Project Case

2025.3.18

【デザイン経営×錦二丁目エリア】4Days 新規事業開発に挑戦するための人材開発プログラム(前編)

新規事業を立ち上げる際に自社内だけで完結しようとすると、多角的な視点を持つことが難しくなかなか実現に至らない……。業界の垣根を超えて、さまざまな人と一緒になって作っていくことが大切。

そこでOKB総研は、中部エリア(愛知・岐阜・三重)の中堅企業を対象に、「新規事業開発に挑戦するための人材開発プログラム」を実施しました。3つ目のテーマにあたる「デザインリサーチを活用した事業プロトタイプ」ワークショップをFabCafe Nagoyaと、錦二丁目エリアに位置する喫茶七番・スペース七番、2箇所で開催。

4日間を通してデザインリサーチの手法を学び、仮説形成へと落とし込みます。そもそもなぜ、新規事業開発とデザインリサーチ、この2つが密接な関係にあるのでしょうか。そんな問いから始めましょう。前後編にわたってレポートします!

デザインリサーチにおいて考えることは作ることであり、何かを生み出す上で手を動かすことは欠かせません。これは新規事業開発にも言えること。当事者意識を持って共感し、自分なりの問いと仮説を立て、まずは作ってみる。次に、作ったもので検証することで、問いに立ち返ってはブラッシュアップする……。本ワークショップでは、このようなサイクルを繰り返し行い、問いに愛着が芽生える感覚を参加者に体感してもらいます。

舞台となる錦二丁目では、錦二丁目エリアマネジメント株式会社のメンバーが中心となり、日々街の人々とコミュニケーションを取っています。そんな同社の協力のもと、参加者一人ひとりが街に対してどうアプローチしていくかを考えていきます。

DAY1では事業に取り組むモチベーションを言語化します。「会社だったら」、「社長だったら」と考えることで生まれる制約を取っ払い、自分と向き合ってもらいました。

会場・FabCafe Nagoya前の芝生広場にて、4名1組のグループに分かれて2つのゲームを実施しました。

まずは、一人ひとことずつ話して、テーマに沿った物語をつくる「ワンワード」から。

他者がいることで予想外の方向へストーリーが展開していく。それが面白かったです。(参加者)
無茶振りをすると相手が非常に困ってしまう。相手のことを考えて発言しようと思いました。(参加者)

次に行ったのは、ポーズを取っている人(A)を見て、それを活かしたポーズを取る(B)。そこにタイトルをつける(C)。そして、Aが「サンキュー」と言ってその場から抜けてポーズを取る(D)、というのを繰り返す「サンキューゲーム」。

次の人がポーズを取りやすいように、わかりやすくポーズを取ったつもりが、逆に難しく捉えられたことも。(参加者)
待っているときはすぐにタイトルが浮かびますが、いざ自分の番になると浮かばなくて、プレッシャーのようなものを感じました。(参加者)

自分の意見を受け入れてもらえるかどうか、不安な気持ちを乗り越えてアウトプットすることと、一つの議題に対して多角的にみること。この2つをゲームを通して体感してもらいました。

身体を動かした分、脳の活性化が期待できますね。本題に戻ります。

4日間にわたる当ワークショップを3チームに分かれて進めていきます。同じ目標に向かって走っていきたいところですが、そのアプローチは人それぞれのはず。価値観が似た人と一緒に取り組み、チーム内で自分らしさを発揮するために、自己理解を深める時間を設けました。

幼少期の遊びから現在熱中しているものまで、没頭・熱中体験をポストイットに書き出して感性を紐解いていきます。中には「時代を感じますね」と、懐かしむ人もいれば、新しいと感じる人も。

さらに解像度を上げるために使用したのは、分析ツール「エンパシーマップ」。没頭・熱中体験を一つだけ選び、使っていた感覚を明らかにしました。

発表を聞きながら共通点を見つける人もちらほら。このように他者理解が自己理解につながることもあります。

ここで、チーム組成(ロジカルチーム、ひらめきチーム、パッションチーム)の時間に入ります。自分らしさを表す名称として最適なのはどこか、それぞれで考えてもらい、移動してもらった結果。なんと!均一に分散することができ、一同驚きました。

  • 名畑 恵

    錦二丁目エリアマネジメント株式会社 代表取締役
    NPO法人まちの縁側育くみ隊 代表理事

    愛知県春日井市生まれ。 (故)延藤安弘氏に師事。地域の交流居場所としての「まちの縁側」普及や、全国各地の地域活動や公共事業等にファシリテーターとして携わる。また、本拠地の名古屋錦二丁目地区には学生の頃から携わっており、「錦二丁目まちの会所」の運営や、計画づくり、活動のサポートを行ってきた。2018年3月には地縁組織と共に錦二丁目エリアマネジメント株式会社を立ち上げ、まちづくり拠点「喫茶/スペース 七番」を営む。好きなものはコーヒーとビールと家庭菜園。

    愛知県春日井市生まれ。 (故)延藤安弘氏に師事。地域の交流居場所としての「まちの縁側」普及や、全国各地の地域活動や公共事業等にファシリテーターとして携わる。また、本拠地の名古屋錦二丁目地区には学生の頃から携わっており、「錦二丁目まちの会所」の運営や、計画づくり、活動のサポートを行ってきた。2018年3月には地縁組織と共に錦二丁目エリアマネジメント株式会社を立ち上げ、まちづくり拠点「喫茶/スペース 七番」を営む。好きなものはコーヒーとビールと家庭菜園。

インプットトークでは、名畑恵さんを講師に迎え、錦二丁目の「今まで」と「これから」について講演していただきました。もともと繊維産業の街だった錦二丁目ですが、その面影はほとんど感じられません……。遡ること2000年代、今から20年前。2004年から始まった勉強会に名畑さんも参加。2011年には「まちづくり構想2011-2030」が策定されたものの、手弁当的だったと言います。「持続可能なまちづくりを目指し、再開発の拠点として錦二丁目エリアマネジメント株式会社が立ち上がりました」と名畑さん。地域資源を活かして事業を起こし、得た収益で地域の活動に還元することが彼女たちの仕事です。成功例の一つとして「屋上菜園」について話してくださいました。それは、まったく活用されていなかった屋上で作物(例:ミントやハーブ)を育てて収穫し、周辺の飲食店でメニューとして提供してもらうという事業。4年目の年に福祉事業所が自社の活動として引き取ることになり、「新規事業をプロデュースすることができた」と誇らしげに語っていました。

エリアマネジメントとは、日本語で「どうにかこうにかすること」だと思っています。これまで、どんな街にしたいか?将来を見通しながらトライアンドエラーを繰り返してきました。さまざまな企業に関わっていただきながら実証実験を行える地域にしていきたいです。皆さん(参加者)との出会いが私たちにとって宝物になるでしょう。(講師・名畑さん)

錦二丁目についての理解を深めたところで、ここからは街との関わり方を明らかにすべく、「こんな街になったら」と想像する時間です。参加者には擬似的に街の一員になってもらいました。使用するのはペルソナシートと白地図。例えばピザが好きだとして、Google Mapなどで錦二丁目にピザ屋があるかを調べてみる、といった流れです。個人ワークを終えたらチーム内で共有します。さて、どんな仮説が生まれたのでしょうか……。

街の持続性を考えて「子育て世代に住んでもらえると良い」という仮説を立てました。使える資源として、名畑さんの話にもあったように、屋上や廃ビルを活用して子育てに特化した複合ビルを作る案が出ました。

子どもたちの遊び場が少ないことがわかりました。小学校や中学校も少ないです。そういったものが増えたら子育て世代も住みやすいのではないかと考えました。

単身者もしくは家族、どちらかに焦点を当てた方が良いと思います。ただ、どちらに舵を取るのかは決め兼ねています。

現状のリサーチから見えてきた可能性を発表してもらいました。全チームに共通して言えるのは、未来につながるような関係人口を増やすことを考えていたということ。次回、DAY2では実際に錦二丁目を歩きます。きっと、見え方が変わってくるはずです。

気づかないうちに色眼鏡で物事を見ていることは多いにあります。そんな状況を打破するために必要になってくるのが「共感」。今回のキーワードです。

DAY2ではフィールドリサーチをした後、錦二丁目にゆかりのある方々へのインタビューを実施。これまでの常識や価値観を超えるような新しい感性に触れていくことを意識していきましょう。


講師の加藤 修平さん

  • 加藤修平 / Shuhei Kato

    デザインリサーチリード / デザイン思考コーチ

    東京都国立市生まれ。ケープタウン大学サステナビリティ学修士。アフリカ地域の開発の現場において、参加型デザインの手法を用いた社会課題解決のためのプロジェクトに多数携わる。「自分を変えて、社会を変える」をテーマとして、持続可能な社会の実現のためにも、自らの価値観を更新していくプロジェクトのあり方を意識して活動している。

    Hasso Plattner Institute of Design Thinking(通称d-school)認定デザイン思考コーチ。明星大学デザイン学部非常勤講師(ビジネスデザイン論)、女子美術大学共創デザイン学科非常勤講師(ファシリテーション)、こくぶんじカレッジ講師、クラブサバーブ講師。

    東京都国立市生まれ。ケープタウン大学サステナビリティ学修士。アフリカ地域の開発の現場において、参加型デザインの手法を用いた社会課題解決のためのプロジェクトに多数携わる。「自分を変えて、社会を変える」をテーマとして、持続可能な社会の実現のためにも、自らの価値観を更新していくプロジェクトのあり方を意識して活動している。

    Hasso Plattner Institute of Design Thinking(通称d-school)認定デザイン思考コーチ。明星大学デザイン学部非常勤講師(ビジネスデザイン論)、女子美術大学共創デザイン学科非常勤講師(ファシリテーション)、こくぶんじカレッジ講師、クラブサバーブ講師。

インプットトークでは、加藤修平さんを講師に迎え、デザイン思考のプロセスにおいて重要な「共感」を中心に講演していただきました。共感は大きく2つの意味に分けることができます。一つがエモーショナル・エンパシー(感情的共感)、もう一つがコグニティブ・エンパシー(認知的共感)、今回身につけていきたいのは後者。自分が他者の立場だったらどうだろうと想像することは「他者の靴を履く」こと。そのために自分の靴を脱ぐことも必要で、「デザインリサーチやデザイン思考というのはあくまで道具にすぎないですが、取り入れて実践することで新しい気づきを得ることができます。そうして自分を変えながら社会を変えていくことが大切」と加藤さん。

会場・スペース七番のフリースペースに移動。インタビューや共感において肝となる「観察」の練習を行いました。2つのグループに分かれて、最初のチームAの動きを観察したチームBがトレースします。2回目は捉えた特徴を150%にするよう、加藤さんから指示が入りました。これにより、どれだけ特徴を抜き出すことができたかが露わになります。参加者に感想を聞くと……

ぼーっと全体を見ていました。もし見られていることがわかっていたら、意識を変えて、気になった部分をじっくり見ていたかもしれません。(チームA・参加者)

ドアの取っ手を触る人がいて、わかりやすい動作があったので再現しやすかったです。(チームB・参加者)

いよいよインタビューの時間が近づいて参りました。そこで、加藤さんと、ファシリテーターを務める日高さんがペアを組んでデモンストレーションを行いました。今回の設定は「バスの利用実態についての調査」。まずは悪い例から。

加藤さんから「夜遅い時間に便数を増やそうとしています。それって便利だと思いますか」と質問があり、「便利ですね」と日高さん。これだと“YES”か“NO”でしか答えられない質問になっている、つまりは答えを誘導してしまっているとも言えます。

一方、良い例では、最初に「直近で、夜の時間にバスを使いたかったけど使えなかったという経験があれば教えていただけますか」と聞いていて、具体的なエピソードを引き出すことができそうな、可能性を秘めた質問をしています。そのため、飲み会帰りに終電を逃してしまったことがあることと、そのときに電車と徒歩、どちらで帰るか迷ったと、ヒアリングできました。さらには、「歩いて帰らないでカラオケに切り替えてもよかった」という振り返りと、その理由まで聞くことができ、解像度が高いものに。

インタビューのポイントは、今回であればバスユーザーの発言の裏にある背景や欲求を引き出すこと。そのためにオープンクエスチョンにし、行動一つひとつに対して「なぜ?」を繰り返したかどうかが良い例と悪い例の違いです。ほかにも、「焦って質問を投げかける必要はないです。相手に考える時間や思い出す時間を与えてあげてください」、「表情や仕草も見ながら聞いてみてください」と加藤さんからアドバイスをもらいました。


案内人の白石 恭一さん

すぐにインタビューに移りたいところですが、錦二丁目エリアマネジメントの皆さんの取り組みも含めて、この街について知るために、歩いて、見て、聞く時間を取りました。錦二丁目エリアマネジメント株式会社のコミュニティマネージャー、白石恭一さんが案内人を務めます。まずは、喫茶七番・スペース七番について。

「喫茶七番の目の前に、東西南北に広がる道。ここは、江戸時代から続く人々の拠り所、会所をイメージしています。当時の地図上には会所は見当たりません。再開発を行う際に新しくつくったもので、これを現代版と捉えています。錦二丁目の特長として大切に残していきたいです。」(白石さん)

  • 緑に溶け込むベンチ


  • 焼菓子とコーヒー パーラーイムオム

糸を織りなす曲線をイメージした「緑に溶け込むベンチ」をはじめ、「焼菓子とコーヒー パーラーイムオム」や古くから残るお寺にも立ち寄りました。

  • 飲食プロデューサーのAさん。
    最近、錦二丁目との関わり方に変化を感じているそう。気づけばご近所付き合いが減ってしまい、連絡先がわからない事業者が増えていると言います。

  • カフェ経営者のBさん。
    偶然にも長者町ゑびす祭の実行委員を務めたことをきっかけに、多くの社長と友人関係にあるのだとか。創業のタイミングで相談した背景があり、錦二丁目に恩返しがしたいという思いでお店をオープン。

  • 古くからまちづくりに携わるCさん。
    長者町繊維街のアーチ看板に思い入れがあるそう。「人々の心の中にある、ある意味歴史のようなものを残したい」。残ったのは2基。アート化の可能性も視野に入れていると言います。

話を聞いてからが本番!他者の視点を借りるためにしっかりと分析をしましょう。インタビュアーの名前、属性、特徴をポストイットに書き出したあと、聞いた内容を整理しました。この時点では各々の解釈を入れる必要はありません。事実にだけ向き合いましょう。

ここから難易度がグッと上がり、インサイトを抽出するフェーズへ。事実に対して「この人はこう思っているんだ」と驚く、つまり、自分が持つバイアスから外れる瞬間こそがインサイト。例えば、野球ファンの人をリサーチする場合。選手のグッズを集めるのが好きで、球場についたらすぐにガチャガチャを回してバッチを買い、好きなバッチじゃないと試合中でもSNS上で交換相手を探す、という事実があるとします。「観戦中なのにそういうことをするんだ」と思えば、それがインサイトにあたります。「インサイトが何なのか、ある程度手応えをもって理解できたら今日のゴールです」と加藤さん。どのチームもかなり苦戦していました……。

次に、インサイトの対になるニーズを見つけ出します。さきほどの例(野球ファンの人をリサーチする場合)でいうと、観戦中に選手のグッズを他のファンと交換するということは、自主的に交流しているとも言えます。もしかすると選手を「推し」として見ているかもしれませんし、推しについて語る方法が必要なのかもしれません……。このように推察していきたいところ、またしても苦戦する皆さんに「名詞で出してしまうと、それはアイデアでありソリューションになります。動詞で考えると良いですよ」とアドバイスする加藤さん。

インサイト、ニーズに続いて、最後はアイデア出し。自分なりの「問い」を投げるために、簡単な絵を描いたり、タイトルをつけたり、手と頭を動かしました。これでいこう!と思える試作品を作るまでがDAY2のミッションです。参加者からは「これ、一番難しいですよ」という声が。そうは言いつつも、懸命に励む様子が伺えました。

これまで、あらゆる角度からインプットをした参加者の皆さん。何やら面白いアイデアがあれこれと出てきました。その中から一部抜粋してお届けします!

「やる気のある人に来てもらいたい」と伺いました。長者町といえばこれ!と言える、わかりやすいイメージがあると、共感する人たちが集まると思います。その発信方法として「ネオえびす祭り(仮)」を考えました。一般向けではなく、平日に働くビジネスマンの方にも参加いただけるようなものにしたいです。(ロジカルチーム)

「昔の姿を残したい」という思いを強く感じて、長者町繊維街のアーチ看板を中心に考えました。プロジェクションマッピングを使って昔を投影したり、昔と今を融合するようなコワーキングスペースを作ったりするのはどうかと考えました。(ひらめきチーム)

「新しいお店が増えていく一方で、誰が経営しているかがわからない」ことが問題だと聞いて、連帯感が出ると良いのではないかと。そこで、ブロックごとに動物を飼って管理するアイデアが出ました。(パッションチーム)

2日間を通して何となくでもやりたいことが見えてきたことでしょう。DAY3に向けてアイデアを育てていきます。そのときに忘れてはいけないのが、さまざまな人の視点を持ちつつ(=他者の靴を履く)、その人自身になりすぎないこと。それでいて自分はどうアプローチをしたいかを考えること。参加者を見ていると、この視点の切り替え、バランス感に苦戦しているようでした。後編では輪郭のあるものへと形成していきます。どんなプロトタイプができあがるのか、どうぞお楽しみに。


  • FabCafe Nagoya

    ものづくりカフェ&クリエイティブコミュニティ

    デジタルファブリケーションマシンと制作スペースを常設した、グローバルに展開するカフェ&クリエイティブコミュニティ。
    カフェという”共創の場”でのオープンコラボレーションを通じて、東海エリアで活動するクリエイター、エンジニア、研究者、企業、自治体、教育機関のみなさまとともに、社会課題の解決を目指すプロジェクトや、手を動かし楽しみながら実践するクリエイティブ・プログラムなどを実施。
    店頭では、農場、生産者、品種や精製方法などの単位で一銘柄とした『シングルオリジン』などスペシャリティコーヒーをご提供。こだわり抜いたメニューをお楽しみいただけます。

    デジタルファブリケーションマシンと制作スペースを常設した、グローバルに展開するカフェ&クリエイティブコミュニティ。
    カフェという”共創の場”でのオープンコラボレーションを通じて、東海エリアで活動するクリエイター、エンジニア、研究者、企業、自治体、教育機関のみなさまとともに、社会課題の解決を目指すプロジェクトや、手を動かし楽しみながら実践するクリエイティブ・プログラムなどを実施。
    店頭では、農場、生産者、品種や精製方法などの単位で一銘柄とした『シングルオリジン』などスペシャリティコーヒーをご提供。こだわり抜いたメニューをお楽しみいただけます。


  • 小城 真奈

    株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター

    鍼灸師・ピラティスインストラクター。ダンス医療の環境作りやダンス医療健康科学発展を模索する中で、TedxKidsの運営に関わり、マイノリティ領域の個人や組織の思いから生まれた多様なアイデアや体験デザインに感銘を受ける。以来、フリーランスでヘルスケア事業と並走し、01支援やプロジェクトに関わる。多種多様な事業領域でのエコシステムの構築や、体験設計にプロジェクトマネージャーとして携わりたいと考え、2023年ロフトワークに入社。“エネルギーと伴走”することが好き。東洋学的には環境の変化に順応できる一白水星タイプらしいが、胃腸が弱い。

    鍼灸師・ピラティスインストラクター。ダンス医療の環境作りやダンス医療健康科学発展を模索する中で、TedxKidsの運営に関わり、マイノリティ領域の個人や組織の思いから生まれた多様なアイデアや体験デザインに感銘を受ける。以来、フリーランスでヘルスケア事業と並走し、01支援やプロジェクトに関わる。多種多様な事業領域でのエコシステムの構築や、体験設計にプロジェクトマネージャーとして携わりたいと考え、2023年ロフトワークに入社。“エネルギーと伴走”することが好き。東洋学的には環境の変化に順応できる一白水星タイプらしいが、胃腸が弱い。

  • 日髙 拓海

    株式会社ロフトワーク ゆえんユニット/プロデューサー

    法政大学社会学部でコミュニティデザインを学び、品川区役所へ入庁。教育部門と防災部門にて、コミュニケーション活性化プロジェクトや防災計画策定、システムリニューアル、服のデザイン、デザインワークショップ、写真展の企画などを手がける。在職中にデザイン学校へ通い、商業空間設計を学ぶ。「地域の人や文化、コンテンツを掛け合わせて新しい価値を生み、唯一無二の地域を共につくる。」を信念にロフトワークへ入社し、地域プロジェクトを専門とする「ゆえんユニット」に参画。プライベートではスポーツ「パデル」によるコミュニティ醸成や、海外観光客向けのイベントを開催している。米国PMI®︎認定PMP®︎保有。

    法政大学社会学部でコミュニティデザインを学び、品川区役所へ入庁。教育部門と防災部門にて、コミュニケーション活性化プロジェクトや防災計画策定、システムリニューアル、服のデザイン、デザインワークショップ、写真展の企画などを手がける。在職中にデザイン学校へ通い、商業空間設計を学ぶ。「地域の人や文化、コンテンツを掛け合わせて新しい価値を生み、唯一無二の地域を共につくる。」を信念にロフトワークへ入社し、地域プロジェクトを専門とする「ゆえんユニット」に参画。プライベートではスポーツ「パデル」によるコミュニティ醸成や、海外観光客向けのイベントを開催している。米国PMI®︎認定PMP®︎保有。

  • 山﨑 萌果

    株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター

    大阪府出身。社会教育士。幼少期より教員を志し、教育について学ぶため大学では一年間フィンランドへ留学。子ども自身の関心や問いから始まる学びの大切さを感じ、卒業後は島根県益田市に移住。教育とまちづくりに関わるスタートアップベンチャーにて、教育魅力化コーディネーターとして3年間勤務する。探究学習の授業設計・中高生向けサードプレイスの運営などの教育事業から、移住促進・関係人口創出などまちづくり事業の企画運営まで幅広く従事。より多様な人達とプロジェクトを共創することに挑戦したいと、2023年5月ロフトワークに入社。好奇心を大切に「ジェネレーター」としてのあり方を探究中。大好物はサバの姿寿司。

    大阪府出身。社会教育士。幼少期より教員を志し、教育について学ぶため大学では一年間フィンランドへ留学。子ども自身の関心や問いから始まる学びの大切さを感じ、卒業後は島根県益田市に移住。教育とまちづくりに関わるスタートアップベンチャーにて、教育魅力化コーディネーターとして3年間勤務する。探究学習の授業設計・中高生向けサードプレイスの運営などの教育事業から、移住促進・関係人口創出などまちづくり事業の企画運営まで幅広く従事。より多様な人達とプロジェクトを共創することに挑戦したいと、2023年5月ロフトワークに入社。好奇心を大切に「ジェネレーター」としてのあり方を探究中。大好物はサバの姿寿司。


  • 浅井 睦 / あさい・むつし

    Metalium llc代表
    コンセプトデザイナー / Vibes研究者

    1991年大阪府生まれ。舞鶴工業高等専門学校機械工学科修了。IAMAS 博士課程前期在学中

    メタ思考から捉えることのできる感覚を「Metalium」という素材として捉え、日常にそっと置きたくなる不思議な感覚の日用品と、特別な体験ができるイベントや体験会などの非日用品を制作する事業を展開するMetalium llcを創業。
    代表的な事業として、メタ思考から発生する事象を素材として捉え、活用技術の探求を行うオープンラボ高次素材設計技術研究舎 Melt.の運営を行う。

    Metalium llc. https://scrapbox.io/metalium/

    高次素材設計技術研究舎 -Melt. https://scrapbox.io/meltarchives/

    1991年大阪府生まれ。舞鶴工業高等専門学校機械工学科修了。IAMAS 博士課程前期在学中

    メタ思考から捉えることのできる感覚を「Metalium」という素材として捉え、日常にそっと置きたくなる不思議な感覚の日用品と、特別な体験ができるイベントや体験会などの非日用品を制作する事業を展開するMetalium llcを創業。
    代表的な事業として、メタ思考から発生する事象を素材として捉え、活用技術の探求を行うオープンラボ高次素材設計技術研究舎 Melt.の運営を行う。

    Metalium llc. https://scrapbox.io/metalium/

    高次素材設計技術研究舎 -Melt. https://scrapbox.io/meltarchives/

  • 野口桃江

    アーティスト/音楽家

    器楽曲から電子音楽の作曲、センサーを用いた即興演奏、インスタレーション作品の創作など、多岐にわたる活動を行う。創作と並行し、ワークショップを通じて多様な人々との創造的な交流をライフワークとする。 桐朋学園大学音楽学部作曲理論学科卒業。同大学研究科修了後、ハーグ王立音楽院アートサイエンス学科より音楽修士号を取得。 代表作に、EVをアート化する《QUENELLE―感覚つながる小型EV》古いピアノに触れた人の脈拍を音楽に変えて甦らせる《Hacked piano : Revivify 52328》、光と霧を扱ったインスタレーション《Harmony of the Spheres》、打楽器曲《Π for solo percussion》がある。また、共著に『演劇と音楽の創作ワークショップ』(東京大学出版会、2024)がある。 作品はフランス最大規模の光の祭典「Fête des Lumières」をはじめ、日欧各地のフェスティバル、コンサート、学会で発表されている。近年は、株式会社SUBARU本社内での展示をはじめ、企業や自治体との協働プロジェクトにもアーティストとして関わっている。長久手市社会教育委員および生涯学習プラン策定委員。

    器楽曲から電子音楽の作曲、センサーを用いた即興演奏、インスタレーション作品の創作など、多岐にわたる活動を行う。創作と並行し、ワークショップを通じて多様な人々との創造的な交流をライフワークとする。 桐朋学園大学音楽学部作曲理論学科卒業。同大学研究科修了後、ハーグ王立音楽院アートサイエンス学科より音楽修士号を取得。 代表作に、EVをアート化する《QUENELLE―感覚つながる小型EV》古いピアノに触れた人の脈拍を音楽に変えて甦らせる《Hacked piano : Revivify 52328》、光と霧を扱ったインスタレーション《Harmony of the Spheres》、打楽器曲《Π for solo percussion》がある。また、共著に『演劇と音楽の創作ワークショップ』(東京大学出版会、2024)がある。 作品はフランス最大規模の光の祭典「Fête des Lumières」をはじめ、日欧各地のフェスティバル、コンサート、学会で発表されている。近年は、株式会社SUBARU本社内での展示をはじめ、企業や自治体との協働プロジェクトにもアーティストとして関わっている。長久手市社会教育委員および生涯学習プラン策定委員。

  • 萩原大輔

    株式会社GOCCO ディレクター

    1982年愛知県名古屋市生まれ。デザインとテクノロジーを結び付け、今よりも半歩先の未来のコンテンツ開発に取り組む。近年は食品開発をはじめ、エンタメ開発から宇宙開発まで幅広く活動する。苔とカビとキノコの研究を行っており、ナウシカの腐海の研究室のようなものを作りたいと思いながら、世の中の隙間を観察しストリートアート活動を行っている。

    1982年愛知県名古屋市生まれ。デザインとテクノロジーを結び付け、今よりも半歩先の未来のコンテンツ開発に取り組む。近年は食品開発をはじめ、エンタメ開発から宇宙開発まで幅広く活動する。苔とカビとキノコの研究を行っており、ナウシカの腐海の研究室のようなものを作りたいと思いながら、世の中の隙間を観察しストリートアート活動を行っている。


  • 斎藤 健太郎 / Kentaro Saito

    FabCafe Nagoyaプログラム・マネジャー、サービス開発 / 東山動物園くらぶ 理事 / Prime numbers syndicate Fiction implementor

    名古屋における人ベースのクリエイティブの土壌を育むためにコミュニティマネージャーとしてFabCafe Nagoyaに立ち上げから携わる。

    電子工学をバックボーンに持ち科学技術への造詣が深い他、デジタルテクノロジー、UXデザインや舞台設計、楽器制作、伝統工芸、果ては動物の生態まで幅広い知見で枠にとらわれない「真面目に遊ぶ」体験づくりを軸とした多様なプロジェクトに携わる。

    インドカレーと猫が好き。アンラーニングを大切にして生きています。

    「コンピュテーショナル食感デザインプロジェクト」にて第1回 Tech Direction Awards R&D / Prototype Bronze受賞
    https://award.tech-director.org/winner01

    名古屋における人ベースのクリエイティブの土壌を育むためにコミュニティマネージャーとしてFabCafe Nagoyaに立ち上げから携わる。

    電子工学をバックボーンに持ち科学技術への造詣が深い他、デジタルテクノロジー、UXデザインや舞台設計、楽器制作、伝統工芸、果ては動物の生態まで幅広い知見で枠にとらわれない「真面目に遊ぶ」体験づくりを軸とした多様なプロジェクトに携わる。

    インドカレーと猫が好き。アンラーニングを大切にして生きています。

    「コンピュテーショナル食感デザインプロジェクト」にて第1回 Tech Direction Awards R&D / Prototype Bronze受賞
    https://award.tech-director.org/winner01


  • 森田 湧登 / Yuto Morita

    FabCafe Nagoya ディレクター

    愛知で育まれた人間。名古屋大学大学院工学研究科物質プロセス工学専攻修了。

    人々の心がうねる瞬間が好きで、学問やデザイン、音楽やパフォーマンスなど物事をつくることに広く興味を抱く。在学時代、野良で見境なく学問やデザインに取り組む中で「はじまり」のデザインを実験したいと思い、FabCafe Nagoyaに参加。

    エレクトーンとアイスクリームが好き。コール&レスポンスは世界を救うと思っているし、実はアイスクリーム屋さんでもある。

    愛知で育まれた人間。名古屋大学大学院工学研究科物質プロセス工学専攻修了。

    人々の心がうねる瞬間が好きで、学問やデザイン、音楽やパフォーマンスなど物事をつくることに広く興味を抱く。在学時代、野良で見境なく学問やデザインに取り組む中で「はじまり」のデザインを実験したいと思い、FabCafe Nagoyaに参加。

    エレクトーンとアイスクリームが好き。コール&レスポンスは世界を救うと思っているし、実はアイスクリーム屋さんでもある。

  • 一色寛登

    FabCafe Nagoya アシスタントディレクター

    名古屋市出身。九州大学大学院統合新領域学府ユーザー感性学専攻 修士課程に在籍
    「まちを楽しむ人を増やす」そんな想いをもとに、ヒトとマチを結ぶ場所や仕組みを研究しています
    なんだか楽しそうな場所だなっと思い、最近FabCafe Nagoyaに入り浸るようになりました

    名古屋市出身。九州大学大学院統合新領域学府ユーザー感性学専攻 修士課程に在籍
    「まちを楽しむ人を増やす」そんな想いをもとに、ヒトとマチを結ぶ場所や仕組みを研究しています
    なんだか楽しそうな場所だなっと思い、最近FabCafe Nagoyaに入り浸るようになりました

本事業は、令和6年度「中堅・中核企業の経営力強化支援事業補助金(プラットフォーム構築による新事業展開等支援事業)」(経済産業省)により実施しています。

Author

  • Re!na

    ライター・編集者

    愛知県名古屋市出身、東京都在住。ローカルWebメディアにて、グルメ記事を書き続けることで違和感を覚える。紙・Web問わず“人”にフォーカスした取材記事を中心に執筆。耳のお供はポッドキャスト。本とコーヒーと、ギャラリーがあれば、どこでも生きていけそうです。

    愛知県名古屋市出身、東京都在住。ローカルWebメディアにて、グルメ記事を書き続けることで違和感を覚える。紙・Web問わず“人”にフォーカスした取材記事を中心に執筆。耳のお供はポッドキャスト。本とコーヒーと、ギャラリーがあれば、どこでも生きていけそうです。

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