、現状の発想と創造の枠を破る新たなマテリアライズのロールモデルを形成し、プロトタイピングを通じてかつて無い設計手法をオープンに展開します。

    https://fabcafe.com/jp/labs/nagoya/melt

    高次素材設計技術研究舎=Metamaterial design-Engineering Learning Team(以下Melt.)では、全ての人へ新たな視点をインストールすることを目的としています。フィジカルに存在する物質ではなく、物理現象や思想を含めたあらゆる要素を素材と捉え、それらをものづくりとして実装するための設計手法の探求、及びマテリアライズの可能性を研究する有志による団体です。
    鉱石や木材、樹脂、水資源などの有視有限の物質のみならず、音や風などの物理現象といった”無形の素材”を取り扱える様になることで、現状の発想と創造の枠を破る新たなマテリアライズのロールモデルを形成し、プロトタイピングを通じてかつて無い設計手法をオープンに展開します。

    https://fabcafe.com/jp/labs/nagoya/melt

  • 浅井 睦

    Metalium llc.代表
    コンセプトデザイナー / 知覚材料研究者
    1991年大阪府生まれ。舞鶴工業高等専門学校機械工学科修了。

    まだ手に触れることのできない未知の素材をメタ思考から生まれ出るこの世の存在する全てを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れるようにプロトタイピングを通して素材を提供する事業を展開するMetalium llc.を創業。
    代表的な事業として、メタ思考から発生する事象を素材として捉え、活用技術の探求を行うオープンラボ高次素材設計技術研究舎 Melt.の運営を行う。個人の主な仕事に、聴覚情報形状化変換インスタレーション型展示「NOIZE ROOM」やmixi X-flag park 「ドローンシューティング用ドローン設計生産」に代表されるデジタルファブリケーションを組み込んだ開発プロセスを活用した企画提案、ディレクションを行う。

    まだ手に触れることのできない未知の素材をメタ思考から生まれ出るこの世の存在する全てを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れるようにプロトタイピングを通して素材を提供する事業を展開するMetalium llc.を創業。
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  • 斎藤 健太郎 / Kentaro Saito

    FabCafe Nagoyaプログラム・マネジャー、サービス開発 / 東山動物園くらぶ 理事 / Prime numbers syndicate Fiction implementor

    名古屋における人ベースのクリエイティブの土壌を育むためにコミュニティマネージャーとしてFabCafe Nagoyaに立ち上げから携わる。

    電子工学をバックボーンに持ち科学技術への造詣が深い他、デジタルテクノロジー、UXデザインや舞台設計、楽器制作、伝統工芸、果ては動物の生態まで幅広い知見で枠にとらわれない「真面目に遊ぶ」体験づくりを軸とした多様なプロジェクトに携わる。

    インドカレーと猫が好き。アンラーニングを大切にして生きています。

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また、Melt.では物理現象を素材と捉えた設計を推進するため、測定機器やデータベース、それらを実装できる素材を日々求めております。
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Author

  • 斎藤 健太郎 / Kentaro Saito

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