Exhibition

Exhibition:環世界とセンシングのスタディ展

寄生から考えるUXデザインの共同研究から生まれた10のプロトタイプ

  • #予約不要
  • #入場無料

本展示は、環世界の視点で人間の行動変容を促す装置を考える2ヶ月間の共同実験から生まれた10つのプロトタイプ展です。メンバーが任意で決めた人以外の生物が、人の行動をハックしたり、人の意思に反して働いたり、あるいは、純粋に環世界を体感させるための装置を考え、プロトタイプとして表現しました。多彩なメンバーから生まれた着想をぜひご覧ください。

期間中、希望者に企画チームより作品をご案内できます。ご興味をお持ちの方は、来店希望日時とともにSPCSのインスタグラムかメールアドレスにご連絡ください。(必ずしもご希望に添えない可能性がありますので、いくつか候補をいただけますと幸いです)
SPCS事務局(浦野奈美、ジーナ・グーズビー)
spcs@loftwork.com
https://www.instagram.com/spcs_fabcafekyoto/

2024.7.9 (火) – 2024.7.20 (土)  UTC+09:00

展示時間:火〜土: 11:00-19:00、日・月:休館

FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO) | Google mapで開く

観覧無料 (座席を使用される場合はカフェメニューをご注文ください。)

Share

予約不要

環世界の視点を体験デザインに接続するプロトタイプを展示

本展示は、環世界の視点で人間の行動変容を促す装置を考える共同実験から生まれた10つのプロトタイプ展です。メンバーが任意で決めた人以外の生物が、人の行動をハックさせたり、人の意思に反して働いたり、あるいは、純粋に環世界を体感させるための装置を考え、プロトタイプとして表現しました。

「寄生」をテーマに人の行動変容を促すデザインを考える思考実験

環境問題や生物多様性という課題はあらゆる人間活動において大きく立ちはだかっています。しかし、根本的に我々は自分の幸福のために選択し、行動します。だから、環境保護活動が自分ではない他者のための貢献であり、それが自分の欲求と結びついていないことで、一時的な活動に止まってしまうこともあるのではないでしょうか。では、人間が負荷をかけている生物のニーズをあたかも自分のニーズだと勘違いさせてしまうことで、人間の行動変容を促すことができないか。そのヒントが「寄生」にあるのではないか。

本プロジェクトは、自分以外の生物の意図によって人間の行動がハックされてしまうデザインを寄生のメカニズムから探ろうとする思考実験です。

菌に寄生される、いわゆるゾンビアリにインスピレーションを得て、人間と自然の関係を反転させるロボットを作ったバイオアーティストのアナ・ローラ・カンテラさん。彼女を講師に迎え、寄生をテーマに、人間の行動変容を促す装置を考える共同実験プログラムを2024年5月から2ヶ月間にわたって開催しました。多彩なメンバーから生まれた9つのプロトタイプを展示します。

期間中、希望者に企画チームより作品をご案内できます。ご興味をお持ちの方は、来店希望日時とともにSPCSのインスタグラムかメールアドレスにご連絡ください。(必ずしもご希望に添えない可能性がありますので、いくつか候補をいただけますと幸いです)

SPCS事務局(浦野奈美、ジーナ・グーズビー)
spcs@loftwork.com
https://www.instagram.com/spcs_fabcafekyoto/

2ヶ月間のワークのゲスト講師は、アルゼンチンを拠点に活躍するバイオアーティスト、Ana Laura Canteraさん。彼女は「Invisible cartographies」という、ロボット(人間)の動きが別の生物(作品ではキノコ)によってコントロールされるという、ゾンビアリ(※)にインスピレーションを得た作品を作っています。ワークでは、「Invisible cartographies」の背景にある彼女の思考を一緒にたどり、この作品をインスピレーションにして、別の生物の意図で人間の行動がハックされてしまう装置をプロトタイプしました。

※ ゾンビアリ:タイワンアリタケ(Ophiocordyceps unilateralis)という菌によって寄生されたアリのことを、身体を操作されて木に登り胞子を撒き散らすことから、俗称でゾンビアリと呼ぶことがある。

プロセスごとにアルゼンチンと繋ぎ、フィードバックをもらいながらワークを進めた

今回のワークショップでは、参加者のアイデアをプロトタイプするため、各参加者にソニーのIoT実装ツール「MESH™(メッシュ)」のブロックを1セット貸与し、アイデアのプロトタイプに臨みました。(自分で用意したツールを用いた方もいました)。

7種類のセンシング/アウトプットのブロックとアプリケーションを用いて直感的に実装できることから、プログラミングの経験がない人でも使いやすいツールとして、義務教育教材としても活用されているMESH。メンバーも自由にアイデアを試していました。

また、ワークを通して、MESH開発者の萩原丈博さんが伴走。メンバーへの技術面の指導やアイデアを形にするためのアドバイスを行いました。

参加者全員にMESH™を貸与。1ヶ月間でアイデアのプロトタイプを制作した

MESH開発者の萩原丈博さんが技術支援でワークに伴走した

今回の展示に参加したメンバーは10名。教師、プロダクトデザイナー、アーティスト、学生、建築家など、多彩なメンバーが難しいテーマに取り組みました。
※以下の文章はいずれも本人自身の自己紹介文

  • 中矢 知宏|Tomohiro Nakaya

    Digital creator, photo / videographer, engineer、企業にも勤める2児の父。家族の成長を色鮮やかに残すMoments VLOGの制作を中心に、クリエイティブユニットxoriumのメンバーとしても制作活動に取り組む。

  • 長谷部 臣哉|Shinya Hasebe

    現在はインハウスのプロダクトデザイナー。個人的にインスターレーションやXRの作品を発表しています。

  • 長谷川 陽伸|Yoshin Hasegawa

    木材を扱うメーカーに勤めています。モノづくりを通して出会うご縁を大切にしています。

  • 近本 功司|Koji Chikamoto

    アーティスト、パフォーマー。
    現在はパフォーマンスアートや即興表現を中心に活動中。元製造業社内システムエンジニア。

  • BREBO

    ブレッドボードのように色々試してみることができる場所であるといいなという意味で BREBO としています。

  • 新名さくら|Sakura Niina

    大学では問いを立てるデザイン、スペキュラティブデザインを学び、今年度卒業。昔から自然や生き物に触れるのが好きで、自然・生き物の生態から得られる気づきやインスピレーションをもとに作品制作をしている。

  • ハマベ レミ、キタダ メグミ、北川 浩明、池内 宏行

    神戸は兵庫区にある木材加工所の跡地を引継ぎ、3チームでオフィスを構えています。

    そこに在るものとどう向き合うかを考えながら、林業がない神戸での木資源の循環や流通、ものづくりの在り方を模索しています。次の世代にどんなバトンを渡せるかを大切にみんなでよく雑談をし、各々のアウトプットに展開しています。これから、木材加工所で子どもたちと学び合う場も実践してみたいと計画中です。

  • タゴチャン|Tago-chan

    大学、大学院を通して現代美術について学ぶ。芸術大学で助手を務め、アートプロジェクトの運営などにも参加。その後、現在はプログラマーをしながら制作活動を続けている。

  • おぎまな|ogimana

    鍼灸師・ピラティスインストラクター・プロジェクトマネージャー

    クリエイターや研究者など様々なバックグランドのチームで、共創プロジェクトを実践。エネルギーと伴走すること、フィールドワーク、動きの鑑賞が好き。

  • 加藤 明洋|Akihiro Kato

    ウェブ・エンジニアリングを専門として、ブロックチェーン、ゲーム、彫刻、ロボット、映像など、多様な素材、デジタル/フィジカルメディアを融合した作品を制作している。

マイクロバイオーム、放射線、ウィルス、細菌。コントロールできない自然の力は、厄介者やエラーと扱われることも多く、多くの排除や操作がおこなわれてきました。しかし、人間が操作できない生物のパワーをいかにポジティブに捉え直し、遊び、クリエイティブに生かす器をデザインできるかが、これからの活動のポイントとなってくるでしょう。

SPCS(スピーシーズ)は、プロトタイピングしながら自然のアンコントローラビリティを探究する活動体です。自身の好奇心や課題感と自然のメカニズムをリンク・身体化させ、価値観や手法をアップデートさせるべく、領域横断の実験を行っています。

活動全体のコンセプト/過去の活動は  こちら>>

Lecturer

  • Ana Laura Cantera

    UNITREF University バイオエレクトロニック・アーティスト、研究者、教授

    バイオエレクトロニック・アーティスト、研究者、教授。国立トレスデフェブレロ大学(UNTREF)でエレクトロニック・アートの修士号を取得。ラスアルテス大学(UNA)でビジュアル・アートの学士号と、アート教育の学位を取得する。彼女の作品は、自然、地域、人間以外の生物との対等な関わり合いをコンセプトにしている。設立した菌糸体についての研究ラボ、Mycocreaでは、デザインを成長させ、新しいバイオマテリアルの研究を行っている。最近では、MITのGlobal Community Bio Fellowsにてフェローシップを授与し、コンコルディア大学でのELAP Emerging Leaders in the Americas Programを修了。Itaú Artes Visualesではロボティック・アート部門で最優秀賞を受賞した。

    バイオエレクトロニック・アーティスト、研究者、教授。国立トレスデフェブレロ大学(UNTREF)でエレクトロニック・アートの修士号を取得。ラスアルテス大学(UNA)でビジュアル・アートの学士号と、アート教育の学位を取得する。彼女の作品は、自然、地域、人間以外の生物との対等な関わり合いをコンセプトにしている。設立した菌糸体についての研究ラボ、Mycocreaでは、デザインを成長させ、新しいバイオマテリアルの研究を行っている。最近では、MITのGlobal Community Bio Fellowsにてフェローシップを授与し、コンコルディア大学でのELAP Emerging Leaders in the Americas Programを修了。Itaú Artes Visualesではロボティック・アート部門で最優秀賞を受賞した。

  • 萩原 丈博

    ソニーマーケティング株式会社 MESH事業室 室長

    ソニー入社後、ネットワークサービスの企画開発や、機械学習など知的情報処理の研究開発に従事。2011年-2012年スタンフォード大学訪問研究員として、Human Computer Interaction領域で研究。2012年にMESHの原型となるプロジェクトをスタートし、2015年に事業化。 MESHは現在、全国各地の小学校プログラミング教育や、大学などの高等教育、社会人の研修等に活用されている。コンピューターテクノロジーを文房具のように誰でもアクセス可能なものにすることで、人々の創造性を支援していくことを目指している。MESHはグッドデザイン未来づくりデザイン賞、キッズデザイン優秀賞など受賞。

    ソニー入社後、ネットワークサービスの企画開発や、機械学習など知的情報処理の研究開発に従事。2011年-2012年スタンフォード大学訪問研究員として、Human Computer Interaction領域で研究。2012年にMESHの原型となるプロジェクトをスタートし、2015年に事業化。 MESHは現在、全国各地の小学校プログラミング教育や、大学などの高等教育、社会人の研修等に活用されている。コンピューターテクノロジーを文房具のように誰でもアクセス可能なものにすることで、人々の創造性を支援していくことを目指している。MESHはグッドデザイン未来づくりデザイン賞、キッズデザイン優秀賞など受賞。

Organizer

Information

日時

2024.7.9 (火) – 2024.7.20 (土) 展示時間:火〜土: 11:00-19:00、日・月:休館 UTC+09:00

会場

FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554

■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分

■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分

※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
Google mapで開く

参加費

観覧無料 (座席を使用される場合はカフェメニューをご注文ください。)

オーガナイザー

主催: SPCS, FabCafe Kyoto, Loftwork Kyoto

予約不要

FabCafe Newsletter

新しいTechとクリエイティブのトレンド、
FabCafeで開催されるイベントの情報をお伝えします。